【韓国ドラマ】代役がヒットした女優7選!本当は誰にオファーしていたの?

韓流

ドラマの制作では、その役柄に合う人を選んで声を掛けますが、受ける側では様ざまな理由で断ることもあります。

そして誰かが断った役を引き受け、成功を収めた俳優もたくさんいます。

今回は、めぐってきたチャンスを見事につかみ、代役で成功した韓国女優と、最初にオファーを断った、各7人を紹介します。

【韓国ドラマ】代役がヒットした女優7選!本当は誰にオファーしていたの?

 

チャングムの誓い イ・ヨンエ

イ・ヨンエ1

最初にご紹介するのは、2003年公開の「チャングムの誓い」で、主人公チャングムを代役で演じたイ・ヨンエさんです。

本ドラマは、不幸な家庭環境に生まれた主人公チャングムが、宮廷料理人や女医として活躍し、「大長今」の称号をもらうまでの波乱の半生を描いた作品で、アジア中で大ヒットとなりました。

イ・ヨンエ2

しかし、このヒロイン役には、当初、ドラマ「ホテリアー」でお馴染みのソン・ユナさん(当時34歳)が予定されていたそうです。

ソン・ユナ1

ソン・ユナさんは、名門漢陽大学に首席で入学した、まさに「才色兼備」の女優で、「お嫁さんにしたい女優ナンバー1」にも選ばれ、長い間トップ女優として君臨してきました。
またアジア各国で人気を博した「ホテリアー」では、ぺ・ヨンジュンさんの相手役を演じて話題になっています。

ソン・ユナ2

そのユナさんは、「時代劇という設定に不安がある」と、出演を辞退したそうです。
実は、続いてオファーされたイ・ヨンエさん(当時37歳)も、当初は「関心がない」と、出演に消極的だったそうです。

イ・ヨンエ3

イ・ヨンエさんは、10代の頃から雑誌モデルとして活躍し、その後CMにも多数出演。
1993年にドラマデビューします。

映画「JSA」公開時に来日した際は、その美しさにマスコミも騒然となったそうです。
本ドラマの主演の代役を務め、日本でも2005年に、NHK総合テレビで放送され、大変人気を博しました。

黄金の私の人生 シン・ヘソン 

シン・ヘソン1

続いてご紹介するのは、2017年公開の「黄金の私の人生」で、ヒロインのジアンの代役を演じたシン・ヘソンさんです。

本作品は、金もコネもない不運なヒロインのジアンと、財閥三世のドギョンのロマンチックな恋を中心に、周囲の人々のさまざまな人間模様を織り交ぜながら描き出す感動のヒューマンドラマ。
全70話という長いドラマにも関わらず、視聴率47%という驚異的な数字を叩き出しました。

シン・ヘソン2

もともと本ヒロイン役には、ユイさんがオファーされていました。

ユイ1

ユイさんは、2009年にガールズグループ「After School」の6番目のメンバーとしてデビュー。
またドラマ「善徳女王」や「美男ですね」への出演で、女優としての才能も開花させ、人気も急上昇すると、バラエティ番組やCMにもひっぱりだことなりました。

ユイ2

このオファーを断った理由は、元東方神起・ジェジュンさん主演ドラマからもオファーがきていて、そちらを選んだためと言われています。
また、話の長さにも人気女優としては抵抗感があったのかもしれません。

ユイ3

一方、代役を引き受けることになったシン・ヘソンさんは、「視聴率クイーン」と言われるほど、韓国のみならず日本でも人気の女優です。

最近では、2023年のドラマ「サムダルリへようこそ」や「生まれ変わってもよろしく」で主演を務めるなど、人気作に引っ張りだこで、ラブコメでのキュートな演技が視聴者に愛されています。

シン・ヘソン3

「黄金の私の人生」で初めて主役に抜擢され、2017年のKBS演技大賞・長編ドラマ優秀演技賞を受賞しました。代役を引き受けたことが、主演女優としての地位を確固たるものにしたと言えます。

春のワルツ ハン・ヒョジュ

ハン・ヒョジュ1

三番目にご紹介するのは、2006年公開の「春のワルツ」で、ヒロインの代役を演じたハン・ヒョジュさんです。

本作品は、四季シリーズの最終章。すでに認知度のある俳優を、主役に据えた前三作とは異なり、本作では主人公二人に新人を起用したことでも話題になりました。
そしてハン・ヒョジュさんには、「春のワルツ」に出演しなければ、後の大ヒットドラマ「トンイ」に出演することもなかっただろうと言われるほど、重要な転機になりました。

