「宮廷女官〜チャングムの誓い〜」脚本家と「朱蒙」スタッフの最高タッグが手がけ、瞬間最高視聴率49.9%を叩き出した、韓国ドラマ史上最大級の名作時代劇「善徳女王」。
今回は「善徳女王」に出演した女優、俳優の現在について、ご紹介します。
2009年に韓国で放送された、朝鮮半島初の女帝の誕生と波乱に満ちた半生を描いたサクセスストーリーです。
美貌と色仕掛けで歴代王を操る妖女ミシルは、チンピョン王の正妃マヤ夫人の殺害を企てますが失敗に終わります。一命を取り留めたマヤ夫人は双子の姉妹を出産しますが、「双子を産むと王族の男子が絶える」との言い伝えにより、双子の妹のトンマンは侍女のソファに託され、その娘として育てられます。
一方、美しく聡明に育った双子の姉チョンミョンはミシルが権力を増大する中で慎ましい行動に徹していましたが、秘かに反撃の機会を狙っていました。
その後、二人の王女は運命に導かれるように出会い、妹と知らぬままトンマンに未知の可能性を感じたチョンミョンは、花郎になるよう命じ、信頼する花郎のリーダー、キム・ユシンに託します。
やがて自分が王女だと知ったトンマンは、さまざまな苦難を乗り越えて新羅初の女王の座に就くと、ユシンとともに三国統一の夢の実現に乗り出す・・・そんなお話です。
「善徳女王」には魅力的なキャラクターがたくさん登場します。
中でも、素晴らしい演技で名作ドラマの主要キャラクターを演じた女優や俳優が、現在どのような活動をしているのか、とても気になりますよね。早速、「善徳女王」に出演していた7人の現在についてご紹介します!
まず最初にご紹介するのは双子の妹、トンマン女王を演じたイ・ヨウォンさんです。時代劇からラブコメまで、幅広いジャンルをこなす演技派の女優です。
1980年生まれのイ・ヨウォンさん。2003年に当時プロゴルファーとして活動していた6歳年上のパク・ジヌさんと結婚し、その年の12月に長女を出産、10年後の2013年には次女、2015年には長男を出産し、現在は3児の母となられています。
旦那様はもともとかなり裕福な家庭だったようですが、引退後はいくつもの事業を手掛けていて現在では有名なセレブ一家です。
ソウル市江南区論硯洞にある地下2階・地上4階建ての豪邸に住んでいることが韓国でも話題となっていました。芸能人に人気の物件で、イ・ヨウォンさんの他にも、チャン・グンソクさんやリュ・シウォンさんなどが住んでいたことでも知られているところなのだそうです。
現在は、NetFlixで公開中の「グリーンマザーズクラブ」で主演を務めており、教育社会の韓国での母親たちのスリリングな物語を見事に描いています。2022年現在42歳ということですが、13年前の「善徳女王」の頃と変わらない美しさに驚いてしまいますね。
続いて、妖女ミシル役を演じたコ・ヒョンジョンさん。その妖艶な容姿から、「美貌と色仕掛けで歴代王を操る妖女ミシル」の役がぴったりはまっていました。
1971年生まれのコ・ヒョンジョンさん。
1995年「砂時計」での人気絶頂の時に、結婚と同時に一度引退を発表しています。
お相手は韓国でデパートなどを経営している財閥“新世界グループ”の2世ジョン・ヨンジンさんで、人気女優と財閥の結婚は当時の大きな話題になりました。1998年に長男、2000年には長女が誕生しています。
その後、2005年「春の日」で復帰し、「善徳女王」を筆頭に、現在まで精力的に活動を続けられています。
一時、太った、老けた、と噂された時期もありましたが、近年ダイエットに成功し、その美しさから「年齢詐称ビジュアル」と話題になり再注目されました。
現在Netflix、公開中の、WEB漫画原作ドラマ「マスクガール」に出演されていますが、やはりつい年齢を疑ってしまう美貌を披露されています。
続いては、花郎徒のリーダー、キム・ユシン役を演じたオム・テウンさんをご紹介します。
1974年生まれのオム・テウンさん。2000年代に、大人気だったオム・ジョンファさんの弟として、ドラマや映画で活躍する俳優として人気を博しました。男らしさと温かく優しい雰囲気で女性人気も非常に高かったようです。
2013年、バレリーナの女性と結婚、一人娘も生まれて、本当に理想的な家族の姿をみせてくれていました。
