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【韓国芸能人】飲酒運転で世間を賑わせた韓流スター

飲酒運転は、社会的にも軽視できない深刻な問題ですが、芸能人による飲酒運転の事例は、減るどころか増えている感じさえします。

今回は、世間から注目されている韓国芸能人が、ここ数年間で飲酒運転を犯し処罰を受けて、社会面のニュースを賑わせた事例をご紹介します。

BTS SUGA

最初にご紹介するのは、「BTS」のメンバーで、ラッパーのみならず、作詞や作曲にプロデュースもこなすSUGAさんです。
1993年3月9日  大邱広域市生まれの31歳(2024年現在)、
2024年8月に、電動スクーターの飲酒運転事故を起こしました。

小学生の頃にラップの作詞作曲を始め、高校時代は音楽スタジオで働き、音響機材や録音機材について独学で習得しました。
そして2013年、「BTS」のメンバーとしてデビューし、リードラッパーを担当してます。

また、2017年「DNA」や、2019年「Boy with Luv」などのBTSの楽曲はもちろん、IUやPSYなど、数多くのアーティストにも楽曲提供を行なっています。

そんなSUGAさんは、2024年8月、ソウル市内で電動スクーターを飲酒運転した疑いで調査を受け、翌日、所属事務所は、「警察の飲酒検査を受け、反則金の支払いと免許取り消しの処分を受けた」と発表しました。

通報があり、警察官がソウル市内の現場に駆け付け、電動スクーターで転倒したSUGAさんを発見。当時、SUGAさんの血中アルコール濃度は、免許取り消し水準(0.08%以上)でした。

一方ファンからは、「公益勤務期間にこのようなことをして失望が大きい」という反応があふれました。
そして何よりも、今回の事件を契機に、電動スクーターをはじめとするPM関連事故に対する警戒心も高まりました。

チェ・ミンソ

続いてご紹介するのは、日本と韓国で活躍する女優チェ・ミンソさんです。
1981年3月16日  ソウル特別市生まれの43歳(2024年現在)。
2019年3月に、4度目の飲酒運転事故を起こしました。

デビュー作は、2002年の「チャンピオン」で、高倍率のオーディションを勝ち抜き、ヒロインを演じました。
また、2005年のホラー映画「かつら」では、抗がん治療を受ける女性として出演。髪を剃りあげ、一糸まとわぬ姿で女優魂を見せつけています。

そして2007年には、日本映画「亡国のイージス」でスパイ役として出演。2009年公開の映画「花を宿す女」では、裸体に花の絵を描かれるヒロイン役として出演し、大胆なヌードを披露するなど妖艶な役柄も目立ちます。

そんなチェ・ミンソさんは、2019年3月に、酒を飲んでソウル江南の一方通行の道を逆走し、停車していた車に突っ込み、相手に全治2週間の傷害を負わせました。
事故前日、知人と酒を飲んで早朝に起き、酔いが覚めたと思って運転をして事故を起こしたといいます。

飲酒運転の容疑で起訴されたチェ・ミンソさんに、裁判所は懲役8ヶ月、執行猶予2年を言い渡しました。
しかし人々は、4度目の飲酒運転を犯したチェ・ミンソさんにあまりにも軽い処罰であるとし、裁判所を批判しています。

ソン・スンウォン

三番目にご紹介するのは、ミュージカルを中心にドラマでも活躍しているソン・スンウォンさんです。
1990年6月29日  仁川市生まれの34歳(2024年現在)。
2018年に、二回の飲酒運転を犯し世間を騒がせました。

2009年のミュージカル「春のめざめ」で俳優デビューすると、主にミュージカルで活躍しますが、2014年頃からはテレビドラマにも出演し始め、「甘い秘密」や「ヒーラー〜最高の恋人〜」などに出演し、注目を集めます。

更に、2016年「恋のドキドキ・シェアハウス」や、2018年「ウラチャチャワイキキ」などを通じて知名度が上がりました。

そんなソン・スンウォンさんは、2018年12月のある深夜、ソウル江南の道路で、泥酔状態で無免許運転をし、交通事故を起こして逃走した疑いで拘束、起訴されました。
当時の血中アルコール濃度は0.206%で、免許取り消しに当たる数値でした。

また遡ること、2018年8月、ソウル市内で血中アルコール濃度0.21%の状態で運転し、タクシーに衝突して逃走した疑いで拘束、起訴され、既に運転免許が取り消されていました。

ソン・スンウォンさんには、飲酒運転事故の処罰を強化した「ユン・チャンホ法」が適用され、1年6ヶ月の実刑が言い渡されました。
無免許にも関わらず、飲酒をしてハンドルを握ってしまったことで、世間の信用はガタ落ち。
当時ミュージカル「ランボー」に出演していましたが、逮捕を受けて降板する運びとなります。

