高麗大学(Korea University)とは、ソウル大学(Seoul National University)、延世大学(Yonsei University)と共に韓国の三大大学の一つに数えられる名門校です。
この3校は英語の頭文字をとりSKYと呼ばれており、ドラマ「SKYキャッスル」のSKYは作中に登場する高級住宅街の名前を指すだけでなく、難関大学受験をテーマにした作品であることをあらわしています。
この大学からは大統領や政治家、実業家にスポーツ選手だけでなく、芸能人も数多く輩出されています。
というわけで今回は、高麗大学出身の韓国芸能人8名を紹介したいと思います!
アイドルグループ2PMのメンバーであり俳優としても大活躍するオク・テギョンさんも、高麗大学校国際大学院国際協力学専攻修了という経歴の持ち主です。
オク・テギョンさんといえば2PMのメインラッパーであり、音楽番組のMCやバラエティ番組でも活躍するマルチスターですが、ドラマ「ドリームハイ」「君を守る恋~Who Are You~」「君を守りたい~SAVE ME~」「ヴィンツェンツォ」「御史とジョイ」「ブラインド」「ハートビート」など、数多くの作品で主演を務める人気俳優です。
一方、趣味はスキーにウェイクボード、特技は料理と語学であり、現在は朝鮮語、日本語、英語しか話せないそうですが、もともとはスペイン語や中国語も話すマルチリンガルとして知られており、中学生の頃からボストンに7年間滞在していたこともあり英語力はほぼ完璧と言われています。
肉体派俳優としても知られているオク・テギョンさんですが、さらに勉強まで出来るとは恐れ入りました!
長編ドラマ作品などに出演する俳優イ・サンウさんは、高麗大学校世宗キャンパス食品生命工学科に通っていましたが、中退して俳優となる道を選んだことで知られています。
2017年にドラマ「ハッピー・レストラン~家和萬事成~」で共演した女優キム・ソヨンさんと結婚したことでも知られ、夫婦でグラビア撮影をしたり、度々SNS等に仲睦まじい姿を披露するなど、韓国芸能界でも有名なおしどり夫婦として人気を集めています。
代表作にドラマ「糟糠の妻クラブ」「神々の晩餐」「ハッピー・レストラン〜家和萬事成〜」「一緒に暮らしませんか?」などがあります。
大ヒットドラマ「ペントハウス」の主演として知られるアイドルグループS.E.Sの元メンバーのユジンさんも、高麗大学文科大学 フランス語文学を中退しています。
のちに大人気アイドルグループを複数排出するSMエンターテイメント初のガールズグループとしてデビューし、K-POP第一世代として活躍したユジンさんは、その後ソロ歌手として活躍し女優としてもドラマ「製パン王キム・タック」や「百年の遺産〜ククスがむすぶ愛〜」「お願い、ママ」といった高視聴率作品に出演してきました。
結婚・子育てにより数年間活動を休止しますが、S.E.Sを再結成したり、ドラマ復帰作となる「ペントハウス」シリーズが大ヒットするなど、ママとなっても大活躍中の元祖アイドル女優です!
現在、オーストラリアのグリフィス大学を休学中で、高麗大学校新聞学科に在学中というチョン・リョウォンさんも、2000年にダンスアイドルグループCHAKRA(シャクラ)のメンバーとしてデビューしたアイドル出身の女優です。
小学5年生の時から家族とオーストラリア移住したため英語の実力は母国語並みというチョン・リョウォンさんは、オーストラリアの大学に在学中に母国の韓国を訪れた際にスカウトされデビューした異色の経歴の持ち主です。
そのアイドル活動は約3年と短く、脱退後は女優としてドラマ「私の名前はキム・サムスン」にヒロインのライバル役として出演し広く知られるようになります。
その後も映画「彼とわたしの漂流日記」、ドラマ「幻の王女チャミョンゴ」「サラリーマン楚漢志」「魔女の法廷」「油っこいロマンス」「弁論をはじめます」等に出演するなど、人気女優としての地位を確立しています。
ドラマ「オンエアー」や「ジャイアント」などの代表作で知られるイ・ボムスさんは、中央大学校演劇映画学科と同大学院芸術学科の出身ですが、人気俳優となったのちに高麗大学言論大学院に入り修士課程を終了しています。
俳優となったきっかけは大学在学中に「ハムレット」に出演したことで、その後映画デビューを果たしています。当初は映画中心の活動でしたが、兵役後の2000年以降は「ニューノンストップ」「外科医ポン・ダルヒ」「オンエアー」「ジャイアント」「Dr.JIN」などの人気ドラマに立て続けに出演し人気俳優となります。
一方で、映画「相棒シティ・オブ・バイオレンス」での演技力が高く評価され、ドラマと並行して映画にも多数出演しています。近年は大ヒットシリーズ「犯罪都市」にも広域捜査隊長 チャン・テス役としておなじみですね!
サム・ハミントンさんは、韓国で人気の育児バラエティ「スーパーマンが帰ってきた」出演で人気となったオーストラリア国籍のコメディアンです。
元々はオーストラリアで子役として活動していましたが、韓国人女性と結婚したことで韓国でも活動するようになりました。
2013年頃より韓国のテレビ番組に出演しはじめ、2016年から2人の息子と一緒に人気育児バラエティ「スーパーマンが帰ってきた」に約5年間出演し一躍人気者となります!
そんなサム・ハミントンさんは、オーストラリアの大学から高麗大学校へ交換留学した経験があるそうです。
モデルとして活躍したのち女優に転身したキム・アジュンさんも高麗大学の出身で、2011年には高麗大学言論大学院で修士号を取得しています。
キム・アジュンさんは、日本でもリメイクされた大ヒット作「カンナさん大成功です!」や「ザ・キング」「ザ・バッド・ガイズ」といった映画から、ドラマ「アクシデント・カップル」「サイン」「パンチ〜余命6ヶ月の奇跡」「ウォンテッド〜彼らの願い〜」「医心伝心〜脈あり!恋あり?〜」など人気作品に多数出演している日本でも人気の高い女優ですが、一方でブランドモデルやCMクイーンとしても知られています。
そんなキム・アジュンさんは、2008年に高麗大学の教授と共同執筆した「感情コミュニケーション」という本を出版した他、2012年には「感性の欲求と認知の欲求が感情の強度や満足度に及ぼす影響、スリラー映画鑑賞を中心に」をテーマにした修士論文が学会誌に掲載されています。
最後に紹介するのは大ヒットドラマ「涙の女王」での悪女役が記憶に新しいベテラン女優のイ・ミスクさんです。
十代で芸能界に入り、80年代の映画界で大活躍し、結婚を機に10年間映画出演をしていなかったというイ・ミスクさんですが、実は高麗大学大学院言論情報学卒業という高学歴の持ち主です。
芸歴45年を誇るイ・ミスクさんの出演作は数多くあり、近年の出演作だけ見ても「愛の温度」「カネの花~愛を閉ざした男」「油っこいロマンス」「仮面の秘密」「The Empire:法の帝国」「涙の女王」などと人気作ばかりとなっています。
以上、高麗大学出身の韓国芸能人8名について紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
超学歴社会なことで有名な韓国ですが、芸能人として売れていても大学卒だったり、芸能活動をしながら大学院に通っていたりというのには驚かされました!