「花より男子〜Boys Over Flowers」など大ヒットドラマに出演したイ・ミンホさんと「美男ですね」などのドラマでヒロインを務めたパク・シネさんが共演したドラマ「相続者たち」。
韓国では最高視聴率25.6%を記録し、2013年SBS演技大賞ではイ・ミンホさんが最優秀演技賞、そしてほか全8部門を受賞した作品でもあります。
更に、出演者がカン・ハヌルさん、パク・ヒョンシクさん、キム・ウビンさんなど豪華な顔ぶれでも注目されましたね。
今回は、「相続者たち」に出演していた8人の現在についてご紹介していきます。
キム・タンは、帝国グループの御曹司で何不自由ない環境で暮らしていましたが、父親の愛人の子どもだと嫌われ逃げるようにアメリカに留学していました。
同じ頃、言葉を話せない母親を持ち幼い頃から苦労して生活している高校生のウンサンは、2度と韓国には戻らないつもりで姉を頼りにアメリカに渡りましたが、姉の現実を知り失望していた所トラブルに巻き込まれてしまいます。
途方に暮れたウンサンを助けたタンは家に招き、少しの間心を通わせ楽しい日を過ごしていましたが、タンにはラヘルという婚約者がいる事を知りウンサンは韓国に戻ります。
韓国に戻ったウンサンは、母親が住み込みで家政婦をしている財閥の豪邸に住むことになりますが、そこがタンの家だったのです。アメリカにいたタンも韓国に戻り、家政婦の娘であるウンソンと再会したのでした。
2人は名門「帝国学園」へ通うことになります。
帝国学園には大きく4つの階級が存在しています。
いずれは会社を相続する財閥2、3世の集団「経営相続集団」、経営権争は外されているが生まれた瞬間から多くの株を所有している「株相続集団」、お金より名誉を大切にする法曹界、医学界、学者、政治家の2、3世の「名誉相続集団」と、この学校には相応しくない「社会配慮集団」に分けられています。
このドラマは、厳しい格差の中で生き延びなくてはならなくなったウンサンと御曹司タン達の逃げることができない運命の中で生きる若者と、その葛藤を描いた甘く切ないラブストーリーです。
では早速出演者8人の現在をご紹介していきましょう。
ドラマの主人公で帝国グループの御曹司という立場でありながらも、庶民であるウンサンを嫌がらせなどから守り、身分違いの恋を貫くキム・タン役を演じたのは大人気俳優イ・ミンホさんです。
イ・ミンホさんは2006年ドラマ「秘密の校庭」で俳優デビューしましたが、同年に交通事故に巻き込まれ内腿と足首、右膝の軟骨の骨折という大怪我を負い全治7ヶ月の診断を受けました。
2007年ドラマ「走れサバ!」で復帰しサッカー選手を夢見る主人公のチャ・ゴンチャン役で初主演を務めました。撮影中は鎮痛剤を飲みながら臨んでいたそうですよ。
2009年ドラマ「花より男子〜Boys Over Flowers〜」でク・ジョンピョ役に大抜擢。
一躍スターの座を掴み取り、第45回百想芸術大賞で男性新人演技賞を受賞しました。
その後2011年ドラマ「シティーハンターin Seoul」がアジアで大ヒットしヨーロッパで放映されると、フランスで行われた最高の韓国男性俳優を選ぶ投票で1位を取る快挙を得ました。
2016年には日本でもファンミーティングを行い、約1万人のファンが集まりました。同年にはドラマ「青い海の伝説」で3年ぶりとなるドラマに出演し、最高視聴率21%を記録する大ヒットとなりました。
2020年に兵役を経て、ドラマ「ザ・キング:永遠の君主」で俳優復帰しました。
このドラマは多くの人気を集め、アジアを中心に多くの国でランキング1位を獲得しています。
2022年ドラマ「パチンコ」も主演となり、素敵な浴衣姿を披露してくれましたよね。
学園ものから時代劇、現代劇など多くのドラマで俺様系を演じてきたイ・ミンホさん。
今後はどんな表情を見せてくれるでしょうか。
言葉が話せない母親を持ち、いじめなどに悩まされながらもタンを一途に思い続けるウンサン役を演じたのはパク・シネさんです。
2003年イ・スンファンさんの「花」のMVに出演しデビューし、同年にはドラマ「天国の階段」でチェ・ジウさんの少女時代を演じて注目を集めました。
チャン・グンソクさんと共演した2009年ドラマ「美男ですね」では男装女子を演じ一躍トップ女優になりました。パク・シネさんの透き通った歌声が素敵でしたよね。
2013年に出演した映画「7番房の奇跡」は観客動員数1281万人を突破。
韓国のアカデミー賞と言われる大鐘賞映画祭で4部門受賞に輝きました。
パク・シネさんの出演シーンは多くありませんが、父親を思い涙するシーンは心にグッとくるものがありましたよね。
その後「相続者たち」に出演し、12月に行われるSBS演技大賞では優秀演技賞、10大スター賞、イ・ミンホさんとともにベストカップルを受賞。
