「BRIKOREA」は、膨大なビッグデータをもとに、韓国国内の製品やサービスなどの消費者評判を調査・発表する機関です。そして韓国俳優についても、ドラマや映画、CMなど、様々なメディアでの露出度や、オンラインでの話題性、人気度などを総合的に評価し、ブランド評判ランキングとして発表しています。
そこで今回は、2025年2月の韓国ドラマ俳優ブランド評判ランキングトップ10を、昇順のランキング形式でご紹介します。
最初にご紹介するのは、ランキング10位に入ったチョン・ジソさん。
「パラサイト 半地下の家族」への出演で注目を浴びた女優で、1999年9月17日 ソンナム市生まれの26歳(2025年現在)。
小・中学校時代は、フィギュアスケートの選手として活動し、国内大会で金メダルを獲得したという逸話の持ち主です。
2012年のテレビドラマ「メイクイーン」で女優デビューすると、2019年に公開された映画「パラサイト 半地下の家族」に、裕福なパク家の長女ダヘ役として出演。
本作品は、米アカデミー賞で4冠を獲得し、パルム・ドールも獲得するなど国際的に高い評価を得ましたが、チョン・ジソさんも出演者の一員として、全米映画俳優組合賞キャスト賞を受賞しています。
直近では、ドラマ「怪しい彼女」にヒロインで出演し、年齢に合わない深みのある演技を披露して注目を浴びてます。
続いてご紹介するのは、ランキング9位に入ったイ・セヨンさん。
子役時代を彷彿とさせる清楚でピュアなルックスが魅力の女優で、1992年12月20日 ソウル特別市生まれの33歳(2025年現在)。
5歳で、幼児向け番組でデビューすると、その端整な顔立ちと、演技力、可愛らしさで人気になり、ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」などで子役として活躍しました。
近年の出演作に2019年のドラマ「王になった男」、2023年「烈女パク氏契約結婚伝」などがあります。
2021年にヒロインを務めたドラマ「赤い袖先」では、MBC演技大賞・最優秀演技賞に輝いたほか、主演のジュノさんとベストカップル賞にも選ばれました。
直近では、2024年「愛のあとにくるもの」で、坂口健太郎さんとの共演で話題を集めたほか、2025年の新ドラマ「モーテル・カリフォルニア」への出演が確定しています。
三番目にご紹介するのは、ランキング8位に入ったチュ・ジフンさん。
モデルから俳優に転身し「宮」の皇太子役で大ブレイク、1982年5月16日 ソウル特別市生まれの43歳(2025年現在)。
ファッションモデルとして数々のコレクションに出演し、2005年には「最高のファッションビジュアルモデル賞」を受賞。
そして2006年に抜擢されたドラマ「宮」で演じた皇太子役で大ブレイクしました。
また2008年「アンティーク 西洋骨董洋菓子店」で、主演としてスクリーンデビューを飾り、一躍スターダムにのし上がるも、2009年より一時活動中断します。
その後、2012年に、1人2役を務めた主演映画「私は王である!」でスクリーン復帰すると、数々のドラマにも出演し、幅広いジャンルの作品で演技の才能を発揮しました。
最近の代表作には、2020年「キングダム」、2021年「智異山」、2023年「支配種」などがあります。直近では、2025年の主演医療ドラマ「トラウマコード」に出演しています。
四番目にご紹介するのは、ランキング7位に入ったイム・ジヨンさん。
「情愛中毒」で一躍注目を浴びた俳優で、1990年6月23日 金湖洞生まれの35歳(2025年現在)。
2014年公開の映画「情愛中毒」では、ソン・スンホンさん演じる主人公と禁断の愛に溺れる役柄を演じ、高い評価を得ました。
また、2016年のドラマ「吹けよ、ミプン」では初のタイトルロールを演じた他、2022年のドラマ「ザ・グローリー 〜輝かしき復讐〜」の悪役など、幅広く活躍しています。
直近では、2024年のドラマ「オク氏夫人伝ー偽りの身分 真実の人生ー」で、奴婢にふんし、使用人から高貴な女性として生きる波乱万丈な人生を、リアルに表現しています。
五番目にご紹介するのは、ランキング6位に入ったイ・ビョンホンさん。
韓流四天王として2003年の韓流ブーム初期から20年以上にわたり愛されている俳優です。
1970年7月12日 京畿道城南市生まれの55歳(2025年現在)。
1991年、ドラマ「アスファルト、我が故郷」で俳優デビューすると、映画デビューの1995年「誰が俺を狂わせるのか」と、二作目の「ラン・アウェイ」で、各映画賞の新人賞を受賞。
また2000年には、当時の観客動員数記録を更新した映画「JSA」で、釜山映画評論家協会賞・主演男優賞を受賞。さらに2005年に主演し、ハリウッド進出のきっかけとなった「甘い人生」で、映画評論家協会賞をはじめ三つの主演男優賞を受賞しました。
演技力に加え、作品ごとにあらゆるキャラクターを演じられることから、「千の顔を持つ俳優」と称されました。
直近では、「イカゲーム」のシーズン2,3に出演し、主人公を苦しめる敵役として存在感を見せつけています。
