2019年に放送されたハートフルドラマ「世界で一番可愛い私の娘」は第1話から回を追うごとに視聴率がアップしました。
恋愛、仕事、家族の絆を考えさせられるドラマの最終回は最高視聴率35.9%を記録。
視聴者に驚きと感動を与え話題となりましたよね。
今回は、大ヒットドラマ「世界で一番可愛い私の娘」に出演していた8人の現在をご紹介します。
「国民の母」とも呼ばれているキム・ヘスクさんが三姉妹の母として登場。
食堂を営みながら女手一つで三姉妹を育ててきたソンジャ。
子育てと仕事の両立がうまくいかず、母ソンジャに申し訳ないと思いながらもサポートしてもらいながら忙しい日々を送る長女ソミン。
若くして大手企業の部長として働く次女のミリ。売れない小説家の三女ミヘ。
それぞれにトラブルや悩みを抱えながら生活していたある日のこと、ミリのチームに新入社員のテジュが配属されました。
物怖じしない発言をするテジュにミリは苛立ちを覚えますが、徐々に彼の誠実さに癒やされていくのでした。
しかし、ミリが愛する彼が「母」と慕う女性は、昔自分を捨てた実の母親だったのです。
「共働き」「女性の社会進出」など現代女性をとりまく環境の変化、親世代との考え方のズレを丁寧に描き、三姉妹の悩みに共感する女性が続出しました。
全ての人にエールを送った心温まるドラマです。
それでは、「世界で一番可愛い私の娘」に出演していた8人の出演者の現在についてご紹介します。
夫を亡くして1人ソルロンタンのお店を営みながら三姉妹を育てた韓国の典型的な母親です。
娘たちが成人した後も、長女の育児や家事のサポートをこなし、とにかく忙しい毎日を送っています。
言葉は荒くても誰よりも家族のことを愛して心配しています。
そんな母親でありながら父親の役割もしているパク・ソンジャを演じたのはキム・ヘスクさんです。
1974年にドラマ「第三教室」でデビューしたキム・ヘスクさんは、元々は主人公の友達役でキャスティングされていたそうです。
しかし、どうしても主人公を演じたいとプロデューサーに直談判してなんとか主人公を演じさせてもらうことになり、大成功をおさめました。
1978年に結婚し、しばらく主婦業に専念していましたが、女優として復帰したいという気持ちが強く仕事がなくても毎日出社していたそうです。
そして2000年と2004年、KBS演技大賞の助演女優賞をはじめ、数々の賞を受賞してきました。
そんなキム・ヘスクさん、実は夫と死別しており、2人の娘もいるため「世界で一番可愛い私の娘」の設定状況と似ていますよね。
実生活でも娘を助けるタフな母親なのでしょうか。キム・ヘスクさんのリアルで温かい演技は、三姉妹の母そのものでしたよね。
2022年はドラマ「シュルプ」に出演し、20年ぶりの時代劇出演を果たしています。
主演はもちろん、助演でも存在感を放つキム・ヘスクさん。
次はどんなオンマ役を見せてくれるか楽しみですね。
幼い頃に実母に捨てられてソンジャの養子となり、三姉妹の次女として才色兼備な娘に成長しました。
過去のトラウマにより、「独身主義」を貫くキャリアウーマンです。
のちに実母であるインスクが会社の代表に就任して顔を合わせるようになり、インスクを「母」と慕う新入社員テジュとの関係に苦悩するのです。
クールビューティーという言葉がぴったりなカン・ミリを演じたのはキム・ソヨンさんです。
キム・ソヨンさんは1994年のドラマ「恐竜先生」でデビュー。
「IRIS」や「検事プリンセス」など人気作品に多数出演してきました。
2016年に出演したドラマ「ハッピー・レストラン~家和萬事成~」での演技が評価され、TV演技大賞とTV今年のスター賞の他、第5回 アジア太平洋 Star AwardsのTV長編ドラマ女性最優勝賞を受賞しました。
2017年にはこのドラマで共演したイ・サンウさんと結婚しています。
近年では、富裕層達が狂気に満ちた戦いを繰り広げる「ペントハウス」の出演が話題になりましたよね。
2022年は積極的にボランティア活動に参加し「幸福共感奉仕団」の広報大使にも任命されています。性格がいいことで有名なキム・ソヨンさん、これからの活動にも注目ですね。
ハン・テジュはミリの部署に配属された新人社員ですが、実は会社の御曹司。
にも関わらず採用試験を受けて入社した実力者です。
年下ながらストレートな愛情表現をするテジュにドキドキした方も多いのではないでしょうか。
そんな頼りになる年下男子ハン・テジュを演じたのはホン・ジョンヒョンさんです。
元々はファッションモデルとして活動していたホン・ジョンヒョンさん。
2009年にドラマ「No Limit~地面にヘディング~」で俳優デビューしました。
2016年放送ドラマ「麗~花萌ゆる8人の皇子たち~」では第3皇子のワン・ヨを演じ話題となりましたよね。
母とともに皇位を狙うワン・ヨは強い見た目とは裏腹に儚い部分もあり、視聴者からは密かに推している皇子と言われていました。
2022年は、除隊後3年ぶりの復帰作となるドラマ「アリが乗っています」に出演しました。
謎の集まりに所属する5人のアリ(個人投資家)が株式を通じて人生を悟る株価急騰祈願ドラマで、ホン・ジョンヒョンさんは30歳にてコンビニのアルバイトをしていますが、退勤時は高級外車に乗るミステリアスなチェ・ソヌ役を演じています。
