最近は韓国ドラマを見るのに、NetflixやU-NEXTなど動画配信サービスを利用する人が増えています。
これらはコンテンツが豊富だったり、見たい時にいつでも見られるなどメリットがありますが、有料で、しかも手持ちのTV画面で簡単に見られるわけではありません。
一方、地上波やBS・CSで放送される韓国ドラマは、無料でそのままテレビで見られるメリットがあります。
今回は、2025年3月にBS・CSで放送が予定されている韓国の時代劇ドラマを7作品ご紹介したいと思います。
最初にご紹介するのは、 2025年3月2日(日)に放送開始の「トンイ」です。
毎週日曜の 22:00〜26:00の三話連続放送で全60話となります。
最下層出身でありながら、宮廷の下働きから王の側室となり、のちの第21代王・英祖（ヨンジョ）の母となった淑嬪崔氏(スクピンチェシ）の波乱万丈な生涯を描いています。
韓国では、2010年にMBCで放送され、ヒロインを演じたハン・ヒョジュさんの天性の明朗さが、本ドラマを最高視聴率36％を記録する大ヒットに導きました。
朝鮮王朝で最も派閥闘争の激しかった時代を背景に、型破りでダンディな君主・粛宗(スクチョン)を巡るロマンスや、「三大悪女」と呼ばれるチャン禧嬪（ヒビン）との運命的な出会いと権力争い、そして宮廷でうごめく数々の陰謀に立ち向かう波乱万丈のストーリーを、英祖の成長過程を交えながらドラマチックに描く、見ごたえある作品です。
続いてご紹介するのは、2025年3月4日(火)から放送開始の「王になった男」です。
毎週月曜〜金曜の21:30〜23:00放送で全16話となります。
王の影武者となった男の、禁断の愛と数奇な運命を描いた壮大な史劇で、韓国では2019年にtvNで放送され、「時代劇の申し子」と言われるヨ・ジングさんが主演し、両極端な性格を持つ、王とその影武者の一人二役の大役に挑み、話題を呼びました。
2012年にイ・ビョンホンさんが主演し、大ヒットした映画「王になった男」のリメイク版ですが、実在した朝鮮王朝の光海君に「実は影武者がいた」というフィクションを加え、面白味を増しています。
そして、主人公ハソンの成長と、王としての覚悟、また人々のために命を懸ける彼の姿が強く描かれた感動的な作品となっています。
三番目にご紹介するのは、2025年3月13日(木)から放送開始の「ホジュン〜伝説の心医〜」です。
毎週月曜〜金曜に14:30〜16:00の二話連続放送で全135話となります。
妾の子から王の主治医に上り詰め、世界遺産「東医宝鑑」を編纂した、朝鮮王朝時代の実在の名医の波瀾万丈の生涯を描いた歴史エンターテインメント大作です。
韓国では、2013年にMBCで放送されました。
主演したキム・ジュヒョクさんは、「武神」で見せたストイックな魅力を本作でも発揮しています。
そして「医聖ではない、人間ホ・ジュンの様々な面を見せたい」という意気込みの通り、生き生きした人間像を演じ、共感を呼びました。
また韓国の歴史を通して、現代とは異なる価値観や医療技術なども学べる、見どころが多い作品と言えます。
四番目にご紹介するのは、2025年3月26日(水)から放送開始の「私の国」です。
毎週月曜〜金曜の21:30〜23:00の放送で全16話となります。
高麗末期から朝鮮建国の激動期を背景に、三人の若者たちにスポットを当て、新しい視点から建国の歴史を描き出したアクション時代劇として韓国では、2019年に放送されました。
製作費200億ウォン、撮影期間9ヶ月をかけた本作は、全16話と短編なので、時代劇ファンはもちろん、初心者やサクッと見たいという方にもお勧めできます。
アクションや乗馬を学んだヤン・セジョンさんとウ・ドファンさんが、道をふさぐものをバッタバッタと斬り倒す、荒々しい史劇アクションは見ごたえたっぷりです。
斬られて射られても、さすがに死ぬだろうと思っても死なない、雑草の強さで立ち上がるのにも驚かされます。
またチャン・ヒョクさんの迫力の演技と、バサッと音を立てて開く扇子使いや、乗馬姿には痺れます。
圧倒的な存在感と隙のない史劇アクションは、主役二人が束になってもかないません。
五番目にご紹介するのは、2025年3月3日(月)〜3月24日(月)放送の「世子が消えた」です。
毎週火曜の深夜25時から5話連続放送の全20話となります。
王宮の秘密を知り命を狙われる世子と、彼を救った御医の娘の二人の宿命を描いたサスペンス＆ロマンス時代劇。韓国では、2024年にMBNで放送され、「EXO」のスホさんが、時代劇初挑戦で主演ということで話題になった作品です。
スホさんが、世子嬪となる女性に、なぜかポッサムされてしまう世子役をコミカルに爽やかに演じ、これまでの世子のイメージを打ち破るキャラクターを披露している点がみどころです。
また完璧なビジュアルから多くのファンを持つ、「次世代マンチンナム」といわれるキム・ミンギュさんとのイケメン二人の韓服姿は、韓ドラ史上でも類を見ない美しさです。
六番目にご紹介するのは、2025年3月5日(水)から放送開始の「恋人〜あの日聞いた花の咲く音〜」です。
毎週月曜〜金曜の12:00〜13:15の放送で全21話となります。
後金の朝鮮侵攻という激動の時代に翻弄された運命の愛を描いた歴史ロマンス。
韓国では、2023年にMBCで放送され、百想芸術大賞で作品賞と、主演のナムグン・ミンさんが同大賞の男性最優秀演技賞とMBC演技大賞を受賞しています。
波瀾万丈のストーリーはもちろん、渾身の演技を見せた主演のナムグン・ミンさんをはじめとする俳優たちの演技に、壮大なスケールの見事な映像美と人間模様を描き出した演出、そして物語を彩るドラマチックな音楽などすべてが一級品で、2023年の韓国ドラマ界を席巻した傑作です。
最後にご紹介するのは、2025年3月30日(日)から放送開始の「朝鮮弁護士カン・ハンス〜誓いの法典〜」です。
毎週日曜に、14:00〜23:45の6話連続放送で全16話となります。
朝鮮時代に、亡き両親の復讐を秘めながら民を助ける、破天荒な弁護士の恋と成長を描く法廷ロマンスストーリー。
韓国では、2023年にMBCで放送されました。
除隊後初のドラマ復帰を果たした、人気上昇中のウ・ドファンさんにとり、チャン・ヒョクさんと共演した「私の国」以来の時代劇作品となりました。
手段を選ばない型破りな弁護士をユーモラスに演じ、新たな魅力を発揮しています。
普段はお調子者の主人公が、巧みな弁舌で勝訴に導き、悪を成敗する姿に気分爽快です。
いかがでしたでしょうか。
時代劇も、ラブストーリーを交えていたり、イケメン俳優が出演していたりと見どころたくさんです。
韓ドラと言ったら現代のものが割と定番ですが、たまには韓服を着た美女美男を眺めるのもお薦めです。
ハラハラするものから心が温まるものまで、楽しめるドラマばかりですので、録画してじっくりご覧ください。