ハリウッドと言えば、世界の映画界の中心地で、各国から名俳優が集ってきます。
日本でいえば、真田広之さんや浅野忠信さんに菊地凛子さんなどの名前が思い浮かびますが、韓国からも錚々たる顔ぶれがハリウッド進出を果たしています。
今回は、そんなハリウッドでも活躍している韓国俳優を7人選んでご紹介します。
最初にご紹介するのは、「イカゲーム」で、世界的に有名になった俳優のパク・ヘスさんです。
1981年11月21日 京畿道水原市生まれの44歳(2025年現在)。
2007年に、舞台「ミスターロビー」で俳優デビューすると、以降、2007年「アンナプルナ」や2011年「かもめ」など、多数の舞台に出演し、2012年の「武神」で、ドラマデビューを果たしました。
そして、2017年のドラマ「刑務所のルールブック」で、主人公キム・ジェヒョクを演じ、ザ・ソウルアワーズ・新人男優賞を受賞。
また、2021年のドラマ「イカゲーム」で、主人公の幼馴染チョ・サンウを演じて、国際的に知名度を上げました。
そんなパク・ヘスさんは、ハリウッドデビュー作となる、2025年のAmazon Primeの新シリーズ「バタフライ〜追う者と追われる者〜」に、キム・ジフンさんやキム・テヒさんと共に出演することが決定しています。
続いてご紹介するのは、欧米やアジア各国で活動してきたグローバル俳優、ユ・テオさんです。
1981年4月11日 ドイツ・ケルン生まれの44歳(2025年現在)。
高校卒業後は、2008年頃まで、米国・英国に滞在し、演劇学校に通いながら、数本のドイツ・アメリカ映画に出演。
そして、2009年「女優たち」で、韓国映画デビューすると、2012年には、「女性は何でいきるのか」で、韓国ドラマデビューも果たします。
ターニングポイントは、2017年のロシア映画「LETO」の主演抜擢で、その後は、韓国でも主要な役割が多くなり、2019年「アスダル年代記」で、人気急上昇すると、同年「チョコレート」では主演も務めるようになります。
そんなユ・テオさんは、2024年の映画「パスト ライブス/再会」で主演を務め、ハリウッド進出を果たしています。
三番目にご紹介するのは、多くのドラマや映画に出演し、存在感を見せている俳優、ソン・ジョンハクさんです。1967年6月20日生まれの58歳(2025年現在)。
1987年に演劇デビューすると、ドラマでは、2014年「未生」や、2016年「アントラージュ」など多くの作品に出演。また映画でも、2015年「華麗なるリベンジ」、2019年「金の亡者たち」、2020年「スティール・レイン」、2022年「オオカミ狩り」、2023年「デビルズ・ゲーム」など、数多くの話題作に出演し、存在感をアピールしています。
そんなソン・ジョンハクさんは、2025年下半期に公開予定のアクションノワール映画「24-Hour Sonata」でハリウッド進出することになりました。
劇中、ソン・ジョンハクさんは、韓国組織のボスで、世界の犯罪組織と巨大なネットワークを形成している重要な人物を演じるといわれています。
四番目にご紹介するのは、「国民の男友達」の愛称を持つ人気俳優、パク・ソジュンさんです。
1988年12月16日 ソウル特別市生まれの37歳(2025年現在)。
2011年の「パーフェクト・ゲーム」で、スクリーンデビューすると、2012年のドラマ「ドリームハイ2」で、本格的に演技活動を開始。
そして、2014年の「魔女の恋愛」でブレイクして以降、主演するラブコメドラマがヒットし続け、「ラブコメの神」と呼ばれるようになります。
その後、2020年の「梨泰院クラス」では、ラブコメのイメージから一新、正義感と意思を貫く主人公を演じ、日本でも話題となりました。
そんなパク・ソジュンさんは、2023年のスーパーヒーロー映画「マーベルズ」で、愛らしくカリスマ性のあるヤン王子を演じ、ハリウッドデビューを果たしました。作中では自身の歌声とダンスを披露し、観客を魅了しました。
五番目にご紹介するのは、「クラウディア・キム」の名でも知られる韓国のモデルで俳優のキム・スヒョンさんです。
1985年1月25日 ソウル特別市生まれの40歳(2025年現在)。
幼少期、米国で過ごしたこともあり、高校生時代には、TOEICで満点を取ったこともあります。
大学在学中に、アナウンサーとモデルの活動を開始すると、スーパーモデル選抜大会で優勝し、芸能界デビューを果たすと、2010年のドラマ「逃亡者 PLAN B」で女優としてのキャリアをスタートさせました。
そんなスヒョンさんは、2015年に、マーベルシリーズ11作目の「アベンジャーズ2」に出演し、ハリウッドデビューを果たしました。
その後も2018年公開の「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」に出演し、注目を浴びました。
六番目にご紹介するのは、強面マッチョな風貌だが、「マブリー」の名で国民に愛される韓国系アメリカ人俳優の、マ・ドンソクさんです。
1971年3月1日 ソウル特別市生まれの54歳(2025年現在)。
18歳で家族とともに米国に移住し、国籍を取得すると、フィットネストレーナーとして活動します。
そして、1994年に米国でミュージカル俳優としてデビューすると、2002年に韓国映画「天軍」のオーディションに合格して韓国で本格的に俳優として活動するようになります。
その後、2012年の映画「隣人」で、百想芸術大賞・最優秀助演男優賞を受賞し、韓国国内で知名度を上げます。
また、2016年「新感染 ファイナル・エクスプレス」で国際的にブレイクすると、2017年「犯罪都市」、2019年「悪人伝」などのアクション作品に立て続けに出演しました。
そんなマ・ドンソクさんは、2021年のマーベル・スタジオ作品「エターナルズ」で主演キャラクターのひとりに抜てきされ、ハリウッド進出を果たします。
また、2019年「悪人伝」のハリウッドリメイク版では、シルベスター・スタローンさんと共同プロデュースおよび主演を務めました。
最後にご紹介するのは、元祖韓流四天王として、韓流ブーム初期から20年以上にわたり愛されているイ・ビョンホンさんです。
1970年7月12日 京畿道城南市生まれの55歳(2025年現在)。
1991年のドラマ「アスファルト、我が故郷」で、俳優デビューすると、映画デビューの1995年「誰が俺を狂わせるのか」と、二作目の「ラン・アウェイ」で、各映画賞の新人賞を受賞しました。
その後2000年、当時の韓国の観客動員数記録を更新した映画「JSA」では、釜山映画評論家協会賞・主演男優賞を受賞。
また、2005年に主演し、ハリウッドのエージェントと契約するきっかけとなった「甘い人生」では、映画評論家協会賞をはじめ3つの主演男優賞を受賞しました。
演技力に加え、作品ごとにあらゆるキャラクターを演じられることから、「千の顔を持つ俳優」と称されました。
そんなイ・ビョンホンさんは、2009年の「G.I.ジョー」で、ハリウッドデビューを果たします。
現在では活動の場をハリウッドに広げ、2015年「ターミネーター:新起動/ジェニシス」などのハリウッド大作にも多く出演しています。
いかがでしたでしょうか。
今回は、韓国から飛び出して、夢のハリウッドで活躍する俳優を7名ご紹介しました。
世界から注目されている俳優さんがこんなにもたくさんいるのかと驚きましたね。
これからもどんな人達がハリウッドデビューするのか、注目してみたいですね。