陰のある役がハマった韓国イケメン俳優
韓国ドラマを見ていると、陰のある独特な雰囲気で、視聴者を一気に引き込む魅力的な俳優がたくさん存在します。
今回は、そんな陰のある、退廃美を持つイケメン俳優6人をご紹介します。
キム・ジェウク(ボイス)
最初にご紹介するのは、「コーヒープリンス」でブレイクした、歌手でモデル出身の人気俳優キム・ジェウクさんです。
1983年4月2日 ソウル特別市生まれの42歳(2025年現在)。
中学生のときアイルランドに単身留学し、帰国後、高校2年生でモデルデビューすると、多くのCMやファッションショーに出演。また、2002年のドラマ「勝手にしやがれ」で俳優デビューします。
そして、2007年の「コーヒープリンス1号店」では、モデル出身俳優らしく、無造作に束ねたロングヘアなど独創的なスタイルを披露し、流暢な日本語とクールな演技で人気を集めました。
また2008年には「アンティーク〜西洋骨董洋菓子店〜」で映画デビューも果たしています。
そんなキム・ジェウクさんは、格別の退廃美で女性ファンを虜にしている俳優です。
2017年放送のサスペンスドラマ「ボイス」では、冷たくて残酷な稀代の殺人鬼役を、持ち前のミステリアスな魅力で演じました。この悪役は、「美しすぎる悪」と言われ、韓国史上最も魅力的な悪役との評価を受けました。
キム・ナムギル(赤と黒)
続いてご紹介するのは、さまざまなジャンルの作品で、視聴者を楽しませてくれる演技派俳優のキム・ナムギルさんです。
1981年3月13日 ソウル特別市生まれの44歳(2025年現在)。
1999年放送の学園ドラマ「学校」でデビューすると、2006年の映画「後悔なんてしない」で同性愛者を演じ、話題となりました。
そして、2009年の時代劇ドラマ「善徳女王」にピダム役で出演し、多くの女性の心をわしづかみにし大ブレイク。本作をきっかけに、後に多くの作品で主演を飾るようになっていきます。
近年では、2017年の「医心伝心〜脈あり!恋あり?~」で、今までにないコミカルかつ愛嬌たっぷりの演技で新境地を開拓。
また、最優秀作品賞、男女俳優賞を受賞した、2019年の「熱血司祭」では、血の気の多い司祭を演じ、見たことのない破格なキャラクターが話題になりました。
そんなキム・ナムギルさんは、退廃的な雰囲気を感じさせる、陰のある役がはまるイケメン俳優の代表格といえます。
2010年に、日韓合作ドラマ「赤と黒」で初主演。
本作は、財閥家から離縁された主人公が、その家に復讐しようとする物語ですが、そこで見せた悪い男ぶりが、お茶の間で大反響を呼びました。
イ・ドンウク(他人は地獄だ)
三番目にご紹介するのは、長身と端整な顔立ちから、俳優だけでなくモデルとしても活躍するイ・ドンウクさんです。
1981年11月6日 ソウル特別市生まれの44歳(2025年現在)。
1999年、ドラマ「道の外にも世界はある」で俳優デビューすると、以降、2002年のドラマ「Loving You」、2011年「女の香り」、2016年の「トッケビ」、2020年「九尾狐伝」など数多くの作品で活躍しています。
例えば「九尾狐伝」では、伝説の霊獣とされる「九尾狐」を、男性ならではのセクシーな佇まいで演じ、大きな反響を呼びました。
そんなイ・ドンウクさんは、堀が深い二重の目と色白の肌が、妙な退廃的な色気を漂わせ、女性ファンの心を揺さぶるイケメン俳優と言えます。
2019年のドラマ「他人は地獄だ」では、それまでの甘いロマンス作品から一変、不穏な笑みを湛えるミステリアスな歯科医役を演じ、ダークな色気を爆発させました。
チュ・ジフン(智異山)
四番目にご紹介するのは、モデルから俳優に転身し、幅広いジャンルの作品で演技の才能を発揮するチュ・ジフンさんです。
1982年5月16日 ソウル特別市生まれの43歳(2025年現在)。
ファッションモデルとして活躍し、数々のコレクションに出演し、2005年には「最高のファッションビジュアルモデル賞」を受賞しています。
そして、2006年のドラマ「宮 」の皇太子役で大ブレイク。
