韓国芸能界で活躍する俳優たちの兵役問題は、ファンにとっても気になりますよね。
特に厳しい部隊に所属したり軍内で功績を残したりすればメディアでも大きく取り上げられるため、応援する気持ちもより高まるきっかけになります。
今回は、前線部隊に所属したり模範兵士となって男を上げた俳優を6名ご紹介します。
厳しい環境下でも成長をとげた人気俳優とは一体誰なのでしょうか。
軍は様々な部隊で構成されており、後方で司令する部隊もあれば前線で警備にあたる厳しい部隊もあります。
次にご紹介する3名は、過酷な前線部隊に入隊し最後まで任務を全うした忍耐強さで話題となりました。
ではさっそく見ていきましょう。
大学在学中の2008年に映画でデビューすると、2010年に出演したドラマ「トキメキ☆成均館スキャンダル」で一気にブレイクしたソン・ジュンギさん。映画「私のオオカミ少年」やドラマ「太陽の末裔」など話題の作品に多数出演し、人気俳優の地位を確立しました。
人気絶頂の中、2013年に陸軍へ入隊します。所属したのは第22師団部隊。
韓国北東部の江原道に配備されている師団で、東に面する海や北朝鮮との軍事境界線を最前線で警備しています。夏はとても暑く冬はとても寒い地域のため、張り詰めた緊張感と厳しい環境に耐えながら兵役生活を送らなければなりません。
さらにソン・ジュンギさんが服務中だった2014年には同師団内で銃乱射事件が勃発。
多数の死傷者が出たためソン・ジュンギさんの安否も心配されていましたが、怪我等はなかったようです。
除隊後のインタビューにて「軍生活において大変なことはあまりなかった。最前線だからこそ学ぶことが多かった」と答えたソン・ジュンギさん。厳しい環境下でも訓練や警備を続ける第22師団の兵士達の苦労を身近で感じたようで、最前線で働いたことは人生において大きな意味があったと答えています。
復帰作となったドラマ「太陽の末裔」ではその年の大賞を総なめにするほど素晴らしい演技力で視聴者を魅了しました。培った経験を存分に表現した作品になりましたよね。
その後もドラマや司会など活躍を続けています。
両親も俳優だったというカン・ハヌルさんは、幼少期に見た演劇に影響を受け俳優を目指しました。
高校生の時にミュージカル「天上の時計」でデビューすると、数々のミュージカル作品に出演していきます。
その後ドラマ「麗〜花萌ゆる8人の皇子たち〜」や映画「ミッドナイト・ランナー」など活躍の場を広げ、瞬く間に人気俳優となりました。
2017年には27歳で首都防衛司令部憲兵機動隊へ入隊しました。
カン・ハヌルさんは、オートバイで機動警護や護送支援を行うモーターサイクル乗務憲兵の任務に就きます。
選抜されるには身長や視力などの基本条件をクリアするとともに、いくつもの試験で好成績を収めなければなりません。志願者の中からさらに選抜されるそうですが、カン・ハヌルさんがかなり優秀だったことが分かりますよね。
軍生活での貴重な休日には両親が経営する飲食店を手伝う姿が目撃され、親孝行なカン・ハヌルさんは世間でもさらに好感度が上がりました。除隊後の復帰作となったドラマ「椿の花咲く頃」では百想芸術大賞男性最優秀演技賞を受賞し、その後もドラマや映画にと多忙な日々を過ごしています。
大人気グループEXOの最年長メンバーで、歌やダンスだけでなくサッカーや剣道などもこなす運動神経の良さが魅力のシウミンさん。
現所属事務所SMエンターテイメントが開催したコンテストをきっかけにEXOとしてデビューし、他のグループにはない中毒性のある楽曲と顔面偏差値の高さでたちまち人気となりました。
アイドルだけでなくドラマや映画、ミュージカルにも出演しており、演技の上手さも注目されています。
シウミンさんは2019年5月に陸軍第2師団へ入隊。怒濤部隊や山岳部隊とも呼ばれ、江原道の軍事境界線付近の山岳地帯で訓練します。
山岳での戦力は歩兵中心となるため、他の部隊に比べ訓練量も多く、軍内でも重要な役割を担っています。
厳しい環境にも負けず兵役生活を送ったシウミンさんは、除隊日にオンライン配信でファンの前に姿を見せました。
実は、入隊日にファンへ向けて新曲をプレゼントしていたシウミンさん。