次回はどんな話題作に出演するのでしょうか。楽しみですね。
次にご紹介するのは、三姉妹の長女ミソンを演じたユソンさんです。
家事と育児、仕事に追われながらも姑や夫のわがままに悩まされるミソン。
母ソンジャの助けでなんとか生活が成り立っていますが、どんどん親不孝な娘になっていく気がして苦しむのです。
姑に振り回される様子や職場での肩身の狭い立場など、ミソンは働く女性の姿そのものでしたよね。実母に頼り切っているミソンを批判する意見もありましたが、中には「ぜひ夫に見て欲しい」なんて意見もあったのだとか。
そんなユソンさんは、1999年に映画「マヨネーズ」でデビュー。2009年に「ソル薬局の息子たち」で人気となりました。
その後「馬医」では主人公クァンヒョンの出生の秘密を知り、物語の鍵を握るチャン・インジュ役を務めます。
2022年には、ドロドロ系復讐ドラマ「イブ」に出演。
夫の愛を手に入れることができず苦しむセレブ ハン・ソラを演じています。
年々演技の幅を広げているユソンさん、今後挑戦する役柄にも注目したいですね。
三女のミヘは世間知らずな小説家です。
学生時代に書いた小説で脚光を浴びますが、その後はスランプが続き引きこもり状態です。
昔自分の小説を認めてくれた出版社の編集長に新作を送ってみますが、戻ってきたのは編集長の息子からの酷評だったのです。
ある男性と出会うことで成長していくカン・ミヘを演じているのはキム・ハギョンさんです。
キム・ハギョンさんは、本作がデビュー作ということで視聴者から演技に関する意見は賛否両論ありましたが、三姉妹の末っ子らしさがぴったりハマっていました。
大人になりきれず、ついつい親に甘えてしまうミヘの姿も共感できる部分もありましたよね。
2020年にはミステリーサスペンス「リセット~運命をさかのぼる1年~」でソ・へイン役で出演。
2021年には「だから俺はアンチと結婚した」に出演し、ヒロインの親友シン・ミジョン役を演じました。
まだまだ助演が多いキム・ハギョンさんですが、これからの活躍が期待されますよね。
長女ミソンの夫・チョン・ジンスをコミカルな演技で演じたのはイ・ウォンジェさんです。
家事や子育てに非協力的な上、趣味で浪費したり母親に言いなりになる姿は、これぞ「ダメ夫」の象徴でしたよね。
そんなイ・ウォンジェさんは、自身が代表を務める劇団「カタツムリ周波数」で演出や脚本を担当しています。
2004年にドラマ「愛情の条件」でデビューし、その後「グッドドクター」や「おしえて!イルスン」など話題作に出演してきました。
最新作は2019年「ペガサスマーケット」です。
舞台を中心に活躍しているイ・ウォンジェさん、これからテレビドラマの脚本や演出を手掛ける日が来るかもしれませんね。
ウジンはアメリカで活躍していましたが、父の残した出版社を運営するために帰国した出版社代表兼編集長です。
バツイチの変わり者で有名ですが、かつて父が認めていた小説家ミヘと心を通わせるようになっていきます。
そんなキム・ウジンを演じたのはキ・テヨンさんです。
キ・テヨンさんは1997年に俳優デビューし、2007年に「白い巨塔」でブレイクしました。
プライベートでは2011年にアイドルグループS.E.Sのユジンさんと結婚しています。芸能界を代表するおしどり夫婦として知られ、2人の娘と一緒に撮った写真をユジンさんがInstagramで公開しています。
2022年は3年ぶりのドラマ「トロリー」に出演します。
過去を隠して暮らしていた国会議員の妻の秘密が明るみになり、夫婦のジレンマと選択に対する物語が描かれています。
歳を重ねるごとに大人の色気を放つテ・キヨンさん。今後の活躍にも目が離せませんね。
チェ・ミョンギルさんが演じたチョン・インスクは、ミリの会社の代表であり、若い頃はアナウンサーとして活躍していました。
訳あってソンジャの元に実の子ミリを置いて財閥の家に嫁ぎます。夫の死後も家から出ることはできず、甥のテジュを本当の息子のように育ててきたのでした。
ミリの能力を認めつつも、ミリとの関係を必死で隠すインスクに苛立ちを覚えた方も多いのではないでしょうか。
チェ・ミョンギルさんは1981年にドラマ「怒りの瞳」でデビュー。
お金持ちのセレブや気の強い王妃の役を演じることが多いですよね。
最新の出演作品は2021年のドラマ「赤い靴」です。
昔の恋人との再会により野心が生まれ、我が子と別れ富豪の道へと突き進み、大人になった娘が自分の会社で働くようになるという部分では「世界で一番可愛い私の娘」と重なります。
しかし、今回チェ・ミョンギルさんが演じたヒギョンは救いようがない非人情的な人物です。
そんな人物を振り切った演技で見事に演じ切りました。
難しい役が多いチェ・ミョンギルさん、これからも妖艶な姿を見ていきたいですね。
いかがでしたか。
今回は、「世界で一番可愛い私の娘」に出演していた8人の現在についてご紹介しました。
ドラマ放送からまだ数年しか経っていませんが、既に数々の話題作に出演している方が多くて驚きましたよね。
驚きの結末となった「世界で一番可愛い私の娘」ですが、またいつか愛しい三姉妹の共演が見れるといいですよね。
これからもみなさんの活躍を見守っていきたいですね。