NHK、アジア・コンテンツ・センター、グッドストーリーの3社による共同制作のドラマ「赤と黒」。
巨大財閥グループへの復讐に全てをかける男シム・ゴヌクに年齢やタイプの異なる3人の女性が絡み合います。憎悪や愛情、出生の秘密など韓国ドラマの定番となる要素も織り込まれ視聴者を夢中にさせました。
そんな「赤と黒」の出演者は現在何をしているのでしょうか。
今回は、日本の主婦を「家事が手につかなくなる」と心を鷲掴みにしたドラマ「赤と黒」の見どころと、7人の出演者の現在をご紹介します。
ゴヌクは幼い頃に育ての両親から引き離されてヘシングループの後継者「ホン・テソン」として会長の寵愛を受けてきました。しかし、DNA鑑定の結果で別人とわかると野良犬のように捨てられてしまいます。
人生をめちゃくちゃにしたヘシングループへの復讐に目覚めたゴヌクは、この日から悪魔になることを決意するのでした。
ヘシングループの事業のために政略結婚を受け入れた長女テラと、天真爛漫な次女のモネは突然出会った謎めいた男に心を奪われてしまいます。
その謎めいた男こそが復讐のために近づいたゴヌクでしたが、この出会いを運命と信じるモネとゴヌクを警戒するテラ。
姉妹とゴヌクの危険な恋の駆け引きが始まります。
一方、上流階級への憧れが強いジェインは、顔も知らないへシングループの次男テソンに興味を持ちます。
そしてゴヌクをテソンと勘違いしたまま意図的に近づき玉の輿を企むのでした。
「赤と黒」の見どころは、何といっても色気が溢れるキム・ナムギルさんの演技です。
このドラマの韓国タイトルは「ナップンナムジャ」で、「悪い男」という意味です。
その名の通り「悪い男」と知りながらも、ゴヌクのセクシーで危険な視線に視聴者は魅了されていきました。
また、テラとゴヌクのエレベーターでの「指キス」は、何度も見てしまうファンが続出。韓流に興味がなかった人をも虜にしたのです。
「赤と黒」に出演していた主要キャストの7人は現在何をしているのでしょうか。
早速ご紹介していきましょう。
両親から引き離されてヘシングループの後継者「ホン・テソン」として育てられたゴヌク。
しかしDNA鑑定の結果別人とわかるとゴヌクは追い出されてしまいます。
大人になったゴヌクは、ヘシングループへの復讐のために会長の娘たちに近づきますが、ジェインとの出会いで安らぎと愛を感じ始めるのでした。
そんなミステリアスでセクシーなゴヌクを演じたのはキム・ナムギルさんです。
キム・ナムギルさんは、1999年にドラマ「学校」で俳優デビューしました。
2006年の映画「後悔なんてしない」では同性愛者の役を演じ、注目を集めましたよね。
そして、2009年の時代劇ドラマ「善徳女王」ではピダム役を演じて人気俳優の地位を不動のものにしたのです。
入隊延期申請が認められず、「赤と黒」ではドラマの話数を20話から17話と短縮させ、撮影終了と同時に兵役に就いています。
最終話までは、キム・ナムギルさんと似たような背格好の俳優に代役をたてて顔が映らないように撮影したようですよ。
現在はドラマや映画に欠かせない役者として活躍しています。
2022年もドラマ 「悪の心を読む者たち」「アイランド」「盗賊:剣の音」、映画「非常宣言」に出演しています。
またキム・ナムギルさんの魅力にハマるファンが増えそうですよね。
ヘシングループのシン夫人が経営するギャラリーでアートコンサルタントとして働いています。
優秀な学歴と美貌を持っていますが、貧しい家庭で育ち、結婚直前に恋人に捨てられた辛い過去を持っています。
セレブへの憧れがとても強いムン・ジェインを演じたのはハン・ガインさんです。
高校時代にニュース番組にインタビューされ、芸能関係者の目に止まってスカウトされました。
しかし、当時は受験生ということもあって断りましたが、大学入学後に再びスカウトされ、2002年のアシアナ航空のCMでデビューしました。
そして2004年の「愛情の条件」でその演技力が高い評価を受けました。
2005年にはドラマ共演をきっかけに俳優ヨン・ジョンフンさんと結婚し、2016年に第1子、2019年に第2子を出産しています。
2022年は「1泊2日」に夫婦で出演し、結婚以来17年ぶりの共演となりました。
さらにバラエティ番組「縁起のいい日」のMCを担当しています。
どんどん活躍の幅が広がっていますね。
ヘシングループの会長の次男でゴヌクと入れ代わりで本物の「ホン・テソン」として育てられました。
しかし、母親はシン夫人ではなく愛人であるため家族の愛情を知ることなく育ちます。
