皆さんは韓国ドラマを見る際にどんな要素を重要視しますか?
近年人気の愛憎劇が好みの方はドロドロとした人間模様やスリリングな復讐劇、サスペンスドラマだと刺激的な犯罪描写とヒリヒリとした犯人との知能戦、王道のロマンスだと美男美女たちによる恋愛模様と別れと再会の展開、そしてこれら全ての要素が盛り込まれた家族ドラマ。
このように様々なタイプの韓国ドラマが存在しますが、そんな中で忘れてはいけないのが泣ける要素です。
ということで今回は、泣きたい時におすすめしたい、泣ける韓国ドラマ8作品を紹介したいと思います。
泣きたい時におすすめの泣ける韓国ドラマ8選 Part2
サイコだけど大丈夫
2020年に放送された「サイコだけど大丈夫」は、5年ぶりのドラマ出演となったキム・スヒョンさんと、このドラマでブレイクしたソ・イェジさん主演によるロマンスドラマです。
そのストーリーは、親から愛情を注がれることなく育ってきた男女のラブストーリーとその家族のドラマであり、様々な事情で心に傷を負った人々が暮らす精神病院を舞台としたヒーリングドラマという一面もあります。
オ・ジョンセさん演じる自閉スペクトラム症の兄の世話をしながら精神病院で働くキム・スヒョンさん演じる主人公と、人気童話作家ながらも母親からの歪んだ愛情のせいで反社会性パーソナリティ障害となったソ・イェジさん演じるヒロインというキャラクターだけ見ると、暗くてシリアスなドラマと感じるかもしれませんが、実はコミカルな要素や童話的演出も盛り込まれたハートフルなドラマとなっているんです。
登場人物たちが抱えたトラウマが癒やされていく展開は感動的で、ぶつかり合いながらも主人公とヒロインが惹かれ合っていき、やがて兄と共に家族のような関係性を築いていく過程も泣けるポイントが満載となっています。
精神病院の患者たちとの関わりを描いたエピソードも心温まるものばかりで、兄との兄弟愛を描いたエピソードは主人公たちのロマンスにも引けを取らない見応え抜群なものとなっており、影の主人公とも言えるオ・ジョンセさんの見事な演技力により誰もが涙すること間違い無しの感動のドラマに仕上がっています!
二十五、二十一
2020年に放送された「二十五、二十一」は、時代に夢を奪われた若者たちを主人公とした成長と初恋を描いた青春ドラマです。
経済危機に揺れる1990年代の韓国を舞台に、フェンシングクラブ国家代表選手を夢見るヒロインと、裕福な家庭で育つも経済危機の影響で家族が離散し厳しい生活をおくることになった青年のロマンスを中心に、フェンシング選手としての成長やライバルとの戦い、そして若者たちの友情ドラマが描かれます。
メインキャスト5人のキャラクターも良く、特に主演のキム・テリさんの存在感は抜群でしたね!
終盤の家族ドラマとロマンスは涙なくしては見れませんが、過去を振り返った時、この経験があってこそ成長したんだと共感させられる展開になっていたと思います。
悲恋と取るか良い思い出と取るかは人それぞれですね!
運命のように君を愛してる
台湾ドラマ「ハートに命中!100%」をリメイクしたこの作品は、チャン・ヒョクさんとチャン・ナラさんが12年ぶりに共演した笑いあり涙ありのラブコメディです。
ひょんなことから一夜を共にし、妊娠を経て結婚するも記憶喪失や病気により別れ、最終的には再び結ばれるという展開は王道ですが、そこにチャン・ヒョクさんのコミカルなキャラクターと、チャン・ナラさんの純情さのバランスが良く、台湾ドラマの純愛ストーリーと韓国ドラマの劇的な演出が合わさったことでオリジナル以上に面白い作品となりました!
序盤は主人公の冷たい対応に腹が立ち、それを文句もなく受け入れるヒロインにイライラさせられたりもしましたが、後半になるとその関係が逆転しコミカルさが増してくるのが魅力です。
そして、涙なくしては見れない悲劇や終盤での感動の展開には韓国ドラマとしての面白さがすべて詰まっているといっても過言ではないかもしれません。
私たちのブルース
2022年に放送された「私たちのブルース」は、韓国済州島を舞台としたオムニバス形式のヒューマンドラマです。
出演者はイ・ビョンホンさん、シン・ミナさん、チャ・スンウォンさん、イ・ジョンウンさん、ハン・ジミンさん、キム・ウビンさん、オム・ジョンファさんという豪華なもので、エピソードごとに主人公が変わるものの時折り他のエピソードの登場人物と交わるのがにくい演出となっています。
本作には笑いやロマンス、感動も詰まっているのですが、それがいい意味でドラマっぽくなく描かれているのが特徴です。
いわば豪華キャスティングにより島で暮らす人々の日常を切り取ったような作品で、島で暮らす人々の過去や様々な問題などが共感度抜群に描かれていきます。
あえて演出していないからこそエピソードに共感を覚えるところも多く、誰もが1つは感動するエピソードに当たるのではないでしょうか?
