日本に韓流ブームを巻き起こすきっかけとなったドラマ「冬のソナタ」。
このドラマの主演俳優ぺ・ヨンジュンさんはヨン様という愛称で親しまれ「冬ソナ現象」という一大ブームを巻き起こしました。
日本にも韓国ドラマが広く知れ渡るきっかけを作ったドラマといっても過言ではないでしょう。
そんな韓国ドラマ「冬のソナタ」は2003年に初めて日本で放送されてから、2023年現在まで、すでに約20年もの月日が経っています。
そこで気になるのが、当時注目と人気を集めたヨン様をはじめとする出演者たちは、現在どうしているのか?ではないでしょうか。
今回は一大ブームを巻き起こした伝説の韓国ドラマ「冬のソナタ」の主要出演者6人をピックアップして、現在の活動や様子を調べてみました!
では早速みていきましょう。
冬のソナタはどんなドラマ?
「冬のソナタ」は韓国のKBSで2002年に放送された連続ドラマです。
日本では2003年にBSで初めて放送され、大きな人気を博しました。
物語は結婚を目前にした女性ヒロインのユジンが、亡くなったはずの恋人チュサンに似た男性と出会ったことから繰り広げられる、切ないラブストーリーとなっています。
このヒロイン役を演じたのが、ジウ姫こと女優のチェ・ジウさんで、ヨン様とジウ姫の優れた演技力はもちろんのこと、作品自体の評価も高く、韓国でも多くの賞を受賞し愛されたドラマとなっています。
日本では放送当時、中高年の女性からの人気が特に高く、またぺ・ヨンジュンさんの初来日の時には空港に多くのファンが駆けつけ話題を集めました。
他にもドラマの撮影地である韓国の南怡島(ナミソム)も人気観光地となり、連日、日本人観光客が押し寄せたという、まさに社会現象を巻き起こしたドラマです。
出演者の現在は?
ではここからは「冬のソナタ」の主要出演者の現在について迫っていきましょう。現在も俳優として活動を続けているのでしょうか?
ぺ・ヨンジュン
1人目は主人公チュンサンとミニョンの二役を演じたぺ・ヨンジュンさんです。
その役柄と演技に癒されたという方も多いのではないでしょうか。
ぺ・ヨンジュンさんは1972年8月29日生まれで、2023年6月現在50歳です。「冬のソナタ」放送時は29歳でした。
ぺ・ヨンジュンさんは1994年のドラマ「愛の挨拶」でデビュー。
その後もドラマに立て続けに出演し、1996年のドラマ「初恋」で当時のドラマ史上最高視聴率を獲得。
一躍人気俳優となりました、その後出演した「冬のソナタ」でさらに大ブレイク。
日韓だけでなく、アジア諸国にも大きな影響を与えました。
そんなぺ・ヨンジュンさんは2023年6月現在、俳優活動は一切行っておらず、実業家としてハワイを拠点に活動しているようです。
俳優業は2011年のドラマ「ドリームハイ」に特別出演した以降は、表立った芸能活動はしていません。
しかし、芸能活動の裏では実業家としての凄腕を発揮。
遡ること2006年には、自身が巨額の出資をして芸能プロダクション「KEYEAST」を設立し、会社経営にも力を注いでいました。
2018年にはその「KEYEAST」の経営権を韓国大手芸能事務所「SMエンターテインメント」へ売却。
同時に現在はSMエンターテインメントの筆頭株主となっています。
他にも、仮想通貨やスポーツ企業などへの投資、海外企業へのコンサルタントなども行っており、その資産は150億円を超えると言われています。
俳優だけでなく実業家としても大成功を収めたぺ・ヨンジュンさんですが、プライベートのほうも順調で、2015年5月に同じ事務所の女優パク・スジンさんと結婚をしています。
2016年には長男、2018年には長女を授かっており、最新の報道では2022年にハワイへ移住し、ハワイを拠点に活動していると報じられています。
そのため、韓国での芸能界復帰はほぼないと言われているのが現状です。
SNSも開設していますが、2017年以降更新されておらず、現在の様子は見ることができません。
ファンの方にとっては残念ですが、幸せに暮らしているようで何よりですね。
チェ・ジウ
2人目はドラマでヒロイン役のユジンを演じたチェ・ジウさんです。
その見た目の美しさやユジンに感情移入してしまうほどの切ない演技力に見入ってしまった方も多いのではないでしょうか。
チェ・ジウさんは1975年6月11日生まれで、2023年6月現在47歳「冬のソナタ」放送時は26歳でした。
