最近、韓国芸能界では破局や離婚のニュースが続いています。
昨年(2023年)だけで15組のスター夫婦が離婚しましたが、2024年に入っても離婚を発表するスターが後を絶ちません。
まだ3カ月しか経っていませんが、ほぼ月に2回のペースで離婚が発表されている状況です。
今回はそんな状況下、直近で離婚訴訟報道がなされた3組の芸能人夫婦について、その経緯をご紹介します。
ファン・ジョンウム
最初にご紹介するのは、2024年2月に、夫であるイ・ヨンドンさんと二度目の離婚訴訟を進行中であると明らかにした、ファン・ジョンウムさんです。
1985年1月25日 ソウル市生まれの39歳(2024年現在)。ガールズグループ「Sugar」出身で、ロマンティックコメディーの女王とも言われる女優です。
ファン・ジョンウムさんは、2002年にアイドルグループ「Sugar」のメンバーとして芸能界デビューを果たしますが、2005年に女優に転身するため、ソン・スンホンさんなどの所属事務所へ移籍。
2006年にグループを脱退してからは、女優として多くのヒット作品に主演するほどの実力派女優になります。
2009年から放送されたシットコム「明日に向かってハイキック」に出演し、その名が広く知られるようになり、百想芸術大賞で新人演技賞を受賞。
また、2010年放送の「ジャイアント」に出演し、SBS演技大賞で新人演技賞を受賞しました。
その後も、2011年の「私の声が聞こえる?」、2013年「秘密」、2015年「キルミー・ヒールミー」など多くの連続ドラマで主演しました。
私生活では、2015年に知人を介して、元プロゴルファーで事業家のイ・ヨンドンさんと出会い、2か月の交際を経て、2016年2月に結婚しました。
そして2017年8月には第1子となる男児をもうけています。
出産後は早々と女優業に復帰し、家庭と仕事を両立していましたが、2020年9月に彼女が裁判所に離婚調停申請書を提出し世間を騒がせることになります。
しかしこの時は、2021年7月に復縁しており、さらには二人目の妊娠が伝えられ、2022年に第2子となる男の子を出産しました。
ところが2024年2月、ファン・ジョンウムさんは、イ・ヨンドンさんと二度目の離婚訴訟を進行中だと明らかにしたのです。
彼女は「よくよく熟慮した結果、これ以上婚姻を維持するのは難しいと決心した」と語りました。
その後も自身のインスタグラムを通じて、原因が夫の不倫であることを匂わせ、更に関係のない一般女性を、離婚訴訟中の夫の不倫相手と勘違いし公開非難しました。
すぐに所属事務所があやまりであることを認め謝罪しましたが、彼女の行為については、現在もネット上で批判が続いている状況です。
一方、ファン・ジョンウムさん側の相次ぐ暴露に対して、イ・ヨンドンさん側は特にコメントはしていません。
現在、二人は離婚訴訟の進行中であるだけに、度を過ぎた憶測や誹謗中傷は控えるべきでしょう。
イ・ボムス/イ・ユンジン
続いてご紹介するのは、2024年3月、離婚調停進行中であることを明らかにした、俳優のイ・ボムスさんと通訳士のオ・ユンジンさん夫婦です。
イ・ボムスさんは、1969年10月16日 チョンジュ市生まれの55歳(2024年現在)。
デビュー以来30年近く俳優として第一線で活躍を続け、現在は監督としても数々の作品を手掛けています。
大学在学中に「ハムレット」に出演したのをきっかけに、舞台俳優としてスタート。大学三年の1990年には、「そう、たまには空を見よう」で映画初出演を飾りました。
2000年よりテレビドラマへの出演も増え、「外科医ポン・ダルヒ」や「オンエアー」などに出演し、実力派俳優として人気になります。
2006年には「相棒 シティ・オブ・バイオレンス」で、大鐘賞をはじめ国内映画祭での演技部門で賞を獲得した他、翌2007年には、百想芸術大賞のテレビ部門で人気賞を受賞。