娘さんが生まれたことで、2015年に大人気育児番組の「スーパーマンが帰ってきた」に出演し、父親の役割に孤軍奮闘しながら成長する内容で視聴者に好評を得ていました。
しかし、2016年にマッサージ店の女性に性的暴行を加えたとして、スキャンダルが勃発。
「国民的パパ」のこのようなスキャンダルは衝撃的なニュースであり、離婚の危機もささやかれるようになりました。
結局、罰金刑で終わり、離婚もしてはいないようですが、オム・テウンさんの芸能人としてのイメージは修復できないほど落ちてしまい、その後は、活動を自粛されているようです。好感度が高かったからこそ、反動が大きかったようですね。また素晴らしい演技が見られる日は訪れるのでしょうか。
トンマン王女の双子の姉、チョンミョン王女を演じた、1981年生まれのパク・イェジンさん。
1999年にデビューしてからは、韓国の大人気バラエティ番組への出演で人気を集めましたが、演技派女優として多くのドラマや映画でも活躍しました。
端正な顔立ちのせいか、そのほとんどで冷酷な役や悪役を演じています。
2016年に俳優のパク・ヒスンさんと結婚し、それ以降は、メディアへの露出が少なくなっていましたが、2020年に韓国で公開された「ジョゼと虎と魚たち」(田辺聖子著の短編小説リメイク)に出演しています。
続いては、ピダム役を演じたキム・ナムギルさんをご紹介します。
ミシルに生後間もなく捨てられてしまうピダム。自身の出生の秘密を知り苦悩する様子を見事に演じられていました。
1980年生まれのキム・ナムギルさん。スターの登竜門的シリーズとしても知られるKBSの人気ドラマ「学校」シリーズ第1作でデビューした後、184cmの高身長、端正なルックスを活かして幅広く活動してきています。「善徳女王」で一躍ブレイクを果たし、後にいくつもの作品で主役を務めるスター俳優への階段を上りました。
現在は、中堅からベテランの域へと入りつつあり、様々な作品で、キャリアにふさわしい丁寧な役作りと素晴らしい演技を見せてくれています。
2013年、女優ソン・イェジンさんとの熱愛説がありましたが、事実ではないと公表していました。その後、特に熱愛の事実は公になっておらず、現在もまだ結婚はしていないようです。
2022年「悪の心を読むものたち」で主演を務め、演技力を生かした繊細なキャラクターを演じています。
続いて、真平王役を演じたチョ・ミンギさんです。
1965年生まれのチョ・ミンギさんは、善良な人物から悪い人物までこなし、俳優として確固たる地位を確立していました。
2010年に母校の清州(チョンジュ)大学演劇学科の助教授として採用されたのですが、これが運命の分かれ道となりました。自分が教えていた女子学生たちを宿舎やカラオケボックスなどでセクハラ行為をしたとし、わいせつ容疑で世論から非難され始めたのです。
数多くの被害者がチョ・ミンギさんを加害者だと告白し、強制わいせつ容疑の被疑者として警察の調査までおこなわれることになっていたのですが、2018年、警察庁への出頭数日前に、ソウル市内のマンションの地下倉庫で首をつって自ら命を絶ってしまいました。
最後は、キム・チュンチュ役を演じたユ・スンホさんをご紹介します。
1993年生まれのユ・スンホさん。ドラマから映画と幅広い分野で子役を演じてきたユ・スンホさんですが、成長しながら、俳優ソ・ジソブに似たルックスで「リトル ソ・ジソブ」と呼ばれました。愛らしい顔立ちから、成長するにつれてイケメンへと変貌を遂げた、子役からの成功パターンですね!
2010年に、ドラマ「欲望の花火」で初成人演技を見せて、「武士白東修」、「会いたい」を通じて成人演技者としても好評されました。
2013年には、兵役の義務を果たすため入隊し、2014年、1年9か月の軍生活を終えて除隊しました。
除隊後も様々な作品に出演しており、2021年には「花が咲けば、月を思い」で主演を務めました。2022年3月、YGエンターテインメントと専属契約を結んだことを発表しています。
いかがでしたでしょうか?
今回は、大ヒット時代劇ドラマ「善徳女王」に出演していた7人の現在を紹介しました。
「善徳女王」の放送後、なかなか波乱に満ちた人生を送られている方も多いようですね。出演者のみなさんの今後の活躍にますます期待が高まります。
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