芸能人の性格は、演じた役柄のイメージがついてしまったり、インタビューなどでの対応の出来不出来によるものが多いため、それだけを見て性格は分かりません。
特にSNSが広がった現代においては、一部を切り取られて印象操作される事などもあるため、あまり当てになりませんよね。
そんな前置きをした上で今回は、性格が悪いと言われている韓国芸能人についてどういったことが原因で性格が悪いと言われるようになったのか、どんな噂があるのかなどを紹介しようと思います。
「あの人が?」「ドラマのイメージが壊れた」など、色んな思いが吹き出してくるかもしれません。早速見てまいりましょう。
視聴率50%超えとなる大ヒット作となったドラマ「私の名前はキム・サムスン」で主演を務めたことで一躍国民的女優になったキム・ソナさんは、中高を日本で過ごした経験があることから日本語が堪能なことで知られています。
他にも、「シティーホール」「女の香り」「品位のある彼女」といったヒット作に出演していますが、「私の名前はキム・サムスン」の時に体重を10㎏増量したり、余命宣告をされる役を演じた「女の香り」の時には12㎏減量するなど、役柄に合わせて体型を変える演技にストイックなタイプとしても知られていますが、その真剣さがのちに弊害を生むことになります。
それは映画「木曜日の子供」という作品の撮影中に監督と折り合いが合わず途中降板してしまうというものです。
映画自体は主演をキム・ユンジンさんに変更し「セブンデイズ」としてのちに公開されたのですが、この映画制作会社がキム・ソナさんに対し10億ウォンの損害賠償を求める訴訟を起こしたのです。
しかも制作会社側は、キム・ソナさんが体調不良を理由に撮影をボイコットしたり、監督の指示を無視する演技をして主演としての義務を果たさず損害を被ったと主張をしたそうです。
その責任を全て俳優のせいにするような言い分に対して争う姿勢を明らかにしたキム・ソナさんは、結果裁判に勝訴することとなるのですが、このトラブルの影響から約3年間表舞台から姿を消すことになります。
そもそも、この映画自体に騒動が多く、キム・ソナさんが撮影に参加していた際にも監督の降板騒動があったりと盤石じゃなかったようです。監督が降板してもキム・ソナさんは撮影に専念していたそうなんですが、変わった監督と揉めたことで難癖をつけられたのでしょうか?
さらに同時期には、“日本のヤ◯ザの愛人”という噂が出回り、当時芸能界から姿を消していた“大物歌手がキム・ソナさんにちょっかいを出して重症を負わされた”という話にまで発展します。
この事態を重く見た大物歌手が会見まで開き、根拠のない誤報として激昂したそうです。
この訴訟問題とデマが同時期に起きたことで、毎日アルコールに依存してしまうほど心労を抱えることになってしまったキム・ソナさんでしたが、そんなつらい時期を乗りこえ見事復帰し、再び活躍するようになりました。
しかし、その後も様々な災難に見舞われます。制作側のミスによりキム・ソナさんの鼻にモザイクがかかったことで「整形をモザイク処理したのでは?」と疑惑の目を向けられたり、
整形外科が無断でキム・ソナさんの写真と名前をブログに掲載したことで訴訟に発展したりと、トラブルが続いたことで“キム・ソナ=疑惑の人物”という悪いイメージがついてしまいます。
出回った噂が全て嘘かどうかは分かりませんが、本人が不適切な発言をしたり、度々問題行動を起こしたわけでもないのに“性格が悪い”と言われてしまったのは残念ですね。
