【韓国芸能人】飲酒運転で世間を賑わせた韓流スターpart２

飲酒運転は、社会的にも軽視できない深刻な問題ですが、芸能人による飲酒運転の事例は、減るどころか増えている感じさえします。

今回も第二弾として、世間から注目されている韓国芸能人が、飲酒運転を犯し処罰を受けて、社会を賑わせた事例の追加5件をご紹介します。

シム・ウナ

最初にご紹介するのは、清純ながらもカリスマ性のある外見と、優れた演技力で90年代を代表した女優のシム・ウナさんです。
1972年9月23日京畿道城南市生まれの52歳(2024年現在)、1998年8月に飲酒運転騒動を起こしました。

1993年に、MBCタレントとしてドラマデビューすると、1995年には映画初出演となる「サランヘヨあなたに逢いたくて」で、大鐘賞・新人女優賞を受賞しました。
更に、1998年の「八月のクリスマス」でヒロインを演じ、青龍賞・女優主演賞を受賞すると、日本でも広く知られるようになります。

以降、大鐘賞・主演女優賞を受賞した1998年の「美術館の隣の動物園」や、1999年「カル」、2000年「インタビュー」などに出演します。
ところが、2001年に芸能界を引退すると宣言し、以後、映画やテレビへは登場していません。

しかし、実力があるだけに関係者のみならずファンからも「復帰」を願う声が止まらず、シム・ウナさんの引退後も、「復帰を望む女優1位」に挙げられたり、2010年には、CNNが選定した「アジア映画俳優トップ25」にランクインするなど人気が絶えていません。

そんなシム・ウナさんは、1998年8月に飲酒運転騒動を起こします。
当時、デビューする前のイ・ソジンさんも含む友人たちと食事をした後に、イ・ソジンさんを助手席に乗せて、シム・ウナさんが運転して送っている途中に、飲酒運転で警察に止められたのです。

飲酒運転騒動から二年後に、イ・ソジンさんが芸能界デビューし、2003年のドラマ「チェオクの剣」で注目を浴びたことがきっかけで、シム・ウナさんとの熱愛説が広まりました。

しかし、シム・ウナさんは2001年に芸能界を引退していて、2005年には結婚し、国会議員の妻として二人の娘を持つ母として生活しています。

アン・ジェウク

続いてご紹介するのは、俳優や歌手として幅広く活躍し、韓流スター第一号と言われたアン・ジェウクさんです。1971年10月30日ソウル特別市生まれの53歳(2024年現在)、2019年2月に飲酒運転で摘発されました。

大学時代はミュージカルを専攻し、卒業公演で「ウエストサイド物語」のトニーを演じました。
そして1994年に、MBCのタレントに採用され、同年の特別番組「目の見えない鳥の歌」で主役に抜擢されました。

その後1997年のドラマ「星に願いを」で大ブレークし、その人気は中国にまで波及し「韓流スター第一号」となります。
また劇中で歌った「Forever」がヒットし、歌手デビューも果たしました。

日本進出は2006年のNHKホールでのコンサートが最初で、以後定期的にライブ活動を行っています。

そんなアン・ジェウクさんは、2019年2月に、全州からソウルへ向かう料金所付近で、飲酒運転により摘発され、免許停止処分を受けました。これにより出演予定作品にも大きな影響が出ました。
まず、同年3月に出演が予定されていた、ミュージカル「英雄」の10周年記念公演が保留になり、また、KBSドラマ「屋根部屋の問題児たち」の収録がキャンセルされました。

アン・ジェウクさんは、2003年にも飲酒運転事故の前歴があり、人々の激しい非難が殺到することになりました。
所属事務所側は「二度と不始末を起こさないよう注意を払う」と謝罪。これにより出演中のミュージカルも降板する事態となりました。

パク・スヨン

三番目にご紹介するのは、「AFTERSCHOOL」の元メンバーで、女優としても活躍するパク・スヨンさんです。1992年7月31日プサン広域市生まれの32歳(2024年現在)、2021年5月に、飲酒運転事故で摘発されました。

幼い頃の夢はアナウンサーで、学生時代は放送部に所属していましたが、その後、歌手の夢を持つようになります。
そしてKオーディション関係者にスカウトされ練習生となると、「AFTER SCHOOL」のグローバルユニット「ORANGE CARAMEL」のメンバーとして認知度が上昇しました。

