韓国ドラマの定番である復讐劇や愛憎劇で欠かせないのが、視聴者の怒りを誘う悪役たちですよね。
悪役のインパクトが強烈であればあるほどヒロインは光り輝き、魅力的に見えるものです。
そこで今回も第二弾として、卓越した演技力で作品を盛り上げ、見事な悪役ぶりを披露した人気韓国女優を更に6人ご紹介します。
早速「悪女役」が似合いすぎる美人女優を6人ご紹介していきましょう。
最初にご紹介するのは、短編映画や演劇で磨かれた演技が光る女優イム・ジヨンさんです。
1990年6月23日 ソウル特別市生まれの33歳(2024年1月現在)。
2014年に、映画「情愛中毒」でデビューすると、その演技が高く評価され数々の新人女優賞を受賞します。
続いて2015年のドラマ「上流社会」や2016年「テバク〜運命の瞬間〜」などに出演し存在感を発揮しました。
もともと短編映画の世界では、個性のある顔と演技の上手な新鋭として有名だったそうです。
そして2022年「ザ・グローリー〜輝かしき復讐〜」では、主人公をいじめる役を演じ、注目を浴びました。
本作品は、高校時代に経験した壮絶ないじめと暴力によって魂まで破壊されたソン・ヘギョさん演じるムン・ドンウンが、18年かけて加害者たちに復讐する物語です。
ここでイム・ジヨンさんは、いじめの主犯格であるヨンジンを演じますが、この作品が悪役初挑戦だったものの、迫力たっぷりの悪役ぶりが話題を呼びました。
尚、本ドラマの撮影後、対立関係を演じたイ・ドヒョンさんとの熱愛が発覚しています。
続いてご紹介するのは、安定した演技力と目力の強さが印象的な女優イ・ユリさんです。
1980年1月28日 ソウル市生まれの44歳(2024年1月現在)。
2000年、ドラマの出演者を決めるオーディションで落選するものの、「端役でもいいから出演させてほしい」と懇願して女優デビューを果たしたという逸話の持ち主です。
2001年のドラマ「明成皇后」や「愛はこんなもの」に出演して知名度を上げました。
その後、2011年の「きらきら光る」や2012年の「福寿草」など、自身が出演したドラマが次々と高視聴率を記録します。
そして2014年には、「私はチャンボリ!」での演技が評価され、演技大賞・大賞とPD賞を受賞。
それまでイ・ユリさんは、真面目なイメージで好感度の高い女優でしたが、本作品では一転して、主人公を敵対視する悪女役が好評で今回の受賞に至りました。
最終回には視聴率40%を超える大ヒットドラマとなっています。
配役のせいで、イ・ユリさんといえば「悪女」というイメージが強いですが、バラエティ番組のMCにも挑戦するなど、明るくて社交的な性格の持ち主で、韓国のお茶の間を盛り上げてくれています。
韓国では「国民悪女ヨン・ミンジョンから国民の嫁に大変身」と言われるほど大人気です。
三人目にご紹介するのは、神秘的な美しさを持った女優イ・エリヤさんです。
1990年2月19日 チャンウォン市生まれの33歳(2024年1月現在)。
2013年のドラマ「バスケットボール」の主役でデビューしますが、数年間は主要な脇役を務めます。
そして2018年、究極のマクチャンドラマと言われ、最高視聴率18%を記録したヒット作「皇后の品格」に出演、イ・エリヤさんは、皇帝イ・ヒョクと不倫関係を築き、邪魔な存在を危機に陥れるずる賢い悪女を演じました。
刻々と変化する感情を鮮やかに表現する演技力は見事で、「世紀の悪女誕生」と、韓ドラファンから高い評価を受けています。
同作の活躍で主演級女優に成長したイ・エリヤさんは、「補佐官」、「模範刑事」、「ハンムラビ法廷」に主要キャストで出演し注目を浴びることになります。
四人目にご紹介するのは、「アイリス」での好演で、日本でも注目を浴びた実力派女優キム・ソヨンさんです。
