ドラマを降板した韓国女優6選！その理由は？
芸能界では何らかの理由で、俳優がドラマを降板することがよくあります。
通常は、俳優側の健康上の理由やスケジュールの都合、妊娠・結婚といった場合が多いですが、なかにはちょっと変わった理由で、降板させられる場合もあるようです。
今回は、そんなレアケースの理由で降板した女優6人のケースについてご紹介します。
最初にご紹介するのは、天才子役として注目を浴び、9歳にしてカンヌ国際映画祭にも出席したことのあるキム・セロンさんです。
2000年7月31日 ソウル特別市生まれで、2025年2月16日没の享年24歳。
9歳の頃から子役として活動し、映画初出演で主演を務めた2009年の「冬の小鳥」では、孤児院に捨てられた少女を演じ、カンヌ国際映画祭に韓国の俳優史上最年少で招待されました。
また2010年の映画「アジョシ」では、ウォンビンさんと共演し、韓国映画大賞・新人女優賞を史上最年少で受賞。さらに2014年の映画「私の少女」では、青龍映画賞・新人女優賞を受賞しました。
そんなキム・セロンさんは、2020年に、「Dear.M」というドラマに出演する予定でしたが、降板しています。
その明確な理由は不明ですが、メディアによると「制作陣がキム・セロンさんとパク・ヘスさんの名前の順番を、整理しなかったことが理由」と言われています。
実はドラマ業界では、名前の記載順序は、俳優のプライドがかかる重大な問題だそうで、通常は「演技経歴」を基準に決めるそうですが、今回の報道資料では、「パク・ヘス-NCTジェヒョン-キム・セロン-ペ・ヒョンソン」の順番に記載されており、そのため降板したのではないかと言われています。何ともビックリの理由ですよね。
続いてご紹介するのは、童顔女優として日本でも人気があり、画家や作家、映画監督としての才能もあるク・ヘソンさんです。
1984年11月9日 インチョン広域市生まれの41歳(2025年現在)。
2002年、企業広告に出演しデビューすると、2004年のシットコム「ノンストップ5」に出演して視聴者の注目を集めます。
その後、2005年のドラマ「薯童謠」で、初の時代劇出演を果たし、2006年「19歳の純情」では、初主演を務めました。
さらに2007年「王と私」、2008年「最強チル」等に出演して、徐々に俳優としての経歴を積んでいきました。
そして2009年のドラマ「花より男子」で、クム・ジャンディ役に起用され、同年末のKBS演技大賞で、ネティズン賞、ベストカップル賞、優秀演技賞を受賞しました。
そんなク・ヘソンさんは、2017年放送のドラマ「あなたはひどいです」に出演予定でしたが、ある理由が原因で途中降板してしまうことになりました。
最初は順調に撮影が進んでいたものの、第7話目の撮影中に、急にク・へソンさんは酷い目まいと呼吸困難を起こし、緊急救命室へ運ばれました。
病院から「深刻なアレルギー性消化機能障害」と告げられましたが、その後も撮影現場と病院を行き来しながら撮影を続けたそうです。
しかし事務所と医師の判断により、ドラマを途中降板することになりました。
三番目にご紹介するのは、意思の強さを感じさせる瞳が印象的なハ・ジウォンさんです。
1978年6月28日 ソウル特別市生まれの47歳(2025年現在)。
1997年のドラマ「新世代報告 大人たちは知らない」でデビューすると、翌年のドラマ「学校2」で顔を知られ始めます。
そして、2000年の映画「真実ゲーム」で初主演し、新人女優賞を獲得。
2000年「友引忌」、2002年「ボイス」とホラー映画に続けて出演し、「ホラークイーン」のニックネームを得ると、2003年のフュージョン時代劇「チェオクの剣」に主演し、ワイヤーアクションに挑戦しました。
2004年のドラマ「バリでの出来事」の演技力が評価され、百想芸術大賞・最優秀女優賞を受賞すると、2006年の「ファン・ジニ」では、KBS演技大賞を受賞しました。
その後も、2010年「シークレット・ガーデン」や、2013年のドラマ「奇皇后」に出演し高視聴率を獲得しています。
そんなルックスに実力と、人気にも恵まれたハ・ジウォンさんと、チン・グさんが主演し、300億ウォンが投入される大作ということで、注目を集めていたドラマ「プロメテウス」は、2018年末の放送を目指して制作されましたが、ハ・ジウォンさんがスケジュールの都合で降板したため、その後の放送予定などは発表されていません。
