韓国ドラマの醍醐味といえば、やはり予測不可能な衝撃のストーリー展開、特にラストの驚愕の大どんでん返しにあると言えるでしょう。
今回は、サスペンスやスリラーから不倫ドロドロ系、さらには感動系ドラマまで、驚愕の大どんでん返し韓国ドラマ7選をご紹介します。
衝撃展開!大どんでん返しのラストだったドラマ7選
それでは早速衝撃のどんでん返しでラストを飾ったドラマを7つご紹介していきましょう。
まぶしくてー私たちの輝く時間ー
最初にご紹介する作品は、2019年放送の「まぶしくてー私たちの輝く時間ー 」です。
ある日突然、25歳からおばあさんになって戸惑う主人公ヘジャを、「国民の母」と呼ばれる大女優キム・ヘジャさんと、人気女優ハン・ジミンさんという、41歳差の二人が一役を演じたことで話題になりました。
また、「百想芸術大賞」で、「マイ・ディア・ミスター」や「ミスター・サンシャイン」といった名作が並ぶ中、大賞を含む二冠を達成し、近年では、圧倒的に「名作ドラマ」の呼び声が高い作品です。
幼い頃に砂浜で、時間を巻き戻せる時計を拾った、ハン・ジミンさん演じるヘジャは、時間を戻すと、その分自分の時間は人より早く流れると気づき、時計を封印します。
25歳になりアナウンサーを目指すも、厳しい現実に挫折。
ある日、記者志望生の、ナム・ジュヒョクさん演じるジュナと出会います。
アル中の父や祖母と暮らしてきたジュナは、心に傷を抱え周囲に壁を作って生きてきましたが、感情をそのまま出すヘジャには好奇心を抱き、ヘジャもジュナに惹かれていきました。
そんな中、ヘジャの父が突然交通事故で亡くなってしまいます。
父を救うため時間を戻す決意をするヘジャでしたが、時間を戻しても交通事故を防ぐことができず落胆します。
ヘジャは数十回も時間を戻し、遂に父親を助けることに成功しますが、翌日目覚めると、キム・ヘジャさん演じる70歳のおばあちゃんの姿になっていました。
ストーリーは、韓ドラによくあるタイムループ系ファンタジーのようですが、予想もつかない展開に驚き、待ち受けている結末に涙が止まりません。
ネタバレは厳禁なので、一気に最後まで見切る事をおすすめします。
マウス
続いてご紹介する作品は、2021年放送の「マウス」です。
サイコパス殺人鬼が引き起こす、連続殺人事件をめぐるクライムサスペンス。
国民的俳優のイ・スンギさんと、
実力派俳優イ・ヒジュンさんの豪華W主演で、緻密で緊張感あふれるストーリー展開により大きな話題を呼びました。
韓国を震撼させた「ヘッドハンター殺人事件」は、殺害後、頭だけを持ち去る残酷な事件でした。
生き残った少年、コ・ムチの証言により、アン・ジェウクさん演じる医師ハン・ソジュンが逮捕されます。
同時期、遺伝子検査でサイコパス遺伝子を持つ胎児を堕胎させようとする法案が国会で審議されていました。
25年後、ソジュンに両親を殺された、イ・ヒジュンさん演じるムチは、彼を殺すため刑事になっていました。
折りしも、再び韓国にプレデターと呼ばれる連続殺人鬼が出現。
ムチは正義感あふれる真面目な巡警、イ・スンギさん演じるチョン・バルムを相棒にして捜査へと乗り出します。一方、ソジュンのサイコパス遺伝子を受け継ぐ子供がいることが明らかになります。
放送開始直後から、様々なオンラインコミュニティを通じて、連続殺人鬼に関する推理や真犯人探しが、視聴者の間で盛り上がりを見せ、予想を上回る展開の連続に、ミステリーマニアたちからも絶賛の声が挙がりました。
果たして「プレデターは誰なのか?」予想を覆す衝撃のラストは見逃せません。
秘密の森
3番目にご紹介する作品は、2017年放送の「秘密の森」です。
感情を失った検事と、女性刑事が殺人事件の真相を追求していくサスペンス・スリラー。
チョ・スンウさんと
ペ・ドゥナさんの共演で、
「百想芸術大賞」では「最優秀男優演技賞」、「脚本賞」、そして「大賞」と三冠に輝き、高い評価を得たレジェンド作品です。
子供時代の脳手術の影響で感情を失い、理性だけで行動する冷徹で孤独な検事、チョ・スンウさん演じるファン・シモク。
日常目の当たりにする検察の内部不正を断ち切ろうとしていたシモクの前に、現れた第一の死体。
その後、第二、第三の死体と相次ぎます。
検察の内部不正を覆い隠すために相次いで起こる殺人の中で、周りの人すべてが殺人の動機を持つ容疑者として次々と浮上します。
シモクとは対照的に、人情味あふれる性格の、ペ・ドゥナさん演じるハン・ヨジン刑事の協力のもと、シモクはだんだん犠牲者たちの共通点に気付き始めます。
徐々に真実が明らかになるにつれ、まるで森の中をさまようように、謎が絡み合っていく手に汗握るミステリー。
最後まで予想を裏切る上に、伏線回収まで完璧な脚本には、感心させられます。
他人は地獄だ
4番目にご紹介する作品は、2019年放送の「他人は地獄だ」です。
本作は、韓国で大ヒットした同名のWEB漫画を実写化した、ミステリー・スリラードラマ。
元祖「演技ドル」として活躍するイム・シワンさんの除隊後復帰作としても話題となりました。
大学の先輩が起業した会社で働くため、地方から上京した、イム・シワンさん演じるジョンウは、町外れにある古びたコシウォンに入居しますが、住人たちは奇妙な人間ばかりでした。
遠慮のない大家をはじめ、奇妙な笑い方をする坊主頭の男や、独り言ばかりのタンクトップ姿の男など。
その中で歯科医の、イ・ドンウクさん演じるムンジョだけが、ジョンウの気を許せる唯一の相手でした。
しかしジョンウは、職場でも上司との関係がうまくいかず、次第にストレスを溜め込んでいきます。
やがて住人の失踪をきっかけに、ジョンウはコシウォンに潜む恐ろしい「悪」と対峙し、自らが「地獄」の真ん中にいることを悟ります。
ジョンウはこの「地獄」を抜け出すことができるのでしょうか?
