韓国で軍は見慣れない存在ではありません。
4大義務の1つである国防の義務として兵役の義務が明示され、18歳以上の身体的、精神的問題がない男性は一般兵として入隊しないといけません。20代の約半分の人が軍を経験していると言っても過言ではないのです。
韓国の国軍は陸軍、海軍、空軍で構成されていて、職業として軍人になりたい人は軍の幹部として志願することになります。
軍をテーマにした映画やドラマも多数存在していますよね。韓国の芸能界の中では、父親の職業が軍人という女優も少なくないようです。
今回は、父親が軍人の韓国美人女優6人を経歴とともにご紹介します。
軍人のイメージは厳格な父親であることを想像をしてしまいませんか。
実際はどのような親子関係で芸能活動に反対していなかったのでしょうか。
早速見ていきましょう。
まず初めにご紹介するのは、韓国を代表する女優のハン・ヒョジュさんです。
ハンヒョジュさんは、1987年生まれで2023年2月現在36歳です。
インターネットで応募した衣料ブランドのモデルに抜擢され2005年にデビューしました。
2006年に季節シリーズ完結編「春のワルツ」で主演に抜擢され、シンデレラと呼ばれるようになりました。
2009年にはドラマ「華麗なる遺産」に主演し、このドラマも高視聴率を記録しています。
その後は韓国時代劇「トンイ」にも主演して数々の賞を受賞し、広い世代から支持され国民的女優としての地位を確立しました。
2020年には竹内涼真さん、藤原竜也さんが主演した映画「太陽は動かない」に出演。
日本でも活躍をしていますね。
そんなハン・ヒョジュさんの父親は韓国空軍の仕事をしています。
その関係からか、2007年にハン・ヒョジュさんは空軍の広報大使を務めています。
ハン・ヒョジュさんはインタビューで「今まで最も親の意に反したことは俳優になったこと」と明かしています。
しかし、過去には元所属事務所のマネージャーらが交際男性とのプライベート写真をマスコミに流すとしてハン・ヒョジュさんの父親から1,000万ウォンを騙し取ったとの報道がありました。
結局ハン・ヒョジュさんの現所属事務所が警察に通報し、父親が男らの検挙に積極的に協力したと言いますが、娘の芸能活動を守るような行動により、しっかり応援していることがわかりますね。
次に紹介するのは、女優のコ・アラさんです。
コ・アラさんは「SMベスト選抜大会」で友達のバックダンサーとして出演しましたが、そのずば抜けたルックスで大賞を受賞し、芸能界でデビューを果たしました。
2013年には、大人気ドラマ「応答せよ1994」に出演し、その演技が話題となり人気女優の1人となりました。
その後、ドラマ「君たちは包囲された!-アクシデント・ラブ-」や映画「朝鮮魔術師」、ドラマ「花郎」などに出演。映画、ドラマCMにと引っ張りだこです。
韓国だけではなく、日本でも映画「昴」やドラマ「華麗なるスパイ」に出演。
流暢な日本語を披露し、日本の芸能界でもインパクトを与えました。
そんなコ・アラさんの父親は現役空軍元士であり、30年以上働いているようです。
コ・アラさんも韓国空軍の広報大使に選ばれており、空軍モデルとして活動し航空ショーなど主要なイベントに参加していました。
「空軍と結んだ大切な縁に感謝し、空軍の素敵な姿を知らせるために一生懸命努力します」と空軍広報大使に任命された思いを伝えました。
かっこよく軍服を着こなしていますね。
3人目にご紹介するのは、映画とテレビの両方で10年以上に渡り活躍しているパク・ボヨンさんです。
パク・ボヨンさんは、普通の学生として過ごしていたそうですが、中学生の時に学校の映画サークルの作品にでてくる人形役として初めて演技をしたそうです。
その後、本格的に映画サークルでの活動を始め芸能界関係者の目に留まり、事務所と契約することになりました。
両親は特に反対はしていなかったようで、2006年には「秘密の校庭」でデビュー。
ネックレスを盗み好きな人にあげるという役を演じましたが、憎めないかわいらしさでお茶の間の注目の的となりました。
その後ドラマ「王と私」、「力の強い女ト・ボンスン」、「ある日私の家の玄関に滅亡が入ってきた」など映画、ドラマはもちろんCMにも多数出演していてパク・ボヨンさんを見ない日はないほどといわれるくらい売れっ子です。
そんな彼女の父親は、30年以上にわたって特殊部隊に仕えた軍人です。
父親の影響から規則正しい生活をしていました。
幼い頃はスカートや短いズボンは禁止され、門限も厳しく決められていたのだとか。
そのため普段から時間を守ることが徹底できているそうですよ。
