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【韓国ドラマ】本当は別の俳優だったかも?ドラマキャスティング秘話4選

次々と名作が生まれる韓国ドラマ業界ですが、ヒットの大きな要素の一つが、「俳優のキャスティング」にあると言えます。

例えばドラマ制作段階で、その役柄に合う人を選び声を掛けますが、受け側が何らかの事情で断わり、それを他の俳優が引き受けて、思わぬ成功を収めたこともよくあります。

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本当は別の俳優だったかも?ドラマキャスティング秘話4選

今回は、4つの人気作品について、もしかしたら別の俳優が演じていたかもしれないという、キャスティングに至るまでの秘話をご紹介します。

「ムービング」 イ・ジョンハ / コ・ユンジョン

最初にご紹介するのは、2023年公開のドラマ「ムービング」で、空中に浮く能力を持つボンソク役を演じたイ・ジョンハさんと、女子高生チャン・ヒス役のコ・ユンジョンさんのキャスティング秘話です。

本作品は、人気ウェブ漫画を実写化したドラマで、釜山国際映画祭では、作品賞、最優秀作家賞、最優秀主演男優賞、最優秀新人女優賞、最優秀新人俳優賞、最優秀視覚効果賞の6冠を獲得。更に百想芸術大賞では、大賞、脚本賞、新人演技賞の最多3部門を受賞する快挙を成し遂げました。

クラスで地味な存在の、イ・ジョンハさん演じるボンソクは、実は空飛ぶ力を隠し持っています。
彼は美少女転校生、コ・ユンジョンさん演じるヒスと出会い、特殊能力の秘密を共有して惹かれ合っていきます。

やがて能力者を狙う脅威が迫り、命を狙われるように。
愛を知り能力を開花させていく彼らは、大事な人を守り抜けるでしょうか。激闘の果てに能力に秘めた謎も明らかになります。

とにかく面白いドラマです。胸キュンの恋愛、スケールの大きいアクション、スリリングなスパイもの、泣けるホームドラマと、韓国ドラマのいいとこ全部盛りです。

また、キャストがハマり役だったことも、この作品の魅力を一層引き出せた要因といえます。
特に高校生のボンソク役とヒス役は、韓国の20代前半の俳優をほぼ全員といっていいくらい調べ尽くし、イ・ジョンハさんとコ・ユンジョンさんに決まりました。

役の表現で最も大切なことは、俳優本人の佇まいや話し方などが、どれだけ役のイメージに近いかだといいます。その点、ヒス役のユンジョンさんは、原作漫画とピッタリだったそうです。

一方、ジョンハさんは、ぽっちゃりしたキャラクターのボンソクに限りなく近づくため、撮影前の約6か月間で30kg増量したと明かしています。

「シークレットガーデン」 ヒョンビン

続いてご紹介するのは、2010年公開のドラマ「シークレットガーデン」で、自信満々なデパートのCEO役を演じたヒョンビンさんのキャスティング秘話です。

本作品は高慢なCEOが、たくましく生きるスタントウーマンに心を奪われ、そんな2人の魂が入れ替わってしまう、現代版のおとぎ話のようなラブロマンスです。
最高視聴率35%を記録し、ヒョンビンさんは、百想芸術大賞の男性最優秀演技賞にノミネートされました。

男女の魂の入れ替わりが起こってからが、益々面白くなるドラマです。
女の子の仕草をするヒョンビンさんが可愛くて、いとこの全裸を見て絶叫したり、ブラジャーを服の上からつけて見せる姿が面白いです。

そんなヒョンビンさんのキャスティングですが、最初は高慢なCEO役をチャン・ヒョクさんにオファーしていました。

しかし、チャン・ヒョクさん側の事務所が、「パク・ジェボムを一緒に出演させる」という条件を出したため、これを拒否した制作側が、チャン・ヒョクさんを諦め、ヒョンビンさんにオファーすることに。

ヒョンビンさんはこれを受け入れると共に、パク・ジェボムさんの出演を望んだサン役には、同じ事務所のイ・ジョンソクさんをキャスティングしています。

チャン・ヒョクさん側からすれば、事務所の意向でビックチャンスを逃したといえるでしょうか。

「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」 イ・ドンウク

三番目にご紹介するのは、2017年公開のドラマ「トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜」で、死神役を演じたイ・ドンウクさんのキャスティング秘話です。

本作品は、初回から歴代視聴率を更新、放送を重ねるごとにファンが爆発的に増加し、社会現象となった超話題作。百想芸術大賞では、脚本家が大賞を、コン・ユさんが最優秀演技賞を獲得しています。