そんなホン・テソンを演じたのはキム・ジェウクさんです。
キム・ジェウクさんは、父親の仕事の都合で生まれてすぐに日本へ移り、小学校へあがるまで東京に住んでいた
ため日本語がネイティブレベルに話せます。
高校2年生の時にモデルデビューし、2002年にドラマ「勝手にしやがれ」で俳優デビューしました。
その後、「コーヒープリンス1号店」や、中山美穂さんと共演した「蝶の眠り」で披露した不思議な色気が話題になりましたよね。
2022年の「Crazy Love」では、すごく感じが悪いものの何故か憎めないIQ190の数学講師を演じています。
クールなイメージのキム・ジェウクさんの新たな魅力が発見できそうですね。
ヘシングループの会長の長女で常に冷静で他人に弱みを見せない女性です。
グループのために政略結婚を受け、自分の役割を果たそうとしています。
妹のモネに近づいてきたゴヌクに対して不信感を抱きますが、強引な態度のゴヌクに心が揺れ動き始めるのでした。そんなホン・テラを演じたのはオ・ヨンスさんです。
オ・ヨンスさんは、中学3年生のときにモデル活動を始め、その後女優に転身しました。
伝説の韓ドラ時代劇「朱蒙」での美しいユファ役がぴったりハマっていましたよね。
1998年に俳優で歌手のソン・ジチャンさんと結婚し、2人の子供に恵まれます。
結婚後は芸能界から去ってしまうのではないかと噂されましたが、現在も女優として活躍しています。
2022年ドラマ「軍検事ドーベルマン」では女性師団長を演じています。
かっこいいオ・ヨンスさんも新鮮で素敵ですね。
ホン・モネは、ヘシングループの会長の次女で世間知らずのお嬢様です。
姉と同様に政略結婚をするはずでしたが、ゴヌクに心を奪われて夢中になってしまうのでした。
ミステリアスなゴヌクに惹かれながらも、本心がわからず不安を抱くモネを演じたのはチョン・ソミンさんです。
チョン・ソミンさんは、SKテレコムのCMから活動を始め注目されていました。
「赤と黒」でドラマデビューを果たした後、日本でも人気のコミック「イタズラなKiss」の実写ドラマでヒロイン役に抜擢されました。
2022年にはドラマ「還魂」や映画「オオカミ狩り」に出演。
また、YouTubeチャンネルも開設し、大人可愛いチョン・ミソンさんが話題になっていますね。
ジェインの妹で、ありのままの暮らしが好きな女子高生です。
実は学校でいじめにあっていますが、ジェインが心配することを避けるため普通に振る舞っているのでした。
偶然出会ったゴヌクに心を開いているムン・ウォニンを演じたのはシム・ウンギョンさんです。
シム・ウンギョンさんは、2004年にドラマ「張吉山」で子役デビューしました。
その後は人気子役となり、様々なドラマや映画に出演し「ファン・ジニ」では、KBS演技大賞 青少年演技賞を受賞しています。
その後、2017年に日本の芸能事務所と契約を結び、韓国と日本の両方で活動しています。
2022年は日本のテレビ朝日「七人の秘書スペシャル」、映画「七人の秘書 THE MOVIE」に出演しています。
かつては日本人役を演じたことのあるシム・ウンギョンさん、流暢な日本語を話す姿には驚かされますね。
日本のガラス工芸家で自分の工房を持ち、大学で講義もしています。
シン夫人が欲しがっているガラスの仮面の制作者で、買い付けに来たジェインを大学の助手と勘違いします。
韓国焼酎に目がない変わり者で、過去には愛する人を亡くし、その女性の顔を型どって仮面を作っていた龍先生を演じたのは豊原功補さんです。
年の離れた兄とアメリカン・ニューシネマを見に行っているうちに映画に対しての憧れが強くなり、15歳で劇団に入団しました。
16歳でドラマデビューし、その後もクールな役から三枚目の役まで数々のドラマ、映画に出演しています。
2022年はドラマ「TOKYO VICE」、映画「とんび」「さかなのこ」などに出演し活躍中です。
2018年、当時妻子がいる身でありながら「恋愛関係にある」と公表した小泉今日子さんと同棲を解消しました。
しかし現在も公私共に良きパートナーのようです。
いかがでしたか。
今回は、韓国ドラマ「赤と黒」の見どころと出演者の現在についてご紹介しました。
皆さん、映画やドラマに欠かせない存在となっており、現在も第一線で活躍していることがわかりました。また、日本と縁のある方も多く、よく知っている顔ぶれが揃っていましたね。
放送されてから10年以上経った今、また新しい気持ちで見てみるとさらにドキドキしてしまうかもしれませんね。