2014年ドラマ「ピノキオ」でイ・ジョンソクさんと共演し、ヒロインのチェイナ役を演じました。
2014年のSBS演技大賞で司会者を務めるとともに、中編ドラマ最優秀演技賞、10大スター賞、そしてイ・ジョンソクさんともベストカップル賞を受賞しています。
2年連続でベストカップル賞に選ばれるなんてすごいことですよね。
そして2021年11月、俳優のチョ・テジュンさんとの結婚と妊娠の発表がありましたね。
2022年1月22日に結婚式を挙げ、同年5月31日には第1子となる男の子が誕生しました。
現在は8月頃からトレーニングを行うなどで芸能界復帰に向けての準備をしているようです。
パク・シネさんの演技を見れる日が楽しみですね。
ホテルゼウスの相続者であり、学校の王として君臨しているチェ・ヨンドの役を演じているのはキム・ウビンさんです。
キム・ウビンさんは2008年からモデルとして芸能界デビュー。
2011年ドラマ「ホワイトクリスマス」で本格的に俳優活動を始めました。
初のドラマ出演は、赤い髪をした狂気的な役で印象的でしたね。
2013年、俳優達の登竜門である学校シリーズ「ゆれながら咲く花 学校2013」で転校生パク・フンス役として出演し、イ・ジョンソクさんと共演して話題となりました。
しかし、俳優として順調であった2017年5月に鼻咽頭ガンの診断をされ、投薬や放射線治療を行うため3年間活動を休止しました。
2020年4月から復帰し、2022年7月に公開された映画では、冷静沈着な役を演じ大きな存在感を示しました。
闘病中もキム・ウビンさんを支え続けた熱愛中のシン・ミナさんとの交際も2022年現在7年になりました。
近々嬉しい報告が聞けるかもしれませんね。
タンの元彼女であり、現在はユン・チャニョンの彼女。少し天然で表情豊かなイ・ボナ役を演じたのは、アイドルグループf(x)のクリスタルさんです。
2009年9月にSMエンターテインメントからデビュー。
2011年ドラマ「ハイキック3」でイ・ジョンソクさんの妹役で女優デビューしました。
ドラマ内で愛嬌を振りまく際に使った「プインプイン」という言葉は韓国で大流行し、イ・ジョンソクさんも披露していましたよね。
2016年ドラマ「青い海の伝説」ではイ・ミンホさんと再共演し、1話だけの特別キャストの客室乗務員のミンジ役として出演しました。
2020年10月にはH&エンターテインメントと専属契約を結び再出発。
チョン・スジョンの名義で活動を始めています。
最近ではドラマ「クレイジーラブ」にイ・シナ役として出演し、約2年ぶりに韓国ドラマ復帰したキム・ジェウクさんと初の共演をしました。
アイドルだけでなく女優としても活躍するクリスタルさんの今後に期待ですね。
イ・ボナの彼氏であり、帝国グループ秘書室長の息子。
ウンサンとは幼い頃からの親友で、とても優しいユン・チャニョン役を演じたのはカン・ミンヒョクさんです。
2010年に人気バンドCNBLUEのドラム担当として華々しくデビュー。
同年ドラマ「大丈夫、パパの娘だから」でファン・ヨンドゥ役を演じ俳優としても歩み始めました。
2012年ドラマ「棚ぼたのあなた」では、世代関係なく女心を掴む、持って生まれた遊び人を演じました。
このドラマの出演により、「K−DRAMA STAR AWARDS」でライジングスター賞を受賞。
ここでカン・ミンヒョクさんの演技が認められました。
その後、2016年ドラマ「タンタラ〜君を感じてる〜」でチョ・ハヌル役を演じ、同年のSBS演技大賞ではロマンチックコメディ部門で優秀演技賞を受賞。
2018年「ときめきプリンセス婚活記」で主要キャストに選ばれ、本格的なスクリーンデビューを果たしました。
最近では2021年ドラマ「Oh!ご主人様〜恋ができない僕とカノジョの同居生活〜」でチョン・ユジン役として主演を務めました。
除隊してからのドラマ出演となり注目を集めていましたよね。
2022年にはドラマ「セレブリティ」に出演予定です。
地道に俳優活動を行ってきたからこそ最近では主演を務めるようになったカン・ミンヒョクさん。これからの俳優活動が楽しみですよね。
タンの婚約者であり、全身ブランド品で身を包むRSインターナショナルの相続者で自分が優位に立ちたい悪女を演じたのはキム・ジウォンさんです。
2010年にロリポップのCMでデビューし、その後の清涼飲料水のCMで有名になり「オランCガール」と呼ばれるようになりました。
2011年ドラマ「ハイキック3」から女優活動を始め、OST「Over the rainbow」にも参加しました。
「相続者たち」でラヘル役を演じ知名度を上げ、同年のSBS演技大賞でニュースター賞受賞。
2016年ドラマ「太陽の末裔」では、ソ・デヨンさん演じるチン・グに恋をする軍医のユン・ミョンジョン役で主要キャストに入ったことで、さらに人気女優となりました。