ハン・ヒョジュ2

もともとユン・ソクホ監督は、主役のソ・ドヨンさんとの相性も考慮し、相手役にソン・ユリさんをキャスティングしていたそうです。

ソン・ユリ1

ソン・ユリさんは、アイドルグループ「ピンクル」のメンバーとして1998年にデビューし、多くのヒット曲を生み出して「K-POP界の妖精」とも言われました。

その後は、女優としての活動が多く、2016年「モンスター~その愛と復讐~」や、2011年「ロマンスタウン」、2013年「私の10年の秘密」など、数々のドラマで主演として活躍しています。

ハン・ヒョジュ3

しかし、ソン・ユリさんの事務所は、受ける条件として、主役のソ・ドヨンさんの代わりに事務所の俳優を使うことを迫ったため、交渉決裂となりました。
そして「春のワルツ」のヒロインの代役として、ハン・ヒョジュさんに白羽の矢がたったと言われています。

ハン・ヒョジュ4

ハン・ヒョジュさんは、2005年に女優デビュー。
翌年、「春のワルツ」のヒロインに抜てきされ一躍脚光を浴び、2009年に主演を務めたドラマ「華麗なる遺産」は、韓国で47%の高視聴率を記録。

ハン・ヒョジュ5

そして、2010年の大河ドラマ「トンイ」ではタイトルロールを演じ、主演女優としての地位を確立しました。

また!?オ・ヘヨン 〜僕が愛した未来〜 ソ・ヒョンジン

ソ・ヒョンジン1

四番目にご紹介するのは、2016年のドラマ「また!?オ・ヘヨン 〜僕が愛した未来〜」で、ヒロインの代役を演じたソ・ヒョンジンさんです。

本作品は、美人で優秀なオ・ヘヨンに、いたって平凡なオ・ヘヨンという同姓同名の二人と、とつぜん予知能力を獲得した男性の三人が繰り広げるラブストーリーです。

ソ・ヒョンジン2

もともと、本作品のヒロイン役は、キム・アジュンさんや、チェ・ガンヒさんにオファーがいっていたといいます。

キム・アジュン
しかし二人とも他の作品を選択し、しばらく後に、ソ・ヒョンジンさんがオ・ヘヨン役を務めることになったそうです。

チェ・ガンヒ1

キム・アジュンさんは、この頃はドラマや映画など撮影に忙しく、スケジュール的に出演は難しかったようです。また、非常に多くの作品に出演されているチェ・ガンヒさんも、当時は50話もあるドラマ「華麗なる誘惑」に出演されていたこともあって、スケジュールが都合つかなかったとのこと。

華麗なる誘惑

オファーを受けたソ・ヒョンジンさんは、2001年、アイドルグループ「M.I.L.K」のメンバーとしてデビュー。その後、女優に転向し、2006年の「ファン・ジニ」、2011年「相棒〜チャクペ〜」、2012年「神々の晩餐」などのドラマに出演。そして2013年に、「帝王の娘スベクヒャン」のタイトルロールに抜擢されています。

帝王の娘

本ドラマは大成功を収め、ソ・ヒョンジンさんは名実共にロマンティク・コメディのクイーンに定着。多くの広告などに出演するなど、俳優として新しい転機を迎えることとなりました。

冬のソナタ チェ・ジウ

チェ・ジウ1

五番目にご紹介するのは、2002年のドラマ「冬のソナタ」で、ヒロインの代役を演じたチェ・ジウさんです。

本作品は、「四季シリーズ第2弾」として放送され、同シリーズ最大のヒットを記録し、韓国のみならず、日本でも大ヒットして第一次韓流ブームを巻き起こしました。
なんといってもペ・ヨンジュンさんとチェ・ジウさんの、二人の内から溢れ出る清らかさと善良さが、視聴者の心を掴みました。

チェ・ジウ2

その「冬のソナタ」のヒロインといえば「ジウ姫」との愛称で呼ばれ、ファンに愛されたチェ・ジウさんです。
しかし、当初からチェ・ジウさんにオファーがいっていた訳ではなく、その前に、キム・ヒソンさんに出演の依頼をしていたんだそうです。

キム・ヒソン1

キム・ヒソンさんは、脚本家や監督にとても人気が高いようで、非常に多くの作品に出演オファーがあるといいます。しかし、断った作品がヒットするとは、何と皮肉なことでしょうか?

