俳優のギャラは、出演する作品の種類や役柄と知名度などによって大きく変動すると言われます。
その一般的な相場は、100万円から200万円程度とされていますが、人気俳優や主役級となると、さらに高額になります。
今回は、主要な韓国俳優の直近の「ドラマ1話あたりの出演料」を推定し、昇順のランキング形式でご紹介したいと思います。
5位 ソン・ジュンギ
最初にご紹介するのは、推定ギャラが第5位のソン・ジュンギさんです。
1985年9月19日 テジョン広域市生まれの40歳(2025年現在)。
爽やかなイメージで、女性ファンを中心に人気が高い俳優です。
大学在学中の2008年に、映画「霜花店 運命、その愛」でデビューすると、その後いくつかのドラマに出演し、2010年の人気ドラマ「トキメキ 成均館スキャンダル」の主要キャストに抜擢され、人気を獲得します。
そして2012年には、ドラマ「優しい男」や、映画「私のオオカミ少年」に出演し、大ブレイク。
その後、2015年の除隊後初の作品である「太陽の末裔」で人気を博し、KBS演技大賞・大賞を受賞しました。
そんなソン・ジュンギさんの直近のギャラは、一話あたり900万~1,300万円位と言われています。「トキメキ 成均館スキャンダル」に出演したころから人気が出始めましたが、当時のギャラはまだ、1話あたり約540万円でした。
その後、2016年の「太陽の末裔」が大ヒットすると、それ以降のギャラは、900万〜1,300万円と大幅に上がりました。
さらに、2019年のドラマ「アスダル年代記」では、約1800万円、2021年の「ヴィンチェンツォ」では、2000万円と推定されています。
4位 イ・ビョンホン
続いてご紹介するのは、推定ギャラが第4位のイ・ビョンホンさんです。
1970年7月12日京畿道城南市生まれの55歳(2025年現在)。
韓流四天王として、2003年の韓流ブーム初期から20年以上にわたり愛されている俳優です。
1991年のドラマ「アスファルト、我が故郷」でデビューすると、1990年代は主にテレビドラマで活躍。
また、映画デビューの1995年「誰が俺を狂わせるのか」と二作目の「ラン・アウェイ」で、各映画賞の新人賞を受賞しました。
そして2000年、当時の観客動員数記録を更新した映画「JSA」で、釜山映画評論家協会賞・主演男優賞を受賞。
また、2005年の主演映画「甘い人生」では、映画評論家協会賞をはじめ三つの主演男優賞を受賞しました。
演技力に加え、作品ごとにあらゆるキャラクターを演じられることから、「千の顔を持つ俳優」と称されました。その後、 2009年に6年ぶりとなるドラマ「IRIS」に主演し、KBS演技大賞の大賞や、百想芸術大賞・最優秀演技賞と国会大賞特別賞など、テレビドラマ関連の賞を多数受賞しています。
そんなイ・ビョンホンさんの直近のギャラは、一話あたり1,480万円と言われています。
「元祖韓流四天王」と呼ばれるイ・ビョンホンさんですが、「IRIS」出演時のギャラは、1話当たり約750万円でした。
そして、2018年のドラマ「ミスター・サンシャイン」では、1,480万円と大幅に上がっています。
因みに、映画の出演料は約5,400万円以上にもなるそうです。
3位 ヒョンビン
三番目にご紹介するのは、推定ギャラが第三位のヒョンビンさんです。
1982年9月25日ソウル特別市生まれの43歳(2025年現在)。
ラブコメのヒーローから、北朝鮮軍人まで幅広くこなし、メガヒット作を次々に生み出す長身イケメン俳優です。
10年間水泳選手として活躍してきたスポーツマンで、2003年のデビュードラマ「ボディーガード」にチョイ役で出演した時は、視聴者から「誰?」という問い合わせが殺到し、異例の新人と評価されました。
翌2004年のドラマ「アイルランド」では、MBC演技大賞・男性新人賞を受賞。
最高視聴率50%を記録した2005年のドラマ「私の名前はキム・サムスン」では、MBC演技大賞・男性最優秀演技賞に輝き、一躍韓流トップスターになりました。
そして2010年のドラマ「シークレットガーデン」の直後に、人気絶頂の中で、最も訓練が厳しい海兵隊を自ら志願し入隊します。
模範的な軍務により、国防部長官表彰と海兵隊司令官表彰を受賞しています。
そんなヒョンビンさんの直近のギャラは、一話あたり1,520万円と推定されます。
「シークレットガーデン」でトップ俳優の仲間入りを果たし、除隊後復帰作の「ハイド・ジキル、私」での出演料は890万円台だったそうです。
また、2019年の大人気ドラマ「愛の不時着」の出演料は、一話あたり1,000万円以上だったそうで、今後のCMやドラマの依頼が増えると予測されています。
2位 イ・ミンホ
四番目にご紹介するのは、推定ギャラが第二位のイ・ミンホさんです。
1987年6月 22日ソウル特別市生まれの38歳(2025年現在)。
韓国のみならず海外でも高い人気を誇るイケメン俳優です。
2003年に、ドラマ「四捨五入」でデビューすると、その後2004年の「ノンストップ5」、2005年「恋するレシピ」や「秘密の校庭」といったドラマに出演しますが、2006年に交通事故で重傷を負い一年間活動を休止しました。
そして2009年のドラマ「花より男子」で大抜擢されると、一躍スターの座を掴み、百想芸術大賞・男性新人演技賞を受賞。また2011年に主演した「シティーハンター」がアジアで大ヒットし、海外での人気も高まりました。
そんなイ・ミンホさんの直近のギャラは、一話あたり1800万円と推定されます。
「花より男子」が人気になり、「新韓流四天王」と呼ばれたことで、出演料やCM契約金が急激に上がったそうです。
因みに2020年の主演作「ザ・キング」の一話あたりのギャラが、約2000万円以上だったとされています。
番組制作会社プロデューサーからは「いくらでも希望の金額を払うから出演してほしい」と言われるほどで、今後の出演料は想像がつきません。
1位 キム・スヒョン
最後にご紹介するのは、推定ギャラがトップのキム・スヒョンさんです。
1988年2月16日ソウル特別市生まれの37歳(2025年現在)。
「新韓流四天王」の一人と言われ、どの出演作もハズレがない俳優です。
2007年のシットコムドラマ「キムチ・チーズ・スマイル」でデビューすると、2010年のドラマ「ジャイアント」で存在感を知らしめ、2011年のドラマ「ドリームハイ」で一躍注目を浴びました。
そして、2012年の、二番目の主演ドラマとなった「太陽を抱く月」では、46%という、記録的な視聴率を獲得し、翌2013年の「星から来たあなた」でアジア中を虜にしたキム・スヒョンさんは、「韓国芸能界を一度に揺さぶることができる爆発力を持つ俳優」と言われます。
そんなキム・スヒョンさんの直近のギャラも、一話あたり1800万円と推定されます。
例えば、2020年のドラマ「サイコだけど大丈夫」のギャラは1話あたり、tvNドラマ歴代最高額の1,790万円以上と言われ、さらに直近の、2024年の「涙の女王」のギャラは、1話あたり約3000万円とも推測されています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
近年は、Netflixなど動画配信サービスの普及で世界中から収益を得られるため、韓国俳優のギャラも上昇傾向にあると言われます。
しかし、大多数の俳優の月収は、5万円程度と言われる韓国において、今回ご紹介の高額ギャラ俳優は、間違いなく憧れの存在でしょう。
2026年は、新たにどんな「稼ぐ男」が現れるのか今から楽しみですね。
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