日本では馴染みがありませんが、韓国では19歳になると兵役の義務があります。
芸能人も対象となっており、身体的なやむを得ない事情などがない限りは兵役に行かねばなりません。通常は大学を休学し、19歳になったらすぐに入隊するのが一般的ですが、アイドルや俳優は期限ぎりぎりまで芸能活動を行い、その後入隊するケースが多いようです。
そんな中でブレイク前に兵役を終えた韓国俳優たちもいます。今回は、ブレイク前に兵役を終えた韓国俳優7人をご紹介します。
応援しているアイドルや俳優が兵役に行ってしまい、寂しい思いをされた経験がある方も多いのではないでしょうか。韓国俳優ファンにとって、いつ兵役に行くのかとても気になるところですよね。 ブレイク前に兵役を終え、ファンの心配を最小限に抑えてくれた俳優とは、一体誰なのでしょうか。
それでは早速、俳優として本格的に活動をする前に国防の義務を終えた俳優を見ていきましょう。
1人目はチョン・へインさんです。
「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」で、ソン・イェジンさん演じる、姉の友人と恋に落ちる年下男子を演じてブレイクしました。また、2021年には軍隊を舞台としたドラマ「D.P.-脱走兵追跡官-」で、脱走兵を捕まえる軍人を演じ話題となりましたね。
そんなチョン・へインさんが入隊したのは21歳のとき。一般男性と同じように、大学を休学して入隊したようです。俳優デビューをしたのは、大学を卒業したあとの26歳の時でしたので、入隊したのは俳優デビューの前となります。
2020年に出演したテレビ番組では、兵役中に2.5トンの軍用トラックを運転し、師団長の運転兵に任命されたエピソードを披露しています。その可愛らしい顔立ちから、柔らかいイメージの持ち主なので、軍用トラックを運転していたなんて意外に感じますね。
大人気シリーズ「応答せよ1988」で主演を務めたリュ・ジュンヨルさんも、ブレイク前に兵役を終えた俳優の1人です。
20歳の時に、公益勤務として区役所で働くことで兵役を終えています。身体上の理由などで入隊することが難しい人については、公共施設等で働くことで兵役に代替することが出来る仕組みになっており、これに当てはまったようです。
20歳の頃は大学生で、俳優を夢見てアルバイトなどをいくつも掛け持ちしていた頃だと言われています。「応答せよ1988」での大ブレイクから順調にキャリアを積み重ねているだけに、すでに兵役を終えていて、ファンとしては一安心ですね。
3人目はイ・グァンスさんです。
モデル出身で、190cmの長身とニコニコした笑顔が印象的。主演を務めた「サウンド・オブ・ハート」ではコミカルな演技で視聴者を楽しませてくれました。高校生の頃からモデルとして活動していましたが、俳優デビューしたのは24歳の時です。
俳優に憧れていたものの、周りからは高身長のため俳優は難しいだろうと言われてしまったのだとか。そんな言葉とは裏腹に、現在は役者として大活躍されていますね。
兵役に関する情報はあまりありませんでしたが、俳優デビュー前の20代前半に終えているようです。2010年から放送されている「ランニングマン」というバラエティー番組に出演し、大人気俳優となったイ・グァンスさんも、ブレイク前に兵役を終えており、現在は順調にキャリアを積み重ねていると言えそうです。
ユ・ヨンソクさんも、リュ・ジュンヨルさん同様、応答せよシリーズ2作目である「応答せよ1994」で主人公に恋する野球青年を演じ、人気となった俳優です。最近では「賢い医師生活」や「ミスターサンシャイン」など人気ドラマに次々に出演しています。
2003年に俳優デビューしましたが、2005年から2007年の間、空軍に入隊しています。厳しいと言われる空軍を選んだ理由は、なんと大学2年生の頃から交際していた恋人の家が訓練所と近かったからなんだとか。家が近いという理由で空軍を選ぶなんて、彼女のことが本当に大好きだったのですね。
しかし、兵役中に別れを告げられてしまったという悲しいエピソードものちに披露しています。除隊後に、俳優としての活動を本格化させたため、入隊によりファンを悲しませることはありませんでした。
次にご紹介するのはピョン・ヨハンさんです。「未生-ミセン-」でイム・シワンさん演じる主人公の同期役を演じ、一躍有名に。その後「六龍が飛ぶ」への出演でブレイクしました。
中学生の頃から俳優に興味を持ち、芸術高校への進学を希望しましたが、両親の反対により一般の高校に入学します。高校卒業後は、ご両親のすすめで中国へ留学していたそうです。
中国に行って3年ほど経ったある日、お父様から、プレゼントがあるから韓国に戻ってくるように言われ帰国すると、なんとそのプレゼントとは軍隊の令状だったのだとか。
兵役中も、お芝居への情熱は失われませんでした。除隊後、条件付きで俳優を志すことを認めてもらい、晴れて役者への道を歩き出すこととなったピョン・ヨハンさん。今では、役によってガラリと雰囲気が変わる演技派として、大活躍されています。
ユ・スンホさんは6歳のときに子役としてデビューして以来、長きに渡り韓国芸能界で活躍し続けている俳優です。子役時代には大物俳優の子ども時代を演じることも多く、2002年に公開された映画「おばあちゃんの家」では主演を務め、その高い演技力に一躍人気子役の仲間入りをしました。
日本と同様、韓国でも子役時代に有名になると、大人になってから俳優として成功しないと言われています。そんな中、今でも第一線で活躍されているのは、子役時代から着実に力をつけて来た証拠でしょう。
小さい頃から芸能界で活躍していた為、入隊されたのがいつなのか気になりますね。ユ・スンホさんが入隊したのは、19歳のときです。ドラマ「会いたい」に出演し、注目を浴びた直後の入隊だったため、驚いたファンも多かったはず。
しかし、除隊後も様々な作品に出演し、活躍していることを考えるとこの時期での入隊は、良いタイミングだったと言えるでしょう。
「梨泰院クラス」で主演を務め、日本でも大人気の俳優パク・ソジュンさんも、ブレイク前にすでに兵役を終えている俳優の1人です。高校卒業後、大学に進学しましたが、頭の整理をするために良い機会だと思い大学1年生の時に入隊したんだとか。除隊の翌年にミュージックビデオへ出演し、俳優としてデビューしました。
大ヒットラブコメとなった「キム秘書はいったい、なぜ?」の制作発表会で語られた兵役中のエピソードをご紹介します。
同僚と一緒に、パク・ミニョンさんが出演していた「思いっきりハイキック!」を見ていたそうです。このドラマが大好きで繰り返し見たり、「自分が俳優になったらパク・ミニョンと共演したい」と同僚に話していたんだとか。念願かなって2人は共演することになり、とても喜ばれたことでしょう。
その後は大ヒットドラマに次々出演し、瞬く間に人気俳優の仲間入りをしました。
いかがでしたか?
今回はブレイク前に兵役を終えている俳優7名をご紹介しました。韓国俳優ファンにとっては応援する俳優がすでに兵役を終えているのか、これから入隊するのか、とても気になるところですよね。
ご紹介した7名は、今後俳優としてのキャリアをストップする心配がありません。これからますます活躍する姿が楽しみですね。
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