2007年にドラマ「走れサバ!」でデビューしたムン・チェウォンさんは、「風の絵師」「華麗なる遺産」「お嬢様をお願い!」と立て続けにヒット作に出演し、すぐに人気女優の仲間入りを果たします。
2011年には大ヒット映画「神弓-KAMIYUMI」でアクションに挑戦し、同年には時代劇「王女の男」もヒット。
その後も「優しい男」「グッド・ドクター」と作品に恵まれたムン・チェウォンさんでしたが、多忙な最中の2011年にSNSである投稿がされたことで撮影態度の悪さが明るみになってしまいました。
それは、「王女の男」に出演した際に「”蚊に刺されたくないから衣装の下にジャージを着たい”と、雨が降っているにもかかわらず撮影スタッフ・共演者を30分以上待たせた」というものでした。
この投稿に対し制作陣はアルバイトスタッフによる誤解だと擁護しますが、その後、大物俳優イ・スンジェさんがムン・チェウォンさんの現場での態度の悪さを指摘したことで暴露が真実だと後押しする形になってしまいます。
ただ、デビューしてわずか4年でトップ女優クラスになってしまっているので、若気の至りだったのかも知れませんね。
名優ソル・ギョングさんの妻としても知られるソン・ユナさんは、90年代より活躍するベテラン女優です。
ペ・ヨンジュンさんと共演したドラマ「ホテリアー」やチ・チャンウクさん主演のアクション「THE K2」、女の友情と母と息子の愛を描いた感動作「ママ ~最後の贈りもの~」といった代表作があるソン・ユナさんですが、2008年に出演したドラマ「オンエアー」に関するインタビューを受けた際、共演者に対する過激な意見を連発したのだとか。
内容があまりにも過激だったため、担当記者が記事にすることの確認をし了承を得るも、のちに了承した覚えはないと泣き崩れてしまったそうです。これに関しては密室での出来事なので録音でもない限り本当かどうかわかりません。
また、ソン・ユナさんと結婚したソル・ギョングさんは二回目の結婚ですが、前の奥さんと別れる前からソン・ユナさんと付き合っていたから離婚した、という噂が出てしまったのです。
しばらくすれば落ち着くものと沈黙を続けたことで、真実だとして世間に広まってしまいました。
その後、ソル・ギョングさんは番組で離婚原因について自分のせいである事、離婚してからソン・ユナさんに出会った事を語っており、ソン・ユナさんは悪質な発言をするユーザーを告訴しましたが、略奪婚のイメージが付いてしまう結果になりました。
「金よ出てこい、コンコン!」や「 伝説の魔女〜愛を届けるベーカリー」といったヒット作に出演し、“週末ドラマの女王”として知られるハン・ジヘさんは、韓国では珍しい一重まぶたの美人女優としても有名です。
出演作では良い印象の主人公を演じる事が多いハン・ジヘさんですが、実は性格が悪いと話題になったことがありました。
そのきっかけとなったのは出演したあるトーク番組での言動で、年上のソン・ユリさんに対してタメ口で話していたことや、番組内でのクールな態度が視聴者の反感を買ってしまったのです。
のちに、番組内でソン・ユリさんとライバル関係という設定があったため、わざとそのようなキャラクターを演じていたと話していますが、それが上手く伝わらなかったようです。
笑わそうと思ってしたことが視聴者に不信感を抱かせたり、笑いとして捉えられなかったりすることもあるので、この演出は諸刃の剣ということでしょうか?
