これまで日本以上に世間体を気にし、バツイチ女性が嫌われる韓国では、再婚は難しいものでした。
しかし最近は少し状況が変わってきたようで、統計では、離婚について肯定的に考える人が過半数を超え、新婚カップルの5組に一組は再婚組と言われています。
この傾向は韓国芸能界でも例外ではないようです。
そこで今回は、子連れ再婚で注目を集めた韓国芸能人3人について、そのプロフィールや結婚の経緯についてご紹介します。
最初にご紹介するのは、50%超の最高視聴率を記録した「パリの恋人」のヒロイン役などで知られるキム・ジョンウンさんです。
1976年3月4日 ソウル特別市生まれの48歳(2024年現在)。2016年に子連れ男性と結婚しました。
1995年のMBC公採タレントとして演技を始めると、1997年のドラマ「星に願いを」でデビューします。
そして2000年の「イブのすべて」では、トップアナウンサーを演じ、「かっこいい女性」の代名詞と言われました。
また、2004年に出演した「パリの恋人」は、最終回視聴率が57%を記録する大ヒットとなり、翌年の百想芸術大賞のテレビ部門で、女優最優秀演技賞を受賞しています。
そして2006年の「恋人」ではヒロインに抜擢。
翌年には、本作で共演をしたイ・ソジンさんと結婚を前提に交際に発展しますが、二年で破局します。
イ・ソジンさんの母親の反対があり破局したそうです。
その後も積極的に女優業を続け、2008年公開の、オリンピックのハンドボール韓国代表チームの奮闘を描いた映画「私たちの生涯最高の瞬間」では、ムン・ソリさんなどと共に主演し、百想芸術大賞の映画部門で、女性人気賞を受賞しました。
そんなキム・ジョンウンさんは、2016年に、同い年で外資系金融投資会社のファンドマネージャーをしている在米韓国人と結婚しました。
お相手は高額年俸の金融マンであり、米国市民権者で、両親もデパートを所有するかなりお金持ちでした。
出会って1ヵ月でプロポーズを受けたそうですが、心の準備が出来ていなかったため、3年かけて愛を育み、結婚に至ったそうです。
結婚後は芸能活動を一時中断をし、香港で新婚生活を始めました。
ところが結婚相手には離婚歴があり、前妻との間に生まれた小学6年生の娘がいて、その子供の親権は夫にありました。
ソウル市内にある英国系外国人学校に、キム・ジョウンさんが、2015年頃から何度か姿を見せていることで発覚しました。
続いてご紹介するのは、モデル出身の俳優で、渋みと色気を湛えた独特の佇まいで多くのファンを魅了するチャ・スンウォンさんです。
1970年6月7日 京畿道安養市生まれの54歳(2024年現在)。1992年に子連れ女性と結婚しました。
1988年にモデルとしてデビューすると、自他共に認めるモデルのレジェンドとして活躍し、1990年代からは、ドラマや映画にバラエティー番組などに出演、モデル出身の俳優の中では最も成功した人と言われています。
2001年の映画「新羅の月夜」に出演して、本格的に名前が知られ、またコメディー映画が連続して当たり、コメディー専門俳優の印象も強いです。
そして2011年、「最高の愛〜恋はドゥグンドゥグン〜」で、好感度No.1の俳優トッコ・ジン役を演じ、MBCドラマ大賞・ミニシリーズ部門・男優最優秀賞を受賞。
また、2015年に出演したドキュメント漁村バラエティ「三食ごはん 漁村編」では、非凡な料理の腕を披露して視聴者を驚かせ、「チャジュンマ」というニックネームを得て、お茶の間に新風を巻き起こしました。
その後も巧みな演技で、クセの強いキャラクターを演じ続け、韓国屈指の実力派俳優と言われるようになりました。
そんなチャ・スンウォンさんは、モデルとして活動をしていた高校生の時に、ナイトクラブで4歳年上のイ・スジンさんと出会います。
交際中に息子を妊娠、1992年に結婚をし、2003年には娘が誕生したと報道されました。
息子の方は、米国留学を終えると、プロゲーマーとして活動を始めますが、2014年に大麻吸引や性的暴行の疑いで訴えられる事件があり、大きく報道されました。
しかしこの報道をきっかけに、息子の実父という男性が「チャ・スンウォンが息子を実子であるかのように伝え、名誉を毀損された」と損害賠償金を要求しました。
この一件により、イ・スジンさんは、元夫と1988年に結婚をし、同年に息子が生まれ、1992年に離婚をしていたこと。また、チャ・スンウォンさんが、高校生だった時にでき婚した話は、イ・スジンさんと息子を守るための作り話だったことが発覚しました。
つまり、イ・スジンさんは一度離婚しており、息子のノアさんは、チャ・スンウォンさんとイ・スジンさんの間に産まれた子供ではなく、イ・スジンさんの連れ子だったということです。
しかし、チャ・スンウォンさんは、「私が心で生んだ息子だと思っている。最後まで息子を守るつもりだ」と語りました。
そう語るチャ・スンウォンさんの背中には、「Noah Rachel」と、息子の名前のタトゥーを入れており、実の息子ではないですが、本当に覚悟をもって育てているんだと感じさせます。
更に、チャ・スンウォンさんは、周りから親ばかだと言われるほど娘を溺愛しているそうで、腕にも娘の洗礼名のタトゥーを入れているそうです。
最後にご紹介するのは、ドラマに映画やシットコムなど、幅広く活躍するイケメン演技派俳優のカン・ギョンジュンさんです。
1983年2月11日 ソウル特別市生まれの41歳(2024年現在)。2018年に子連れ女性と結婚しました。
2004年の「ノンストップ5」で俳優デビューすると、MBC芸能大賞・シットコム/コメディ部門で新人賞を取り、翌年にはミュージックバンクのMCを務めます。
その後、2013年の「いばらの花」や「二人の女の部屋」、また2015年の「あなたのような娘」などで主演を果たし、更に2017年の「義理の姉妹」では、MBC演技大賞・優秀賞メロドラマ男優を獲得しています。
また、俳優だけでなく、リアリティー番組に出演することもあり、「同床異夢2」では結婚生活を赤裸々に公開。更に、様々なイケメン男性が出演をするバスケットボールのリアリティー番組「ハンサムタイガース」にも出演しています。
そんなカン・ギョンジュンさんは、2013年の「いばらの花」で共演した、チャン・シニョンさんと仲を深めて恋人関係に発展。
公開恋愛を開始してから5年後の、2018年に結婚します。
但しチャン・シニョンさんは、芸能事務所の関係者と、2006年に結婚し、2009年に離婚をしていたため、カン・ギョンジュンさんとは再婚でした。
現在二人の間には、二人の息子がおり、長男は元夫との間に生まれた子供で、当時10歳を超えていたため、再婚は難しいと思われていました。
しかし、カン・ギョンジュンさんは交際中、長男とも信頼関係を築き、結婚式の時も長男に気を配る姿を見せるなど、父親になる為の努力と新たな家庭を築いていく決意を示しました。
いかがでしたでしょうか。
今回は、子連れで再婚する相手と一緒になった韓国俳優を三人ご紹介しました。
子連れ結婚というのは、お互いにそんなに簡単に決断できないでしょうし、しっかり子供と向き合う努力も大変です。
今後も、それぞれが円満な家庭生活を送りつつ、俳優業でも更に活躍することを期待しましょう。