今や韓国芸能人の熱愛報道が流れると、国内に止まらず世界中が関心を寄せる程の注目度の高さがあります。
しかしその中には、いわゆる「略奪愛」から結婚に至ったカップルも存在するようです。
そこで今回は、そんな噂のあるカップル5組について、略奪愛の真相や現状について紹介します。
最初にご紹介するのは、2024年3月にお互いの熱愛を認めた、ハン・ソヒさんとリュ・ジョンヨルさんのカップルです。
ハン・ソヒさんは、「京城クリーチャー」で再び注目を集めた、韓国NO.1といわれる美人女優です。
1993年11月18日 ウルサン広域市生まれの32歳(2025年現在)。
2016年、MV出演で芸能界デビューすると、2017年にドラマ「ひと夏の奇跡」で女優デビューも果たします。そして2020年の大ヒットドラマ「夫婦の世界」で、不倫相手役という憎まれ役を演じ、大ブレイク。
また、2021年のドラマ「わかっていても」を皮切りに、「マイネーム: 偽りと復讐」など主演作が続きました。
一方のリュ・ジョンヨルさんは、「応答せよ1988」出演で注目を浴びた個性派俳優です。
1986年9月25日 京畿道水原市生まれの39歳(2025年現在)。
2007年から2009年まで、公益勤務要員を務めたのち、本格的に俳優となります。
そして2015年の映画「ソーシャルフォビア」で注目を集めると、大ヒットドラマ「恋のスケッチ〜応答せよ1988〜」のジョンファン役でブレイク。翌2016年には「運勢ロマンス」で地上波ドラマの主演に抜擢されました。
そんな二人は、2024年3月にハワイで目撃され、交際説が一気に広がると、両事務所は交際を認めるコメントを発表しました。
しかしリュ・ジュンヨルさんはもともと、ドラマ「恋のスケッチ」で共演した、Girl’s Dayのヘリさんと7年にわたる公開恋愛をしており、前年の11月に破局報道が出たばかりでした。
加えてヘリさんが、SNSで意味深長な投稿をしたことから、ハン・ソヒさんの略奪なのではないかという疑惑が浮上したのです。
ハン・ソヒさんもSNSで応戦。
リュ・ジュンヨルさんとの交際を認めながらも、「略奪愛という言葉はやめてほしい」と否定しました。
続いてご紹介するのは、2009年5月に結婚した、ソン・ユナさんとソル・ギョングさんのカップルです。
ソン・ユナさんは、「お嫁さんにしたい女優ナンバー1」と言われた大人気女優です。
1973年6月7日 慶尚北道金泉市生まれの52歳(2025年現在)。
1995年、KBSスーパータレントで金賞を受賞したのを機にデビュー。
2003年から日本で放送された「ホテリアー」で、ペ・ヨンジュンさんと、また、「サラン」ではチャン・ドンゴンさん、チェ・ジウさんの二大スターとも共演したことがあります。
名門の漢陽大学に首席で入学した知性をもつ、まさに「才色兼備」の女優として、長い間トップ女優として君臨してきましたが、2009年5月に、俳優のソル・ギョングさんと結婚し、2010年に一子をもうけています。
一方のソル・ギョングさんは、2000年代の韓国映画ルネサンスを牽引する俳優の一人として知られています。1967年5月1日 忠清南道生まれの58歳(2025年現在)。
舞台役者としてスタートすると、1996年「つぼみ」でスクリーンデビュー。
1999年には、大鐘賞映画祭の主要5部門を受賞したドラマ「ペパーミント・キャンディー」で主演を務め、韓国を代表する映画祭の新人賞・主演男優賞を多数受賞しました。
2002年には「オアシス」、「公共の敵」に出演し、韓国映画界をけん引する実力派俳優のひとりとして活躍します。
そんな二人は、2009年5月に結婚しましたが、これが「略奪婚」だったのではないかという噂が流れます。
ソル・ギョングさんは以前、1996年に先輩演劇俳優の妹と結婚し、2002年に別居、2006年には合意離婚しており、その後のソン・ユナさんとの再婚に至りました。
この流れでは問題無いようですが、実は2002年に二人が映画「ジェイル・ブレーカー」で共演した際、熱愛説が流れていたのです。
当時はあまり関心も受けませんでしたが、同年、前妻との別居報道により再び話題になり始め、その後2006年の映画「愛を逃す」で再共演したことによって、その噂はさらに増幅してしまったのです。
三番目にご紹介するのは、2015年から交際を公表している、イム・セリョンさんとイ・ジョンジェさんのカップルです。
イム・セリョンさんは、韓国財閥「大象グループ」オーナー家の長女で、現在は副会長を務めており、過去にサムスン・グループのイ・ジェヨン氏と結婚していたこともある人物です。
1977年8月13日 ソウル特別市生まれの48歳(2025年現在)。
1998年、ヨンセ大学在学中の若干21歳で、イ・ジェヨン氏と結婚し話題となりましたが、一男一女を設けた後、2009年に協議離婚しています。
一方のイ・ジョンジェさんは、様々な役をこなす、韓国を代表するスター俳優です。
1972年12月15日 ソウル特別市生まれの53歳(2025年現在)。
