韓国ドラマの中でもラブコメディー、アクション、時代劇など様々なジャンルがありとても魅力的ですよね。
ですが視聴者の心を掴めず話題になった俳優、女優さんも中にはいるかと思います。
演技が未熟なことや外見が役柄に合わないなど理由は個々にありますが今回は、そんな話題になった俳優、女優さんを詳しく見ていきましょう。
今はベテランでもデビュー当時はどうしても未熟な演技により酷評されることは当然ですよね。
誰でも辛い時期を乗り越えて演技を積み重ねることによって磨かれるものですが、過去に話題になった俳優、女優さんを7人ご紹介していきたいと思います。
1人目はキム・テヒさんです。
キム・テヒさんは1980年3月29日生まれで2000年に地下鉄で偶然出会った広告代理店のデザイナーに勧められ、テレビ・コマーシャルで芸能界デビューを果たしました。
やはりキム・テヒさんといえば2003年のSBS韓国ドラマ「天国の階段」で主人公の意地悪な義理の妹役を演じたことでかなり有名になりましたよね。
綺麗なルックスですが意地悪な役がとても似合っていました。
2017年にRAINさんと結婚を発表し、同年10月には第一子となる女児を出産、2019年9月には第二子となる女児を出産しました。
キム・テヒさんの初出演映画「レストレス〜中天〜」では演技力論争が止まらなかったようです。
視聴者の中では「学芸会のようだ」と批判されましたがキム・テヒさん的には役を完全に理解していると考えていてあそこまでひどく批判されるとは思わなかったと話していました。
さらに2作目の映画「喧嘩ーヴィーナスVS僕ー」も酷評されたため役者としての自壊に陥ってしまったキム・テヒさんは大学の教授から演技指導を受け始め努力をしました。
また、韓国ドラマ「アイリス」で情報機関のプロファイラー役を演じているキム・テヒさんはドラマがスタートした後に演技力をめぐる批判でとても苦労したようですね。
固い表情や不自然なセリフなどが指摘され、演技力が足踏み状態、名声に相応しくないなどといった酷評を受け苦しめられました。
ですがこのドラマではアクションシーンがあったためキム・テヒさんはキャスティングを受けた後に3ヶ月以上もアクションスクールで訓練を受けた様子。
実はキム・テヒさんは体が柔軟であり運動神経も抜群で多様なスポーツができるためにこれまでの演技力をめぐる議論の克服に成功をしました。
2013年に韓国ドラマ「チャン・オクジョン、愛に生きる」に出演したキム・テヒさん。
このドラマは女たちが井戸端会議で他人の悪口を話すようなどん詰まりのドラマが原形なのですがキム・テヒさんはどんな演技をしようが目つきが全く同じで悪女が悪女のように見えないとのこと。
最終的にキム・テヒさんは演技よりも広告向けと言われていて、やはりどんな役を演じてもキム・テヒという存在自体が配役を超えてしまうようですね。
2人目は女優のペ・スジさんです。
ペ・スジさんは1994年10月10日生まれで2017年に解散したガールズグループのMiss Aの元メンバーです。
現在は女優業として幅広く活動しています。
ペ・スジさんは国民の初恋の代名詞を持つ清楚なイメージからCMクイーンとも知られていますがファッションアイコンとしても注目されています。
スジさんは2010年に1年余りの練習生生活を経て16歳でMissAとしてデビューしその後音楽番組の「ショー！音楽中心」では司会者を務め個人での芸能活動を開始しました。
翌年2011年1月には韓国ドラマ「ドリームハイ」にヒロイン役として出演し女優デビューを果たしました。
このドラマでは最高視聴率20%を記録し反響を呼んだ反面、ペ・スジさんの演技の酷評もかなりあったようでした。
この作品でペ・スジさんは父親の事業失敗により声楽家の夢を諦めた後に大衆歌手になるため芸能高校のオーディションを受けるコ・ヘミ役を演じましたが視聴者からは「スジが演技者として足りない部分が多い」という評価を下されます。