暗い雰囲気と不気味な登場人物に怖くなりますが、先の展開が読めず思わず夢中になってしまう作品です。
鳥肌モノの衝撃展開と大どんでん返しにラストまで目が離せません。ホラーやミステリー好きは必見です。
Vagabond/バガボンド
5番目にご紹介する作品は、2019年放送の「Vagabond」です。
本作は、事故で家族を失ったスタントマンが、捜査官の助けを借りて、不審な事故の真相に迫るアクションリベンジドラマです。
アクション俳優を目指していた、イ・スンギさん演じるチャ・ダンゴルは、1人で甥を育てていましたが、ある日、甥が乗ったモロッコ行きの旅客機が墜落し、唯一の家族を亡くしてしまいます。
旅客機に生存者は1人もおらず、政府はこの事故を機械トラブルによるものだと発表しました。
その後、遺族たちと墜落現場であるモロッコへと向かったダンゴルは、甥が残した機内の動画に写っていた男と偶然遭遇します。
いないはずの生存者の存在を知り、事故ではなくテロなのではないかと主張するダンゴル。
一方、モロッコの大使館にスパイとして偽装潜入し働いている、ペ・スジさん演じる国家情報院職員コ・ヘリは、ダンゴルの主張が事実かもしれないと調査を始めますが、そこには政府によるとてつもない陰謀が隠されていました。
誰を信じればよいのかわからない、裏切り合戦と数多くの伏線回収、そして続きが気になり仕方ない衝撃展開の連続に、虜になってしまうこと間違いなしです。
驚愕エンディングに「続編が無いとおかしい!」と言う声が多数挙がり、続編も検討されているようです。
怪物
6番目にご紹介する作品は、2021年放送の「怪物」です。
片田舎を舞台に連続殺人事件の謎を追う心理サスペンス。
予想を覆す逆転劇で、「百想芸術大賞」では「作品賞」を始め、「脚本賞」、「最優秀演技賞」と三冠を達成しました。
ヨ・ジングさん演じる警察官のジュウォンは、片田舎のマニャン派出所勤務を命じられます。
相棒は、シン・ハギュンさん演じるドンシク。
実はドンシクは20年前に妹を連続殺人事件で失い、その容疑者となった過去がありました。
そんな中、マニャンで20年前と同じような猟奇殺人事件が発生。
事件の捜査を始めるジュウォンでしたが、かつての事件の資料が消えていたり、警察庁次長の父から捜査しないよう命じられます。
町ぐるみで何かを隠しているのではと感じたジュウォン。
実はジュウォンがマニャンにやってきたのにはある理由がありました。
そして、一方のドンシクも秘密を抱えており、ジュウォンとドンシクはお互いに疑いの目を向けながら共に事件を捜査することになります。
本作は、スリラー&ミステリードラマとしての緊張感をラストまで保ちつつ、単純な犯人探しに留まらない、メッセージ性の強い厚みのある作品となっていて、「2021年の最高傑作」と絶賛の声が溢れました。
また、シン・ハギュンさんやヨ・ジングさんをはじめとする、演技派たちの鳥肌ものの「怪物演技合戦」は必見ものです。
ドクタープリズナー
最後にご紹介する作品は、2019年放送の「ドクタープリズナー」です。
復讐のため刑務所の医師となった、天才外科医が繰り広げる壮絶な復讐劇。
頭脳戦や心理戦が面白すぎると話題になり、「KBS演技大賞」で5冠、「ソウルドラマアワード」で韓流ドラマ優秀作品賞を受賞した話題作です。
大学病院に勤務する外科医の、ナムグン・ミンさん演じるイジェは優秀な腕を持ち、患者や周囲からも信頼されていました。
ある夜、交通事故にあった妊婦を救うため緊急手術を行いますが、事故を起こした張本人であるテガングループ常務の、パク・ウンソクさん演じるジェファンから目をつけられ、病院を追われてしまいます。
3年後、麻薬所持で逮捕されたジェファンは、刑務所への移送中に交通事故に遭いますが、そこに現れたイジェ、復讐のためイジェは壮大な計画を胸にジェファンが収監される西ソウル刑務所の医師=ドクター・プリズナーの座を狙います。
そこには「刑務所の王」と呼ばれる刑務所医療課長の、キム・ビョンチョルさん演じるミンシクや、ジェファンの義理の兄で、テガングループ後継者の、チェ・ウォニョンさん演じるジェジュンらの思惑が渦巻いていました。
本作の魅力は、ラストまでスピード感が衰えない中毒性の高いストーリー展開です。
反転に次ぐ反転、裏切りに次ぐ裏切りに、視聴者まで騙されてしまいます。
恋愛要素は一切なく、甘ったるさゼロの痛快復讐劇なので、男性にもおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
たとえトップスターや人気俳優が出演していなくても、韓国ドラマにはまってしまう大きな要因の一つは、今回ご紹介したような「先の読めないストーリーや衝撃展開」の作品にあるでしょう。
甘いラブコメやドロドロ愛憎劇に食傷気味の貴方には、是非今回ご紹介した作品をご覧いただき、「大どんでん返し」の面白味を堪能ください。
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