そして、2010年にガールズグループ「AFTERSCHOOL」のメンバーとして途中加入し、当時は芸名「リジ」で活動します。
また、同年放送のドラマ「まるごとマイラブ」に特別出演し、愛嬌たっぷりな釜山方言を披露し話題となりました。

その後2014年に、唯一の主演ドラマとなった「モモサロン」をはじめ、2020年までに数本のドラマに助演で出演しています。
また、2018年5月に、「AFTERSCHOOL」を卒業し、女優として本格的に活動を開始しました。

そんなパク・スヨンさんは、2021年5月の某夜、交差点付近を運転していて、前を走るタクシーに追突し、運転手を怪我させてしまいました。
事故当時の血中アルコール濃度は、0.08％を超えていて、1500万ウォンの罰金刑を言い渡され、懲役1年の実刑を求刑されました。

そして、2021年9月に、自身のインスタグラムライブで涙を流す姿を見せ、飲酒運転について謝罪しました。

キム・ビョンオク

四番目にご紹介するのは、悪役からコミック演技までこなすキム・ビョンオクさんです。
1960年10月11日プチョン市生まれの64歳(2024年現在)、2019年05月に、飲酒運転で摘発されました。

もともと劇団出身で、1982年から20年間、演劇俳優として活動しました。
そして2003年の映画「オールドボーイ」で、中年助演スターとして浮上します。
以後、2005年の「親切なクムジャさん」での伝道師役など、悪役や助演を通じて知名度が上がりました。

最近では、2014年「群島　民乱の時代」や「トライアングル」、2015年「仮面」、「黒い司祭」などに出演しています。

大きくてぎらぎらしている目、くすんで浅黒い皮膚のキム・ビョンオクさんは、悪役専門俳優として、チンピラ、悪党、組織暴力、などのイメージが定着しています。

そんなキム・ビョンオクさんは、2019年5月の某深夜、京畿道富川市にあるアパートの駐車場で飲酒運転するところを住民に通報され、警察に摘発されました。
血中アルコール濃度は、免停水準である0・085％でした。当時キム・ビョンオクさんは、代理運転で帰宅し、駐車するためハンドルを握ったと弁明しました。

飲酒運転の容疑発覚以降、出演していたドラマ「リーガルハイ」を降板し、活動を自粛しました。
所属事務所は「過ちを痛感し、活動自粛期間を設け、現在出演中のドラマの降板を申し入れた」と公式的な立場を表明しています。

パク・チュンフン

最後にご紹介するのは、韓国人として初のハリウッド映画「シャレード（2002）」に出演したパク・チュンフンさんです。
1966年3月22日ソウル特別市生まれの58歳(2024年現在)、2021年7月、飲酒運転で略式起訴されました。

1986年、映画「カンボ」で百想芸術大賞・新人賞を獲得すると、1988年公開の「チルスとマンス」では、チルス役を好演。
その後も「ウムクペミの愛」や「追われし者の挽歌」に主演し、ヒットを収めました。
そして、1991年公開の「私の愛、私の花嫁」は、アジア太平洋映画祭で主演男優賞を受賞しました。

その後、単身渡米し、大学院で演技教育学の修士号を取得し帰国すると、1993年公開の「ツー・コップス」は、半年にわたり上映されるロングランで大ヒットを記録しました。

米国から帰国後、5年余りで10本以上の映画に主演したパク・チュンフンさんは、1997年の「ハレルヤ」公開後に充電期間に入り、東京で約1年を家族と共に過ごします。
そして復帰作となった「NOWHERE」は、1999年に公開され、執念で殺人犯を追い詰める熱血刑事役を演じ、数多くの映画祭で主演男優賞を受賞しました。

そんなパク・チュンフンさんは、2021年7月、飲酒運転の疑いで略式起訴され、罰金刑が下されました。

彼は、ソウル江南にある知人のマンションの入り口から地下駐車場まで、約100mの距離を飲酒運転した疑いで警察に立件されました。
当時の血中アルコール濃度は0.176％で、運転免許の取り消し基準数値である0.08％の2倍以上の泥酔状態だったといいます。

パク・チュンフンさんは、2004年12月、血中アルコール濃度0.136％の泥酔状態で運転し、摘発された経歴があります。
その後2019年には、SNSを通じて禁酒宣言をして話題を呼びました。
しかし、最初の摘発から17年を経て、また飲酒運転をしたことが分かり、彼に対する世間の信頼度は大きく下がるものとみられます。