【韓国ドラマ】サイコパス役を演じた名悪役8選

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韓国ドラマや映画の中で登場する数々の悪役たちは、演技だと分かっていても、その残忍さや凶悪さに恐怖を感じますよね。しかしそんなキャラクターは、ストーリーに深みと緊張感をもたらし、ドラマ全体の質を高めてくれます。 今回はサイコパス役を演じて注目を集めた俳優や、作品についてご紹介します。

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サイコパス役を演じた名悪役

君を憶えてる パク・ボゴム

最初にご紹介するのは、2015年公開のドラマ「君を憶えてる」で、謎多き若手敏腕弁護士チョン・ソノ役を演じたパク・ボゴムさんです。

「君を憶えてる」は、天才プロファイラーと熱血女刑事が衝撃の真実と過去のナゾに迫る、甘く危険なサスペンス・ラブストーリー。本作で初めてのサイコパス役に挑んだパク・ボゴムさんは、KBS演技大賞で、男優賞と男性人気賞の二つを受賞しました。

そんな本作の見どころは、ストーリーに張り巡らされた伏線を見つけ、回収することの楽しさを味わえることです。初期に見つけた細かい伏線が、ついに回収された時のスッキリ感は最高です。

また、ソ・イングクさん演じるヒョンの、パク・ボゴムさん演じるソノに対する無条件の優しさと、それを嬉しく思いつつも素直に表現できないソノの天邪鬼なやりとりが可愛らしいです。

そして本作で、パク・ボゴムさんは謎多き若手敏腕弁護士という、これまでにないミステリアスな魅力を発揮し、圧倒的な存在感を放っています。外見は冷静で知的ですが、その裏には暗い過去とサイコパス的な非情さを際立たせます。パク・ポゴムさん演じるサイコパスキャラクターの魅力が光り、ドラマの緊張感を一層高めました。

そんなパク・ボゴムさんは、1993年6月16日 ソウル特別市生まれの31歳(2024年現在)。
明るい笑顔が魅力で、話題作に相次ぎ出演する注目の俳優です。

2015年の「恋のスケッチ〜応答せよ1988〜」に出演しブレイクを果たすと、2016年の主演ドラマ「雲が描いた月明り」が最高視聴率25%を記録し大ヒット。そして2018年のドラマ「ボーイフレンド」で、ソン・ヘギョさんとカップル役が大反響をもたらし、「国民の彼氏」の異名をとりました。

リメンバー~記憶の彼方へ~ ナムグン・ミン

続いてご紹介するのは、2015年公開のドラマ「リメンバー〜記憶の彼方へ〜」で、感情を制御できない財閥御曹司ナム・ギュマン役を演じたナムグン・ミンさんです。

「リメンバー〜記憶の彼方へ〜」は、天才弁護士が父親の冤罪を晴らすために戦う法廷サスペンス。本作では、ナムグン・ミンさんの圧倒的な悪役演技が見どころです。

冷酷で計算高いサイコパスであり、その非情さと狂気を完璧に表現しています。その演技力が物語に深みと緊張感を与え、ドラマの魅力を高めました。

そのナムグン・ミンさんは、1978年3月12日 ソウル特別市生まれの46歳(2024年現在)。
長年視聴者の心をわしづかみしている演技派俳優です。

最高視聴率24%を記録した、2015年の大ヒット作「リメンバー~記憶の彼方へ~」で、史上最狂の悪役を演じたかと思えば、2017年の「キム課長とソ理事」ではコミカルな演技で魅了するなど、その繊細な表現力が高く評価されています。

星から来たあなた シン・ソンロク

三番目にご紹介するのは、2013年公開のドラマ「星から来たあなた」で、S&Cグループの常務で、冷酷なサイコパス、イ・ジェギョン役を演じたシン・ソンロクさんです。

「星から来たあなた」は、400年前に地球に降り立った宇宙人が、トップ女優と恋に落ちる姿を描いたファンタジーロマンス。放送当時、最高視聴率28%を記録し、あらゆるドラマ賞を総なめにしました。

見所は、キム・スヒョンさん演じる宇宙人のミンジュンが、人間離れした美形すぎて、宇宙人役に違和感がない点です。加えて、ミンジュンがその正体を隠しつつ生活する様子と、チョン・ジヒョンさん演じるソンイとの恋の行方など、ハラハラドキドキの展開から目が離せません。

