2025年もまた、韓国芸能界の隆盛に貢献した、数多くの有名俳優や女優がこの世を去り、その訃報は、ニュースやSNSを通じて私たちの心に深い衝撃をもたらしました。
そこで今回は、2025年にこの世を去った、著名な韓国芸能人10名をピックアップし、その人生と功績を振り返り、追悼の意をこめてご紹介したいと思います。
イ・ジュシル

最初にご紹介するのは、長年にわたり「国民の母」として愛されてきたベテラン女優、イ・ジュシルさんです。1944年3月8日、京畿道に生まれ、2025年2月2日に81歳で他界しました。

1965年に舞台俳優としてデビューすると、「ガラスの動物園」、「セールスマンの死」など、200本を超える舞台作品に出演し、韓国演劇界に確固たる地位を築きました。
また2023年に「20世紀ブルース」に出演するなど、晩年まで舞台への情熱を持ち続け、まさに生涯現役を貫きました。

そんなイ・ジュシルさんは、2025年2月2日に、胃がんのため逝去しました。
享年81歳。静かでありながら圧倒的な存在感を放ったその最期の演技は、多くの視聴者の胸を打ち、「まるで本物の母のようだった」と称されました。
キム・セロン

続いてご紹介するのは、幼少期から才能を発揮し、若くして多くの賞を獲得したキム・セロンさんです。
2000年7月31日、ソウル特別市に生まれ、2025年2月16日に24歳で他界しました。

9歳の頃から子役として活動を始め、2009年、初出演にして主演の映画「冬の小鳥」で、カンヌ国際映画祭に、韓国俳優史上最年少で出席。

翌2010年の映画「アジョシ」では、ウォンビンさんと共演し、韓国映画大賞・新人女優賞を史上最年少で受賞しました。

さらに、2014年の映画「私の少女」では、青龍映画賞新人女優賞を受賞しています。

そんなキム・セロンさんは、2025年2月16日に、ソウルの自宅で遺体が発見されました。
韓国のメディアによれば、ネット上の誹謗中傷が原因の自殺との見方がされています。
チョン・ミョンファン

三番目にご紹介するのは、韓国時代劇で欠かせない名優と称されたチョン・ミョンファンさんです。
1960年7月1日、ソウル特別市に生まれ、 2025年5月8日に64歳で他界しました。

1986年に、MBC公採タレントとしてデビューすると、1995年のドラマ「砂時計」、1999年「ホジュン 宮廷医官への道」、2001年「商道 ‐サンド‐」、2007年「イ・サン」など、脇役として多くの作品に出演し、その演技力で視聴者に強い印象を残してきました。

また、熱心な釣り愛好家としても知られ、釣り関連のバラエティ番組にも出演しています。
そんなチョン・ミョンファンさんは、人気時代劇で重要な役割を演じ、静かな語り口と深みのある眼差しで、際立った存在感を見せてきましたが、2025年5月8日に、心筋梗塞で他界しました。
チェ・ジョンウ

四番目にご紹介するのは、財閥会長や捜査機関の幹部役でおなじみのベテラン俳優、チェ・ジョンウさんです。1957年2月17日生まれで、2025年5月27日に68歳で他界しました。
1975年に、演劇「ある俳優の生涯」でデビューすると、悪役や癖のある人物を重厚に演じ続け、数多くのドラマや映画に出演しており、その数は数え切れないほど多いです。

特に2018年の「神のクイズ」シリーズでは、理性と情の間で揺れるチャン・ギュテ役を丁寧に演じ、作品全体に深みを与えましたし、2011年「根の深い木‐世宗大王の誓い-」では、わずかな表情の変化で人物の葛藤を表現し、重層的な演技を見せました。

さらに2024年、「オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-」では、凄味のある悪徳役人に扮し、ドラマを引き締めています。

そんなチェ・ジョンウさんは、2025年5月27日に68歳で永眠。死因は公表されていません。
イ・ソイ

五番目にご紹介するのは、どんな役柄にも強力な生命を吹き込む個性的な女優、イ・ソイさんです。
1982年4月18日に生まれ、2025年6月20日に43歳で他界しました。

2013年のドラマ「ホジュン〜伝説の心医〜」で、本格的に演技活動を開始すると、同年の「百年の遺産」、2014年「清潭洞スキャンダル」、また映画では、2014年「愛のタリオ」、「尚衣院-サンイウォン-」、2017年「ザ・キング」、2023年「キリング・ロマンス」など多数の作品に出演し、観客を魅了しました。

そんなイ・ソイさんは、2025年6月20日に43歳で他界。死因は公表されていません。2025年のドラマ「離婚保険」が遺作となりました。
カン・ソハ

六番目にご紹介するのは、数々のドラマで助演として確かな演技力を見せ、今後の活躍が期待されていた女優、カン・ソハさんです。
1994年6月13日、釜山広域市に生まれ、2025年7月13日に31歳で他界しました。
大学在学中から舞台に立ち、繊細な表現が高く評価されていましたが、2012年に、プロモーションビデオでデビューすると、映画やドラマで、バイプレーヤーとして活躍。