私生活では、イ・ボムスさんは40歳の時に、14歳年下でアナウンサー経験のある英語コラムニストのイ・ユンジンさんと、2010年に再婚し、2011年に娘を、2014年には息子をもうけています。
2009年から交際していた奥様は、芸能人顔負けの美貌の持ち主で、イ・ボムスさんは「俳優を続けていくうえには、英語力が必要」だと思い、彼女に教えを請ったのがきっかけだそうです。
因みにイ・ユンジンさんは、RAIN(ピ)さんにも英語を教えていました。
最初は英語の先生と生徒の関係でしたが、1年ほどして自然と恋愛関係になったようです。
二人の間には、2023年12月、すでに一度離婚説が浮上していました。
イ・ユンジンさんが、イ・ボムスさんに協議離婚を要求しましたが、円満な合意ができず、結局離婚調整を申請するに至ったと言います。
またイ・ユンジンさんは、某メディアで、「イ・ボムスと別居中で、私は国際学校に在学中の娘と一緒にインドネシア・バリで、息子はイ・ボムスとともにソウルで過ごしている」とも伝えました。
更にイ・ボムスさんと離婚することになった点について、
「奇妙な姿の二重生活、密かな趣味生活、鍵までかけて大切に保管していたもの、靴下の中に隠して使っていた携帯電話まで。これは真心を尽くした家族への裏切りだ。これ以上知りたくもない」と暴露し、その理由がイ・ボムスさんの「性的な私生活にある」ことを明かしました。
一方のイ・ボムスさんは、所属事務所を通じて破局を認めながらも、イ・ユンジンさんの主張は否定しているようです。
ソ・イニョン
最後にご紹介するのは、一般男性と結婚後1年で離婚訴訟となった、歌手でタレントのソ・イニョンさんです。
1984年9月3日 ソウル市生まれの40歳(2024年現在)。ガールズグループ「ジュエリー」出身のセクシー歌手です。
13歳の頃から、雑誌のモデルで活躍していましたが、2002年、「ジュエリー」のメンバーとして、アルバム「Again」でデビューします。
また、2004年、シングル「ココロが止まらない」で日本デビューも果たしました。
可愛らしい容姿の反面、セクシーなパフォーマンスで人気を博しましたが、2007年に、「Elly Is So Hot」でソロデビューを果たし、悲しいバラードを披露するなど新たな可能性を見せます。そして2009年に「ジュエリー」を脱退。
私生活では、ソ・イニョンさんは、交際開始5カ月後の2023年2月、事業家の一般男性と結婚式を挙げて注目を浴びました。その後、多数のテレビ番組を通じて幸せな結婚生活について言及していました。
ところが、結婚7カ月後の同年9月、破局説が浮上します。
この時、ソ・イニョンさんは「最近、夫から一方的に『性格が合わない。別れよう』と言われたが、直接訴訟の話をしたことはない。
私は夫と離婚するつもりはない」とコメントしています。
しかし、ついに夫の帰責事由で離婚を決意します。
2024年03月、韓国メディアは、ソ・イニョンさんが最近離婚を決心し、裁判所に夫に対する離婚訴訟を起こしたと報じました。
また続けて、ソ・イニョンさんの所属事務所側は「ソ・イニョンの離婚に関しては私生活に関連した部分でもあり、まだお伝えできることがない」とし「今後、整理され次第お伝えする」と明らかにしました。
離婚訴訟の背景が具体的に知られていないなか、ソ・イニョンさんが直々に口を開くのか注目されています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
それにしても韓国では、昨年(2023年)有名芸能人夫婦の離婚が15件もあり、今年は更にそれを上回る勢いというのですから驚きです。
今回ご紹介した三つのケースでも、何れも女性側から訴訟を起こし、SNSを通じて痛烈な攻撃もしていて、そのパワーと強さを感じます。
一方、夫側はダンマリを決め込んでいておとなしいものですね。早々に決着をつけて、本業に力を注いでほしいものです。
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