最高視聴率25.3%を記録し、2016年のKBS演技大賞で最多受賞８冠に輝くなど、大ヒットとなった時代劇「雲が描いた月明り」。パク・ボゴムさんとキム・ユジョンさんが繰り広げるラブストーリーに、キュンキュンが止まらなかった方も多いのではないでしょうか。今回は、そんな「雲が描いた月明り」の出演者の現在を紹介します。
「雲が描いた月明り」は、韓国中で「クルミシンドローム」と呼ばれるブームを巻き起こすほど、大人気となった宮廷ラブストーリーです。
物語の舞台は李氏朝鮮時代。ワケあって男装をしている主人公ホン・ラオンは、借金取りに売られて、内官試験を受けることになります。そこで出会ったのは、イケメンの皇太子イ・ヨン。
男性として生きてきたラオンとツンデレ皇太子ヨンが繰り広げるトキメキの展開に、韓国ではドラマの放送日には約束をキャンセルして帰宅する女性が続出するほどだったそうですよ。
主人公の男装女子に子役出身の女優キム・ユジョンさん、ツンデレ皇太子に若手人気俳優のパク・ボゴムさんを迎え、たくさんの人気俳優が出演した「雲が描いた月明り」。話題のイケメン俳優から、韓国ドラマには欠かせないバイプレイヤーまで、大ヒットラブコメディを盛り上げた出演者8人の現在をご紹介します。
主人公のツンデレ皇太子を演じたのは、今や新・韓国四天王の呼び名も高いパク・ボゴムさんです。
パク・ボゴムさん演じるヨンは自由奔放で、一見冷たそうに見えますが、実は優しい心の持ち主。内官としてヨンの前に現れたラオンに対し、男だと思いながらも惹かれていく様子は、もどかしく、とてもドキドキしましたよね。
そんなヨンを演じたパク・ボゴムさんは、「雲が描いた月明り」への出演後、CM起用数がトップクラスとなり、一気にトップスターの座をのぼりつめます。
韓国では「国民の彼氏」と呼ばれており、その人気は現在も健在。2020年に人気絶頂の中、入隊していますが、兵役中にコン・ユさんと共演した映画「SEOBOK/ソボク」が公開され、ファンを喜ばせました。2022年2月に除隊し、現在は少しずつ活動を再開しています。
最近では、パリで開催されたファッションブランド「CELINE」のファッションショーにBTSのVさんと一緒に出演したことが話題となりました。
まだドラマや映画での復帰作は発表されていませんが、今から楽しみですね。
主人公の男装女子、ホン・ラオンを演じたのは、子役出身の女優キム・ユジョンさんです。大ヒット時代劇「トンイ」で主人公トンイの幼少期を演じたことで有名で、子役として数多くの作品に出演してきました。
そんなキム・ユジョンさんが子役のイメージを脱ぎ捨て、大人の女性として挑戦したのが、このドラマのホン・ラオン役です。
男装姿ながら、その笑顔とヨンに恋する姿がとても可愛かったですよね。
キム・ユジョンさんは「雲が描いた月明かり」以降、ヒロイン役として抜擢されることが多く、2018年の「とにかくアツく掃除しろ～恋した彼は潔癖王子！？～」や2020年の「コンビニのセッピョル」、2021年の「ホンチョンギ」でヒロインを務めました。
「とにかくアツく掃除しろ」の撮影中に、甲状腺機能低下症と診断され、休養していた時期もありますが、現在では元気な姿で活躍しています。
エリート官僚キム・ユンソンを演じたのは、大人気アイドルグループB1A4の元メンバー、ジニョンさんです。
ラオンが女性であることにいち早く気づき、何かとラオンの心配をしてくれましたよね。ラオンに片思いをしていますが、幼馴染のヨンがライバルであることを知り、悩む姿が印象的でした。
そんなジニョンさんは2011年から所属していたB1A4を2018年に脱退しています。以前から、俳優としても活動していましたが、「雲に描いた月明り」への出演で俳優として注目されることとなり、その年のKBS演技大賞では新人賞を受賞しました。
2021年に出演したドラマ「警察授業」では主演に抜擢。また、ソン・ガンさん主演で大ヒットとなった「Sweet Home～俺と世界の絶望～」のセカンドシーズンに出演することも発表されており、今から出演が楽しみですね。
イ・ヨンの友人であり、護衛官のキム・ビョンヨンを演じたのは、注目度急上昇中の若手俳優クァク・ドンヨンさんです。
ヨンが唯一打ち解けることが出来る人物ですが、様々な事情から反乱軍の一味でもあるビョンヨン。宿命と友情の間で揺れ動く姿が印象的でしたね。
