韓国ドラマ「朱蒙チュモン」は2006年から2007年に放送された全81話の長編ドラマです。
「冬のソナタ」や「チャングムの誓い」を超え、総制作費50億円という映画以上のスケールとなったドラマ「朱蒙チュモン」は韓国の史劇ファンタジーとなっており、平均視聴率は40.98%を記録し、とても注目されたドラマでした。
このドラマに出演していた8人のキャストは現在何をしているのでしょうか。
ドラマの見どころと出演者の現在について調査していきます。
舞台は紀元前108年、漢の侵略によって古朝鮮国が滅亡。
漢軍との闘いで重症を負った英雄ヘモスは河伯族の娘ユファに助けられます。
やがて恋に落ち、ユファはヘモスの子を身ごもりますが、ヘモスはその事実を知ることなく漢軍の矢に倒れてしまうのでした。
愛する人を失い、ヘモスの親友クムワに保護されたユファは男の子を出産し、チュモンと名付けました。
ユファに思いを寄せるクムワは彼女を側室に迎えいれます。
チュモンは気弱で頼りない青年になり、兄たちによるいじめで様々な試練を乗り越えていくのです。
さらには宮中を追放されてしまったチュモンは、偶然出会った盲目の男性に武芸を学ぶようになりました。
その男性が実の父ヘモスであるとは知らずに・・・。
自分の情けなさに落ち込み自暴自棄になっていたチュモンは、たくましく成長していくのでした。
では早速「朱蒙チュモン」に出演していた主要キャスト8人の現在を見ていきましょう。
ヘモスとユファの間に生まれましたが、ヘモスがいなくなり、親友のクムワの息子として育てられました。
父の達成することができなかった「祖国を取り戻す」という大業のために逞しい男性になって様々な試練を乗り越えていきます。
そんなチュモンを演じたのはソン・イルグクさんです。
祖父が政治家のキム・ドゥハンさん、母は女優で国会議員のキム・ウルドンさんということで有名ですよね。
デビュー作は1999年のドラマ「ワンチョ」ですが、デビューしてしばらくは無名で人気がなかなか出ませんでした。
しかし、2004年のドラマ「愛情の条件」では多くの女性を虜にしました。
「朱蒙チュモン」でトップ俳優の仲間入りを果たし、プライベートでは2008年に結婚しました。
2012年にはなんと三つ子のパパに。
三つ子ちゃんはテレビ出演をきっかけに注目されるようになり、CMやSNSで人気となっています。
しかし、2012年8月に反日活動家と共に竹島へ水泳リレーするイベントに参加しています。
残念ながら、今後日本へ来ることは難しいかもしれませんね。
チョルボンと商団を率いるヨンタバルの一人娘であるソ・ソノは美しい美貌と賢明さを持ち合わせています。
時代を見通す聡明さや死を恐れぬ大胆さを持ち、後に朝鮮民族の最初の女王となる人物ソ・ソノ役を演じたのはハン・ヘジンさんです。
その美しさから周囲に芸能界入りを勧められていたというハン・ヘジンさんは、高校生の頃からお芝居の勉強を始め、数々のオーディションを受けていたそうです。
そして2002年に日韓合作のドラマ「フレンズ」のオーディションに合格し、女優デビューを果たしました。
「朱蒙チュモン」でヒロインを演じ、時代劇女優として注目される存在となりました。
私生活では2013年に7歳年下のサッカー選手キ・ソンヨンさんと結婚し、2015年には長女のシオンちゃんが誕生しています。
ハン・ヘジンさんは2020年にドラマ「神聖な離婚」で女優復帰をしています、今後の活躍が楽しみですね。
親友のヘモスとともに漢軍に抵抗するも漢の力に屈し、ヘモスを失ってしまいます。
扶余の王になり、ユファを側室として迎え入れ、チュモンを息子として育てますが、ヘモスを危機に追い詰めた自責の念に常に苛まれているのでした。
そんなクムワ役を演じたのはチョン・グァンリョルさんです。
1980年にTBCのタレント公募に合格しますが、しばらく人気がなく、売れない日々を送っていました。
1999年のドラマ「青春の罠」で優しい財閥2世を演じたことで注目を集めたチョン・グァンリョルさん。
同年に時代劇ドラマ「ホジュン 宮廷医官への道」で主役を務め、韓国ドラマ史上最高の視聴率を記録し、高い演技力が認められました。
1995年には結婚し、息子さんもいます。