長い髪をバッサリと切ったキム・ジウォンさんは、今までの印象とは違いかっこいい女性でしたね。
2017年ドラマ「サム、マイウェイ〜恋の一発逆転!〜」でパク・ソジュンさんと共演。
ヒロインのチェ・エラ役を演じました。
悪女や強い女性のイメージから、可愛らしいコメディの才能を開花させましたよね。
男勝りな性格から突如愛嬌を振りまく演技は韓国でも真似する人が続出しました。
2017年のKBS演技大賞では7冠の賞を受賞し、キム・ジウォンさんは女性優秀賞、ベストカップル賞、ネットユーザー賞を獲得しました。
今授賞式では、噂の愛嬌とOST「Fight for My Way」も披露されたことは有名ですよね。
最近では、「都会の男女の恋愛法」「私の解放日誌」で主演を演じました。
悪女役からヒロイン女優に成長したキム・ジウォンさんにこれからも期待したいですね。
帝国学園の生徒会長で、中立の立場のため男女から人気なイ・チャンギョク検察総長相続者。カリスマ性が高くリーダー的存在のイ・ヒョシン役を演じるのはカン・ハヌルさんです。
2006年ミュージカル「天上の時計」のオーディションに合格し、俳優デビューをしました。
その後は「La vida」「スリルミー」などのミュージカル作品に出演し、ミュージカル界のアイドルと呼ばれています。
2012年ドラマ「花ざかりの君たち」でSHINeeのミンホさん演じるカン・テジュンをライバル視するミン・ヒョンジェ役を演じたことで、多くのファンを獲得しました。
2013年ドラマ「相続者たち」でイ・ヒョシン役を演じ、2年連続で学園ドラマに出ていますが、キャラクターは真逆ながらもミュージカルで培ってきた演技力で大ブレイクしましたね。
その後、2016年ドラマ「麗〜花萌ゆる8人の皇子たち〜」の第8皇子ワン・ウク役で出演。
心優しいワン・ウクに魅了される女性が続出しました。
この作品で2016年SBS演技大賞ファンタジードラマ部門で男性優秀演技賞を受賞しています。
2019年9月に除隊後の復帰作ドラマ「椿の花咲く頃」でコン・ヒョジンさんと主演を務め、2020年第56回百想芸術大賞で男性最優秀演技賞を受賞しました。
復帰作にして注目されたカン・ハヌルさん。
この作品では暑苦しいほど純朴なのに不思議な魅力があることから”純朴セクシー”という造語が作られました。
いつものカン・ハヌルさんとは違う色気がたくさん出ていましたよね。
最近では、2021年時代劇ドラマ「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」、「インサイダー」、2022年ドラマ「カーテンコール」や映画も4本出るほどの大忙しです。
財閥家の子供には見えないお茶目な心を持つ法務法人勝利(スンリ)の相続者。
悪意がないため何でも受け取ってしまう性格ではありますが、ヨンドが唯一心を開いたチョ・ミョンスを演じたのはパク・ヒョンシクさんです。
パク・ヒョンシクさんは、2010年アイドルグループ”ZE:A(ゼア)でデビューし、メインボーカルを担当しています。
2011年ミュージカル「オオカミの誘惑」で舞台デビューし、2012年「愛の贈りもの」でドラマ初出演を果たしました。
2013年ドラマ「相続者たち」でミョンス役を演じましたが、2013年の半ばまではあまり知名度は高くありませんでした。それでも2013年の年末に開催されたMBC演芸大賞でショー・バラエティ部門で男性新人賞を受賞。
2014〜2015年にかけて放送されたドラマ「家族なのにどうして」に出演した事で注目され、2014年KBS演技大賞でナムジヒョンさんとベストカップル賞、男性新人演技賞を受賞しました。
2016年ドラマ「花郎」で真興王(ちぬんおう)でありながらジディと名前を偽り花郎に志願する役を演じ、パク・ソジュンさんやBTSのVさん達と共演しました。
この時に共演したパク・ソジュンさんとVさんとは今も仲が良いことで有名ですよね。
2014年〜2016年はパク・ヒョンシクさんが飛躍した期間だと言えますね。
その後、2017年ドラマ「力の強い女 ト・ボンスン」で主演を務め、同年に開催された第1回THE SEOUL AWARDSで男性人気賞を受賞。
2021年1月に除隊し、同年ドラマ「ハピネス」で復帰しました。
2022年ドラマ「サウンドトラック#1」にハン・ソヒさんとW主演を務め、
仲がいいパク・ソジュンさん、BTSのVさん、チェ・ウシクさん、歌手のPeakboyさんの5人で休暇を楽しむ「IN THE SOOP」に出演。
ドラマだけでなくプライベートな番組にも出演してくれるパク・ヒョンシクさん。
もっと素顔が知りたくなってしまいますね。
いかがでしたか。
今回は、「相続者たち」に出演した8人の現在をご紹介しました。今では知らない人がいないくらいの有名人ばかりで驚きましたよね。
これからのみなさんの活躍も楽しみです。