韓国ドラマといえば、「時代劇」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。日本のテレビでも韓国時代劇はよく放送されているので、目にする機会も多いですよね。
今回は時代劇に出演し、王様の役がぴったりハマっていた俳優6人をご紹介します。
韓国ドラマの中でも、時代劇はとてもたくさんの作品が作られているため、これまでに王様の役を演じた俳優がたくさんいます。その中でも、圧倒的な存在感を示し本物の王様のように役を演じていた俳優とは一体誰なのでしょうか。
早速、王様役がぴったり似合っていた俳優6人をみていきましょう!
最初にご紹介するのは、甘いルックスで日本でも知名度の高いチ・チャンウクさんです。「ヒーラー~最高の恋人~」や「あやしいパートナー Destiny lovers」などヒット作にたくさん出演し、国内外で抜群の人気を誇っています。
チ・チャンウクさんは、2013年から2014年にかけて放送された「奇皇后~ふたつの愛 涙の誓い~」で、元の皇帝役を演じました。
「奇皇后」は、高麗出身の貧しい身分の女性が、元の皇后になるまでの波乱万丈の人生を描いたドラマです。このドラマでチ・チャンウクさんは、陰謀により高麗に流罪となってしまうものの、最後には元の皇帝として立派に成長したタファンを演じました。
その甘いマスクから、元の皇帝のきらびやかな衣装がとても似合ってましたよね。序盤は頼りないタファンでしたが、徐々に成長しハ・ジウォンさん演じる奇皇后を守ろうとする姿がとても素敵でした。
次にご紹介するのは、アイドルグループ出身の俳優、パク・ヒョンシクさんです。現在は事実上解散となっていますが、元々ZE:A(ゼア)というアイドルグループでメインボーカルとして活躍していました。
パク・ヒョンシクさんが王様役を演じたのは、2016年に放送された「花郞(ファラン)」です。パク・ソジュンさん主演で日本でも人気の高い作品のひとつですね。また、BTSのメンバーのVさんや、SHINeeのミンホさんなど人気アイドルが多数出演し話題になりました。
このドラマでパク・ヒョンシクさんは、王であることを隠して新羅の国家親衛隊・花郞のメンバーとして活躍する真興(チヌン)王を演じました。ほとんどのシーンで花郞の衣装を身に付けていましたが、花郞の中でも高貴な雰囲気を漂わせていましたよね。
1人の若者として恋に悩む姿から王としての勇敢な姿まで様々な表情を使いわけ、若き王を見事な演技力で表現しました。その姿はとてもカッコよく、このドラマでパク・ヒョンシクさんのファンになった方も多いのではないでしょうか。
気取らない、等身大の王の姿がとても素敵でしたね。
3人目に紹介するのは、女性のような可愛い顔が印象的なパク・ボゴムさんです。パク・ボゴムさんは、1993年生まれの俳優で、「恋のスケッチ~応答せよ1988〜」の出演で一躍有名となりました。
ピアノの弾き語り動画を投稿したところ、注目が集まりスカウトを受けたのがデビューのきっかけだったということもあり、歌もとても上手。出演したドラマの挿入歌なども担当しています。
そんなパク・ボゴムさんが、王様役を演じたのは2016年のドラマ「雲が描いた月明かり」です。このドラマは李氏朝鮮時代の王朝を舞台に、ワケあって男装をしているホン・ラオンとツンデレ皇太子ヨンがひょんなことから出会い、恋に落ちていくラブストーリー。このドラマでパク・ボゴムさんは皇太子ヨンを演じました。
甘いマスクから、「皇太子」のイメージがぴったりであるだけでなく、ラオンに対するストレートな愛情表現に毎話キュンキュンがとまらなかった視聴者も多いのではないでしょうか。こんな男性がいたら完璧!と思わせる、素敵な皇太子でしたね。
パク・ボゴムさんはこのドラマへの出演をきっかけに大ブレイクし、韓国では「国民の彼氏」と呼ばれるようになりました。
次にご紹介するのは、多くのドラマに出演し日本でも人気の高いソ・イングクさんです。歌唱コンテストで優勝し、元々は歌手として活動していたソ・イングクさん。ドラマ「応答せよ1997」で主演を務めたことで俳優としてブレイクしました。現在ではとてもたくさんのドラマで活躍しています。
ソ・イングクさんが王様役を務めたのは、2014年に出演したドラマ「王の顔」です。
このドラマは、政争に巻き込まれながら王座についた光海君(クァンヘグン)の波乱万丈の人生と、ひとりの女性をめぐり王である父との三角関係を描いたドラマです。顔にその人の運命が現れるという「観相」をテーマにしているのもユニークな点のひとつ。
光海君は、たった1人の親しい女性が父と結婚することになるという悲劇的な運命を背負っており、ソ・イングクさんはその複雑な心境を絶妙な表現力で表し多くの視聴者に感動を与えました。また繊細なお芝居で楽しませてくれるだけでなく、アクションシーンも多くあり、様々な表情を見せてくれましたよね。
ソ・イングクさんはこのドラマで時代劇初挑戦だったにも関わらず、KBS演技大賞・新人賞を受賞し話題となりました。
人気アイドルグループINFINITEのエルさんも、王様役が似合い過ぎている俳優の1人です。
エルさんは元々はアイドルとしてデビューをしましたが、最近では俳優としても活躍の場を広げています。2011年には日本のドラマ「ジウ 警視庁特殊犯捜査係」で重要な役を演じるなど国内外で活躍しており、日本でも高い人気を誇っている俳優です。
エルさんが王様役を演じたのは、2017年のドラマ「仮面の王 イ・ソン」です。ユ・スンホさん演じる世子の影武者となる青年を演じました。
世子であるイ・ソンは国を牛耳る秘密結社の存在により、生まれた頃から仮面をつけて生活をしていました。国と王座を秘密結社から取り戻すべく、奮闘する世子を助ける影武者を演じたエルさんは、まるで本物の世子のような堂々としたお芝居を披露。影武者でありながら、その存在感は視聴者に大きな印象を残しました。
最後にご紹介するのは、俳優のキム・ミンギュさんです。2015年にドラマ「恋するジェネレーション」でデビュー後、ドラマ「シグナル」や「この恋は初めてだから」など話題作に次々出演、今では沢山のドラマで重要な役を演じています。
そんなキム・ミンギュさんが王様の役を演じたのは、2019年のドラマ「カンテク~運命の愛~」です。「カンテク」とは、王妃を選ぶ行事のことで、このドラマは「カンテク」をめぐる女性たちの争いや初恋の女性を思い続ける王の一途な愛を描いた宮廷ロマンスです。
キム・ミンギュさんは王妃を銃撃によって失った王、イ・ギョンを演じました。時代劇初出演にも関わらず、落ち着いた演技で王の貫禄を表現し、当時韓国ではその演技が絶賛。韓服姿も似合っており、王の気品をうまく表現していました。
愛する女性に向けた一途な笑顔は、チャームポイントであるえくぼも際立ってとても素敵でしたよね。
このドラマへの出演で、キム・ミンギュさんの俳優としての評価は着実に高まりました。
いかがでしたか?
今回は時代劇ドラマの王様役が似合う俳優6名をご紹介しました。ひとえに王様と言っても、それぞれタイプが違い、どの王様も魅力的で素敵でした。
これからも新しい時代劇で、どんな王様や世子が誕生するのか楽しみですね!
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