華々しい世界で活躍する芸能人。
そんな芸能人の中には過去に愛する家族を亡くし、辛い経験をした方も数多くいます。今回は、最愛の家族を亡くした韓国芸能人、そしてその衝撃の真相についてご紹介します。
それでは早速、最愛の家族を亡くした韓国芸能人の衝撃の出来事をご紹介していきましょう。
まずはじめにご紹介するのは、女優のハ・ジウォンさんです。
ハ・ジウォンさんは1997年ドラマ「新世代報告書」で女優デビュー。
その後数多くの作品に出演し、2000年に第37回大鐘賞新人女優賞、2003年にMBC演技大賞 ベストカップル賞・人気賞・最優秀賞を受賞し女優として高く評価されました。
2003年に放送された「チェオクの剣」では主役のチャン・チェオクを演じます。
平均21%の高視聴率をキープし、ハ・ジウォンさんの名が日本で知られるきっかけとなりました。
そんなハ・ジウォンさんには俳優の弟、チョン・テスさんがいます。
チョン・テスさんは兵役を終えた2007年にドラマ「愛するのにいい日」で俳優デビュー。
その後も「王と私」や「トキメキ☆成均館スキャンダル」など多くの作品に出演し、俳優としての仕事を着実にこなしていました。
しかし、いつになっても「ハ・ジウォンの弟」というレッテルが拭えることはなく、チョン・テスさん本人もそのプレッシャーに押しつぶされる日々が続いていたようです。
ブレイクはしなかったものの、高い演技力や爽やかなルックスで徐々に人気を集めていた最中、2018年1月に34歳の若さで自ら命を絶ってしまいました。
チョン・テスさんは以前からうつ病を発症しており治療を受けておりましたが、悲しい結末を迎えてしまいました。
チョン・テスさんの突然の訃報は世間に衝撃を与えました。
チョン・テスさんの自決後、ハ・ジウォンさんは自身のSNSを通して「愛しい星。その星が限りなく光を放つ世の中に生まれますように。愛する私の星。その星が世の中の誰よりも幸せでありますように。世の中みんなに愛される星になりますように。愛してる。美しい私の星テス」と投稿し、哀悼の意を捧げました。
チョン・テスさんが亡くなったあとも、2019年にはドラマ「チョコレート」でヒロインのシェフ役を演じるなど、女優として活躍しています。
天国にいるチョン・テスさんの分まで、これからも女優として活躍するハ・ジウォンさんを見守っていきたいですね。
続いてご紹介するのは、モデル、女優のソン・ソンミさんです。
ソン・ソンミさんは、1996年スーパーエリートモデル大会で2位に輝きモデルデビュー。
デビューから1年後の1997年には、ドラマ「モデル」でキム・イジュ役を演じ、女優業の活動を始めます。
その後は、演劇や広報大使など様々なジャンルで活躍し注目を集めました。
また2006年には3歳年上の映画美術監督出身コ・ウソクさんと結婚し、結婚9年目の2015年4月には娘を授かり公私ともに幸せな日々を送っていました。
ところが、結婚から11年を迎えた2017年に突然の悲しみがソン・ソンミさんを襲いました。
夫であるコ・ウソクさんが刃物で刺され亡くなったのです。
コ・ウソクさんは、ソウル・瑞草洞で凶器で刺されて血を流した状態で発見されます。
すぐ病院に搬送されましたが、後に死亡が確認されました。
コ・ウソクさんは、祖父の財産相続争いに巻き込まれ、孫同士であるA氏が2017年8月に知人に指示して殺害されました。
A氏は裁判過程で殺人教唆の疑いを否定しましたが、第1審と2審はすべての罪を認め、2018年末、無期懲役が確定しました。
突然愛する夫を亡くし、約2週間が経った頃、ソン・ソンミさんは自身のSNSで
「いつも自分より人に配慮し、そんな姿が本当に魅力的な人。ユーモアがあって温かく、表現は小さくても心のある人で、私の仕事を誰よりも支持してくれた人。私が大変だったり、自信がない時は誰よりも勇気をくれた人。その人が懐かしく……懐かしいけど……その人のために私は今日も頑張って耐えている。」 と愛する夫に向けてメッセージを送りました。
その後は気丈な姿を見せファンを安心させました。
現在は白髪まじりの女性を演じるなど、女優として幅広い人物を演じ注目を集めているソン・ソンミさん。
これからも元気な姿を見せて欲しいですね。
続いてご紹介するのは、俳優で歌手のイ・ドンゴンさんです。
イ・ドンゴンさんは1998年に「Time To Fly」で歌手デビュー。
1年後の1999年にテレビドラマに出演し、俳優としてもデビューを果たしました。
2004年1月放送のドラマ「ランラン18歳」では名家出身の検事、ヒョクジュンを演じ初主演を務めました。
また同年6月にもドラマ「パリの恋人」に出演して注目を集め、翌年2005年には百想芸術大賞テレビ部門で人気賞を受賞しました。
その後も、「ガラスの華」など数々の人気作に出演し、日本でも多くのファンを獲得しました。