また、キム・ヒソンさんだけではなくイ・ヨンエさんだったとの話もあります。
「宮廷女官チャングムの誓い」で有名になる2年前なので、場合によってはもっと早く知名度が上がっていたかもしれませんね。

イ・ヨンエ1

一方、代役を引き受けたチェ・ジウさんは、1996年のドラマ「初恋」の端役に出演して広く名が知られるようになると、2002年に、ペ・ヨンジュンさんと共演したドラマ「冬のソナタ」でヒロインを務め、見るものをうっとりさせる清楚で可憐なイメージは、「涙の女王」の呼び名にふさわしく、人気が急上昇。

チェ・ジウ3

翌2003年に、クォン・サンウさんと共演した「天国の階段」も「チェ・ジウが泣くほど視聴率が上がる涙腺崩壊ドラマ」と言われ日本でも話題になりました。

建築学概論 ぺ・スジ

ペ・スジ1

六番目にご紹介するのは、2013年公開のドラマ「建築学概論」で、ヒロインの大学生時代の代役を演じたペ・スジさんです。

本ドラマは、韓国で「初恋ブーム」を巻き起こし、大ヒットした恋愛映画の名作です。
大学時代、お互いに想いを寄せながら、実らず終わったはずの「初恋」が、15年後の再会で動き始めるというラブストーリーで、ペ・スジさんの有名な代名詞「国民の初恋」と呼ばれるきっかけとなった作品でもあります。

ペ・スジ2

しかしもともとは、ガールズグループ「少女時代」の最年少メンバー、ソヒョンさんにオファーがされていたようです。

ソヒョン1

ソヒョンさんは、2003年に地下鉄でのロードキャスティングを通して芸能界入りし、約4年の練習期間を経てデビューします。
また、2013年のドラマ「熱愛」で演技デビューしますが、その後は、複数の作品に出演するものの、特別出演や脇役が続きます。

そして2017年には、本格的に主演女優として出演するようになり、2018年「時間」や、2020年「私生活」などを通じて、安定した演技を披露するようになりました。

ソヒョン2

結局、本作品のオファーに対しては、個人的な理由ではなく、「少女時代」のスケジュールの関係で、事務所が断る事となってしまいました。俳優専業でないと、こんなこともあるようです。

一方、代役オファーを受けたぺ・スジ さんは、ガールズグループ「miss A」の元メンバーで、「国民の初恋」の代名詞を持ち、清楚なイメージからCMクイーンとしても名を馳せ、2013年にはCM契約だけで22本、推定100億ウォンに達していると話題になりました。

ペ・スジ3

ぺ・スジさんは2011年に女優デビューを果たし、2017年には、ドラマ「あなたが眠っている間に」で主演を務め、SBS演技大賞・女性最優秀演技賞やベストカップル賞を受賞しています。

カンナさん大成功です! キム・アジュン

キム・アジュン1

最後にご紹介するのは、2007年公開のドラマ「カンナさん大成功です!」で、ヒロインの代役を演じたキム・アジュンさんです。

本作品は、日本の同名漫画を映画化したもので、体重95キロという肥満体のヒロインが、全身整形を受け美しく生まれ変わるという物語です。
実際は48kgというスリムなキム・アジュンさんは、役作りのため、真夏にもかかわらず特殊メイクをして撮影に臨んだのだとか。

カンナさん大成功です!

本ヒロイン役についてはキム・ヒソンさんをはじめ、コ・ソヨンさん、イ・ナヨンさん、スエさんなど、多くの人にオファーしたようです。
しかし、全身整形するという役柄設定は、イメージ商売とも言われる女優さんにとって、相当な負担になるとのことで、出演を断られ続けました。

コ・ソヨン1

結局、キム・ヨンファ監督は、キム・アジュンさんの情熱的な眼差しを気に入り、依頼をしたと言われています。

一方、本ヒロイン役を受けたキム・アジュンさんは、韓国的な美人の次世代女優と言われ、雑誌モデルとして活動した後、映画やドラマ出演に、番組MC、モデルなど様々なジャンルで活躍しています。

キム・アジュン3

ドラマ「変わった女、変わった男」は、アジアで人気を博し、キム・アジュンさんの名も知られるようになります。
また映画「カンナさん大成功です!」で主演を演じると、大ヒットを記録して一躍トップ女優の仲間入りを果たしました。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

あの名作のあの役柄を、別の女優さんがやっていたら、どうなっていたのかいろいろと考えてしまいますね。

とにかく、代役を引き受けた多くの女優さんは、これを機会に主演女優の地位を確立していったのですから、幸運に恵まれたと言えますよね。

 

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