そして、2020年5月に刑を終えて出所すると、自身のインスタグラムを更新し、近況を公開しましたが、その後は更新が途絶え、SNSアカウントも削除されたようです。

キム・セロン

四番目にご紹介するのは、子役俳優らしくない繊細な内面演技で存在感を示してきたキム・セロンさんです。
2000年7月31日  ソウル特別市生まれの24歳(2024年現在)。
2022年5月に、飲酒運転事故を起こしました。

9歳の頃から子役として活動し、映画初出演で主演を務めた2009年の映画「冬の小鳥」で、カンヌ国際映画祭に、韓国の俳優史上最年少で招待されました。
また、2010年の映画「アジョシ」では、ウォンビンさんと共演し、天才子役として注目を浴び、大韓民国映画大賞・新人女優賞を史上最年少で受賞。

更に、2014年の映画「私の少女」では、青龍映画賞・新人女優賞を受賞しています。

そんなキム・セロンさんは、2022年5月に、ソウル市江南区で飲酒運転していて、変圧器や街路樹に衝突する事故を起こしました。
当時、血中アルコール濃度は0.2%に達し、免許取り消し基準の0.08%を大きく超えていました。
このため、彼女が主演する予定だったドラマ「狩猟犬たち」の多くのシーンが編集されてます。

そして2023年4月、罰金2000万ウォンの判決が確定しますが、その後も、友人と飲み会を開いたり、偽りのアルバイト写真を公開したりして批判を受けました。
また、2024年4月には舞台への出演を発表するも世論の反発を受けて降板しています。

キム・ジョンフン

五番目にご紹介するのは、日韓を行き来し、俳優や歌手として活躍するキム・ジョンフンさんです。
1980年1月20日 慶尚南道晋州市生まれの44歳(2024年現在)。
2011年と2023年に飲酒運転を犯しています。

2000年に、チェ・ジョンウォンさんと一緒に、男性デュエット「UN」でデビューしたキム・ジョンフンさんは、ソウル大学歯科に入学したスマートなイメージで話題を集めましたが2005年に「UN」を解散。

一方、俳優としても活動領域を広げ、2006年のドラマ「宮」や、2007年の「魔女ユヒ」、2011年「ロマンスが必要」等の作品に出演し人気を集めました。

その後兵役を経て、2012年には、アジアツアーを敢行。日本国内では仙台を皮切りに全5会場でコンサートを開催しています。

そんなキム・ジョンフンさんは、まず2011年7月に、飲酒運転の疑いで立件され、免許取り消し判定を受けています。
当時、血中アルコール濃度0.129%の泥酔状態で運転し、免許が取り消されたキム・ジョンフンさんは、謝罪文を載せ、自粛を経て活動を再開しました。

その後2023年12月のある深夜、ソウル江南区の循環路で進路を変更し、前を走っていた車とぶつかる事故を起こします。
当時、現場に出動した警察が三回飲酒測定をしようとしましたが、キム・ジョンフンさんはこれを拒否し、警察署に任意同行しています。

警察はキム・ジョンフンさんを飲酒測定拒否、および交通事故処理特例法上致傷の疑いで検察に不拘束送検、罰金1000万ウォンの判決が確定しました。

二回の飲酒運転で、失望感を抱かせたキム・ジョンフンさんですが、特に反省、自粛の気配も見せず、日本のファンを相手に芸能活動を続けています。

ジュンヨン

最後にご紹介するのは、「ZE:A」の元リーダーで、事業家の顔も持つジュンヨンさんです。
1989年2月9日  ソウル特別市生まれの35歳(2024年現在)。
2018年と2022年に、飲酒運転で処分を受けました。

2010年に、「ZE:A」のメンバーとしてデビュー。リーダー兼サブボーカルとして活動しました。
ビジュアルへの評価も高く、元東方神起のユチョンに似ていると言われています。

 2014年には、待遇をめぐって事務所とトラブルになり、SNSで公開批判する騒動を起こしています。事務所との和解後は、再出発の意味を込めて「イフ」に改名。
その後はグループ活動を終え、事業家として活動しています。

そんなジュンヨンさんは、まず2018年に、飲酒運転で免許停止処分を受けました。

そして、2022年3月、ジュンヨンさんは、ソウル江南区周辺で、飲酒運転で警察に摘発されます。
当時、血中アルコール濃度は免許取り消し水準で一方通行の道路を逆走し、反対側から来た車の運転手と喧嘩になりました。

ソウル中央地裁は、罰金800万ウォンの略式命令を下しました。
二度目となる飲酒運転の物議に、ファンたちは大きな失望感を表わし、軽率な行動に対する苦言が相次いでいます。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

韓国社会では一般人なら飲酒運転で逮捕されれば、一生を棒に振ることになりかねませんが、有名芸能人ではどうでしょうか。

有名人の飲酒運転事故がニュースに取り上げられ、芸能活動を一時停止することになりますが、数年間の自粛後再び活動を開始し、また同じ過ちを繰り返すようです。
一般人に比べ、罰則や世間の目が少し甘いかもしれませんね。

有名人の飲酒運転に対する世間の視線が今後どのように変わっていくか、注目する必要がありそうです。

                            

あなたのドラちゃん