除隊までの日々が寂しくないように、曲を聞いて待っていてほしいというファンへの気遣いを見せ話題となりました。義務を果たしながらファンを想う誠実さに、さらに魅了された人も多いのではないでしょうか。
続いては、軍内で真面目に働き「模範兵士」として称された3名をご紹介します。
優秀な人も多く集まる中でさらに模範的であると認められた背景には、どのような努力があったのでしょうか。
それではご覧ください。
東方神起のリーダーであり、作詞作曲も手掛けながら俳優としても活躍するマルチな才能の持ち主、ユンホさん。幼少期からダンスに熱中し、14歳でSMエンターテイメントの練習生となりました。
東方神起としてデビューすると瞬く間に人気となり、また俳優としてミュージカル「宮」やドラマ「野王~愛と欲望の果て~」などに出演し多彩な演技力も見せています。
2015年には所属事務所を通じて入隊が発表され、軍楽隊へ配属されました。
軍楽隊員として訓練する傍ら、射撃訓練や体力検査など多くの科目で好成績を修め「特級戦士」に選ばれました。
ユンホさんの運動神経の良さと優秀さが評価され、ファンからも喜びの声が上がりました。
除隊後はわずか3か月で東方神起として活動を再開し、ドラマ「メロホリック」で俳優復帰もしています。
芸能関係者からも復帰を心待ちにされていたユンホさん。
これからの活動も楽しみですね。
2PMのメインラッパーを務め俳優やタレントとしても活躍するテギョンさんは、JYPエンターテイメントが開催したオーディションに参加し、練習生として活動を始めました。
2PMとしてデビューすると、音楽番組「SBS人気歌謡」のMCやドラマ「シンデレラのお姉さん」への出演など活躍の場を広げていきます。
幼少期に約7年ほどアメリカに住んでいたことがあり永住権も獲得していましたが、徴兵に参加するため権利は放棄し、2017年に入隊しました。
兵役前検査では腰痛を理由に社会服務要員と判定されましたが、どうしても現役で義務を果たしたいと2回も腰の手術をし再検査を受けたようです。
兵役に対し前向きな姿勢を見せるテギョンさん。入隊前から誠実さが見て取れますよね。
そして兵役中は軍事境界線の西方面を警備する白馬部隊に所属し、数々の訓練で好成績を修めました。その功績から教官の補佐役である助教に就きます。
後輩兵士からも慕われ、立派な兵士姿に兵務庁からは「模範兵士」として評価されました。
除隊後の復帰作となったドラマ「ザ・ゲーム〜午前0時:愛の鎮魂歌〜」では感覚を取り戻すのに苦労したと語りながらも、人の最期を見ることができる能力を持つ難しい役にも果敢にチャレンジしました。
6歳で子役デビューしたユ・スンホさん。幼いながらも確かな演技力が人気となり、ドラマや映画に引っ張りだことなりました。
「国民の弟」と呼ばれるほど目まぐるしい活躍を見せていた中、19歳で入隊。
本人の希望によりファンに向けてのみ入隊が発表され、静かに兵役生活をスタートさせました。
軍事境界線の中央部に配備されている第27師団で新兵教育大隊の助手を務めたユ・スンホさん。
前線部隊へ志願したことでファンからも多くの応援の声が寄せられました。
兵役生活を経て今まで当たり前に感じていた芸能人としての立場に感謝するようになったといい、除隊式では「人に幸せを与えられる俳優になりたい」と涙ながらに語りました。
多くの芸能人が年齢制限ギリギリで入隊する中、ユ・スンホさんは若くして兵役を務め、復帰後も活躍を続けています。子役デビューしていたせいか、19歳ですでに精神的に成熟していたのでしょう。
まだまだフレッシュなユ・スンホさん。今後の活躍も見逃せませんよ。
今回は、過酷な前線部隊で活躍したり模範兵士と称された6名をご紹介しました。
彼らが兵役生活の中でどのように成長して評価されたのか、その後の活躍を見れば伝わってきますよね。
謙虚で誠実な上に兵役で男を上げた6名は、共演者やファンからも愛され、ドラマや映画にもキャスティングしたくなる魅力があるのでしょう。
今後の活躍もさらに期待したいですね!
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