六番目にご紹介するのは、ランキング5位に入ったイ・ジョンジェさん。
ずば抜けた演技力と親近感の沸くキャラクターで、観客を魅了する実力派俳優です。
1972年12月15日 ソウル特別市生まれの53歳(2025年現在)。
1994年の映画「若い男」でデビューするや、四つの映画賞の新人賞を総なめにします。
また1995年のドラマ「砂時計」で爆発的な人気を得ると、1999年には、「太陽はない」での演技が評価され、青龍映画賞・男優主演賞を史上最年少で受賞しました。
役者としては長身なスタイルの良さを活かしたクールな役柄のイメージで広く支持されました。
2021年に特大ヒットを記録したドラマ「イカゲーム」では、無職で借金まみれのギャンブル狂だが人情味のある主人公のソン・ギフンを演じ、米国授賞式で、韓国人初の男優主演賞をすべて受賞しました。
直近では、2024年12月公開の「イカゲーム シーズン2」で主演を務め、シーズン1に続く大ヒットとなり、また2025年6月には、最終章となるシーズン3が公開を控えており、世界中の韓ドラファンの期待をさらに高めています。
七番目にご紹介するのは、ランキング4位に入ったハン・ジミンさん。
モデル出身女優で、「屋根部屋のプリンス」が大ヒットしました。
1982年11月5日 ソウル特別市生まれの43歳(2025年現在)。
小学生の頃から学習誌やファッション誌のモデルとして活躍し、タレントに抜擢されます。
そして、2003年のデビュードラマ「オールイン」で、ソン・ヘギョさんの子供時代を演じ、脚光を浴びました。
また、2007年の「イ・サン」でヒロインを演じ、一躍トップ女優の仲間入りを果たすと、2012年「屋根部屋のプリンス」で披露した流暢な英語が話題を呼びました。
その後、2018年の主演映画「虐待の証明」で、青龍映画賞の主演女優賞を受賞しています。
直近では、2025年2月に、最高視聴率12%で幕を閉じたドラマ「わたしの完璧な秘書」ヒロインを務め、この後の4月には、ドラマ「天国より美しい」で、再びお茶の間を訪れています。
八番目にご紹介するのは、ランキング3位に入ったチャ・ジュヨンさん。
数々の広告モデルとしても活躍する期待の女優で、1990年6月5日 ソウル特別市生まれの35歳(2025年現在)。
2014年のドラマ「ドクターフロスト」でデビューすると、2016年「雲が描いた月明り」や「月桂樹洋服店の紳士たち」、2018年「油っこいロマンス」など数々の人気作品に出演。
また2023年「ザ・グローリー パート2」では、グラマラスなボディで、胸を露出するシーンが含まれていて話題を集めました。
直近では、2025年1月に放送されたドラマ「元敬」で、主人公の元敬王后役に抜擢。デビュー後初メイン主演を務め、安定的な演技力で多くの視聴者から好評を得ています。
九番目にご紹介するのは、ランキング2位に入ったイ・ジュニョクさん。
スマートで洗練されたイケメンで高い演技力もある俳優で、1984年3月13日 インチョン広域市生まれの41歳(2025年現在)。
2007年に芸能界デビューすると、ドラマ「糟糠の妻クラブ」や、2008年「彼らが生きる世界」などに出演し、演技力を磨きます。
そして2008年のドラマ「スターの恋人」では、SBS演技大賞・ニュースター賞を受賞し、初の主演作となった2009年のドラマ「怪しい三兄弟」で知名度を一気に上げました。
直近では、2025年のドラマ「私の完璧な秘書」に出演し、「The Art of Sarah」の撮影に突入。
さらに特別出演作も多く、2025年の映画「王と生きる男」の撮影を予定しており、Netflixオリジナル「広場」の公開も控えています。
最後にご紹介するのは、ランキング1位となったチュ・ヨンウさん。韓ドラ界に彗星の如く現れたシンデレラボーイです。1999年6月5日 ソウル特別市生まれの26歳(2025年現在)。
2021年に、ウェブドラマ「You make me Dance」でデビュー。
その後2022年のドラマ「田舎街ダイアリーズ」で、主演女優の相手役を務め、注目を集めます。
そして2023年、主要アワードでWebドラマ男性演技賞、男性新人賞などを受賞しました。
直近では、2024年のドラマ「オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-」や、2025年のドラマ「トラウマコード」に出演し一躍注目を集め、世界的にも認知度を広げました。
いかがでしたでしょうか。
ランキング入りした俳優の顔ぶれを見ると、イ・ビョンホンさんやイ・ジョンジェさんという大御所クラスがいる一方、20〜30歳代の新進気鋭俳優も目立ちました。
しかしいずれも共通しているのは、近年大ヒットしたドラマに出演し、注目を集めていることにあるようです。
例えば、「ザ・グローリー 〜輝かしき復讐〜」、「オク氏夫人伝ー偽りの身分 真実の人生ー」、「イカゲーム」、「わたしの完璧な秘書」などは、複数のランキング入り俳優に関わっています。
是非、見てみたいものですね。