高麗時代の英雄、コン・ユさん演じるキム・シンは、逆賊として命を落としますが、神の力により、不滅の命を生きる「トッケビ」となってしまいます。
彼を永遠の命から解き放つことができるのは「トッケビの花嫁」と呼ばれる存在ただ一人でした。

そして900年以上の時を経て、シンは女子高生、キム・ゴウンさん演じるウンタクと出会います。

ウンタクはシンがトッケビであることを見破り、自分こそがトッケビの花嫁だと主張しますが、半信半疑のシン。

一方、シンとイ・ドンウクさん演じる死神の男二人の奇妙な同居生活がスタートし、そこへウンタクが押しかけてきて賑やかになるシンの家。
天真爛漫なウンタクと過ごすうちに、「不滅の命」の終わりを望んでいたはずのシンの心は揺らぎ始めます。

シンと死神は最初は敵対し、それぞれ能力を使って、子供のような喧嘩をしたり、2人の掛け合いは笑えて微笑ましくなります。
しかしお互いが良き理解者となって、いつしか生まれた友情と強い絆が、胸を熱くさせます。

そんな死神役のイ・ドンウクさんのキャスティングですが、キム・ウンスク作家は、最初からイメージに合わないとして、イ・ドンウクさんを視野に入れてませんでした。

しかし「死神役をどうしてもやりたかった」というイ・ドンウクさんは、キム・ウンスク作家が海外へ向かう飛行機に同乗し、自身をアピールしたことで、最終的にキャスティングされました。

そしてイ・ドンウクさんは、キャラクターづくりなど、熱心に研究し、従来にはない死神のイメージを作り上げることに成功したようです。

「また!?オ・ヘヨン 〜僕が愛した未来〜」 ソ・ヒョンジン

最後にご紹介するのは、2016年公開のドラマ「また!?オ・ヘヨン 〜僕が愛した未来〜」で、平凡なオ・ヘヨンを演じたソ・ヒョンジンさんのキャスティング秘話です。

本作品は、同姓同名の女性二人と突然予知能力を獲得した男性の男女三人が繰り広げるラブストーリーです。ソ・ヒョンジンさんは、同名の美女への劣等感や、複雑な恋愛感情を見事に表現したことで、百想芸術大賞の女性最優秀演技賞を受賞し、「ハマり役を手に入れた」と言われました。

外食事業本部で働く、ソン・ヒョンジンさん演じる平凡でふつうのオ・ヘヨンは、結婚式前日に婚約者から破談を告げられ、冴えない人生を送っています。

一方、エリックさん演じる映画音響監督パク・ドギョンは、1年前の結婚式当日に、チョン・へビンさん演じる美人のオ・ヘヨンが姿を消したことで、心に深い傷を負ったままでした。

そんな中、ドギョンの脳裏に見知らぬ女性の映像が浮かぶようになります。
彼女は、自分を裏切った婚約者と同姓同名の「ふつうのオ・ヘヨン」でした。
偶然が重なり、そのオ・ヘヨンがドギョンの隣室に越してくることに。さらに、ドギョンにはなぜか彼女の未来が見えてくるのでした。

 

同姓同名のオ・ヘヨンのために、これでもかというほど嫌な事ばかり降りかかる人生ですが、それでもへこたれない強さと明るさがとってもいいです。
それと愛した人に全身でぶつかっていく真っ直ぐさも。同世代の女性には、見習うべき点がたくさんあります。

本作品で最初、オ・ヘヨン役のオファーが行われたのはキム・アジュンさんでした。
しかし、撮影期間が映画「ザ・キング」と重なっていたため断わり、次に提案されたチェ・ガンヒさんも断ったことで、結局、ソ・ヒョンジンさんへオファーがなされました。

ソ・ヒョンジンさんは、オ・ヘヨン役を掴むため、二話までのセリフを全部覚えて監督を訪ね、即キャスティングが決定しました。

結局ドラマは大成功を収め、ソ・ヒョンジンさんは、名実共にロマンティク・コメディのクイーンに定着します。また、多くの広告などに出演するなど、女優として新しい転機を迎えることとなったのです。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

代役を引き受けて大成功し、その後の俳優人生に大きな転機をもたらした例や、作家に無理やり頼み込んで、役を勝ちとった例など、様ざまなキャスティング秘話がありましたね。

俳優に限りませんが、「やってきたチャンスは、しっかり掴み取る」ことの大切さを改めて感じさせられました。


あなたのドラちゃん

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