【韓国ドラマ】赤い袖先の見どころやあらすじ!出演者についても

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“イ・サン(正祖)”を題材とした作品といえばイ・ビョンフン監督のドラマ「イ・サン」や、米びつ事件を描いた「秘密の扉」、ヒョンビンさん主演のエンタメ映画「王の涙−イ・サンの決断−」といった名作が名を連ねています。

そんな中でも本作は、韓国のベストセラー小説「袖先赤いクットン」を原作とした歴史ラブロマンスというものになっているんです!
今回はそんなドラマ「赤い袖先」について紹介します。

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赤い袖先はどんなドラマ?

ドラマ「赤い袖先」は2021年11月より放送された2PMジュノさんとイ・セヨンさん主演による、名君と名高い王イ・サンと宮女との若かりし日のロマンスを中心とした作品です。

初回の視聴率は5.7%と決して高いものではありませんでしたが、そこから最高17.4%まで伸ばし1話延長されるほどの人気となりました。ちなみに、2021年MBC演技大賞で8冠、第58回百想芸術大賞で2冠獲得という好評価も得ています。

では、これまでの“イ・サン”関連作品とどう違うのかというと、父と息子との複雑な関係や権力闘争だけにスポットを当てるのではなく、歴史的にも有名な人物のロマンスや王のために働く宮女たちの人生を描くことで、違う“イ・サン像”が映し出されている点にあります。

当然、これを抜きには語れない祖父・英祖とイ・サンの父・思悼世子との愛憎関係や、悲劇を生むに至った権力闘争なども盛り込まれているのですが、そんな男たちを支える宮女たちの友情に注力していたのが他の“イ・サン”関連作品には無い要素でしょう。

祖父により父を死に追いやられた孤独な次期王イ・サンと見習い宮女との運命的な出会いからはじまり、若き日の二人の微笑ましいやり取りを描いた前半と、世孫から王になったイ・サンを支えていく宮女との切ないロマンスを描いた後半という2パートに分かれているのですが、果たして二人のロマンスの行方やいかに!?

あらすじ

没落した一族の娘から宮廷に仕える見習い宮女となったソン・ドギムは、好奇心の高さと持ち前の聡明さゆえに誰からも愛されていました。
一方、父を祖父により死に追いやられた国王・英祖の孫イ・サンは孤独な生活を送っていました。

ある夜、そんな二人がひょんなことから知り合い、ドギムはサンの正体を知らぬままサンの窮地を救うことになります。それ以来、サンはドギムに想いを寄せるようになるのですが、見習い宮女と世孫という関係ゆえに再会することなく月日だけが過ぎてしまいます。赤い袖先はどんなドラマ?引用元:https://k-jidaigeki.com/

数年後、聡明で美しい宮女へと成長したドギムは、偶然が重なり再びサンと再会することになります。

しかし、ドギムは未だにサンの正体に気付いておらず、司書と勘違いしてまたしても無礼をはたらいてしまうのです。それ以降も度々関わるようになり二人は次第に惹かれ合っていくようになるのですが、一方で宮廷内での勢力争いも激しさを増しており…。

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出演者について

ジュノ(イ・サン)

 

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ジュノさんにとって除隊後初の復帰作であり、その年の演技大賞でいくつもの最優秀演技賞を獲得した作品です。

ジュノさんが演じるのは名君イ・サン。父である思悼世子(サドセジャ)の死をトラウマとして抱えるサンは、孤独ゆえに傲慢になってしまった人物ですが、そんなサンに対しても物怖じせず、言うべきことを我慢しないドギムに惹かれていきます。

厳しい祖父や反対勢力に対抗しながらも、名君へと成長しドギムとの一途な恋を成立させるべく奮闘する王の姿を見事に表現し、ジュノさんにとって「キム課長とソ理事」に次ぐ代表作となりました。

現在ソロアーティストとしての活動も行っているジュノさんは、2008年に2PMのメンバーとしてデビューした人気アイドルです。俳優として本格的に活動をはじめたのは映画2013年の「監視者たち」からで、その後映画「二十歳」で映画初主演し、ドラマ「キム課長とソ理事」で大ブレイクを果たします。

以降もドラマ「ただ愛する仲」「油っこいロマンス」での主演を経て本作で時代劇ドラマに初挑戦します。
2023年には高級ホテルを舞台としたドラマ「キング・ザ・ランド」で主演し、2024年1月には韓国で5年ぶりとなるソロコンサートを開催します。

イ・セヨン(ソン・ドギム)

 

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ジュノさんと共に演技賞とベストカップル賞を受賞したイ・セヨンさんが演じるのは、一族が没落したことから見習い宮女となり、のちに後宮になる宮女ドギムです。

正体を知らぬままサンと親しくなっていくドギムと、そんなドギムの明るさに惹かれていくサンとのロマンスはトキメキ満載で、宮女としてサンを健気に支えていくドギムの姿に切なくなること間違いなしです!

