架空の朝鮮時代を舞台に繰り広げられるファンタジー・ロマンス時代劇。
自由奔放な不良王子とクールなエリート武官をチョン・イルさんと東方神起ユンホさんが演じます。
「トキメキ☆成均館スキャンダル」の制作会社と「朱蒙〔チュモン〕」の監督がタッグを組み、ハイクオリティな映像で切ない愛と闘いを描いた「夜警日誌」に出演していた7人のキャストは現在何をしているのでしょうか。
今回は、「 夜警日誌」を盛り上げた出演者の現在をご紹介します。
「夜警日誌」はどんなドラマ?
朝鮮時代、人間界を支配しようと目論む竜神族のサダムは、平和な漢陽を闇に包み込みました。
おびただしい隕石は宮殿を襲い、敗れた結界から侵入する悪霊たちは恵宗王の息子イ・リン王子を襲います。
夜警団のサンホンに救出されたリンは謎の病によって衰弱。
息子の命を救うために恵宗王は千年花を求め白頭山に向かいます。
しかし、サダムによって暴君に変貌してしまうのでした。
12年の月日が経ち、遊び人に成長したリンは幽霊が見えることに悩みます
宮殿の外に出たリンに代わって王位に就いた異母兄のキサン君はサダムに操られていました。
リンは宮殿に戻され、キサン君に仕えていた武官のムソクはリンの護衛と監視を任されるのです。
一方で、12年前に姿を消した姉を探して漢陽に来ていたトハは巫女として働き始めました。
リンとトハの出会いは最悪なものでしたが、力を合わせて危機を乗り越えるうちに惹かれ合い、見守っていたムソクもトハに恋心を抱きます。
そして3人は「夜警団」として悪霊と戦い、朝鮮の平和を取り戻そうとするのでした。
「夜警日誌」に出演していた7人の現在を紹介
では早速、「夜警日誌」の出演者7人の現在をご紹介していきましょう。
チョン・イル/イ・リン(月光代君)
王位継承第一位ですが、父の乱心と崩御で母をなくして宮廷を追われてしまいます。
不幸な生い立ちで「月下大君」と呼ばれますが、本人は自由奔放で軽いノリの女好きな青年に成長します。
幼少期の心の傷と鬼神が見えることを誰にも言えず、同じ能力を持つトハに心惹かれていくのでした。
そんなイ・リンを演じたのはチョン・イルさんです。
チョン・イルさんは高校2年生の時にオーディションを受けて事務所へ入りました。
2006年に「静かな世界」で俳優デビューし、「思いっきりハイキック!」で大ブレイクとなりました。
演技力は高い評価を受け、実力派俳優として多くのドラマに次々と出演しています。
2014年、日本でもNHKの「テレビでハングル講座」に出演しましたね。
実は、2006年に親友のイ・ミンホさんと旅行中に大きな事故に遭遇しており、チョン・イルさんは脳震盪、脳出血、手首の粉砕骨折、骨盤にヒビが入る重症を負いました。
現在も頭痛と部分的な記憶障害と闘いながら俳優業を続けています。
2022年ドラマ「グッジョブ」では性格に難アリの超財閥グループ会長を演じています。
今後の活動にも期待したいですね。
コ・ソンヒ/トハ
白頭族のマゴ族の娘トハは幼い頃に唯一の肉親、姉ヨンハを龍神族に連れ去られてしまいます。
大自然の中で野生児に育ったトハは天真爛漫で自分の身を守る武術を心得ていました。
巫女として成長したトハは姉を探すために都に出てきましたが読み書きができず、お金さえも知りません。
身勝手なリンと出会い、振り回されて悪戦苦闘するのでした。
そんなトハを演じたのはコ・ソンヒさんです。
コ・ソンヒさんは米国生まれで、高校生の頃からモデルとして活動していました。
2013年に映画「怒りの倫理学」で女優デビューしましたが、新人とは思えないほど安定した演技を披露していました。
2022年ドラマ「ガウス電子」では情熱的な性格を持つ女性を演じています。
また、2022年11月には一般人の男性と結婚すると発表されました。
幸せいっぱいのコ・ソンヒさん、次回作も楽しみですね。
ユンホ/カン・ムソク
王直属の武官で朝廷の実権者パク・スジョンの甥。
リンとは幼い頃からの知り合いで、キサン君の命令によってリンの護衛兼監視役をしています。
女性とうまく接することができずにいましたが、トハの存在が気になり始めるのでした。
そんなカン・ムソクを演じたのは東方神起のユンホさんです。
ユンホさんは2004年に東方神起のメンバーとしてデビューし、2005年にはエイベックス・エンタテインメントと契約して日本デビューをしています。
2009年に「No Limit~地面にヘディング~」で初主演を務め、スクリーンデビューの「国際市場で逢いましょう」は公開1ヶ月で1000万人の動員数となりました。
2022年はドラマ「レース」への出演を前向きに検討しているとして報じられました。
俳優のユンホさんもとても魅力的ですよね。
ソ・イェジ/パク・スリョン
パク・スジョンの娘で一見おしとやかなお嬢様に見えますが、実はプライドが高く行動的で恵民署で領民たちの看護をしています。