1980年11月2日 ソウル市生まれの43歳(2024年1月現在)。
1994年にドラマ「恐竜先生」でデビューすると、2009年の「アイリス」の出演により演技大賞・人気賞を受賞。
また、2016年に放送された連続テレビドラマ「ハッピー・レストラン」の演技が評価され、TV演技大賞とスター賞など次々と受賞しました。
そして、2020年からの連続テレビドラマ「ペントハウス」におけるチョン・ソジン役の演技が評価され、2021年に百想芸術大賞で女性最優秀演技賞を受賞。
本作品は、欲望と愛憎にまみれた強烈なストーリーが話題を呼び、「21世紀最高のマクチャンドラマ」とファンを熱狂させました。
シーズン1、2ともに最高視聴率30%を突破し、演技大賞でも最多の9冠を獲得するなど、名実ともに2020年を代表するドラマとなりました。
キム・ソヨンさんは、2000年の「イヴのすべて」以来、約15年ぶりとなる悪役でしたが、本作でも、欲望にかられ他人を蹴落とし這い上がるチョン・ソジンを熱演し、全身全霊を込めた迫力の演技で、韓流ドラマ史に残る「稀代の悪女」とまで称賛されました。
五人目にご紹介するのは、CMガールとしても活躍し「太陽の末裔」でブレイクした女優のキム・ジウォンさんです。1992年10月19日 ソウル市生まれの31歳(2024年1月現在)。
2010年、「ロリポップ」のCMでデビューすると、その後、清涼飲料水のCMで一躍有名になります。
また2011年頃から女優活動を始め、ドラマ「ハイキック3 -短足の逆襲-」ではOSTにも参加。
その後2013年に、ドラマ「相続者たち」に出演し知名度を上げて、演技大賞・ニュースター賞を受賞しました。
そして2016年に、最高視聴率42%を記録した大ヒットドラマ「太陽の末裔」で、メインキャストの1人である軍医役を演じて、人気女優の仲間入りを果たします
続く2017年には、パク・ソジュンさんと共演した「サム、マイウェイ」でヒロインを務め、コメディエンヌとしての才能も開花させました。
「相続者たち」の出演では、主人公の許嫁役として登場し、高級ブランドで全身を着飾り、主人公が心を寄せるヒロインに嫌がらせをする演技を披露しました。
キツい性格ですが小悪魔的なかわいさもあり、虜になる視聴者が続出したと言います。
最後にご紹介するのは、「太陽を抱く月」で一躍注目を浴びた、歌手出身の女優キム・ミンソさんです。
1984年3月16日 ソウル市生まれの39歳(2024年1月現在)。
過去にガールズグループ「Mint」として活動していましたが、2008年に「愛してる」に端役で出演し、ドラマデビューを果たします。
その後2010年に、「赤と黒」や「トキメキ☆成均館スキャンダル」など連続ドラマに助演として出演。
2011年には、ドラマ「童顔美女」にヒロインの上司役で出演しました。
そして、2012と2013年には「太陽を抱く月」と「7級公務員」の連続ドラマ二作に出演しています。
「太陽を抱く月」は、40%を超える視聴率を記録し、シンドローム級のヒットを飛ばした大人気史劇です。同作では主演俳優陣の演技に加え、大注目されたのが悪役を演じたキム・ミンソさんでした。
ヒロインの死を闇に葬ったことで世子嬪の地位を手に入れるユン・ボギョン役を熱演。
辛酸と苦悩に悩まされる人間味溢れる悪役演技が視聴者から絶賛されました。
彼女なくして「太陽を抱く月」のヒットはなかったといっても過言ではない熱演は一見の価値があります。
いかがでしたか?
今回は好評の「悪女」シリーズ、パート2として悪女役でインパクトを残した女優さんを紹介してきました。
悪女という役柄で視聴者から嫌われる対象となることも多いようですが、ドラマや映画作品には欠かせない存在であり、女優さんの新たな一面を見ることができるのも楽しみの1つですね。