ムーブ・トゥ・ヘブン: 私は遺品整理士です
2021年に放送された「ムーブ・トゥ・ヘブン私は遺品整理士です」は、「シグナル」のイ・ジェフンさんと「ラケット少年団」のタン・ジュンサンさん主演によるヒューマンドラマです。
アスペルガー症候群の少年グルと、刑務所上がりの叔父サングが、グルの亡き父親の意思を継ぎ遺品整理士として働いていく様を描いた作品で、遺品整理を通して故人の思いや遺された家族との関わり方について考えさせられるドラマとなっています。
アスペルガー症候群の主人公とのその後見人をコンビとした作品はこれまでにも数多くの制作されてきましたが、本作はそこに主人公を心配して仕事に協力する友人の少女が加わることでコミカルさと感動のバランスが良くなっているのが特徴です。
遺品整理という仕事もあって毎話感動させられるエピソードとなっていて、遺品整理を通して家族の大切さに気付かされるだけでなく、遺族の複雑な家族事情や家族との関係が希薄となった現代についても考えさせられます。
赤い袖先
2021年に放送された「赤い袖先」は、除隊後復帰作となった2PMのジュノさんとイ・セヨンさん主演によるロマンス時代劇です。
2021年MBC演技大賞で8冠、第58回百想芸術大賞で2冠獲得したこのドラマは、これまで何度も取り上げられてきた王・イ・サンの若かりし日のロマンスを描いた作品となっています。
幼い頃に運命的に出会った次期王と宮女とのロマンスは、これまで時代劇で見たイ・サン像とは違っているのがポイントで、王道の権力闘争を描きつつも王宮内で働く宮女たちに焦点を当てているのが特徴となります。
他のイ・サンを扱った作品を観たことがある方なら、最初からイ・サンと官女のロマンスが悲恋となることは予想がつくのですが、お互いに想いを寄せ合いながらも拒絶するしかない官女や、それでも想い続けるイ・サンの苦しみは見ていて悲しくなります。
まぶしくてー私たちの輝く時間ー
2019年に放送された「まぶしくて−私たちの輝く時間−」は、ハン・ジミンさん、キム・ヘジャさん、ナム・ジュヒョクさん共演のファンタジックラブロマンスです。
そのストーリーは、25歳のヒロインが時間を巻き戻せる腕時計の力により70歳のおばあさんとなるというもので、時計を使い時間を戻すと成長が早くなるという設定により時間の大切さについて描いています。
そして、突然おばあさんの姿になっても楽しく生きるヒロインと、そんなヒロインを見守る心に傷を抱えた青年とのロマンスがみどころとなります。
時間や記憶という大きなテーマをファンタジックな要素と笑いを絡めて描いたヒューマンドラマで、本当なら巻き戻すことは出来ない時間の大切さと今を精一杯生きることの意味、そしてそんなかけがえのない時間を楽しんで使うべき理由について考えさせられる作品となっています。
終盤は間違いなく泣けるもので、人生経験が豊富な人であればあるほど感情移入し泣けるのではないでしょうか。
愛の不時着
2020年に放送され日本でもブームとなった「愛の不時着」は、ヒョンビンさんとソン・イェジンさん主演による大ヒットラブストーリーです。
北朝鮮に不時着した財閥令嬢と、令嬢を救助した北朝鮮の軍人とのロマンスを描いたストーリーで、これまでドラマ等であまり描かれなかった北朝鮮の人々の暮らしや、令嬢と軍人や現地の人々との関わりがコミカルに描かれています。
軸となるのはエリート軍人と令嬢がじ徐々に惹かれ合い、やがて恋に落ちる展開であり、何とかして韓国に戻ろうとする令嬢とそれを助ける軍人たちとの友情ドラマもみどころとなります。
終盤になると北朝鮮軍部の不穏な動きによりサスペンス的展開も強くなるのですが、それと同時に愛し合った者たちの悲しい別れも待っており、このクライマックスシーンは誰もが泣いてしまうものとなっています!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
泣ける作品とは言え100%の人が泣ける作品は無いと思います。
この中から皆さんの感性に引っかかった泣ける作品を探してみるのもいいかもしれませんね。
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