「時代劇の巨匠」と呼ばれるイ・ビョンフンが手掛け、放送が始まると連日50%を超える視聴率を獲得。最高視聴率57.8%を記録し、日本での韓国時代劇ブームの火付け役にもなった作品「宮廷女官チャングムの誓い」。
ヒロインのチャングムをはじめ、ドラマ内でライバル、友情の絆で結ばれたあの少女達は今、何をしているでしょうか。
今回は、「宮廷女官チャングムの誓い」で活躍した5人の子役の現在をご紹介していきます。
舞台は15世紀〜16世紀前半の朝鮮時代。
無罪の罪を着せられ宮廷を追い出された女官ミョンイは、山でひっそり暮らすチョンスと出会って結婚。
お腹の中に子供を授かり、「チャングム」と名付けました。優しくも厳しい両親に育てられ、チャングムは成長していきます。
しかし、両親はチェ一族により亡くなってしまい、チャングムは1人で生き延びました。
やがて、母親がかつて女官だったということを知り、チャングムも女官を目指します。10歳で宮廷に入り、身寄りのないチャングムはいじめを受けながらも厳しい修行に耐え抜き、母の親友ハン尚宮を慕いながら様々な試練にも乗り越えてきました。
しかしチェ一族から謀略をけしかけられ、奴婢の身分に落とされチェジュ島に送られました。しかし、今度は医女になる道を志していく波乱万丈の人生を送ったチャングムの生き様を描いたドラマです。
登場人物の幼い頃を演じた子役達もドラマでは欠かせないキャストの一員ですよね。
「宮廷女官チャングムの誓い」の子役達も重要となる時代を盛り上げてくれました。
その中でも、特に印象に残った7人の子役達の現在をご紹介します。
いじめられながらも勇敢に女官を目指すチャングムを演じたのは当時7歳だったチョ・ジョンウンさんです。2003年にデビューし、同年にチャングムの子役に抜擢されました。
それ以降も2007年ドラマ「王と私」や、2010年ドラマ「製パン王キム・タック」でユジンさん演じるシン・ユギョンの子役時代を演じました。
2013年イ・ジュンギさん主演「Two Weeks」ではキム・ソヨンさんが演じたパク・ジェギョン検事の幼少期時代を演じましたね。イ・ジュンギさんが自身のSNSにチョ・ジョンウンさんとのツーショット写真を載せたことで話題にもなりました。
2022年現在は26歳になりましたが、2018年の「ときめきプリンセス婚活記」でシム・ウンギョンさん演じるソンファの友人役として以降の出演はなく、芸能活動の状況もわからないままです。
幼いチャングムの諦めない姿は、涙を誘いましたよね。そんな彼女の演技をまた見ることができるのでしょうか。
チャングムとライバル関係にあったチェ・グミョンを演じたのは、韓国の子役出身女優の中で1番可愛いとも言われるほどの美貌の持ち主イ・セヨンさんです。
1997年に韓国幼児向け番組「ポポポ」でデビュー。「宮延女官チャングムの誓い」出演時は11歳で芸歴6年目ということもあり、視聴者の期待以上の演技を見せました。日本でも「あの子役は誰?」と話題になりましたね。
2004年の映画「僕が9歳だったころ」で主人公が思いを寄せるアメリカ育ちの少女役を演じ、子役の花形スター的存在となりました。
2011年ドラマ「僕らのイケメン青果店」ではチ・チャンウクさんと共演し、妹のハン・テイン役を演じました。2011年の後半から子役ではなく本格的に女優として活動を始めました。
その後、2016年ドラマ「月桂樹洋服店の紳士たち」でカン・テヨン役のヒョヌさんとの演技が人気となりその年のKBS演技大賞ベストカップル賞を受賞しました。
現在も女優活動を続けており、2022年で芸歴25年のベテラン女優となりました。
2019年ドラマ「医師ヨハン」ではカン・シヨン役を演じました。他にも2019年ドラマ「王になった男」、2020年ドラマ「メモリスト」でも主要キャストになっています。
子役時代から活躍しているイ・セヨンさん。昔から変わらずの可愛らしさもあり、大人になった今も魅力あふれる女性に成長しましたね。
これからもイ・セヨンさんの作品に注目していきましょう。
チャングムと同じ見習い女官チェリョンを演じていたのはハン・ボベさんです。
2002年映画「復讐者に憐れみを」で主演のソン・ガンホさんの娘役としてデビューしました。映画での堂々とした演技が認められ、すぐにドラマ界にも進出しています。
チャングム出演後も2008年ドラマ「ラスト・スキャンダル」アン・ジミン役などの現代ドラマや、2011年ドラマ「階伯 ケベク」「インス大妃」などの大型時代劇ドラマにも出演しています。
2021年「アンダーカバー」でキム・スジンさんが演じたミン・サンアの若い頃を演じていました。
子役から活動していましたが、日本での目立った活動はしていません。
2022年現在、28歳の大人の女性になったハン・ボベさん。今後の活躍が楽しみですね。
チャングムの友人のノ・チャンイを演じたのはチュ・アルムさんです。
5歳の時にCMで芸能界デビューをしました。
チャングム出演後は2010年ドラマ「チュノ〜推奴~」ウンシル役、「キムマンドク〜美しき伝説の商人」ではパク・ソルミさんが演じるオ・ムンソンの幼少期を演じました。
2011年には幼児向け番組「生放送トントン、トントン、ボニーハニー」でハニー役としても出演しています。
2015年ドラマ「我が家のハニーポット」の撮影中に高熱と嘔吐症状で緊急搬送されたようですが、今では元気に女優活動を続けています。
デビューしてから20年ほど”チュ・ダヨン”という芸名で活動していましたが2018年から”チュ・アルム”で芸能活動をスタートさせました。
2020年「優雅な友達」や2021年6月にドラマ「ビー・マイ・ドリームファミリー だまされても夢心地」にも出演しており、元気な姿を見せてくれています。
日本ではあまり知られていない女優さんではありますが、これからも体調に気をつけて頑張ってほしいですね。
ドラマにほんの少し出てきた幼く可愛らしい燕山君を演じたのはウォン・ドッキョンさんです。
2003年にデビューしました。デビューして2作目の作品のため情報がこの時はあまりありませんでした。
しかし、2008年のドラマ「エデンの東」でパク・ヘジンさんが演じるシン・ミョンフンの子役を演じたり、2014年には「王の顔」でソ・イングクさんと対立する腹違いの弟”新城君”を演じました。
2022年に26歳になります。
現在も俳優活動は続けているそうですが、出演作品の情報はありませんでした。
可愛い燕山君から、どんな大人になっているでしょうか。また活躍する姿が見れるといいですよね。
いかがでしたか。今回は「宮廷女官チャングムの誓い」に出演した子役5人を調査しました。
韓国ドラマというと子役にも注目が集まるため、プレッシャーも大きいですよね。その中でも堂々と演技をする子供たちが大きくなり人気俳優や女優になっている姿を見ると、これからも頑張って欲しいと応援したくなりますよね。
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