ケーブルテレビドラマの知名度を高めた傑作「応答せよ」シリーズのスタッフ製作によるヒューマン医療ドラマ。
2020年にシーズン1、2021年にシーズン2が放送されシーズン3の制作が期待される本作ですが、そんな中、今大ブレイク中の女優コ・ユンジョンさん出演によるスピンオフドラマが2024年に放送されることが決定しています。
主演クラスの俳優が何人も出演し、平均視聴率10%を超える大ヒットを記録した本作からは、主演以外のキャストから「財閥家の末息子」のシン・ヒョンビンさん、「恋人」のアン・ウンジンさんといったスターを輩出しています。
そんな豪華キャスト陣に注目する以外にも、毎話ラストで披露されるキャスト達による生バンド演奏シーンが話題となりました。
そこで今回は、改めて注目を集めている大人気韓国ドラマ「賢い医師生活」のあらすじや出演者についてご紹介していきます。
本作は5人の同級生医師たちを主人公としたドラマですが、よくあるような難病を治したり病院内での権力闘争を描くというものではなく、医師たちの日常と青春を描いたドラマなんです。
もちろんジャンル的には医療ドラマなので手術シーンはありますし、様々な医療問題も発生するのですが、友人たちとのコミカルなやりとりや、週末に趣味を楽しむシーン、恋愛や家族との関係などを描く病院外のシーンが普通の医療ドラマよりも多くなっているのが特徴かもしれません。
ソウル大学医学部出身の仲良し5人組は、40代となった今でも変わらず仲良くしていました。
そんな彼らがアン・ジョンウォンが働くユルジェ病院で一緒に働くことになります。
それぞれ違う科の教授として忙しく働く一方で、週末には皆で集まって学生時代にやっていたバンド演奏をするのがお決まりとなっていくのですが、そんな日々を送る中でそれぞれ気になる相手が現れます。
学生時代より紅一点のソンファに想いを寄せていたイクジュンに、レジデントのギョウルと親密になっていくジョンウォン、イクジュンの妹イクスンと密かに恋愛中のジュンワン、そして直属の後輩ミナからアプローチされるソッキョン。
彼らの恋愛模様が進行していくと共に、それぞれに抱えた問題も露見していくことになります。
今回はそんな名作ドラマの出演者たちが現在どのような活躍をしているのかをご紹介したいと思います。
肝胆膵外科医のイクジュンは、医学部首席のエリートながら5人組のお笑い担当で、バンドでもボーカル&ギターを担当する万能な人物です。
チョ・ジョンソクさんは映画「建築学概論」で注目され、その後ドラマ「ああ、私の幽霊さま」などでブレイクした俳優さんですが、元々はミュージカルで活躍してきただけあって、本作でも高い歌唱力を披露しています。
シリーズ化された本作でさらなる魅力を発揮したチョ・ジョンソクさんですが、2019年公開の映画「EXIT イグジット」は観客動員数900万人超えの大ヒットとなりました。
他にも映画「パイロット」へのキャスティングや、シン・セギョンさんとの共演ドラマ「細作」への出演が決まっています。
小児科医のジョンウォンは周囲から仏様と呼ばれる優しいお医者さん。
子供や保護者、同僚たちからの評判も良く、実はユルジェグループの関係者です。
一時は医師を辞めて神父になろうとしていましたが、ギョウルに引き留められ医師を続けることになります。
ユ・ヨンソクさんは本作を手掛けた制作陣によるドラマ「応答せよ1994」で人気者となりますが、実はチョ・ジョンソクさんも出演した映画「建築学概論」にも出演していました。
その後は様々な作品で主演を務め、2022年にはドラマ「愛と、利と」「ナルコの神」やバラエティーでも活躍するなど人気は不動なものになっています。
胸部外科医のジュンワンはジョンウォンとは正反対の悪魔と恐れられる人物です。
その厳しい性格ゆえに周りから恐れられていますが、実は寂しがり屋なんです。後輩ジェハクとのやり取りではコミカルな一面も披露しています。
デビュー後すぐにドラマ「ごめん、愛してる」出演によりブレイクしたチョン・ギョンホさんは、本作と同じスタッフによる「刑務所のルールブック」でも主演を務めています。
2023年の「イルタ・スキャンダル」では大女優チョン・ドヨンさんとの年の差カップルが話題となりました。
仕事ではクールなのに恋愛ではデレデレになるというギャップが良いんですよね。
産婦人科医のヤン・ソッキョンはバツイチ&母親と同居する通称クマさん。
過去の恋愛で傷ついたことから好意を寄せられても躱してきましたが、何度となく思いをぶつけてくるレジデントに徐々に気を許していきます。
ドラマ初出演作「ミセン」で一気に知名度を高めたキム・デミョンさんは、その後も名バイプレイヤーとして様々な作品に出演していきます。
2022年に日本でも公開された映画「連鎖」では初主演を務め、知的障害を持つ青年役を演じています。
5人組唯一の女性ソンファは鬼神とのあだ名を持つ脳神経外科医です。
仕事ぶりは完璧で後輩からは慕われる優しい人物で、大食いかつキャンプ好きというキャラクターです。
ミュージカル界出身のチョン・ミドさんは、ドラマ初出演となる本作で音痴なのに歌うのが好きという役をキュートに演じ、それを仲間内でからかわれるのが昔からのお決まりになっています。
本作出演により知名度を高めたチョン・ミドさんは、次作「39歳」ではソン・イェジンさんとキム・ジヒョンさんと共に主演を務め、感動の名作として話題となりました。
産婦人科のレジデント・ミナはソクヒョンに想いを寄せて何度もアピールする明るくて素直な女性です。
アン・ウンジンさんもミュージカル出身で、本作出演により有名になります。
2023年「良くも、悪くも、だって母親」、ナムグン・ミンさんとの共演作「恋人」はパート2も放送されるなど、現在大ブレイク中です!
外科唯一のレジデント・ギョウルは、優秀なのにコミュニケーション能力に乏しい地味系女子です。
そんな彼女が仏様と呼ばれるジョンウォンと関わっていくことで成長していくのが本作の見どころの一つになっていますし、個人的には二人のロマンスが一番好きでしたね!
シン・ヒョンビンさんはデビュー10年目に出演した本作でやっとブレイクした遅咲きの女優さんです。
本作の後にはソン・ジュンギさんの相手役を演じた「財閥家の末息子」に出演し、最高視聴率26.9%を記録する大ヒット作となりました。
イクジュンの妹で陸軍少佐であるイクスンは部隊では毒蛇と呼ばれています。
のちにイクジュンには秘密でジュンワンと付き合うことになりますが、イクスンがイギリスに留学し遠距離恋愛になってしまいます。
この切ないラブストーリーはシーズン2の見どころの一つで、クァク・ソニョンさんもミュージカル界で活躍したのち本作で注目されます。
その後は「エージェントなお仕事」「ブレインズ〜頭脳共助〜」にメインキャストとして出演し人気を博しています。
このように本作に出演する俳優は、主人公たち5人以外にも現在主演クラスとなり活躍している人たちばかりなんです。
特徴的なのがチョ・ジョンソクさんをはじめ、本作に出演して以降ブレイクした方の多くがミュージカル出身ということで、舞台で培ってきた実力がドラマや映画出演ですぐに実を結んでいるということです。
今回はキャストが魅力的ということについて語ってきましたが、もちろんドラマ自体も素晴らしいものです。
笑いあり、感動あり、ロマンスあり、音楽も最高というバランス最高のドラマなので、是非とも多くの方に見ていただきたい作品のひとつです。