以前は、頻繁にテレビや映画に出演していたのに、今ではすっかり見かけなくなったという芸能人がいますよね。
今回は、そんな人気絶頂で引退し、復帰することなく第二の人生を歩んでいる韓国芸能人6人について、その引退理由と現在の様子についてご紹介します。
最初にご紹介するのは、17年間の俳優生活を経て財務設計士に転身したヨ・ヒョンスさんです。
1982年9月21日 ソウル特別市生まれの43歳(2025年現在)。
高校二年の1999年に、MBC公採タレントとして芸能界入りすると、同年のドラマ「ホジュン~宮廷医官への道~」で、新人とは思えない演技力を発揮し注目され、2000年出演の映画「バンジージャンプする」では、百想芸術大賞映画部門・男性新人演技賞を受賞しました。
その後も、様々な映画やドラマで活躍しますが、2007年から2009年まで兵役に就き、2010年の「トンイ」でカムバックを果たしました。
そして2013年、同僚俳優のチョン・ハユンさんと結婚し、2016年に引退します。
しばらくは財務設計士として働いた後退社し、現在は本家のある済州島に在住し、「イーストリー」というカフェを運営していると言われています。
引退当時、彼は自身のSNSで、「17年間の俳優生活ではいろいろ学んだし、不安定な生活も怖かったので、実際大いに悩んだ。しかし、数年前から平凡に生きたいという思いが強まり、家族のことも考え、第二の人生に思い切って踏み出した」と語っています。
しかし2021年になって、ヨ・ヒョンスさんは、16kgの減量に成功して俳優復帰を宣言し、注目を集めています。
20代に俳優人生を送り、30代は財務設計士に転向して、第二の人生を経験し、40代に入ってダイエットに成功した後、俳優兼事業家として第三の人生を新しく始めたいと語り、「体重を減量してこんなに人生が変わるとは思わなかった。僕と同じ40代の方たちも、僕の姿を見ていくらでも変われるという自信を得てほしい」と話しています。
続いてご紹介するのは、元「FTISLAND」のメンバーで、俳優としても活動したソン・スンヒョンさんです。
1992年8月21日 釜山広域市生まれの33歳(2025年現在)。
2009年に、人気5人組バンド「FTISLAND」に加入し、ギター、ボーカル、ラップを担当。
2010年には、日本メジャーデビューし、音楽番組やバラエティ番組などにも出演し人気を集めました。
しかし2019年に「FTISLAND」を脱退し、俳優に転向。ミュージカルやウェブドラマで演技活動を続けてきました。
そして、2024年2月に某メディアが、「ソン・スンヒョンは2024年6月に、長年の恋人と結婚し、その後は米国で飲食店を経営している、花嫁の父親の家業を引き継いで、新しい人生を始める予定だ」と報じました。
これを受け、ソン・スンヒョンさんも、自身のSNSを通じて「私は悩んだ末に芸能界を離れ、韓国を離れて新しい生活を始めたいと考えています」と肯定しました。
三番目にご紹介するのは、お笑いセンス抜群で、司会も務める万能エンターテイナーのチョ・ジョンリンさんです。
1984年8月24日 ソウル特別市生まれの41歳(2025年現在)。
2002年に「朝鮮八道 モノマネ歌手王」でデビューし、その後、リポーターや女優、MCとして活動しながら人気を博しました。
特にMnet「Dizzy Blind Date」や、SBSバラエティ「強心臓」、シットコム「ノンストップ5」などを通じて知名度を上げました。
独特のキャラクターでバラエティー番組などへの出演も多く、女優というよりもタレントのイメージが強いです。誰にでも好かれる性格と風貌の彼女は芸能人の友達も多いようです。
そんなチョ・ジョンリンさんは、2024年、タレントから記者に転身します。
前年5月に出演したバラエティ「強心臓リーグ」で、芸能界を離れた理由を、「18歳から今の仕事をやってきて、自分に足りないところがたくさんあると感じた。まず、先に勉強をしようと思って大学院の試験を受けた。当時20代の一人として自分の進路について悩んだ」と説明しています。
高麗大学で言論学修士を取得したチョ・ジョンリンさんは、2012年にテレビ朝鮮放送記者に変身。
社会部を経て、現在は政治部記者として活動しています。
四番目にご紹介するのは、「太王四神記」で彗星のごとく現れた注目俳優で、実業家でもあるイ・フィリップさんです。
1981年5月26日 米国ワシントンD.C.生まれの44歳(2025年現在)。
ボストン大学・経済学士とジョージ・ワシントン大学院・産業工学修士の資格を持つインテリ俳優。2007年のドラマ「太王四神記」で俳優デビューし注目を集めると、
2010年のドラマ「シークレット・ガーデン」などに出演して知名度を高めました。
しかし、2012年のドラマ「シンイ(信義)」の撮影現場で目を負傷し、ドラマを降板するとともに俳優引退を宣言しました。
その後2019年に、化粧品企業と不動産業者の代表取締役を引き受け、実業家として活動しています。
五番目にご紹介するのは、「Sugar」出身で、印象的な演技が目を引いた女優から「ヨン様夫人」になったパク・スジンさんです。
1985年11月27日 ソンナム市生まれの40歳(2025年現在)。
2002年にガールズグループ「Sugar」のメンバーとして歌手デビューすると、2004年には日本進出も果たし、2006年のグループ解散まで活動します。
その後、女優やMCとして活躍。2009年の「花より男子」や、2010年「僕の彼女は九尾狐」などさまざまなヒット作に出演し、印象的な演技を見せました。また、TV「テイスティロード」シリーズのMCを担当したり、CM出演など幅広く活動しました。
そんなパク・スジンさんは、2015年にペ・ヨンジュンさんと結婚し、1男1女をもうけています。
しかし、2017年の第1子出産当時、新生児集中治療室の特恵疑惑が浮上して活動を中断し、その後芸能界引退説まで浮上しました。
2022年には、ペ・ヨンジュンさんとパク・スジンさん夫妻が、子どもの教育のため米国ハワイに移住し、しばらく芸能界から離れます。
そして最近、二人がハワイの名門私立学校に約3600万ウォン相当の金額を寄付したことや、前年には延世大学医療院に30億ウォンを寄付したなど、相次ぐ寄付活動の近況が伝えられています。
最後にご紹介するのは、元「ALICE」のリーダーで、「骨盤美女」と呼ばれ人気を博したソヒさんです。
1999年12月31日 仁川広域市生まれの26歳(2025年現在)。
2017年に、オーディション番組「K-POPスター6」で準優勝を獲得し、同年、「ALICE」のメンバーとしてデビュー。
2023年には、ウェブドラマ「放課後戦争活動」に出演し、女優へと活動の幅を広げました。
しかし2024年4月、15歳年上の実業家と結婚を発表し、同時に芸能界引退を明らかにしました。
その際ソヒさんは、「これからは、ALICEのソヒでなく、キム・ソヒとして、第二の人生を生きてみようと思う。これまでの芸能活動を通じて、たくさん愛してくれてありがとう。この気持ちを一生忘れず、感謝して生きる」とファンに感謝の気持ちを伝えています。
いかがでしたでしょうか?
これらの他にも、人気絶頂期に引退した芸能人は数多く存在します。
それぞれ理由や背景は異なりますが、共通しているのは、引退後も多くの人々の記憶に残るカリスマ的な存在であったということでしょう。
それぞれの第二の人生においても、また成功することを祈りたいですね。