韓国で活躍している芸能人。韓国語以外の語学を得意とする有名人も少なくありません。
そんな中、撮影時やインタビュー時に流暢な英語の披露をしたり、スマートな行動で周囲を驚かす俳優・女優もいますよね。
今回は、帰国子女の俳優・女優を5人ご紹介します。
それでは早速、実は帰国子女の俳優と女優を5人紹介していきましょう。
まず1人目にご紹介するのはアン・ヒョソプさんです。
新星のスターとして期待されているアン・ヒョソプさんは、2015年12月にドラマ「ポンダンポンダン 王様の恋」で俳優としてデビューしています。
当時は、感情をうまく表現できなかったらしく自分のシーンは殆ど見ていなかったそうですよ。
その後、2016年の「タンタラ~キミを感じてる〜」の生意気なアイドル役で一躍有名になりました。検索ワードにも名前がトレンド入りするほど注目されましたよね。
2022年は「社内お見合い」にGOFOODの社長役で出演しています。
ドラマ内では流暢な英語を披露。また撮影中には外国人キャストに監督の指示を英語で教えてあげていたそうです。
そんなアン・ヒョソプさんの流暢な英語、スマートな行動は海外に移住していた経験からくるものでした。
韓国ソウルで生まれたアン・ヒョソプさんは、7歳の時に家族でカナダ・トロントに移住していましたが、TWICEやキム・ドンヒさんが所属するJYPエンターテインメントにスカウトされたため17歳の時に1人で韓国に帰国しています。
なんと直接自宅にスカウトの電話がきたそうですよ。当時からイケメンで評判だったことがわかりますね。2年半ほど練習生をしていましたが、歌うことにストレスを感じ「自分の進むべき道ではない」と考え、Starhausエンターテインメントに入りました。
小学校6年生の時に出会い高校まで続けていたバイオリンの腕前はプロ並みで、バラエティ番組「バッハを夢見ていつもカンタービレ2」に出演。アン・ヒョソプさんはこの番組の出演を機にどんどん飛躍していったのです。
2023年には「浪漫ドクターキム・サブ3」「君の時間の中へ」に出演予定です。
現在活動休止中ですが、2015年10月に「One O One」のメンバーとして歌手デビューしています。 今後、アン・ヒョソプさんの歌声が聞ける日が来るかもしれませんね。
また、カナダ国籍のアン・ヒョソプさんは、韓国の成人男性が国を守るために課せられる「兵役」義務がありません。キャリアを中断することがないのでファンにとっては嬉しいですよね。
2人目にご紹介するのはキム・ゴウンさんです。
キム・ゴウンさんは2012年の映画「ウンギョ 青い密」で女優デビューしました。70歳の詩人とその弟子、詩人の世話係の女子高生の欲望と嫉妬が描かれた作品で、キム・ゴウンさんは女子高生ウンギョの役を演じ、女優デビュー作にも関わらず大胆な濡れ場を披露して話題となりました。
2016年にはドラマ「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」に出演。
900年以上生き続けているトッケビの嫁である女子高生チ・ウンタクを演じます。
当時のキム・ゴウンさんの年齢は25歳でしたが、透明感のある10代の女性をフレッシュに演じていましたよね。
そんなキム・ゴウンさんは、父の仕事の都合で4歳から14歳まで中国に住んでいました。
中国の田舎で周辺には外国人もおらず、国際学校もありませんでした。
そのためローカル学校に通い、中国語や文化を学び様々な経験をしました。
幼いキム・ゴウンさんが母国語を忘れないように、両親はよく韓国のドラマや映画を見せていたようです。
このことがきっかけで女優の道に憧れを抱くようになりました。
今後、中国の作品に出演することもあるのではないかと期待してしまいますよね。
2022年にはドラマ「ユミの細胞たち2」では、大韓ククスのマーケティング部の代理役を演じています。ユミのかわいいファッションにも注目ですね。
またドラマ「シスターズ」では貧しい家庭の長女として育ち、人並みに暮らすことを夢見る女性を演じています。
ドラマデビュー以来、全ての作品でヒロインを務めているキム・ゴウンさん、次回作はどんな役で楽しませてくれるでしょうか。
3人目にご紹介するのはチェ・ウシクさんです。
チェ・ウシクさんは、2011年にドラマ「チャクペ-相棒-」で俳優デビューしています。
2014年には「巨人」で映画初主演、2015年には「ホグの愛」でドラマ初主演をするなど順調に俳優としての道を歩んでいます。
2019年に出演した映画「パラサイト 半地下の家族」ではとても勉強になったと語り、エンディング曲も担当しました。また、この作品を通してハリウッドからもラブコールを受けています。
韓国で生まれたチェ・ウシクさんは2001年、11歳の時に家族でカナダ・バンクーバーに移住しています。当時の英語名は「エドワード」、ニックネームは「エディ」でした。山登りや釣りをしたり、犬の散歩をしてお金を稼いだと言います。
