【2025年7~12月下半期】Netflixで配信の韓国ドラマを紹介
近年はドラマを視聴するのに、テレビ放送よりも動画配信サービスを利用する人が多いようです。
中でも代表的なサービスであるNetflixは、海外ドラマやオリジナルコンテンツを視聴できることで人気ですが、韓国ドラマ作品の取扱数も豊富です。
今回は、2025年7〜12月にNetflixから独占配信が予定されている8作品についてご紹介します。
エマ
最初にご紹介するのは、イ・ハニさん、バン・ヒョリンさん、チン・ソンギュさんが主演で、Netflixが、2025年第3四半期に独占配信予定の「エマ」です。
1980年代初頭のヒット映画「MadameAema」に出演する、二人の女優の葛藤を描いたフィクションコメディ。
1980年代、大物女優だった、イ・ハニさん演じるチョン・ヒランは、作品のクリエイターと意見が合わず、主役の座を失ってしまいます。
一方、女優の卵、パン・ヒョリンさん演じるシン・ジュエは、チュンムロで最も期待のかかる映画「MadameAema」の主役に抜擢されます。
二人は女優として活躍しながら、華やかな映画業界の裏にある厳しい現実と激しい苦労を味わいます。
本作品で大きなカギを握る映画「MadameAema」は、1982年に実際に公開された成人映画です。
内容そのものに目新しさはないものの、当時の韓国から見れば衝撃的な内容で、映画館には観客が大勢押し寄せたそうです。
本作品は、映画制作に携わる人に焦点を当てたコメディドラマとも言えますが、従来そのようなドラマ作品はあまり見かけたことがなく、その意味で、一味違う韓国ドラマが期待できそうです。
ウンジュンとサンヨン
続いてご紹介するのは、キム・ゴウンさんとパク・ジヒョンさんの「ユミの細胞たち」以来の再共演が話題で、Netflixが、2025年第3四半期に独占配信予定の「ウンジュンとサンヨン 」です。
親友であり人生のライバルでもあるドラマ作家と映画製作者の二人の女性の人生を描く物語。
小学生時代、キム・ゴウンさん演じるウンジュンは、裕福で才能に恵まれた、パク・ジヒョンさん演じるサンヨンと出会い、心の片隅に憧れと嫉妬を抱きながらも、いつの間にかかけがえのない親友になります。
42歳を迎えた時、脚本家となったウンジュンと映画プロデューサーになったサンヨンは再会します。
サンヨンは末期ガンを患っており、人生を締めくくる旅にウンジュンを誘います。
その旅で二人はそれまでの人生で共に過ごした思い出を振り返り、いかに互いが大きな存在であったかを実感することに。
2022年のドラマ「ユミの細胞たち」で二人が共演した際は、職場と恋愛で葛藤を経験するライバル関係として描かれましたが、本作では、別れと再会を繰り返してきた親友同士として再登場するそうで、二人がどのような物語を届けてくれるのか要注目です。
トリガー
三番目にご紹介するのは、キム・ナムギルさんとキム・ヨングァンさんが主演で、Netflixが、2025年第3四半期に独占配信予定の「トリガー」です。
ソウルを舞台に、銃器を巡る異なる価値観を持つ男たちの対立を描く、パニックアクションサスペンス。
銃の所持が法律で禁止されている韓国で、違法な銃が使用された発砲事件が多発します。
連続発砲事件を阻止するため、違法な銃の出所を追う警察官の、キム・ナムギルさん演じるイ・ドは元軍人で、スナイパーとして活動していました。
一方、武器の仲介取引で暗躍している武器ブローカーの、キム・ヨングァンさん演じるムンベク。
出所不明の不法銃器が配達され、銃器事件が後を絶たない中、互いに異なる理由で銃を持った二人の男が、それぞれの引き金を引きます。
本作は、映画並みの約300億ウォンの製作費が投入され、緻密に練られた脚本と細部にまでこだわり抜いた映像美などが話題になった作品です。
過激な描写やタブーに挑戦するテーマなど、規制が厳しい地上波ドラマでは放送が難しい内容も扱えるのも、Netflixオリジナル作品ならではです。
Genie, Make a Wish
四番目にご紹介するのは、「恋愛体質」で知られるイ・ビョンホン監督と、「ザ・グローリー」などの脚本を執筆したキム・ウンスク作家による新作で、Netflixが、2025年第4四半期に独占配信予定の「Genie, Make a Wish」です。
ランプの精霊ジーニーの魔法のハプニングや、三つの願いを巡るロマンチックコメディ。
千年間ランプに封印されていた、感情豊かな精霊、キム・ウビンさん演じるジニーが、生真面目な女性、ぺ・スジさん演じるガヨンの願いをかなえようとします。
その魔法の力で、ルールに縛られた彼女の世界に愛と夢をもたらすことはできるのでしょうか。
幸運なのか刑罰なのか分からない三つの願いをめぐって、バタバタが繰り広げられます。
キム・ウビンさんとペ・スジさんは、2016年に終映したドラマ「むやみに切なく」以来、約7年余りぶりの共演となり話題となりました。
あなたが殺した
五番目にご紹介するのは、日本のベストセラー小説「ナオミとカナコ」が原作で、Netflixが2025年第4四半期に独占配信予定の「あなたが殺した」です。
死ぬ以外の選択肢を見いだせないほど悲惨な状況に置かれた2人の女性が、殺人を犯す決心をし、思いがけない出来事の連鎖に巻き込まれていくサスペンスドラマ。
チョン・ソニさん演じるウンスは、百貨店で働きながら、幼少期のトラウマを抱えたまま生きており、友人の、イ・ユミさん演じるヒスを救うため、過酷な決断を下します。
一方、ヒスは、かつて有望な童話作家でしたが、夫の暴力に苦しみ、地獄のような日々を送っていました。
彼女たちは、夫を殺すという計画を立てますが、その計画は次第に予期しない方向へと進み、物語は一層深い展開へと引き込まれます。
二人の女性が追い詰められ、殺人を決意するという緊迫した状況が、手に汗握るスリルを与えてくれます。
また、本作は単なるスリラーではなく、家庭内暴力や女性の生き方に対する深いメッセージが込められた作品とも言えます。
Can This Love Be Translated?