一方シン・ソンロクさんは、厳格な性格でかなり執念深く、気に入らない人物はこの世からいなくなるまで追い詰めるという、冷酷なサイコパス役を見事に演じています。目的のためにどんな手段も厭わない彼のキャラクターは、物語に緊張感を加えました。

そんなシン・ソンロクさんは、1982年11月23日 ソウル特別市生まれの42歳(2024年現在)。
ミュージカルで多く活躍し、ドラマ・映画へも進出して人気を得ている俳優です。

デビュー直後は「優しく紳士的」な役が多く、「堅実な男」のイメージが強かったですが、兵役後約3年ぶりのドラマ復帰作「星から来たあなた」では、インパクトの強い悪役を見事に演じ切り、深い演技のできる俳優としてカリスマ性を見せつけました。

以降も「LIAR GAME」や「王の顔」などでも悪役を演じ、「シン・ソンロク=悪役」のイメージが定着するほどの名演技をみせています。

被告人 オム・ギジュン

四番目にご紹介するのは、2017年公開のドラマ「被告人」で、チャミョングループ副社長で、双子の兄を殺害し、なりすまして生きるチャ・ミノ役を演じたオム・ギジュンさんです。

「被告人」は、記憶を失った熱血検事が、無実を証明するために戦う法廷ドラマ。濡れ衣、収監、記憶喪失、そして脱獄、逆襲と、最高視聴率28%をたたき出したリベンジサスペンスです。

SBS演技大賞で、チソンさんが大賞を、またオム・ギジュンさんもキャラクター演技賞を受賞しました。

オム・ギジュンさんが演じる、緻密かつ冷酷な敵役に圧倒されます。正義感が強いソノ役とトラブルメーカーのミノ役という、性格の全く異なる双子の兄弟を見事に演じ分け、またチソンさん演じるジョンウから犯人として疑われても、その罠を上手く掻い潜る知的な姿と極悪っぷりは爽快感すら覚えます。

そんなオム・ギジュンさんは、1976年3月23日 ソウル特別市生まれの48歳(2024年現在)。
テレビや映画でも大活躍する、ミュージカル界のトップスターです。

1995年に「リチャード三世」で舞台デビューすると、数々の人気ミュージカルでファンを魅了。ヒット・ミュージカル「三銃士」では、主人公ダルタニャン役を2009年の初演から務めるなどミュージカル界のトップスターとして君臨しています。

また、テレビや映画の世界でもコミカルな役からシリアスな演技まで幅広くこなし、その演技力と歌唱力で高い評価を受けています。

ボイス〜112の奇跡〜 キム・ジェウク

五番目にご紹介するのは、2017年公開のドラマ「ボイス〜112の奇跡〜」で、ソンウン通運社長で、クールで紳士的な雰囲気を持つが、腹の内が読めない恐ろしさを秘めるモ・テグ役を演じたキム・ジェウクさんです。

「ボイス〜112の奇跡〜」は、特殊な聴覚能力を持つヒロインと、数奇な過去を持つ刑事が連続殺人犯を追い詰めるサスペンスドラマです。

本作の見所と言えば、チャン・ヒョクさんの圧倒的な演技は勿論ですが、「美しすぎる悪」とも評された、モ・テグ役のキム・ジェウクさんの怪演も見逃せません。ソンウン通運社長として、普通に社会生活を送る表の顔と、路上生活者を次々に殺害する快楽殺人鬼の裏の顔を見事に演じ分けた演技力は、見事といわざるを得ません。

そんなキム・ジェウクさんは、1983年4月2日 ソウル特別市生まれの41歳(2024年現在)。
「コーヒープリンス1号店」でブレイクした、歌手・モデル出身の人気俳優です。

2002年のドラマ「勝手にしやがれ」で俳優デビューすると、2007年「コーヒープリンス1号店」では、モデル出身の俳優らしく、無造作に束ねたロングヘアや黒いマニキュアといった独創的なスタイルを披露し、流暢な日本語とクールな演技と相まって人気を集めました。

他人は地獄だ イ・ドンウク

六番目にご紹介するのは、2019年公開のドラマ「他人は地獄だ」で、完璧な印象だが、ミステリアスな雰囲気を持つ、エデン考試院の住人で歯科医のソ・ムンジョ役を演じたイ・ドンウクさんです。

「他人は地獄だ」は、ソウルの共同生活施設に住む若者が、体験する恐怖を描いたサスペンスホラー。イム・シワンさんとイ・ドンウクさんのW主演で、閲覧数8億PV突破の大ヒットWEB漫画を実写化した作品です。