10年間カナダに住み、カナダ国籍を持っているチェ・ウシクさんですが、コリアタウンに住んでいたこともあり当時英語にはあまり自信がなかったようですが、番組や授賞式などで流暢な英語を披露していますよね。
サイモンフレーザー大学では舞台演劇を勉強していました。
友人から「韓国ではスッキリとした目元の俳優が人気だから受けてみたら?」と勧められ、ドラマ「ドリームハイ」のオンラインオーディションのために韓国へ帰国します。
オーディションには合格したものの制作側の都合で白紙となってしまいましたが、ここからチェ・ウシクさんの役者人生がスタートしました。
映画「シークレット・ミッション」の撮影が終わった2013年にバンクーバーに休暇に行ったチェ・ウシクさん。
韓国人も多くなり、様々な変化を感じたそうです。
また、韓国に帰国してから韓国語ばかりを使っていたため、バンクーバーの友達に英語の発音が変だとからかわれて恥ずかしかったと言います。
そんなチェ・ウシクさんは、2022年には映画「警官の血」で警官だった父の血を受け継いだ新人潜入捜査官を演じています。
また違った表情を見せてくれそうですね。
4人目にご紹介するのはオク・テギョンさんです。
アイドルグループ2PMのメンバーのメインラッパーを担当しているオク・テギョンさんは俳優としても活躍しています。
2008年に2PMとしてデビューし、2010年にドラマ「シンデレラのお姉さん」で俳優活動を開始。
2011年には学園ドラマ「ドリームハイ」でメインの生徒役を演じて注目されました。
2018年にJYPエンターテインメントを退所し、51Kと契約を結びましたが、2PMの活動はJYPにて継続しています。
ソウルで生まれ釜山で育ったオク・テギョンさんは、13歳の時に父の仕事の都合でアメリカに移住しました。ニューヨークで開かれたJYPモデルオーディションに参加して、7年間住んだボストンを離れて韓国へ戻ります。
その後はJYPの練習生を経て2008年9月に2PMのメンバーとしてデビューを果たしました。
2012年に大学の卒業認定で受けたTOEICのスコアは990の満点というから驚きですね。
TOEICは平均600~640点と言われているので、オク・テギョンさんの語学力はかなりの実力だということがわかります。
他の成績もとても優秀で、全米で5%以内に入るほどでした。
また、英語の他、韓国語、スペイン語、中国語も話せたそうですが、使わないうちに忘れてしまい、現在は英語と韓国語、日本語だけのようですね。
歌手活動の中でもとても流暢に英語の歌詞を歌っているので、当時の経験が活かされていますね。
実はアメリカ国籍だったオク・テギョンさんには兵役義務がありませんでした。
しかし、永住権を放棄して兵役に行くことを決意したのです。「健康であればいかなければならない。韓国人として当然のこと」として考えていたようですね。本当に男らしいですね。
2022年にはドラマ「ブラインド」で猪突猛進で自分の生い立ちに疑問を持つ刑事を演じています。
男らしいオク・テギョンさんをこれからも応援していきたいですね。
最後にご紹介するのはマ・ドンソクさんです。
マ・ドンソクさんは、1994年にアメリカでミュージカル俳優としてデビュー。
2002年には韓国映画のオーディションで合格して俳優デビューしました。
デビュー作は2004年の映画「風の伝説」ですが、撮影としては2002年の映画「天軍」の方が先だったようですね。「天軍」は公開が遅れて2005年の公開となりました。
2020年には映画「エターナルズ」でハリウッドに進出。
アメリカ名の「ドン・リー」として出演し、セリフも流暢な英語を披露しています。
韓国で生まれたマ・ドンソクさんは、1989年に父の事業がうまくいかなくなったことを理由にアメリカに移住しました。アメリカに住む叔父を頼って家族で移住した時には18歳でした。
コロンバス州立大学で体育学を学び、フィットネストレーナーやボディビルダーをしていました。
ガッチリとした逞しい体格から、刑事や格闘技選手の役が多いようなイメージですが、コメディー要素の含まれた演技をすることもあるのです。
ほどよくアメリカ人と韓国人が混ざった感じの反応をするマ・ドンソクさんが可愛らしいという声がありCMにも引っ張りだこです。韓国では、マ・ドンソクさんとラブリーを足した「マブリー」の愛称で親しまれています。
2022年には映画「犯罪都市2」で主演を務めていますが、日本版ではプロデューサーとしても関わっています。
日本のLDH JAPANとエージェント契約するなど、国外の活動にとても積極的ですね。
いかがでしたか。
今回は、韓国で活躍している帰国子女の俳優と女優をご紹介しました。驚くことに、移住先で役者を志した方も多かったですよね。
韓国のみではなく、日本やアメリカなどでも活躍している人もいます。英語や日本語、中国語などを話せるということからまだまだ活躍の場も広がるかもしれませんね。