クァク・ドンヨンさんは、2012年に俳優としてデビュー。「雲が描いた月明り」で脚光を浴びました。
「私のIDはカンナム美人」や「ボクスが帰ってきた」など人気作品に出演し、着実に実力をつけたのち、2021年のドラマ「ヴィンチェンツォ」への出演で爆発的に知名度があがったクァク・ドンヨンさん。主人公ヴィンチェンツォと敵対する巨大企業の息子を演じ、人気、実力ともにスターの仲間入りをしました。
今年の夏には、イ・ジョンソクさんの兵役復帰作として注目度の高い「ビッグマウス」などの映画にも出演予定です。注目作でどのような役どころを演じるのか、とても楽しみですね。
世子イ・ヨンに恋するお嬢さまチョ・ハヨンを演じたのはチェ・スビンさんです。ハヨンはヨンに一目ぼれをしますが、なかなか相手にしてもらえず、切ない役どころでしたよね。
チェ・スビンさんは2014年に本格的に女優デビューしたばかりでしたが、翌年にはドラマ「青い鳥の輪舞」で主演に抜擢されるなど、デビューしてすぐにその演技力が認められた実力派女優。多くのＣＭにも出演しており、広告界の注目株とも言われています。
「雲が描いた月明り」出演後はさらに知名度、人気ともにあがり、翌年には「逆賊：民の英雄ホン・ギルトン」や「最強配達人～夢みるカップル～」でヒロインを務めました。また、2020年のドラマ「半分の半分」では、チョン・へインさんとラブロマンスを繰り広げていますよ。
2022年5月には、SHINeeのミンホさんと共演したNETFLIXオリジナルドラマ「ザ・ファビュラス」の撮影を終えたチェ・スビンさん。配信されるのが待ち遠しいですね。
世子イ・ヨンの妹、ミョンウン王女を演じたのは、チョン・へソンさんです。かなりふっくらした体形の王女でしたが、これは特殊メイクによるもの。なんと毎回４時間もかけてメイクを行っていたんだとか。
そんなミョンウン王女を演じたチョン・へソンさんは、2009年に「チング～愛と友情の絆～」でデビューした女優です。モデルとしても活躍していて、「東京ガールズコレクション」や「東京ランウェイ」にも出演したことがあるんだとか。
2017年の「キム課長とソ理事～Bravo！Your Life～」や2019年の「ペガサスマーケット」など、コンスタントにドラマへの出演を続けています。また、2017年のドラマ「おしえて！イルスン」ではヒロインを務めていますよ。
タレントとしての活動にも力を入れており、バラエティ番組に出演することも。自身のYou tubeでファッションやビューティー関連の情報発信を行うなど、多彩な活動を行っており、幅広い活躍にこれからも目が離せませんね。
世子イ・ヨン付きの内官で、ラオンの先輩であるチャン内官を演じたのは、イ・ジュンヒョクさんです。これまでに数多くのドラマに出演し、韓国ドラマにはなくてはならない人物として活躍していますよね。
イ・ジュンヒョクさんは「雲が描いた月明り」への出演で、KBS演技大賞の最優秀助演男優賞を受賞しています。いつもヨンのことを気にかける優しい姿が印象的でした。
その後はイ・ドンウクさんとユ・インナさんのトッケビカップル再共演で話題となった「真心が届く」やナムグン・ミンさん主演で百想芸術大賞作品賞を受賞した「ストーブリーグ」など、人気ドラマに次々に出演。悪役から人情味あふれる役まで、様々な役を演じ、バイプレイヤーとして活躍を続けています。
イ・ヨンとミョンウン王女の父である国王を演じたのは、キム・スンスさんです。ヨンに対しては、とても優しい父親でしたが、国を想うがゆえに、気持ちが先行してしまう場面もしばしば。とても臆病になっている様子が印象的でしたね。
そんな国王を演じたキム・スンスさんは、どんな役でもこなす、と言われる実力派俳優です。出演するドラマによって全く雰囲気が違い、カメレオン俳優と呼ばれることも。日本での人気も高く、日本でファンミーティングを開催したこともあります。
「雲が描いた月明り」出演後は、俳優としてのお仕事だけでなく、「ジャングルの法則」というサバイバルバラエティに参加するなど、様々な分野で活躍中です。2022年下半期にはドラマ「三兄妹が勇敢に」への出演が発表されており、放送が今から待ち遠しいですね。
いかがでしたか？
今回は「雲が描いた月明り」の出演者8人の現在についてご紹介しました。
このドラマの大ヒットをきっかけに、みなさんさらなる活躍をしていることが分かりましたね。
これからも他の作品で8人を目にするのがとても楽しみです。
合わせて読みたい