日本から近くアクセスしやすく旅行や観光に人気の韓国、東京からだと飛行機で約2時間で着きます。
そのため、最近では気軽に行ける日帰りツアーも人気ですよね。
しかし、日本と韓国の間では竹島領土や慰安婦問題などが原因で、韓国では度々反日運動が活発に行われています。
そのため、表舞台に立つ芸能人が「日本が好き」という噂は世間に悪い印象を与え批判の対象となり、親日派を公言する芸能人は多くはありません。
今回は、世間からの厳しい目がある中でも、親日派と噂されている俳優5人をご紹介します。
親日と噂されている韓国の人気俳優は一体誰なのでしょうか。
早速見ていきましょう。
まず初めにご紹介するのは、女優のイ・ジアさんです。
イ・ジアさんはオーディションを勝ち抜き、2007年ドラマ「太王四神記」でペ・ヨンジュンさん演じる主人公タムドクに恋心を抱くスジニを演じ、華々しいデビューを飾りました。
オーディションでの選考にも参加したキム・ジョンハク監督は「ペ・ヨンジュンの相手役をキャスティングする際に、有名無名・ベテラン新人問わずオーディションを行い、その中でピカイチの存在感を放ち魅力的だったのがイ・ジアだった。」と語っています。
実はこのオーディションには有名女優、ハ・ジウォンさんやキム・テヒさんも参加していたそうですよ。
平均視聴率30%を超える大ヒットドラマとなり、日本でもイ・ジアさんの知名度が一気に上がりました。
そんなイ・ジアさんは、親日であると噂されています。
事の発端となったのは2011年、イ・ジアさんの祖父、キム・スンフンさんが親日派であったことが明らかになったのです。
そして、イ・ジアさんの祖父が有名な資産家だったこともあり、「イ・ジアさんも親日派の祖父から援助を受けているのではないか。親日派の家系だなんてありえない」などとネットで批判を浴びてしまうのです。
この報道を受けてイ・ジアさん本人は否定も肯定もしていないので真相はわかりませんが、過去に日本で行われた「太王四神記」の記者会見では流暢な日本語を披露しており、少なくとも日本に関心を持ち語学の勉強も行っているのではないかと思われます。
ネット上での批判にイ・ジアさんは深い傷を追ったようですが、また来日して元気な姿を見せて欲しいですよね。
続いてご紹介するのは、俳優で歌手のチャン・グンソクさんです。
チャン・グンソクさんは1997年テレビ番組「幸福も売ります」に出演し、子役としてデビュー。
デビューから4年後の2001年に当時日本でも大人気だった歌手のBoAさんとテレビCMで共演し、注目を集めました。
これを皮切りに人気に火が付き、俳優業以外にもテレビ番組の司会を務めるなどジャンル問わず活躍しました。
日本での活動も積極的に行い、2006年日本公開のホラー映画「着信あり~Final~」に出演。
2009年には日本でもリメイク作品が制作された「美男ですね」で大ブレイクしました。
2010年には日本でチャン・グンソクさんのファンサイトが開設され、翌年2011年に日本での歌手活動を開始。
その後も人気雑誌「anan」の表紙を飾るなどその人気は留まることを知らず、テレビや街中で見ない日はない程人気を集めました。
最近は、日本のバラエティ番組に出演していた際も通訳なしで日本の芸能人の方々と会話をしており、イントネーションに違和感がない日本語に視聴者を驚かせました。
そんなチャン・グンソクさんも親日派として有名で、「元気をもらえるから」との理由で日本のファンのことを「うなぎ」と呼び、来日した際は出迎える人に投げキッスをするなど日本のファンを大切にしてくれています。
他にも東日本大震災の時に多額の寄付をしたり、自宅のキッチンには日本の調味料を揃えるなど親日派としての一面が垣間見れますね。
また日本のアニメにも興味を持ち、特に「新世紀エヴァンゲリオン」が好きで、日本語はアニメを見ながら勉強したそうですよ。
これからも日本での活躍が楽しみですね。
続いてご紹介するのは俳優、モデルのカン・ドンウォンさんです。
カン・ドンウォンさんは2000年大学在学中に通学途中の地下鉄でスカウトされました。
最初はモデルとして活動していましたが、2003年にドラマ「威風堂々な彼女」で俳優デビュー。
その後もテレビ、映画、さらには写真集を発売するなど人気を集めたカン・ドンウォンさん。