次に紹介するのは、女優のチョ・ユニさんです。
チョ・ユニさんは1982年生まれで2023年2月現在40歳です。
2002年ドラマ「オレンジ」でデビューし、その後、「ラブレター」や「ナイン~9回の時間旅行」「棚ぼたなあなた」など映画やドラマに出演しています。
明るい笑顔が特徴的なチョ・ユニさんですが、モデル活動ではセクシーな姿を披露。
その完璧なスタイルは女性の憧れですよね。
私生活ではドラマ「月桂樹洋服店の紳士たち 恋はオーダーメイド!」で共演したイ・ドンゴンさんと2017年に結婚と妊娠を発表し、ビッグカップルの誕生に話題となりました。
そして同年12月に女の子を出産しています。
幸せそうな私生活を公開したりしていましたが、2020年に離婚を発表しました。
2022年には、ドラマ「7人の脱出」で2年半ぶりにドラマ復帰することが決まっています。
そんなチョ・ユニさんの父親も軍人で、1番厳しいと言われている海兵隊の主任だったそうです。
以前バラエティ番組でチョ・ユニさんは、「職業軍人なのにひどい人物」と暴露し笑いを誘いました。
父親が節約することで幼いころからストレスを感じていて、反抗期時には呼ばれても返事をせずに無視をしていたのだとか。
チョ・ユニさんにもそんな時期があったなんて、少し親近感が湧きますよね。
5人目にご紹介するのはハン・ジミンさんです。
ハン・ジミンさんは1982年11月生まれで2023年2月現在40歳です。
叔父がサッカーの元韓国代表監督でハン・ジミンさん自身も幼い頃からサッカーに親しんだそうです。
小学校のころから学習雑誌のモデル活動をしていて、その後もファッション誌やタレントとして活躍していました。
2003年ドラマ「オールイン 運命の愛」でヒロインのソン・ヘギョさんの子供時代を演じ、脚光を浴びました。
さらに世間に顔が知られるようになったのは、韓国時代劇ドラマ「チャングムの誓い」で主人公の友人役を演じたことがきっかけです。
その後は、「屋根部屋のプリンス」、「京城スキャンダル」、など話題作に出演し人気女優の仲間入りを果たしました。
日本でもリメイクされ大人気となったドラマ「知ってるワイフ」でも主演を務めていましたよね。
最新作ドラマでは、小さな村を舞台に犯罪事件を解決する超能力を持つ獣医師を演じるそうです。
そんなハン・ジミンさんの父親は空軍中佐出身で、空軍部隊の中で中華レストランを運営していました。
そのため2歳年上の姉とよく店で手伝いをし、当時から美人姉妹でとても有名だったそうですよ。
こんな綺麗な方がいるレストランなら毎日行きたくなってしまいますよね。
最後にご紹介するのは韓国で「お嫁さんにしたい女優第1位」や「女優があこがれる女優第1位」と名前が上がるイ・ヨンエさんです。
北朝鮮の金正日総書記が生前、イ・ヨンエさんの熱狂的なファンだったことは有名ですよね。
イ・ヨンエさんは1971年1月生まれで2023年2月現在52歳です。
小学生の頃、友達の父に頼まれ参考書のモデルになり、これがきっかけで芸能界に足を踏み入れました。
大学卒業後ドラマ「お宅の夫はいかがですか」で女優デビュー。このドラマで演技が評価されSBS演技大賞で新人賞を受賞しています。
日本でも大人気だった韓国時代劇ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」、その後は「師任堂 色の日記」などに出演。
2021年には、13年ぶりにドラマ「調査官ク・ギョンイ」に出演。
飲酒とゲームが我慢できない引きこもりの元警察官のク・ギョンイを演じています。
引きこもりの役ですがイ・ヨンエさんの変わらない美しさで圧倒的な存在感を魅せました。
そんなイ・ヨンエさんの父親は朝鮮戦争の参戦勇士です。
イ・ヨンエさんはウクライナの戦争に1億ウォンの金額を寄付し、手紙で「戦争を体験した参戦戦士の家族として、戦争の残酷さを誰より骨身にしみるほど感じている」と明らかにしています。
これまでも軍士官学校やその地域、兵士のための音楽会経費などへ様々な支援をしています。
気さくで思いやりのある性格で、撮影現場ではビタミンと呼ばれるほど優しくて配慮あふれる姿を見せているそうですよ。
いかがでしたか。
今回は、父親が軍人の韓国美人女優6人をご紹介しました。皆さんの共通点は、筋の通った凛としたオーラでしょうか。
保守的で厳格な家庭なイメージがあり芸能界に理解を示すことは難しいのかと思いましたが、理解して応援してくれている父親も多そうですね。
今後も皆さんの活躍を応援していきたいですね。