2014年のドラマ「ソナム女子高探偵団」で、女優として活動を開始すると、2015年「ラスト・チャンス!〜愛と勝利のアッセンブリー〜」、2016年「オクニョ 運命の女」、2018年「波よ波よ~愛を奏でるハーモニー〜」、「胸部外科」、2020年「誰も知らない」などに出演しました。

カン・ソハさんは、2024年末、映画「網内人」の撮影を終えた後に体の異変を感じ、病院で検査を受けた結果、胃がんと診断されました。
この辺りは情報が錯そうしており、2023年頃には既に胃がんを患い、闘病生活を送っていたという情報もあります。

いずれにせよ、2023年〜2024年に胃がんと診断され、抗がん剤治療を行っていましたが、2025年7月14日に亡くなりました。
ソン・ヨンギュ

七番目にご紹介するのは、ドラマや映画に欠かせない顔として、長年にわたりお茶の間を彩ってきた俳優、ソン・ヨンギュさんです。
1970年4月18日に生まれ、2025年8月4日に55歳で他界しました。
1994年に、子供向けミュージカル「マーテル博士」でデビューすると、ミュージカル俳優から活動の場を広げ、数多くのドラマ・映画に出演。

ドラマでは、2016年「花郎<ファラン>」、2019年「ストーブリーグ」、2023年『この恋は不可抗力」、2024年「オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-」、「わたしの完璧な秘書」などに出演。

映画でも、2019年「エクストリーム・ジョブ」のチェ班長役を演じ、注目を集めました。

そんなソン・ヨンギュさんは、2025年8月4日、京畿道・龍仁市に停車中の自動車の中において遺体で発見されました。
尚、これに先立ち6月19日に同じく京畿道龍仁市で、飲酒運転した疑いで書類送検されていました。
パク・サンジョ

八番目にご紹介するのは、時代劇から現代劇まで、幅広い役柄で深い印象を残したパク・サンジョさんです。
1945年12月24日に生まれ、2025年10月4日に79歳で他界しました。

1969年に、MBC公採タレントとして選ばれると俳優の道を歩みます。
1971~1989年の「捜査班長」、1980~2002年「田園日記」、1996年「龍の涙」、2000~2002年「太祖王建」など、時代劇から現代劇に至るまで幅広い役柄で深い印象を残し、多くの支持を得ました。
また1988年には、MBCタレント室の会長を務め、2012年には「韓国社会を照らした人々」 韓国忠孝大賞・放送演技部門の功労が認められ、放送演技発展功労大賞を受賞しています。
そんなパク・サンジョさんは、2024年8月に、肺がんの末期と診断されて治療を続けてきましたが、2025年10月4日に他界しました。
チャン・ミジャ

九番目にご紹介するのは、長い間、演劇・スクリーン・テレビを行き来し、幅広い演技を披露したチャン・ミジャさんです。
1941年2月17日に生まれ、2025年1月27日に83歳で他界しました。

1959年に演劇俳優として活動を始め、1963年には声優としてもデビュー。その後もミュージカルや映画、テレビドラマなど幅広いジャンルで活躍しました。
2012年の映画「殺人の告白」をはじめ、キム・ヘジャさん、ハン・ジミンさんが主演した、2019年のドラマ「まぶしくて―私たちの輝く時間―」や、2PMジュノさんと少女時代のユナさん主演の「キング・ザ・ランド」などにも出演しています。
生活感あふれる温かい演技で多くの視聴者に愛され、特に高齢女性役や母親役として親しまれ、韓国ドラマ界に大きな足跡を残しました。

そんなチャン・ミジャさんは、2025年1月27日に持病により亡くなりました。
イ・スンジェ

最後にご紹介するのは、韓国演劇界の生き証人であり、俳優だけでなく政治家としても活躍した、多彩なキャリアを持つイ・スンジェさんです。
1934年11月16日、現北朝鮮会寧市に生まれ、2025年11月25日に91歳で他界しました。

1956年に、演劇「地平線の彼方に」で俳優デビューすると、1999年のドラマ「ホジュン 宮廷医官への道」、2006年「思いっきりハイキック!」、2007年「イ・サン」、2009年「善徳女王」、2017年「カネの花〜愛を閉ざした男〜」など数多くの作品に出演。テレビのみならず、演劇界でも長年にわたり観客と積極的に交流し、大きな足跡を残してきました。

ドラマ175作、映画150作、舞台100作に出演し、70年間、現役として活躍し続けましたが、演技だけでなく政治家活動も行い、1992年には国会議員としても当選しています。
そんなイ・スンジェさんは、2025年11月25日、肺炎により死去しましたが、文化界の大きな支柱を失った喪失感は計り知れず、芸能界や文化界の各所から、イ・スンジェさんを悼む声が相次いでいます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
最近では、よく若手韓国芸能人の自害のニュースを耳にしますが、さすがに今回ご紹介の中には、ほとんどそのケースはなく、何かホットしましたね。
個人的には、これまで時代劇ドラマで楽しませてくれた、名バイプレーヤーの顔が見られないと思うと寂しいです。







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