韓国の男性は、二十歳になると約2年間の兵役に就く義務があります。
芸能人やスポーツ選手などの場合は、延期申請すれば三十歳まで猶予されます。
そのため韓国人男性との恋愛では、この「兵役」が大きな問題となります。
連絡が取りづらかったり、あまり会えないことから別れてしまうカップルもたくさんいるようです。
そんな中、恋人の兵役終了を待つ人のことを「ゴムシン」と言います。
公開恋愛をしている韓国の芸能人カップルの間でも、彼氏の除隊を待つゴムシンはたくさんいます。
今回はそんなゴムシン女性芸能人を5名ご紹介します。
最初にご紹介するのは、元祖江南美人と言われ、知的でスマートな美貌を誇る女優ハン・ガインさんです。
1982年2月25日 ソウル特別市生まれの42歳(2024年現在)。
もともと芸能界入りの願望は強くなかったというハン・ガインさんですが、当時大学4年分の授業料をモデル業で稼ぎ、母に親孝行をするために芸能人になったといいます。
そして女優としてもデビューを果たすと、2000年前半には美人女優の代表格として名が上がるようになりました。
2012年放送の「太陽を抱く月」では、キム・スヒョンさんと共に主演を務め、日本でも一躍人気を集めました。また国民的女優として愛された彼女の魅力は、ビジュアルや演技力だけでなく、学業成績も優れている点にあります。
韓国の大学修学能力試験では、ほぼ満点に近い点数を獲得した経験もあると言われ、その優秀なDNAは娘にも引き継がれているようです。
そんなハン・ガインさんは、人気絶頂であった2005年に、ヨン・ジョンフンさんと結婚しましたが、7カ月後に夫が入隊してしまいます。
まさに新婚ほやほやの時に、夫を軍隊にとられ、兵役終了を待った女性の一人です。
尚、ハン・ガインさんは、結婚11年後の2016年に長女を、また2019年に長男を出産しており、現在でもヨン・ジョンフンさんとラブラブな関係を維持しています。
続いてご紹介するのは、「韓国で最も美しい女優」とも評されるキム・テヒさんです。
1980年3月29日 釜山生まれの44歳(2024年現在)。
2002年の映画「新都市人」で、本格的な演技活動を始めると、2003年の人気ドラマ「天国の階段」では、ヒロインに嫌がらせをする美しい悪役を演じ話題になりました。
続く2004年の「九尾狐外伝」で最優秀新人賞を、また「ラブストーリー・イン・ハーバード」で最高人気賞を受賞しています。
その後2009年、4年ぶりに出演したドラマ「アイリス」で、KBS演技大賞・優秀演技賞を受賞しました。
最近では、2023年の「庭のある家」で主演。パッチリとした目元にハリのある艶肌が印象的な美貌は、40代になっても健在で、同年代のファンにとっては憧れの存在になっています。
そんなキム・テヒさんは、元祖K-POPスターで俳優のRain(ピ)さんが、2011年に入隊する前の最後のCM撮影で出会い、その後熱愛が発覚しました。
ピさんが軍服務中には、面会に何度も出向き、休暇が終わり軍に復帰する時にはおやつなどを準備してあげたりしたそうです。
そして、5年の恋愛の後、2017年に婚礼を挙げ夫婦となりました。現在は2人の子供と幸せな結婚生活を送っています。
三番目にご紹介するのは、日本の人気商品CMにも出演したことのある可愛いらしいタレントのミン・ヒョリンさんです。
1986年2月5日 テグ市生まれの38歳(2024年現在)。
2006年に、衣料品ブランド「フラッパー」のメインモデルとしてデビュー。
その後演技活動を開始し、テレビドラマや映画に出演しました。
2011年にヒットした映画「サニー 永遠の仲間たち」では、「学校一の美少女」の高校生時代役を演じ注目を浴びました。
また日本の化粧品ブランド「Biore」のCMモデルに抜擢されるなど、韓国のみならずアジアでのモデル活動もしている実力派です。
他にもサムスン電子、ロッテ製菓のCMにも出演。また雑誌モデルとしても数多く登場し、話題を集めました。
清潔感溢れる美貌で人気を博し、今最も期待されるモデル&タレントの一人です。
そんなミン・ヒョリンさんは、大スターである「BIGBANG」のテヤンさんと、4年間の恋愛を経て2018年に結婚しましたが、テヤンさんはなんとその1か月後に入隊しました。
つまり、新婚の時期を離れて過ごした二人でしたが、入隊前に二人の関係をはっきりしておいたため、入隊期間中も両者は安心して過ごせたようです。
四番目にご紹介するのは、ミュージックビデオ出演や広告モデルから人気女優になったユン・スンアさんです。1983年9月29日 光州市生まれの41歳(2024年現在)。
大学在学中に路上スカウトされると、2006年に歌手アレックスさんの「あまりにも痛いこの言葉」のミュージックビデオに出演し芸能界デビューを飾り、2009年のドラマ「ヒーロー」から本格的に俳優活動を始めました。
その後、2010〜11年に放映されたシチュエーション・コメディ「丸ごと私の愛」で人気を得るようになり、2012年の大ヒットドラマ「太陽を抱く月」や「パンダさんとハリネズミ」で好演しました。
また、ファッションサバイバル番組「SOLD OUT」でMCを務めるなど、活躍の幅を広げています。
そんなユン・スンアさんは、2015年にミュージカル俳優キム・ムヨルさんと結婚式を挙げましたが、それ以前の恋愛期間三年の内、半分以上をゴムシンとして過ごしています。
結婚後も二人は幸せな結婚生活を送っており、2023年6月には、第1子女児出産の発表もありました。
最後にご紹介するのは、歌・ダンス・ビジュアルを兼ね備えた「NINE MUSES」の元メンバー、キョンリさんです。
1990年7月5日 プサン広域市生まれの34歳(2024年現在)。
キョンリさんは、ガールズグループ「NINE MUSES」の元メンバーで、メインボーカルとリードダンサーを務め、同時にビジュアルも優れていたのでセンターを担当していました。
元々ダンサー出身でしたが、ボーカルも上手であるため、デビュー前の高校三年生のときに歌手パク・ヒョシンさんのアルバムでデュエットした経験があり、また歌手チェヨンさんやキム・ゴンモさんのバックダンサーもしていました。
そんなキョンリさんは、「2AM」のチョン・ジヌンさんと、2017年から付き合っており2019年には熱愛が報道されました。
当時、ジヌンさんが兵役中だったため、キョンリさんもゴムシンの一人と言えます。
キョンリさんは、ジヌンさんが軍隊にいる時に、面会にもたくさん行き、また手紙もたくさん書いていたそうです。後日、ジヌンさんも「面会の98%はキョンリだった、その時間が幸せすぎてもう一度軍隊に行きたいくらいだ」とも話しています。
しかし、残念ながら4年間の恋愛の末、2021年に決別の報道がありました。
いかがでしたでしょうか。
兵役期間中、恋人を待つということは本当に大変なことですがその分愛情も深まりますよね。
実際、今回ご紹介した5人のゴムシン女性の内、4人は幸せな結婚生活を送っているようです。
残り一人も兵役期間中、面会や手紙にかなり愛情を注いでいたようなのに、破局してしまったのは残念なことです。その原因を知りたいところですね。