2006年には日本でのオフィシャルファンクラブ設立を記念して来日します。
京王プラザホテルにて記者会見が行われ、記者からの仕事やプライベートなどの質問に対し、とても気さくに笑顔で答え好印象を与えました。
それは、2008年3月20日午前1時頃、シドニーのチャイナタウン近くのショッピングセンター前で、韓国人留学生2人が凶器を振り回す男に刺され1人が死亡、1人が重体に陥ったという知らせでした。
この死亡した1人がイ・ドンゴンさんの実の弟でした。
この悲報を受けイ・ドンゴンさんは、シドニー警察で弟の死亡事実を確認し号泣しました。
目撃者によると容疑者の少年らは「イ・ドンゴンさんの弟たちにガンをつけられた」と因縁をつけ、突然凶器を振り回したと証言しています。
普段からイ・ドンゴンさんは弟の自慢話をしたり、休暇中に韓国を訪れた弟とほとんどの時間を一緒に過ごしたりするほど兄弟仲がよかったこともあり、ファン達が悲しみにくれました。
愛する弟の突然の別れに多くのファンがイ・ドンゴンさんの今後を心配しましたが、事件後もドラマや映画、コンサートなどに出演し元気な様子をみせています。
2017年5月には女優のチョ・ユニさんと結婚しましたが2020年に離婚しています。
最近は日本での活動が目立ちませんが、また再開してくれるのを心待ちにしたいですね。
最後にご紹介するのは俳優のパク・ヨンギュさんです。
パク・ヨンギュさんは1974年21歳の時に演劇で俳優デビューします。
しかし、劇団生活は甘いものではなく貧しい生活を送る日々。
毎日空腹に耐えながら生活をしていましたが、結核を患ってしまい健康状態は良いものとは言えませんでした。
当時42Kgまで体重が減ってしまい、田舎で暮らす母が心配して上京し看病してくれたそうです。そして闘病により演劇を休むことを余儀なくされました。
しかし、経済的な理由により別の仕事をすることになったパク・ヨンギュさんは会社員として働くことになります。営業マンとしての成績は非常に優秀で、俳優業に復帰する直前には営業部長に就任するほどだったそうです。
会社員時代の1983年に結婚。
お相手は舞台で共演した大学の後輩で、結婚後すぐ第1子となる長男が誕生しています。
1985年にドラマ「緑の帽子」でソ・ガプスクさんと夫婦役を演じ深みのある演技が話題に。
その後1988年に出演したドラマ「明日は忘れよう」が大ヒットした影響でパク・ヨンギュさんも一気に人気者になりました。
翌年1989年にはアルバム「カメレオン」を発売し歌手デビューを果たします。
歌手としても1日12ものイベントに出演するなど爆発的人気を誇りました。
テレビやイベントで引っ張りだこでしたが、しばらくすると人気は落ち着き演劇の世界へ戻ることに。
そして演劇に戻った1996年に離婚を発表します。
息子を留学させるため母子ともにアメリカへ渡米して別居生活が続き離婚へ至ったそうです。
その後、パク・ヨンギュさんは、有名デザイナーや友人の結婚式で出会った女性などと、離婚、再婚を何度か繰り返し、2019年当時66歳の時に一般女性と4回目の結婚をして話題になりました。
俳優としてコメディな役からシリアスな役まで幅広い演技をこなし人気を集めるパク・ヨンギュさんですが、実は過去には最愛の息子を亡くす辛い経験をしています。
それは1回目の妻と離婚し、息子がアメリカへ留学してから8年が経った2004年。
大陸横断の旅の途中、バイクの後部座席にのっていたパク・ヨンギュさんの息子が交通事故に遭い21歳の若さでこの世を去りました。
息子を亡くしたショックは大きく、生きる気力を亡くし自ら命を絶つことを考えるほどだったようです。
後に「自分が悲しみを乗り越えられずにいたら、息子が申し訳ないと思うだろう。空から見て立派なお父さんだと思ってもらえるようにしようと思った」と当時の胸の内を語っています。
突然の別れにより、息子に誇れる父親になれるようより一層仕事に励んだパク・ヨンギュさん。
10年が経った2014年、KBS演技大賞長編ドラマ部門男優演技賞を受賞しました。
壇上に上がったパク・ヨンギュさんは天国にいる息子さんに「息子に一生懸命生きている父親の姿を見せるために、こうやって生きています。自分が一生懸命生きて輝けば、その光が空に届いて、息子がお父さんに会いたいと思った時にすぐに探せるように、私は一生懸命努力してきました。」と語りオペラで祝杯を歌い、会場のみならず視聴者の涙を誘いました。
日本でも放送されているドラマに数多く出演し、知名度も高いパク・ヨンギュさん。
これからも多くの作品を見ていきたいですね。
いかがでしたか?
今回は最愛の家族を亡くした韓国芸能人、衝撃の真相についてご紹介しました。
家族との突然の別れに辛い経験をされましたが、天国で見守る家族のために必死に頑張っている姿に胸を撃たれますね。
そんな彼らをこれからも応援していきたいですね。