とはいえ、そういったキャラクターになりきっていて“性格が悪い”と誤解されたのだとしたら、トーク番組の演出や共演者の対応もマズかったのかもしれませんし、ハン・ジヘさんの演技が上手く本当に悪く見えたのかもしれませんね。
1989年にニュースキャスターとしてデビューし、その後女優に転身したコ・ヒョンジョンさんは、最高視聴率64.5%を記録した伝説のドラマ「砂時計」出演により一躍スター女優となりました。
そんな人気の最中に結婚し一時引退しますが、離婚後復帰し「善徳女王」「レディプレジデント〜大物」「女王の教室」といった人気ドラマに出演します。
近年ではNetflixドラマ「マスクガール」に出演し話題となりましたが、実は性格が悪いと噂されたことがありました。
それは、一時期大学の教授をしていた際に禁煙の場所で何度も喫煙したことが原因の一つです。
学生たちとは食事会やカラオケにも行き親しくしていたそうですが、喫煙のことが明るみに出たことでバッシングを受けることとなります。
もう一つは、ドラマのスタッフと揉めたというものです。
2018年のドラマ「リターン〜真相〜」で演出家の足を蹴ったり、大声で罵声を浴びせていた様子を多くの人が目撃していたそうなんです。
その結果、スタッフたちが撮影を拒否する事態となり、コ・ヒョンジョンさんは制作側から降板通告されてしまいます。
そのため、ドラマの半分にしか出演しておらず、後半からはパク・ジニさんが出演することになりました。
このようなスタッフとのトラブルは他の作品でもあったようで、彼女の出演作では監督やプロデューサーが度々交代・降板しています。
男女混合グループS#arp(シャープ)のメンバーとして活躍したソ・ジヨンさんは、ソ・ジソプさん主演ドラマ「ごめん、愛してる」に出演したことでも知られていますが、グループがメンバー間の不和により解散したことは有名な話です。
原因となったのはプロデューサーが求める歌唱力をソ・ジヨンさんが発揮する事ができず、ソロ・デビュー予定だったイ・ジヘさんを追加加入させたことで、ソ・ジヨンさんはイ・ジヘさんに不満を抱き、仲間はずれやイジメをするようになります。
そんな状況もあり常に別々に行動をしていた二人は、ついに番組収録前のエレベーター内で取っ組み合いの喧嘩をしてしまいます。これにより番組出演はキャンセルとなり、メンバー間の不和も表面化し、グループも解散することとなります。
このことは大きく報道されたのですが、その時は何故かソ・ジヨンさんに味方するものばかりでした。
それはソ・ジヨンさんの家がキャリア官僚一家であることが影響していたといい、実はソ・ジヨンさんの母親がイ・ジヘさんを叩いていたとか、ソ・ジヨンさんの父親の圧力でテレビ出演を中止させていたことなどが発覚します。
そしてこれまでソ・ジヨンさんに逆らえなかったマネージャーも真相を証言したことでソ・ジヨンさんの性格が露呈することになりました。
ドラマの中で起きそうなことが現実で起きていたんですね!
2024年度前期に放送されるNHK連続テレビ小説「虎に翼」へ出演することも決まっているハ・ヨンスさんは、モデルとしてデビューし日本でもモデル活動していたことがあります。
2013年に女優デビューし、日本のドラマをリメイクした「リッチマン」などへの出演で知られていますが、2022年より美術留学目的で日本に渡航し、その後日本で女優活動を行うことが明らかになりました。
韓国では映画やドラマ以外に多くのCMにも出演していたハ・ヨンスさんですが、思ったことをはっきり言ってしまう性格が影響してか、性格が悪いと言われているんです。
ただ、ハ・ヨンスさんの場合は撮影現場でトラブルがあったわけではなく、SNS上でのコメントのやり取りが問題となりました。
それはハ・ヨンスさんが手掛けた作品が美術館に展示されると投稿したところ、「展示会に行けばハ・ヨンスさんに会えるのか?」に対して「私の存在は展示の鑑賞とは関係ないと思います」と冷たくも感じるコメントを返信したり、
「ヨンスさんが作った作品なのか?」というコメントに対して「500回はされてる質問で残念です」と返信。
その続きにも「そろそろ、分かってくれたらと思います。絵を描いて20年ですから」とコメントしたのだとか。その冷たい対応に不満の声があがったのでした。
確かに質問の内容が良いとは思えませんが、そこを上手く返してこその芸能人ではないのかと思いますよね。
そのコメントへの返信内容が絵文字や顔文字を使わないものだったことも冷たく見えた原因かと思いますが、もう少し大人な対応をしていれば性格が悪いなんて噂されなかったのでしょう。
性格が悪いと言われている韓国芸能人を紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
スタッフが内情を暴露して作品の価値を貶めるというパターンが多かったのは悲しいことですね。
本当の性格は分かりませんが一部分だけを切り撮って「性格が悪い!」と決めつけてしまうのは間違っているように感じますが、イメージが大事な芸能人は大変だなと思いました。