六番目にご紹介するのは、福士蒼汰さんが韓国ドラマに初出演し、キム・ソンホさんやコ・ユンジョンさんとの共演が話題で、Netflixで2025年第4四半期に独占配信予定の「Can This Love Be Translated?」です。
多言語通訳者と世界的トップ女優の間に芽生えたロマンスを描いた心ときめくロマンチックコメディ。
キム・ソンホさん演じるジュ・ホジンは、英語・日本語・韓国語を自由に操る敏腕通訳者です。
その彼の前に現れたのは、世界的トップ女優、コ・ユンジョンさん演じるチャ・ムヒでした。
彼女の通訳を担当することになったホジンですが、彼女の素顔は想像とは全く違うものでした。
さらに、福士蒼汰さん演じる、日本から来たミステリアスな男性が登場。
三人の関係が複雑に絡み合いながら、予測不能な展開が繰り広げられます。
本作では、英語・日本語・韓国語を交えたセリフが多く登場し、異文化交流の難しさや魅力が描かれてますが、韓国と日本の文化の違いがコミカルに表現されるシーンも多く、笑いながら楽しめる内容となっています。
告白の代価
七番目にご紹介するのは、「メモリーズ 追憶の剣」以来9年ぶりの共演となる、チョン・ドヨンさんとキム・ゴウンさんが織りなす演技合戦に注目が集まり、Netflixで2025年第4四半期に独占配信予定の「告白の代価」です。
夫殺しの容疑をかけられた女性が、魔女と呼ばれる謎めいた女性と出会い、二人が抱える秘密が明らかになっていくミステリースリラー。
夫が殺されたことで 幸せな家庭生活というささやかな夢を打ち砕かれた、チョン・ドヨンさん演じるユンスは、濡れ衣を晴らすために奮闘します。
一方、人の心を読む並外れた能力を持った、キム・ゴウンさん演じるモウンは、窮地に追い込まれたユンスに近づきます。
当初は主演女優として、ソン・ヘギョさんとハン・ソヒさんが候補に挙がっていましたが、
何よりもミステリースリラーというジャンルの醍醐味を最大限に引き出すべく、キャストを一新したそうです。
CASHERO ~ヒーローは現金を持つ~
最後にご紹介するのは、 ウェブトゥーンを原作とし、2PMのジュノさんが出演するドラマで、Netflixで2025年第4四半期に独占配信予定の「CASHERO〜ヒーローは現金を持つ〜」です。
ごく平凡な男が、手持ちの現金の額に応じた超能力を発揮できるようになり、給料をすべて注ぎ込み世界を救おうと奮闘する物語。
親も財産もなしに、コツコツと生活している、ジュノさん演じるカン・サンウンとカン・サンアン兄妹。
二人でなんとか頑張ってきましたが、ある日突然、サンウンが職場をクビになってしまいます。
これからの生活を心配していたサンアンは、ある日、兄に「とんでもない能力」ができたことに気づきます。
なんと現金を持っていると怪力が使える超能力でした。
超能力を持ったサンウンと、兄を隣で見守るサンアン。
それに新しい超能力者まで登場します。
本作のイ・チャンミン監督は、当初「生活密着型の平凡なキャラクター」と「スーパーヒーローもの」の組み合わせを試みるもうまくいかず、あえてミックスしなかったと語っています。
つまり、マーベルスタイルではなく、皮肉から来る現実的で珍しいスーパーヒーローを目指し、多くの視聴者が共感できる作品にしたと付け加えています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
2025年下半期も、Netflixでは話題作が目白押しです。
ラブコメからアクション、サスペンス、ミステリーまで幅広いジャンルが揃っています。
気になる作品をリストアップして、配信日を待ちましょう。
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