チェ・ジウさんは1995年ドラマ「戦争と愛」で本格デビューし、1996年ぺ・ヨンジュンさんと共演したドラマ「初恋」でその名を大きく広めました。
その後も「冬のソナタ」「美しき日々」「天国の階段」など、日本でも大ブームを起こしたドラマに出演、またトップ韓流スターとの共演で、チェ・ジウさんも一躍韓流スターの仲間入りを果たしました。
そんなチェ・ジウさんは2023年6月現在、まだまだ女優として活躍しています。
2022年に公開された最新主演映画「ニューノーマル」は、海外の映画祭からも公式招待を受けるなど高評価を得ていました。
しかし、大ヒット作に出演してきたチェ・ジウさんですが、2015年以降は出演するドラマの視聴率が低迷し、女優生命の危機かと噂されたこともありました。
ところが、ドラマだけでなく芸能プログラムにも出演するようになり、再評価されるようになります。
持ち前の明るく飾らない美しいチェ・ジウさんの自然な姿に、視聴者からの好感度も急上昇。2021年に放送された「村の軽洋食」ではお店のオーナーとしてフレンチレストランで働く姿が話題となりました。
プライベートでは、2018年に一般男性と結婚をし、2020年には女の子を出産しています。
当時45歳という高齢出産だったにもかかわらず、美しいマタニティ姿を公表し大きな話題を集めました。
チェ・ジウさんのインスタグラムでは、お子さんと一緒に写ったプライベート写真も公開されており、ファンからしたらそんなチェ・ジウさんの姿も見られるのは嬉しいですよね。
また、その他にもチェ・ジウさんは不動産で大きな成功を収めています。
ソウルに2つの物件を保有しているそうですが、毎月の家賃収入だけで約500万円ほどあるそうですよ。
女優を辞めても安泰だと噂されています。
「冬のソナタ」から20年近く経った今でも、その美しさは健在のチェ・ジウさん。今後も輝かしい姿で活躍を期待したいですね。
パク・ヨンハ
3人目はドラマでヒロインの幼馴染サンヒョクを演じたパク・ヨンハさんです。
三角関係に振り回され、報われなかったサンヒョクに同情してしまった方も多いのではないでしょうか。
パク・ヨンハさんは1977年8月12日生まれで、「冬のソナタ」放送時は24歳でした。
しかし、パク・ヨンハさんは、2010年6月に32歳という若さで自死を選択し、お亡くなりになっています。
パク・ヨンハさんは、1994年のドラマ「テーマ劇場」で俳優デビューをし、数々のドラマや映画に出演してきました。「冬のソナタ」に出演し、日本でも大注目を浴び一躍人気韓流スターとなりました。
また、演技だけでなく歌手としての才能も発揮。
イ・ビョンホン主演の2003年のドラマ「オールイン」など数々のOSTにも参加し、歌手としての地位も確立。2005年には日本で歌手デビューを果たし、低音のハスキーボイスで日本人の心を掴みました。
日本でもコンサートやファンミーティングを開けば大盛況で、人気の高かったパク・ヨンハさん。
訃報の号外はファンの悲しみもとても大きく、ショッキングなニュースとして取り上げられました。
現在はソウル郊外のメモリアルパークにお墓があり、一般の方もお参りができるようになっています。
生前からパク・ヨンハさんと親しかった元東方神起のジェジュンさんも、毎年お墓参りの様子を自身のSNSで公開しています。
パク・ソルミ
4人目はヒロインの同級生でチェリョン役を演じたパク・ソルミさんです。
ヒロインのライバルとして憎たらしい悪役にイライラしながらも、その美しさと演技力の高さに釘付けになった視聴者も多かったといいます。
パク・ソルミさんは、1978年1月3日生まれで、2023年6月現在45歳です。
「冬のソナタ」放送時は24歳でした。
パク・ソルミさんは2001年ドラマ「私たちの家」で女優として本格デビューし、その翌年出演した「冬のソナタ」で一気にその知名度を上げました。
その後もドラマ「オールイン」など主演として数々の作品に出演し、女優としてのキャリアを積み重ねていきました。
そんなパク・ソルミさんは、2023年6月現在も女優として芸能活動をしています。最新作は2022年公開のコメディ映画「ハンサム」で、その美しさはいまだに健在です。
また料理上手なパク・ソルミさんは、芸能プログラム「コンビニレストラン」に出演し、その腕前を披露し視聴者からの人気を集め、現在もレギュラー出演しています。