四番目にご紹介するのは、「保健教師アン・ウニョン」でデビューした、蒼井優さん似の女優パク・ヘウンさんです。
1997年9月6日生まれの28歳(2025年現在)。
小学校1年の時に米国に移住し、大学では美術史を専攻したものの俳優志望だったため、2018年に韓国に帰国。
そして2020年のドラマ「保健教師アン・ウニョン」でデビュー。蒼井優さんやチャン・ギュリさんに似ていると言われ注目されました。
その他のドラマ出演としては、2022年「アダマス」や「借りた身体」があり、同年、「ジェントルマン」でスクリーンデビューも果たしています。
そんなパク・へウンさんは、人気作家の作品ということで、放送前より話題となっていた、2022年配信のドラマ「還魂」の主人公に、イ・ジェウクさんと共にキャスティングされていました。
ところが、「ドラマ初撮影後に、パク・ヘウンさんが制作陣と合意の元、降板することが決定した」と報じられます。
しかしその後、「演技力不足を理由に、制作陣側が一方的に降板させた」との疑惑が浮上しました。
パク・ヘウンさんがデビュー作で良い演技を見せていただけに、「演技力不足」という理由には疑問を投げかけるネットユーザーが多かったそうです。
尚、最終的にパク・ヘウンさんがキャスティングされていたムドク役には、人気女優チョン・ソミンさんがキャスティングされています。
五番目にご紹介するのは、短編映画界でも活躍する演技派女優オ・ジウンさんです。
1981年12月30日 ソウル特別市生まれの44歳(2025年現在)。
2003年の短編映画「演劇人オ・ミスン」でデビューすると、2006年「不良家族」で、ドラマデビューも果たします。
その後も、2010年「笑って、トンヘ」や、2011年「広開土大王」など話題ドラマで主演級を演じる実力派として、その演技力が評価されました。
そして2017年10月、２年余り交際した、4歳年上の外資系会社に勤める一般男性と結婚したという事務所発表がありました。
その後、そんなオ・ジウンさんは、2016年放送のドラマ「吹けよ、ミプン」を降板したことがあります。
彼女はドラマでハイヒールを履いた状態で、走って逃げるというシーンの撮影中に、何と「足首前方靭帯破裂」という大怪我を負ってしまったのです。
全治8週間と医師から診断されるも、最初は病院で治療を受けながら撮影を続けようとしましたが、結局、手術は避けられないと医師から告げられ、12話を最後に途中降板することになりました。
最後にご紹介するのは、清楚な大人びた容姿で「古典的韓国美人」といわれる人気女優イ・ダヘさんです。
1984年4月19日 ソウル特別市生まれの41歳(2025年現在)。
2001年に、「ミス春香」に選ばれ芸能界入りすると、2004年の日韓合作ドラマ「あなたに逢いたくて」では、チョ・ヒョンジェの恋人役を好演し、劇中では得意の韓国舞踊も披露しました。
その後数々のドラマに出演し演技力を磨いたイ・ダヘさんは、2004年には、演技大賞も受賞。
また2006年には「マイガール」で、コミカルな演技を見せました。
オーストラリア・シドニーの高校を卒業しているため英語は堪能で、今後、国際派女優への成長の期待が高まっていました。
そんなイ・ダヘさんは、2008年に日本でも人気だった韓国ドラマ「エデンの東」を、途中降板したことがあります。
視聴者も、ストーリーが進むにつれ、イ・ダヘさん演じるヘリンの出る幕が減少していくことを不思議に思ったそうです。
イ・ダヘさんは、この点について、「企画当初と違い、ドラマの中での演じどころがなくなったことが、演じる者としてしんどかった。
ストーリー展開が企画意図と合わないと感じた。」と、演技者としての苦悩を語っています。
結局イ・ダヘさんは、脚本に納得できずに、精神的苦痛から降板したのでした。
いかがでしたでしょうか。
ドラマ降板の理由も実に様々です。突然の怪我や病気、スケジュールの都合というのはわかりますが、女優のプライドや、ドラマ制作スタッフ側とのトラブルが理由というのは、ちょっと残念ですね。
いずれにしても、代替キャストが見つかって、ドラマが完成に漕ぎ着ければよいですが、ドラマ自体がオシャカになってしまうのは残念で仕方ありませんね。