幼い頃からリンを想い続けていますが、トハに嫉妬して引き裂こうとします。
そんなパク・スリョンを演じたのはソ・イェジさんです。
ソ・イェジさんはニュースのプレゼンターになることを目指していましたが、事務所の説得で女優として活動を始めます。
そして「ジャガイモ星」で女優デビューを果たします。
2020年ドラマ「サイコだけど大丈夫」では愛を知らないエキセントリックなキャラを演じ、その演技力は高い評価を得ていました。
しかし、人気絶頂の中で元交際相手のキム・ジョンヒョンさんへの洗脳疑惑が浮上します。
キム・ジョンヒョンさんは撮影中の恋愛ドラマで相手の女優とのスキンシップを拒否し、脚本の修正を要求するなど、途中降板の事態になりました。
それはソ・イェジさんの指示で精神的虐待の一種ともされている相手の心理を操作し、支配する行為によるものと発覚したのです。
「サイコだけど大丈夫」のソ・イェジさんが本当にサイコだったとして話題となり、校内いじめ疑惑やご近所トラブル騒動など、度々『お騒がせ女優』として注目されています。
2022年ドラマ「イブ」で復帰となったソ・イェジさんは、騒動についてもようやく謝罪しましたが、ドラマも話題になることがありませんでした。
映画「君だけが知らない」にも出演し、2022年10月28日から日本で公開が始まっています。
ユン・テヨン/チョ・サンホン
元夜警隊の隊長で身分を隠して鍛冶屋を営んでいるチョ・サンホン。
リンを恵宗の刃から守り命を落としてしまいますが、人間らしく生きることを条件として死神から生を受けました。
恵宗の死の真相を知るのはサンホンだけですが、12年前のことは隠し通して生活しているのでした。
そんなチョ・サンホン役を演じたのはユン・テヨンさんです。
韓国の実業家のユン・ジョンヨンさんの長男として生まれ、5歳から7歳までは日本で過ごしていました。
1996年にドラマ「美しい彼女」でデビューし、俳優として活躍していました。
2007年には女優のイム・ユジンさんと結婚し、3人のお子さんに恵まれたのですが、2018年には2年ぶりのドラマ復帰の機会を自ら逃してしまいます。
飲酒運転によって事故を起こしてしまったユン・テヨンさんは翌日に警察へ出頭しました。
出頭時は事故から時間が経っていたにも関わらず、アルコール濃度は免許停止の水準だったといいます。
これによって復帰作として撮影していたドラマ「100日の郎君様」は降板となり、ユン・テヨンさんが出演していたシーンは全てカットされました。
2022年、ユン・テヨンさんは新しい事務所との契約をして新たに俳優として活動していくようです。
キム・フンス/キサン君
リンの腹違いの兄で現在の王ですが、リンに対して強いライバル心を持っています。
心が弱くて情緒不安定になることも多く、人を信用することができません。
サダムのせいで徐々に暴君へと変貌していくのでした。
そんなキサン君役を演じたのはキム・フンスさんです。
元々ファッション雑誌のモデルとして人気がありましたが、1999年に「学校2」でデビューし、バラエティにも出演していました。
2019年のドラマ「優雅な母娘」に出演してからは最新情報がありません。
また、キム・フンスさんの作品を見たいですね。
キム・ソンオ/サダム
龍神イムギを崇拝する龍神族の長で鬼神を操ることができる力を持っています。
恵宗にイムギ復活を妨害され、恵宗を狂気へと追いやり、自らも瀕死の傷を負います。
しかし、巫女ヨンハの力で生き長らえ、龍神族の復活と朝鮮征服を目論みます。
そんなサダム役を演じたのはキム・ソンオさんです。
オーディションで劇団員となり、2000年に「初恋」で舞台デビューをしました。
10年ほどの無名期間を経て2010年、32歳で映画「アジョシ」で知られるようになります。
しかし、この時の悪役があまりにも好評でその後も悪役のオファーばかりでした。
悪役以外もやりたいと意図的に悪役を避けていた時期もあったそうです。
しかし、今となっては悪役専門俳優と呼ばれることを嬉しく感じると言います。
2014年に一般女性と結婚し、現在はお子さんもいるパパです。
2022年ドラマ「ペーパー・ハウス・コリア」、「模範家族」、映画「キングメーカー 大統領を作った男」に出演して大活躍中です。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、ドラマ「夜警日誌」に出演していた7人の現在についてご紹介しました。
壮絶な過去や、スキャンダルなどを経験している方もいましたが、みなさんそれぞれに活躍していることがわかりましたね。
個性豊かな豪華キャストが揃う「夜警日誌」。ドラマの感想なども是非コメント欄で教えてくださいね。
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