2019年に放送され最高視聴率23.8%と、その年地上波で放送されたドラマの中で最大のヒットとなったドラマ「椿の花咲く頃」。
「愛の不時着」や「梨泰院クラス」などの人気ドラマをおさえ、「韓国のゴールデングローブ賞」と言われる百想芸術大賞では、見事テレビ部門の最高賞である大賞を受賞しました。
今回は、そんな「椿の花咲く頃」に出演していた7人の現在についてご紹介します。
このドラマは架空の海辺街「オンサン」を舞台に、シングルマザーであるドンベクと、警察官ヨンシクの恋模様を描いた作品です。
「財閥」や「記憶喪失」など韓国ドラマ定番の派手な設定はないものの、2人のほっこりする恋模様や、2人を取り巻く魅力的な登場人物に心を癒される人が続出。
また、ただのラブストーリーではなく、猟奇殺人鬼による事件など、本格的なサスペンス要素が盛り込まれているのも、みどころのひとつです。
ラブコメディとヒューマンドラマ、サスペンスをうまく融合させた「椿の花咲く頃」は、その年の多くのドラマアワードを受賞しました。日本ではNETFLIXで配信され、連日人気トップ10入りするなど、日本でも話題を集めた作品です。
ここからは、「椿の花咲く頃」の出演者7人の現在をご紹介します。
「ラブコメ女王」と呼ばれるコン・ヒョジンさんから、ベテラン俳優のオ・ジョンセさん、子役のキム・ガンフンさんまで、ドラマを盛り上げてくれた多様なキャストのみなさんをご紹介します。
まずご紹介するのは、主人公オ・ドンベグを演じたコン・ヒョジンさんです。
オンサンに移住して約6年、8歳の息子ピルグを一人で育てながらスナック「カメリア」を営んでいます。
飾り気のない等身大の魅力に溢れたコン・ヒョジンさんにぴったりの役でしたね。
モデル出身のコン・ヒョジンさんは、1999年に映画「少女たちの遺言」で女優デビューしました。
ブレイクしたのは、2010年のドラマ「パスタ~恋が出来るまで~」。
「コン・ヒョジン」という名前と「ラブリー」を掛け合わせた「コンブリー」という愛称が生まれるほど、その可愛らしさに視聴者は魅了されました。
プライベートでは、2022年8月に交際していた歌手のケビン・オーさんとの結婚を発表。
2023年には、約36億円が投じられると言われている大作ドラマ「星たちに聞いてみて」への出演も発表されており、仕事、プライベートともに順風満帆と言えそうです。
次にご紹介するのは、主人公ドンベグに一目惚れした警察官、ファン・ヨンシクを演じたカン・ハヌルさんです。田舎町の純朴な青年で、不器用ながらも一途にドンベグを想う姿がとても素敵でしたよね。
カン・ハヌルさんはミュージカル出身の俳優で、これまで多数のミュージカルや演劇に出演しています。
活動の場を映画、ドラマに移してからは、イケメン俳優が多数出演し話題となった「花ざかりの君たちへ」や「相続者たち」などに出演して知名度をあげました。
そして、お仕事ドラマの金字塔となったドラマ「ミセン-未生-」で、イム・シワンさん演じる主人公の同期であるチャン・ベッキを演じ、一躍ブレイクします。
丁寧で優しい人柄から、撮影現場での美談が絶えず、韓国では「美談製造機」と言われるほど。
「椿の花咲く頃」以降、本格的なドラマ出演はなかったカン・ハヌルさんですが、2022年のドラマ「インサイダー」では主演を務めています。
また、ドラマ「カーテンコール」に出演することも発表されており、ヒロインのハ・ジウォンさんとどんなシナジーを生み出すのか、放送前から注目が集まっています
3人目にご紹介するのは、ドンべグの昔の交際相手カン・ジョンニョルを演じたキム・ジソクさんです。
女手ひとつで息子ピルグを育ててきたドンべグとは対照的に、野球選手として成功し、モデルと結婚したジョンニョル。情けないところもありましたが、実は人情深い素敵なキャラクターでしたよね。
キム・ジソクさんは、アイドルグループ「リオ」として芸能界デビュー。
俳優としてブレイクしたのは、視聴率30%超えの大ヒットとなった時代劇「チュノ~推奴~」への出演です。
その後、脇役から主演まで20を超えるドラマに出演しており、「椿の花咲く頃」では、KBSドラマ大賞の中編ドラマ優秀演技賞を受賞するなど、演技派俳優として活躍しています。
2021年にはドラマ「恋するイエカツ」に出演。チョン・ソミンさんとダブル主演を務めています。
また2022年に放送された「キス・シックス・センス」では、主演のソ・ジヘさんの元彼役を演じ話題となりました。