2017年の映画掲示板サイトに「親日派で独立運動家の子孫である芸能人」という記事の中にカン・ドンウォンさんの名前が書き込まれていました。
どうやらある民間団体の作成した「親日人名事典」にカン・ドンウォンさんの母方の曽祖父、イ・ジョンマンさんの名前が載っていたそうです。
この記事が明らかになると、韓国国内でカン・ドンウォンさんに批判が相次ぎました。
また過去に、カン・ドンウォンさんが曾祖父であるイ・ジョンマンさんを「尊敬している」と語っていたことが批判を加速させました。
カン・ドンウォンさんの所属事務所は「内容の中に事実と異なる部分がある。名誉毀損を懸念し、カン・ドンウォン名義で削除要請書を出した」と発表し、謝罪に追い込まれる事態にまで発展しました。
カン・ドンウォンさんが親日派であるという事実は明らかにはなっていませんが、家族を「尊敬している」と発言しただけで批判をされるのは悲しいですよね。
近年では、2022年に是枝監督が手がけた映画「ベイビー・ブローカー」に出演しています。
これからも日本のファンが楽しめる作品にたくさん出演して欲しいですね。
続いてご紹介するのは、歌手で俳優のジェジュンさんです。
ジェジュンさんは2004年に「東方神起」のメンバーの1人としてデビュー。
翌年2005年には日本でのデビューを果たしました。
その後、日本での活動を積極的に行った2006年から人気を集め、2008年に「どうして君を好きになってしまったんだろう?」でオリコン1位を獲得、2009年紅白出場など大活躍しました。
しかし2010年に活動を休止、ジェジュンさん含め3人が脱退し、脱退したメンバーで”JYJ”を結成しました。
日本で絶大な人気を誇ったジェジュンさん。
無名時代から日本で活動していたことで、「第二の故郷」と語るほど日本の事が好きになり、東日本大震災や西日本豪雨などが起こった際には、ボランティアや寄付などのチャリティー活動も行っています。
プライベートではよくよくJ – POPを聞いており、好きなアーティストはHydeさんだそうです。
日本が好きという事は韓国でも有名で、親日派が理由で韓国ではあまり人気がないとも言われているのだとか。
最近では、日本のドラマの主題歌を担当し、カメオ出演をして話題になりましたね。
これからもジェジュンさんの活躍を見守っていきたいですね。
最後にご紹介するのは、俳優・歌手のパク・ヨンハさんです。
パク・ヨンハさんは1994年高校在学中に俳優デビュー。
2002年放送のドラマ「冬のソナタ」で一気に知名度を上げトップスターの仲間入りを果たしました。
「冬のソナタ」の出演をきっかけに日本でも大人気となったパク・ヨンハさん。
子犬のようなかわいらしいルックスで多くのファンを獲得しました。
2004年にはパク・ヨンハさんのファンクラブが開設され、ファンミーティングやコンサートツアーを行うなど日本での活動も積極的に行っていました。
ブレイクをきっかけに日本に興味を持つようになり、歴史について調べるように。
調べていくうちに、「自身が学生時代に教育された日本の歴史は、韓国の都合のいいように捏造されているのではないか」と疑問を持ち始めます。
このことをきっかけにパク・ヨンハさんは親日派になりますが、韓国で親日罪に問われ仕事が激減してしまいます。そして信頼していたマネージャーがお金を使い込んで逃走。
いくつもの不幸がパク・ヨンハさんを襲いました。
そして2010年、突然自ら命を絶ってしまいます。
32歳という若さでの突然の別れに日韓共に多くのファンが悲しみにくれました。
過去にパク・ヨンハさんは、「日本と韓国の架け橋になれるような存在になりたい」と語っていました。
これからの活躍を見ることは出来ませんが、素晴らしい作品をたくさん残してくれました。
作品を通じてパク・ヨンハさんの優しさを感じられればと思います。
いかがでしたか?
今回は、親日と噂されている人気俳優5人をご紹介しました。親日と噂される理由は様々でしたが、日本の文化に興味を持ち好きになってくれるのは嬉しいですよね。
日本を愛し第一線で活動している芸能人達を嬉しく思う反面、韓国でバッシングを受けてしまう姿を見てしまうと複雑な気持ちになりますよね。
一筋縄ではいかない日韓関係ですが、これからも彼らの活躍を応援していきたいですね。