翌年、日本でもリメイクされたドラマ「魔王」でさらに注目を集めました。
また2008年、「アンティーク 西洋骨董洋菓子店」で主演としてスクリーンデビューを飾り、2009年「キッチン 3人のレシピ」に出演し、一躍スターダムにのし上がりその後兵役を経て、2012年の映画「私は王である!」で復帰。
さらに、2013年の医療ドラマ「メディカル・トップチーム」や、2014年「コンフェッション 友の告白」、2015年「背徳の王宮」、2018年の「神と共に」シリーズなど、幅広いジャンルの作品に出演。
近年ではTVドラマにも多く出演し、2019年「キングダム」や2023年「支配種」などで主演を務めています。
そんなチュ・ジフンさんは、夢幻的な目つきと、キリッとした顔立ちから漂う退廃的な色気が魅力のイケメン俳優です。
これまで演じてきた様々な役の中で、心に闇をにじませる陰のある役がはまる俳優の一人と言えます。
2021年放送のドラマ「智異山 」では、だれにも言えない秘密を秘めた、国立公園の森林レンジャーに扮し、繊細で憂いのある表情で視聴者を魅了しました。
イ・ジュンギ(麗/悪の花)
五番目にご紹介するのは、「アクション職人」や「史劇の王子」など、様々な異名を持つ俳優イ・ジュンギさんです。
1982年4月17日 プサン広域市生まれの43歳(2025年現在)。
2001年からモデルとして芸能活動を始め、いくつかのドラマに端役で出演します。
そして2004年、日韓合作映画「ホテル ビーナス」でスクリーンデビュー。
続く2005年の映画「王の男」でメインキャストに抜てきされ、美しい女形の演技で一躍注目を浴びました。
以降、2007年のドラマ「犬とオオカミの時間」や、2008年「イルジメ」などで主演を務め、韓国を代表するスター俳優になりました。
その後、兵役を経て2016年には、人気アクションシリーズ最終章「バイオハザード ザ・ファイナル」で、ハリウッド進出も果たしています。
そんなイ・ジュンギさんの、切れ長の目に鋭い顎ラインと高い鼻から漂う、妖艶で刹那的な雰囲気に惑わされる女性ファンは多く、独特のオーラから陰のある役がはまる代表的な俳優の一人と言えます。
その魅力が頂点に達したのが、2016年のドラマ「麗」と、2020年の「悪の花」でした。
「麗」では、深い傷と孤独を背負ったミステリアスな王子を、また「悪の花」では、わけあって過去を隠したまま生きている男をそれぞれ好演し多くの女性ファンの心を鷲掴みにしました。
ソン・ソック(私の解放日誌)
最後にご紹介するのは年代や好みを問わずあらゆる女性が惚れる、遅咲きの演技派俳優ソン・ソックさんです。1983年2月7日 テジョン広域市生まれの42歳(2025年現在)。
中学生の頃、内向的な性格を変えるため米国に留学し、その後シカゴの美術大学へ進学。
2005年、大学在学中に韓国に戻り兵役についたのち、カナダのバンクーバーへ移住します。
そしてまた韓国に戻りオーディションを受けるも鳴かず飛ばずで、33歳でデビューを果たした異色の経歴の持ち主です。
遅咲きながら、その高い演技力と独特の色気から一躍注目の的になります。
すべてを見透かされそうな切れ長の目と、どこまでも薄情そうな薄い唇に、全身から際限なく漏れ出る色気で、出会ってしまったら好きにならずにはいられない魔性の男と言われます。
2022年のドラマ「私の解放日誌 」では、激情を抱えた物静かな男という複雑な役柄でしたが、ぶっきら棒で、どこか陰のある謎の男性を演じ、一気にブレイクしました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介した6人は全員が42歳前後で、俳優として脂の乗り切った俳優さんばかりでしたね。
そのほか、高身長、モデル出身、演技の幅が広いといった共通点もあるようです。
しかしソン・ソックさんだけは例外で、是非見てみたい異色の俳優といえるのではないでしょうか。
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