次にご紹介するのは、ジョンニョルの妻でモデルのジェシカを演じたチ・イスさんです。
野球選手であるジョンニョルとの間に子供をもうけ、順風満帆のように見えるジェシカですが、心はどこか寂しい様子。仮面夫婦であるジョンニョルとジェシカが家族として立ち直っていく姿もみどころのひとつでしたよね。
チ・イスさんはモデルとしてデビューしたのち、2015年にドラマ「優しくない女たち」で女優デビューしました。モデルを中心に活躍していた頃は、ファッションブランドだけでなくCM界からもオファーが殺到する人気モデルだったのだとか。
韓国のユニクロのCMにも出演したことがあり、韓国では「エアリズムの女性」として知名度をあげたそうです。
これまで脇役が中心だったチ・イスさんですが、2022年のドラマ「スポンサー」では主要キャストを務めています。
このドラマでチ・イスさんは、難病にかかっている息子を助けるためにはどんなことも躊躇わないパク・ダソムを演じ、新たな境地を開拓しました。
5人目にご紹介するのは、ドンべグが経営する「カメリア」の大家であるノ・ギュテを演じたオ・ジョンセさんです。自分より弱い立場のものには強気な態度をとりますが、弁護士の妻には頭があがらないギュテ。
傲慢な人物でしたが、どこか憎めないキャラクターでしたね。
オ・ジョンセさんは2022年現在45歳のベテラン俳優です。
日本の俳優、大泉洋さんに似ていることでも有名ですよね。
これまで数えきれないぐらい多くのドラマや映画に出演していますが、「椿の花咲く頃」や同年の「ストーブリーグ」への出演で一気に知名度をあげました。
2020年に出演した「サイコだけど大丈夫」では、キム・スヒョンさん演じる主人公の兄で自閉症のムン・サンテを演じ、幅広い年代から人気を獲得。
「椿の花咲く頃」のギュテでも百想芸術大賞助演男優賞を受賞したオ・ジョンセさんですが、この役でも同じ賞を受賞し、2年連続受賞となりました。
次にご紹介するのは、ギュテの妻で弁護士のホン・ジャヨンを演じたヨム・ヘランさんです。
ドンべグに入れ込んでいる様子の夫に、プライドが傷つけられてしまったジャヨンですが、浮気の誤解が溶けてからはドンべグを助けてくれる頼もしい存在でしたね。
ギュテとジャヨンを演じたオ・ジョンセさんとヨム・ヘランさんは、このドラマでベストカップル賞を受賞しています。
ヨム・ヘランさんは、韓国を代表するバイプレイヤ―として多くの人気ドラマに出演。
日本では2016年の「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」で、主人公ウンタクのいじわるな叔母役を演じ、一躍有名となりました。
2020年の「サンガプ屋台」では閻魔大王を、2021年の「悪霊狩猟団:カウンターズ」では、昼はククス店で働きながら、夜は悪霊を退治するカウンターズの一員を演じ、このドラマで百想芸術大賞の助演女優賞を受賞しました。
悪役から、頼りがいのある母親のような役まで、幅広い演技力で活躍を続けています。
最後にご紹介するのは、ドンべグの息子ピルグを演じたキム・ガンフンさんです。
母親と2人で暮らしてきたため、8歳にしてとてもしっかりしている一方、子どもらしい表情や弱さを見せるシーンでは、視聴者の涙を誘いました。
大人顔負けの演技力で楽しませてくれましたね。
キム・ガンフンさんは2022年現在、13歳の子役俳優で、4歳のときにバラエティ番組に出演し芸能界デビューしました。それまでも多くのドラマに出演していますが、2018年のドラマ「ミスターサンシャイン」でイ・ビョンホンさんの子供時代を演じたことで知名度があがります。
そして「椿の花咲く頃」で人気が爆発したキム・ガンフンさんは、現在では「天才子役」として活躍中。
2020年のドラマ「スタートアップ」、2021年の「ラケット少年団」など、人気の作品に次々出演しています。
かわいらしいイメージの強かったキム・ガンフンさんですが、最近インスタグラムに投稿した写真では、大人っぽく成長した姿を披露し、ファンを驚かせました。
いかがでしたか?
今回は「椿の花咲く頃」に出演していた7人の現在についてご紹介しました。
「椿の花咲く頃」は、大きな注目を集めた人気ドラマであるだけに、みなさんこのドラマへの出演を通じて
さらに活躍の場を広げていることが分かりましたね。
「椿の花咲く頃」の出演者が出ている他の作品も、是非チェックしてみてください。