1994年の映画「若い男]でデビュー、4つの映画賞の新人賞を受賞すると、1995年のドラマ「砂時計」で、ボディーガード役を好演し人気俳優となります。
更に1999年には、「太陽はない」で、青龍映画賞・男優主演賞を史上最年少で受賞しました。
その後、2021年の「イカゲーム」が世界的に大ヒットし、米国の授賞式で、韓国人初の男優主演賞をすべて受賞しました。
そんな二人は、2015年から交際を公表しており、これまでもカンヌ国際映画祭やエミー賞授賞式など、世界的なイベントにも一緒に登場し、仲の良さと固い絆を見せてきました。
しかし長年交際しているにもかかわらず、結婚に至っていない背景には、イム・セリョンさんの元夫のサムスン後継者問題などの複雑な事情があると見られています。
いずれにしても、二人は公私ともに成功を収めている注目のカップルです。
今後も結婚という形式にとらわれず、信頼し合う関係を続けていく可能性が高いでしょう。
四番目にご紹介するのは、2021年1月に結婚した、シム・ウンジンさんとチョン・スンビン さんのカップルです。
シム・ウンジンさんは、「Baby V.O.X」出身の女優で、 1981年2月6日 ソウル特別市生まれの44歳(2025年現在)。
1998年に、「Baby V.O.X」のメンバーとしてデビューすると、「Ya Ya Ya」、「Doll」、「Get Up」などの曲をヒットさせ、その後、女優へと活動領域を広げました。
2006年「大祚榮 テジョヨン」や、2010年「キス・アンド・ザ・シティ」などに出演しています。
一方のチョン・スンビンさんは、多くの人気ドラマで活躍する俳優です。
1986年3月15日 京畿道富川市生まれの39歳(2025年現在)。
私生活では、「千秋太后」、「百済の王 クンチョゴワン」、「大王の夢」、「一途なタンポポちゃん」で共演した女優、ホン・イニョンさんと7年の交際を経て2016年5月に結婚しましたが、2020年4月に離婚しています。
そして2021年1月、ドラマ「悪い愛」で共演した女優、シム・ウンジンさんと8ヶ月の交際の末、再婚しました。しかし、離婚調停時点と交際時点が重なっていたのではないかとの「不倫」疑惑が持ち上がりましたが、事務所側がそれを一蹴しています。
最後にご紹介するのは、2005年に結婚した、キム・ナムジュさんとキム・スンウさんのカップルです。
キム・ナムジュさんは、ミス・コリア出身の演技派女優です。
1971年5月10日 京畿道平沢市生まれの54歳(2025年現在)。
1992年に、「ミス京畿・真」に選ばれると、モデルとして活躍し、1994年に芸能界デビューします。
その後は日本でもお馴染みのドラマや映画に出演し、人気を博しました。
私生活では、2005年にキム・スンウさんと電撃結婚、同年、長女を出産し、2008年に長男を出産しました。
その後、2007年に映画「あいつの声」に出演して俳優として復帰します。
そして2009年の主演ドラマ「僕の妻はスーパーウーマン」が主婦の間で共感を呼び、百想芸術大賞・女性最優秀演技賞を受賞。
また、2018年のドラマ「ミスティ」でも、百想芸術大賞・女性最優秀演技賞を再び受賞しています。
一方のキム・スンウさんは、「ミルキーボーイ」の愛称があり、アクション俳優としてデビューするもメロドラマなどで活躍する俳優です。
1969年2月24日 ソウル特別市生まれの56歳(2025年現在)。
1990年の映画「将軍の息子」でデビューすると、ソフトなムードと深みのある瞳が魅力的で人気を博します。また「吹けよ、春風」などの映画で、コメディの才能を発揮。テレビドラマでは、2001年の「ホテリアー」などで日本でも知られました。
その後、2003年のドラマ「ローズマリー」に出演し、KBS演技大賞の人気賞、ベストカップル賞を受賞しています。
私生活では、1995年にイ・ミヨンさんとの結婚で注目され、当初は「イ・ミヨンの夫」と呼ばれるに過ぎませんでしたが、徐々に頭角を現します。
しかし2000年、突然の離婚発表でファンを驚かせました。
その離婚の原因が浮気であるとの噂が立ちました。
スンウさんと女優Kの浮気をミヨンさんが知り、偶然、美容院で会ったミヨンさんと女優Kが、周りも気にせずにつかみ合いの喧嘩をしたという報道が流れ、この女優Kがキム・ナムジュさんだったのではということなんですが真偽は不明です。
そんなナムジュさんとスンウさんが交際を始めたのが2004年5月。
同年のクリスマスイブにプロポーズし、2005年5月にめでたく結婚したそうです。
略奪とのうわさもありましたが、現在では、芸能界きってのおしどり夫婦として有名です。
いかがでしたでしょうか。
前カップルの破局あるいは離婚から間もないという理由で「略奪」と言われるのは、言い過ぎの感があります。
また「イム・セリョンさんとイ・ジョンジェさん」の場合は、明らかに略奪とは言えませんね。
むしろ結婚という形態にとらわれず、堂々としていて微笑ましいカップルの形に好感が持てます。