韓国ドラマには様々なあるある要素や定番の設定があることで知られていますが、その中に“ドラマの序盤は主人公の子供時代を描くところから始まる”というものがあります。
時代劇の序盤は必ずと言っていいほど子供時代から始まりますし、現代劇でも主人公2人が子供時代に出会っていて、のちに運命の再会を果たすというのがかつてのお決まりでした。
そんな時重要なのが主人公の子供時代を演じる子役たちなので、韓国は日本と比べると子役の活躍の場が多い印象があるんです。
今回は、人気ドラマに出演した子役たちを紹介していこうと思います。
キム・ガンフン
最初に紹介するのは2009年6月7日生まれのキム・ガンフンさんです。2013年にデビューし数多くのドラマや映画に出演しており、主人公の子供時代を演じるだけでなく、主人公の子供役やメインキャストの1人である少年役なども演じている売れっ子です。
代表作にはドラマ「ミスター・サンシャイン」「椿の花咲く頃」「哲仁王后(チョルインワンフ)」「ラケット少年団」「財閥家の末息子」などがあり、バドミントンを扱った青春ドラマ「ラケット少年団」ではメインキャストの少年少女たちの1人を演じていました。
韓国でキム・ガンフンさんは、“国民の息子”や“国民の甥”なんて呼ばれているそうですが、出演作の中で特に有名なのは大ヒットドラマ「椿の花咲く頃」でのピルグ役でしょう!ピルグはコン・ヒョジンさん演じるヒロイン・ドンベクの息子というだけでなく、視聴者の涙を誘ったドラマのメインキャストの1人でもありました。
このドラマは最高視聴率23.8%を記録する大ヒットとなり、小さいながらシングルマザーである母親を守ろうとするキム・ガンフンさんの演技が高く評価され、KBS演技大賞で男子演技賞を受賞しました。
キム・ジュン
続いて紹介するのはドラマ「賢い医師生活」シリーズでウジュ役を演じていたキム・ジュンさんです。
2014年5月12日生まれのキム・ジュンさんは、2019年のドラマ「君を守りたい〜Save me〜」でデビューし、ウジュ役で人気を博します。ウジュは、チョ・ジョンソクさん演じるイクジュンの息子で、医師として忙しく働きながらも、シングルファーザーとして家事や子育てもこなしているイクジュンとの微笑ましい親子関係をドラマで披露して注目を集めました。
このドラマ出演で一躍有名子役となったキム・ジュンさんは、韓国でマクドナルドや通信会社など10社以上のCMに引っ張りだこだそうです。
この他にもドラマ「ペーパーハウスコリア:統一通貨を奪えPart2」や、クォン・サンウさん主演の映画「スイッチ人生最高の贈り物」にも出演しています。
チョン・ヒョンジュン
2017年のドラマ「あなたはひどいです」でデビューしたチョン・ヒョンジュンさんは、2011年11月8日生まれの有名子役です。
「十八の瞬間」「バガボンド」「シーシュポス:The Myth」「Mine」「生まれ変わってもよろしく」「恋人」など、有名ドラマに多数出演していますが、
アカデミー賞受賞映画「パラサイト 半地下の家族」でイ・ソンギュンさん演じるパク社長の息子役を演じたことで一躍有名となりました。
「パラサイト」で共演したパク・ソダムさんとは、パク・ソダムさん主演のアクション映画「パーフェクトドライバー/成功確率100%の女」で再共演し注目を集めました。
ムン・ウジン
これまでに30本以上のドラマに出演しているムン・ウジンさんは、2009年2月19日生まれの人気子役です。
パク・ソジュンさん演じる主人公の子供時代を演じた「キム秘書はいったい、なぜ?」をはじめ、2020 KBS演技大賞の青少年演技賞(男性部門)を受賞したドラマ「一度行ってきました」、キム・スヒョンさん演じるガンテの子供時代を演じた「サイコだけど大丈夫」
パク・ウンビンさん演じる主人公ソ・モクハの同級生を好演した「無人島のディーバ」など代表作は多く、2023年末に行われた大衆文化芸術授賞式「2023 APAN STAR AWARDS」にはチョン・ヒョンジュンさんらと共に参加しています。
特に、同じく人気子役のキム・スインさんと共演した「サイコだけど大丈夫」は、放送後に子役がイケメン過ぎるとして話題となりました!
パク・イェリン
2013年1月5日生まれのパク・イェリンさんは、キッズモデル出身の子役です。
CM出演数は20本以上とかなり多く、俳優としてはドラマ「智異山〜君へのシグナル」「グリーン・マザーズ・クラブ」「秘密の家〜愛と復讐の迷宮〜」などの出演で知られています。
そんなパク・イェリンさんが注目されたのは本格的なデビュー作である映画「スペース・スウィーパーズ」からです。
Netflixで配信されたこの作品で大量破壊兵器の人型ロボット・ドロシー役を演じ、主人公役のソン・ジュンギさんやキム・テリさん、チン・ソンギュさんにユ・ヘジンさんといった人気俳優と共演しすぐに注目されることとなりました。
ソ・ウジン
2015年7月23日生まれソ・ウジンさんは、2017年にドラマ「ゴー・バック夫婦」でデビューしました。
「ザ・キング永遠の君主」「紳士とお嬢さん」「シュルプ」「ドクタースランプ」など、人気ドラマにいくつも出演しており、
その可愛さから共演者との写真が多数SNSに投稿され人気となりました。
そんな中でも2020年に出演したドラマ「ハイバイ、ママ!」で女の子役を演じたことは大きな話題となりました!
これは自身のインスタグラムに投稿されたAIで生成した20歳のソ・ウジンさんの画像ですが、あまりにもイケメンなので将来が期待できる!としてこちらも話題となったようです。
パク・ソイ
2012年3月12日生まれのパク・ソイさんは、2018年のデビュー以降、30作近くの作品に出演している今最も注目されている子役として知られています。
ドラマ「彼女の私生活」ではパク・ミニョンさん、
「ドドソソララソ」ではコ・アラさん、
「シスターズ」ではキム・ゴウンさん、
「生まれ変わってもよろしく」ではシン・ヘソンさんの子供時代を演じ、
「悪鬼」ではキーマンとなる少女、そして映画「スイッチ 人生最高の贈り物」ではキム・ジュンさんと双子役を演じるなど、ドラマに映画にと引っ張りだこな人気子役です。
この映画で子役賞を受賞したパク・ソイさんは、2023年のドラマ「声を区分する方法 2時15分」で初主演を務めるなど、年々活動が活発化しています!
オ・アリン
2011年5月2日生まれのオ・アリンさんは、2歳ころからキッズモデルとして活躍しCM出演も多数という人気子役です。
俳優としてはドラマ「復讐のカルテット」「花遊記(ファユギ)」「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」、映画にも端役として多数の作品に出演していますが、その演技力が高く評価されたのは公主アリ役を演じたドラマ「皇后の品格」でした。
このドラマでオ・アリンさんが演じる公主アリは、シン・ソンロクさん演じる皇帝イ・ヒョクの娘という役柄で、7歳にして大人顔負けの演技力を披露しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
冒頭に説明したように、韓国ドラマでは子供時代からスタートする作品が多く、そこでキャラクターに感情移入させられるかどうかでその後のドラマに対する印象が変わってきます。
そういった意味でも、メインキャストと子役のシンクロ度合いや演技力が重要となってくるんですよね。
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