本作で、各部屋の危険な香りのする住人役には、韓国の名バイプレイヤーが勢揃いしています。他の作品で見た感じとは完全に別人に見えるほどの憑依っぷりがさすがです。

そして、ソ・ムンジョ役のイ・ドンウクさんは、表向きは歯科医師としての顔を持ちつつ、サイコパスの狂気に満ちた演技が光ります。彼の真の目的が何なのか、というのが見どころの一つになっています。

そんなイ・ドンウクさんは、1981年11月6日 ソウル特別市生まれの43歳(2024年現在)。
長身と端正な顔立ちで、モデルとしても活躍している俳優です。

1999年のドラマ「道の外にも世界はある」で俳優デビューすると、以降、2002年のドラマ「Loving You」、2011年「女の香り」、2016年「トッケビ」、2019年「他人は地獄だ」、2020年「九尾狐伝」などに出演。2003年には、SBS演技大賞・ニュースター賞、2012年、SBS演芸大賞・新人MC賞を受賞しています。

マウス〜ある殺人者の系譜〜 イ・スンギ

七番目にご紹介するのは、2021年公開のドラマ「マウス〜ある殺人者の系譜〜」で、優しく正義感に溢れる警察官だが、実はサイコパス遺伝子を持つ自分に気づき苦悩するチョン・バルム役を演じたイ・スンギさんです。

「マウス〜ある殺人者の系譜〜」は、遺伝子操作により生まれた、サイコパスの連続殺人の謎を追うクライムサスペンス。百想芸術大賞では、唯一イ・ヒジュンさんが助演男優賞にノミネートされました。

イ・スンギさんとイ・ヒジュンさんのW主演ですが、数々の伏線や反転する善悪と連続するどんでん返しに引き込まれ、サスペンス好きにはたまらない作品です。

本作で、イ・スンギさんが演じるサイコパス役は、複雑で不安定な精神状態と時折見せる計算された冷酷な行動がベースとなり、その苦悩と葛藤が巧みに表現されています。

そんなイ・スンギさんは、1987年1月13日 ソウル特別市生まれの37歳(2024年現在)。
歌のみならず、ドラマやバラエティでも活躍する国民的タレントです。

17歳で歌手デビューすると、20歳でバラエティ番組にレギュラー出演し、「国民の弟」と呼ばれるほどに人気を上げます。そして、2009年の初主演ドラマ「華麗なる遺産」で47%という高視聴率を記録し、SBS演技大賞・特別企画部門演技賞を受賞しました。

悪の花 キム・ジフン

最後にご紹介するのは、2020年公開のドラマ「悪の花」で、こん睡状態から目を覚まし、サイコパス殺人鬼となる本物のペク・ヒソン役を演じたキム・ジフンさんです。

「悪の花」は、指名手配中の男が別人になりすまし幸せな家庭を築くも、刑事である妻に正体がバレてしまう、緊張と愛が絡み合うサスペンスドラマです。

百想芸術大賞で5部門にノミネートされ、キム・チョルギュ監督が演出賞を受賞。 またイ・ジュンギさんは本作での好演を受け、アジアセレブリティ賞やベストアーティスト賞の2冠を獲得しています。

本作では、複雑な人間関係と驚きの展開が魅力で、善人にも悪人にも見える、感情を消したイ・ジュンギさんの巧みな演技にもハマります。また、キム・ジフンさんが演じるキャラクターは、冷酷なサイコパスの本性を持ち、父の犯罪に深く関わった過去が見どころです。

そんなキム・ジフンさんは、1981年5月9日 ソウル特別市生まれの43歳(2024年現在)。
兵役後復帰作「隣のイケメン」で、再注目された俳優です。

2002年のドラマ「Loving You」でデビューすると、その後も数々の作品でその演技力を磨き、2014年には最高視聴率37%を記録した人気ドラマ「私はチャン・ボリ!」で大きな人気を集めます。

その後も、2016年「ウチに住むオトコ」や、2017年「恋する泥棒」などで主演を務め、また2020年の「悪の花」では、サイコな殺人鬼というインパクトのあるキャラクターを完璧に消化し話題となりました。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介したドラマに登場するサイコパスキャラクターは、視聴者に強烈な印象を与えますが、俳優たちの演技力も、恐怖感と緊張感を一層引き立てています。
サスペンスやホラーが好きな方は、ぜひこれらのドラマをチェックしてみてください。

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