自身のインスタグラムでも、レシピも公開するなど、どれも美味しそうな写真ばかりで話題を集めています。
プライベートでは2013年に5歳年上の俳優のハン・ジェソクさんと結婚しています。
出会いのきっかけは2010年のドラマ「キム・マンドク〜美しき伝説の商人〜」での共演だったそうです。
2014年には長女、2015年には次女を授かり、パク・ソルミさんのインスタグラムでは時々お子さんの可愛い写真も見ることができます。
一時は子育てのため、テレビ出演からは遠ざかっていましたが、現在は子育てをしながらもテレビ出演をするなど、仕事も両立しています。
また母となったパク・ソルミさんの姿も「冬ソナ」時代とは異なり、新鮮でいいですね。
イ・ヘウン
5人目はヒロインの親友チンスク役を演じたイ・ヘウンさんです。
脇役ながらも、ヒロインの親友として心配したり慰めたりする姿に癒しを覚えた方も多かったのではないでしょうか。イ・へウンさんは1973年5月23日生まれで、2023年6月現在50歳です。
「冬のソナタ」放送時は29歳でした。
イ・ヘウンさんは主に演劇の舞台で活躍していましたが、1996年よりドラマ「愛するあなた」などに出演し始め、「冬のソナタ」で大きく知名度をあげることとなります。
その後もドラマ「100日の郎君様」や「また!?オ・ヘヨン」など数多くの人気ドラマにも出演しています。
そんなイ・ヘウンさんは、2023年6月現在も女優として活動を続けており、最新作は2023年のドラマ「デリバリーマン」に出演しています。イ・ヘウンさんは、演技者としてのキャリアは大ベテラン。
名脇役として現役で活躍しています。
プライベートでは2003年に大学時代の先輩と結婚しており、旦那さんは会社員の一般男性です。
2008年には待望の男の子を出産し、イ・ヘウンさんのインスタグラムでは大きくなった息子さんの様子も投稿されています。
「冬ソナ」時代からの可愛らしい笑顔は今も変わらぬままで、50歳とは思えぬスタイルと美しさには驚くばかりです。
リュ・スンス
6人目は主人公やヒロインたちの高校からの同級生ヨングク役を演じたリュ・スンスさんです。
気立てがよい獣医役を演じて好感を持った方も多かったのではないでしょうか。
リュ・スンスさんは1971年8月12日生まれで、2023年6月現在51歳です。「冬のソナタ」放送時は30歳でした。
リュ・スンスさんは、1997年映画「3人組」でデビュー。
初めは映画を中心に俳優としてのキャリアを積んでいました。
そして、2002年の自身ドラマ初出演作が「冬のソナタ」でした。このドラマで大きく認知度を上げ、その後も数多くの映画やドラマに出演しています。
そんなリュ・スンスさんですが、2023年6月現在も俳優として活動を続けています。
最新作は「浪漫ドクター キム・サブ3」に特別出演していました。
主演級の俳優ではないですが、名脇役としてその味のある演技力は韓国でも定評がある大ベテラン俳優です。
プライベートでは、2014年にフラワーデザイナーである11歳年下の女性と結婚しています。
結婚当初は芸能プログラムに夫婦で出演し話題を集めました。
また、2016年には長女、2019年には長男を授かり、リュ・スンスさんのインスタグラムでお子さんとの仲睦まじい姿の投稿も見ることができます。
現在も韓国の映画やドラマ界で欠かせない名脇役として大活躍中のリュ・スンスさん。
まさに「冬ソナ」人気が功を奏したのかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は【韓国ドラマ】冬のソナタに出演していた主要キャスト6人の現在についてお届けしました。
ぺ・ヨンジュンさんとパク・ヨンハさん以外のキャストは全員現役で俳優、女優として活躍中であることが分かりました。
またプライベートでは結婚してお子さんにも恵まれ、幸せな家庭を築かれているキャストがほとんどでしたね!
全員が大ブレイクし、知名度を大きくあげた作品が「冬のソナタ」であり、いかにこのドラマが視聴者に愛されていたのかが分かりました。
「冬のソナタ」放送から20年以上経ちましたが、韓ドラファンにとっては忘れられないドラマの一つとして、今後も記憶に残るでしょう。
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