さらには「演技が初めてのせいなのか極限感情をうまく表現できないようだ」という声も。
しかし翌年の韓国映画「建築学概論」では主演のハン・ガインさんの若い頃を演じたペ・スジさん。
愛らしい演技がかなり高評価でこの映画を踏まえて「国民の初恋」と呼ばれるようになったとか。
その後2017年にソロデビューを果たしアルバムをリリースします。
同年12月にはMissAが解散しソロとして引き続き活動を続けますが、俳優に軸を置いた事務所に移籍し、さらに数々のドラマや映画の主演を務めています。
現在ではトップ女優の一員ですがデビュー時はかなり酷評を受けていたぺ・スジさん。
今では考えられない一面ですね。
今後の活動にもご注目。
3人目にご紹介するのは俳優のパク・へジンさんです。
パク・ヘジンさんは1983年5月1日生まれで身長186cmと高身長でルックスも良く大人気です。
パク・へジンさんは、2006年韓国ドラマ「噂のチル姫」でデビューを果たします。
年下男子役でデビューを果たし荒っぽい魅力でかなり注目を集めましたが当時わざとらしく走る姿もぎこちないなど大根役者という言葉だけは避けることはできないほど演技力に関しては低評価を受けていました。
ですがこのドラマで年下の恋人役を演じたため「国民の年下の男」と呼ばれるようになりました。
しかし2年後の「エデンの東」では演技に関してはかなりの高評価を受け一気に俳優としての勢いがつきました。
その後「星から来たあなた」「ドクター異邦人」「恋はチーズ・インザ・トラップ」など数々の話題作品に出演しています。
中でもやはり韓国ドラマの「ドクター異邦人」ではハーバード出身のエリート胸部外科のハン・ジェジュン役を演じ視聴者からはかなりの好評を受けました。
特にパク・ヘジンさんの冷たい目つきの中に自身の感情を隠して愛と欲望の間で葛藤する男の姿を見せハン・ジェジュンという立体的キャラクターを作りあげ視聴者からは大きな反響を呼びました。
また、パク・ヘジンさんは俳優業の他にCMやバラエティの出演も多くアジアを中心にかなり注目を集めています。
今後の活動も期待したいですね。
4人目にご紹介するのは女優のソン・ユリさんです。
ソン・ユリさんは1981年3月3日生まれで元女性4人組歌手グループ「ピンクル」のメンバーとして活躍しました。ソン・ユリさんはプロゴルファーのアン・ソンヒョンさんと4年間の交際を経て結婚しています。
ソン・ユリさんは2002年の「バッドガールズ」でドラマデビューしました。
2003年の韓国ドラマ「千年の愛」では現代にタイムスリップしてきた百済の姫を演じ注目を集めドラマの中でのソン・ユリさんのお姫様言葉が若者の間で流行し更に視聴率も30%を超えるほど大ヒットしました。
その反面ハスキーな声と滑舌の悪さ、単調な演技などが指摘されぎこちない演技はかなり酷評されました。
その後2006年の韓国ドラマ「雪の女王」では俳優のヒョンビンさんの相手役を務め繊細な演技を披露し演技派女優として認められるようになりました。
2022年に女児を出産したためか現在は韓国ドラマなどには多く出演しておらず韓国のテレビ番組に出演しています。
また育児が落ち着いたら韓国ドラマに出演してほしいですね。
5人目にご紹介するのは女優兼モデルでもあるキム・ミニさんです。
キム・ミニさんは1982年3月1日生まれです。
中学時代にモデル活動を始めすぐに10代向け雑誌の表紙を飾るようになりました。
キム・ミニさんは1999年の「学校2」をデビュー作としそのお陰もあり20歳前後で人気のある若いスターとなりました。
その反面、当初は演技能力の低さから否定的な評価を受けました。
その後2006年の韓国ドラマ「グッバイソロ」ではこれまでと180度違う姿を見せ、それ以降演技力で高い評価を得る女優となりました。
その裏側にはキム・ミニさんは出演にあたりかなり努力をし基本的な声楽の呼吸の練習を含む厳しい演技訓練を受けました。