すでに子役出身俳優という印象が薄くなってきたイ・セヨンさんは、人気ドラマ「威風堂々な彼女」や「宮廷女官チャングムの誓い」などに出演する人気子役として知られていました。

大人の女優として知られるようになったのはドラマ「ヴァンパイア探偵」への出演頃からで、その後は「医師ヨハン」「メモリスト」「ルール通りに愛して!」といった人気ドラマの主演を務めています。

近年は「王になった男」、「赤い袖先」、2023年11月17日より放送中の「烈女パク氏契約結婚伝」といった時代劇作品への出演が続き、“時代劇クイーン”との呼び声も高くなっています。

カン・フン(ホン・ドンノ)

 

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イ・サンの忠臣ホン・ドンノを演じるのは、本作で新人賞を受賞したカン・フンさん。
ドンノはサンが信頼する人物ですが、実はサンからの信頼を利用し出世しようとする裏表のある人物です。

2009年に俳優デビューしたカン・フンさんが注目されたのは2018年のPlaylist配信ドラマ「こんな花のようなエンディング」から。その後、ドラマ「新米史官ク・ヘリョン」「十八の瞬間」「おかえり〜ただいまのキスは屋根の上で!?〜」などに助演出演し、そして本作でブレイクすることに!

30歳を過ぎてからの遅咲きとなりましたが、赤い袖先に出演以降は話題作「シスターズ」や、「いつかの君に」ではアン・ヒョソプさん、チョン・ヨビンさんと共に主演を務めるまでになりました。

2023年の「コッソンビ 二花院(イファウォン)の秘密」は日本でもBSプレミアムで放送され、10月28日には日本で初のファンミーティングも行われるほど人気が高まっています。

イ・ドクファ(ヨンジョ)

 

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第21代王・英祖でイ・サンの祖父役を演じるのは大ベテランのイ・ドクファさんです。
英祖は朝鮮王朝の歴代君主中最も長生し、最も長い在位期間で知られる人物で、自身の息子である思悼世子(サドセジャ)を餓死させた米びつ事件が有名です。

ドラマ「トンイ」のヒロイン淑嬪(スクピン)の息子としても知られていますが、実は50年以上も王座に就いた強権的な力を持つ人物です。イ・サンの父の死に関しては触れてはいけない過去であり、後継者であるイ・サンに対しても厳しく接してきました。

イ・ドクファさんといえば、70年代より活躍する大御所俳優で、会長、将軍、政治家、マフィアのボス役などのイメージが強いですが、本作では王役を演じMBC演技大賞功労賞を受賞しています。

チャン・へジン(サングン)

出演者について引用元:X

アカデミー賞受賞映画「パラサイト 半地下の家族」で、ソン・ガンホさんの妻役を演じ世界的に注目されたチャン・ヘジンさん。

それ以降、ドラマ「愛の不時着」や「パンドラの世界〜産後ケアセンター〜」「女神降臨」といった話題作に立て続けに出演し、本作でもヒロイン・ドギムを実の娘のように教育してきた尚宮(サングン)役として出演しています。

ソ・ヒョリム(ファワンオンジュ)

英祖の末娘である和緩翁主(ファワンオンジュ)を演じるのは悪女役としておなじみの ソ・ヒョリムさん。

イ・サンの父である思悼世子(サドセジャ)の妹で、父・英祖からの寵愛を独占したいという思いが強いことからサンと対立することになります。しかし、思悼世子(サドセジャ)を陥れたり、サンを世孫から排斥しようとしたことがあることから、王となったサンから報復されることを恐れ警戒しています。

チャン・ヒジン(王妃)

 

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英祖の継室である王妃キム氏を演じるのはドラマ「あなたはひどいです」や「悪の花」などで知られるチャン・ヒジンさん。ソ・ヒョリムさんと同じく悪女役のイメージのあるチャン・ヒジンさんですが、赤い袖先で演じる王妃は聡明で判断力に優れた人物で、ドギムの才能を認め気にかけるようになります。

2023年放送の最新ドラマ「パンドラ 偽りの楽園」では、イ・ジアさんやイ・サンユンさんらと共演しています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

かつては、視聴率30%超えが当たり前という時期もあった韓国の時代劇ドラマですが、近年はドラマ作品全体の視聴率も下がり、骨太な史劇もの全盛期からファンタジー要素が盛込まれたフュージョン時代劇全盛期へと移り変わっています。

そんな中で本作は、“イ・サン”という王道キャラクターを主役にしたロマンス時代劇となっており、史劇好きでもロマンス好きでも楽しめる名作になっています。



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