現在も俳優として活動を続け、2022年はドラマ「ジンクスの恋人」で起業家の役を演じています。
河伯の娘で強い意志と美貌を持ったユファ。
大怪我を負っていたヘモスをかくまったことで漢軍に一族を殺されてしまうのでした。
そしてヘモスとの子供を身ごもりますが、ヘモスはその事実を知ることなく戦死。
ヘモスの親友であるクムワの側室となり、息子のチュモンを育てます。
そんなユファを演じたのはオ・ヨンスさんです。
中学生の頃に雑誌のモデルをしたことから芸能界入りをしました。
高校生になると女優へと転身し、その後は数々の作品に出演しています。
プライベートでは俳優・歌手のソン・ジチャンさんと結婚し、2人のお子さんに恵まれました。
実はソン・ジチャンさんとしか交際したことがなかったそうで、付き合ったら結婚しなければいけないと思っていたそうです、とても純粋ですよね。
結婚後は女優としてさらに輝きを増したオ・ヨンスさん。
2022年はドラマ「軍検事ドーベルマン」に出演し、ポーカーフェイスな初の女性師団長を演じています。
古朝鮮の滅亡後に流民を助けて朝鮮民族の英雄となります。
大怪我を負ったヘモスはユファに命を助けられて恋に落ちますが、漢軍に捕まり両目を潰されてその後の生死は不明となってしまいます。
そんなヘモスを演じたのはホ・ジュノさんです。
1986年に映画デビューしたホ・ジュノさんですが、長い間無名の時代を過ごし、1990年代中盤から顔と名前が知られるようになりました。
1997年にはイ・ハヤンさんと結婚し、娘が誕生しますが、2003年に離婚。
2018年に一般女性と再婚しています。
2022年、映画「モガディシュ 脱出までの14日間」で駐ソマリア北朝鮮大使を演じています。
味のある演技派俳優のホ・ジュノさんに目が離せませんね。
チュモンとは太子の座とソ・ソノへの愛を巡って対立関係にある扶余の第1王子・テソ。
父であるクムワやソ・ソノがチュモンに愛を注ぐことに激しく嫉妬をしており、様々な面で己の欲望のためには手段を選ばない人物です。
そんなテソ役を演じたのはキム・スンスさんです。
1997年に公募採用タレントでデビューし、数々のドラマに出演しました。
様々な役柄を見事に演じきる実力派俳優のキム・スンスさんは、中年界のパク・ボゴムさんと呼ばれていますね。
現在は、バラエティ番組にも積極的に出演し、2022年はドラマ「三姉弟が勇敢に」でおしゃれな化粧品会社の代表を演じていますよ。
クムワの正室で側室のユファへ愛を注ぐクムワを見て妬み続け、息子のテソにはチュモンへ敵対心を燃やすようにそそのかしています。
息子たちのためなら全てを捨てられる強い母性愛を持った女性、王妃を演じたのはキョン・ミリさん。
1984年に公募採用俳優としてデビューし、優れた美貌で多くのドラマに出演。
日本でも大ヒットとなった2004年のドラマ「チャングムの誓い」では悪役がハマり役となり、あまりにハマりすぎてCM出演のオファーが減ってしまうほどだったそうです。
2020年にドラマ「コンビニのセッピョル」に出演し、ヨンジュの母親役を演じ存在感を見せつけました。
キョン・ミリさんの2人の娘たちも女優として活動をしています。
イ・ダインさんは俳優のイ・スンギさんとの熱愛が報道されていましたね。
まるで3姉妹のようなキョン・ミリさん家族にこれからも注目したいですね。
ヨミウルは優れた神通力を持つ巫女。
民衆に絶大な人気を誇り、扶余の天命を占い、王室をも脅かす権力を持つヨミウルを演じたのはチン・ヒギョンさんです。
1989年にファッションモデルとして活躍し、1994年に映画で女優デビュー。
1997年の「モーテルカクタス」ではなんとフルヌードを披露しています。
2008年に結婚したことで活動を休止していましたが、2011の映画「サニー」で復帰しました。
2022年にはドラマ「殺人者の買い物リスト」で小さな商店をスーパーに成長させたスーパーの社長を演じています。
次回作も楽しみですね。
今回はドラマ「朱蒙チュモン」についてご紹介しました。主要キャストとして登場していた8人は現在もそれぞれに活躍しています。
視聴率も高く、とても注目された「朱蒙チュモン」、また見返してみても楽しいかもしれませんね。