ドラマの評価は低かったようですがキム・ミニさんの演技自体は高評価を受け、このドラマが女優人生を変えるきっかけとなりました。
その後は韓国ドラマ、映画と続けて出演しヒット作を作り上げてきました。
現在は韓国の映画界のトップ女優として有名なキム・ミニさんですがここまで来るのにはかなり苦労したようですね。
現在も活発に活動しているキム・ミニさんですが今後の出演作品も気になりますね。
6人目にご紹介するのは女優のファン・ジョンウムさんです。
ファン・ジョンウムさんは1985年1月25日生まれでガールズグループの「Suger」のメンバーとして芸能界デビューを果たしました。
その後2004年に脱退してから女優に転向します。
2005年から女優として活動を始めますが序盤はかなり苦労し、デビュー作の「ルル姫」ではアイドル出身であるファン・ジョンウムさんの未熟な演技力に対する批判が相次ぎます。
更に、2008年の韓国ドラマ「エデンの東」では演技力を理由に早期降板を余儀なくされました。
ですが、翌年の韓国ドラマ「明日に向かってハイキック」に出演しコミカルな演技を見せ女優としてブレイクします。以降ファン・ジョンウムさんの出演作にはヒット作が多くかなり注目を浴びています。
特に「キルミー・ヒールミー」や「彼女はキレイだった」など話題作に出演し見たことのある方も多いのではないでしょうか。
2016年には元プロゴルファーで事業家であるイ・ヨンドンさんと結婚しました。
2020年には離婚騒動もありましたが調停中に復縁し現在は子供2人と4人で暮らしています。
やはり元アイドルということもあり単なるスター性だけでは視聴率を獲得できないと言われている時代ですが自身に合った作品をしっかりと選定し役作りを徹底することでファン・ジョンウムさんは出演作を成功に導きました。
ファン・ジョンウムさんの演技は表情が柔らかく豊かで視聴者を虜にしますよね。
今後の出演作品も期待したいですね。
最後にご紹介するのは男性3人組バンドのCNBLUEのベース、ラップを担当するイ・ジョンシンさんです。
イ・ジョンシンさんは1991年9月15日生まれで兵役を終えています。
CNBLUEとしては2010年にデビューし日本でも活発に活動しています。
やはりバンドグループということもあり俳優での活動の印象はあまりないかと思いますがかなり多くのドラマやバラエティに出演しています。
またCNBLUEのメンバーは全員俳優デビューをしていて一番遅い俳優デビューとなったイ・ジョンシンさん。実はCNBLUEが出演したドラマのほとんどは大ヒットしていることでも有名です。
そしてイ・ジョンシンさんは2012年に「いとしのソヨン」で俳優デビューを果たしますが初出演ということもありドラマの序盤に演技力で問題となりました。
ですが劇中の感情線をたどりながら次第に安定する姿を見せ最後では視聴者からも好評を得ることができました。
その後「シンデレラと4人の騎士」や「猟奇的な彼女」など数々のヒット作に出演して着実に俳優としての道を切り開きました。
近年出演した韓国ドラマ「流れ星」では初の弁護士役を演じましたが安定的な演技力と役をこなす力を披露しシンクロ率が高いという評価を受けました。
スーツからコートまで顧問弁護士に合うフォーマルながらもカジュアルなスタイルは情熱的な目つきやカリスマ性でキャラクターの完成度を高めました。
日本でもかなり人気が高いCNBLUEですが俳優業としてのイ・ジョンシンさんの活躍にも大注目ですね。
いかがでしたか。
今回は過去に演技力を酷評された俳優・女優についてご紹介しました。
初めは負担に感じていたお芝居でも経験を積み重ねると達成感が生まれて嬉しいものに感じられますよね。
また韓国では特に視聴者目線のコメントや批判がすぐに入ってくるので俳優、女優さんにとっては意欲につながる反面精神的にも影響があるのだと思います。
そこを乗り越えてこそ今がありますよね。
今後もご紹介した俳優、女優さんに限らず数々の作品に期待したいですね。