皆さんは子役出身の韓国俳優をどれくらいご存じですか?
韓国ドラマが好きな方でも、子役に注目して見ている方はあまりいないかもしれませんね。
今回は韓国の子役出身俳優を紹介しますので、気になる俳優さんがいればぜひ昔の作品を見てみてくださいね。
芸能の世界では、「子役出身の役者は大人になると大成できない」というようなジンクスがありますよね。
子供時代のかわいらしいイメージから脱却し、大人の俳優へとシフトしていくのは難しいようです。
このジンクスは日本でもよく言われていることですが、韓国の芸能の世界でも同じように考えられています。
それでも子役としてデビューした後、大人になっても第一線で活躍している俳優もいます。
今回はそんな子役出身の俳優を6人紹介していきます!
チャン・グンソクさんといえば、日本では「グンちゃん」の愛称で親しまれている大人気の韓流スターですよね。
そんなチャン・グンソクさんは6歳のとき、偶然自宅に来た映画俳優に勧められて子供服のモデルとして芸能界入りしました。その後10歳でドラマ「幸福も売ります」で役者デビューし、それ以降はテレビを中心に人気子役として活動するようになりました。
子役時代からすでに人気を獲得していましたが、子役のイメージから抜け出すのはやはり簡単ではなかったようです。
そんなチャン・グンソクさんが大人の俳優として認められるようになったのは、2006年に19歳で出演したドラマ「ファン・ジニ」に出演したころでした。相手役のハ・ジウォンさんに恋に落ちる役を演じ、見事子役のイメージを払拭することに成功したのです。
2009年にはドラマ「美男ですね」に出演し大ブレイク!日本のみならずアジア全土からの人気も獲得し、その後も「ラブレイン」「キレイな男」など数々のヒット作に出演しました。
2020年5月の除隊後から現在は目立った演技活動はせず、音楽活動に力を入れているようです。
日本でも定期的にファンミーティングを開催してくれています。
日本のファンもとても大切にしてくれているのが伝わってきますよね。
キム・ヘスさんといえば、2016年に主演を務めたドラマ「シグナル」が韓国でも最高傑作サスペンスとも言われ、日本でもリメイクされましたよね。このドラマでキム・ヘスさんを知った方も多いのではないでしょうか?
芸能界デビューのきっかけとなったのは、習い事の一つだったテコンドーでした。
1985年、テコンドーのシーンに出演できる女性を探していたとあるCM監督の目に留まり、チョコレート飲料のCMに出演したことがキム・ヘスさんの芸能界デビューとなりました。
さらにそのCMを見た映画監督が映画「カンボ」の出演者として抜擢。当時中学生だったにもかかわらず見事に大人の役を演じ切り、女優としての道を歩み始めました。
その後はドラマ「グッキ」「愛の群像」などで人気を集め、最近では「ハイエナ」「シグナル」など数々の作品に出演。「顔のない女」「タチャ イカサマ師」などの映画でも活躍し、その優れた演技力を認められ、韓国内の演技賞も多く受賞しています。
授賞式では、グラマラスなスタイルで着こなすドレスファッションもいつも注目の的となっています。
抜群のスタイルとその妖麗な雰囲気で、きらびやかなドレスがとても映えますよね!
2022年には、Netflixで配信されたドラマ「未成年裁判」で主演した判事の役では、シリアスで引き込まれる演技が話題となりました。
すでに50歳を超えるベテラン女優のキム・ヘスさん、これからの活躍もますます楽しみですね。
自然体な可愛さで日本でも知名度の高い韓国女優の一人であるパク・シネさんも、実は子役出身女優です。
パク・シネさんはイ・スンファンさんの「花」のMVに出演して芸能界デビューしています。
その後イ・スンファンさんの事務所で歌手としてデビューする準備をしていましたが、ドラマ「天国の階段」でチェ・ジウさんの子供時代を演じることとなり、子役として注目され始めます。この時の抜群の演技力が評価されSBS演技大賞の子役賞も受賞し、人気子役の仲間入りを果たしました。
順調に役者としてのキャリアを積み上げ、2009年に主演として一人二役を演じたドラマ「美男ですね」はアジア全土で大ヒット!その後も「オレのことスキでしょ。」や「相続者たち」での演技で、子役ではなく大人のパク・シネとしての人気を確立していきました。
順調そうに見える彼女の経歴ですが、パク・シネさんも子役のイメージがかなり強かったこともあり、「子役俳優と言われるのがとてもプレッシャーで嫌だった」と話したこともありました。
しかし現在では努力と演技力で子役のイメージを覆し、数々のヒット作に出演する国民的女優となりました。
2018年には大学の先輩・後輩として親交を深めていた俳優のチェ・テジュンさんとの熱愛を認め、2021年に結婚と妊娠を発表しました。
仕事でも成功し、プライベートも幸せいっぱいのパク・シネさん。美男美女夫婦の赤ちゃんが誕生する日がとても楽しみですね!
ユ・スンホさんも、天才子役として子供時代から活躍し、大人になっても成功している俳優の一人です。
子役時代からスターとして長く活動してきたので、「国民の弟」と呼ばれ多くの人から親しまれています。
ユ・スンホさんは1999年の6歳のとき、携帯電話会社の広告モデルに起用され芸能界デビューしました。彼のお母さんが広告代理店に写真を送ったことがきっかけだったそうです。そして翌年にはドラマ「カシコギ」で子役俳優の仲間入りを果たし、2002年の映画「おばあちゃんの家」で演じたサンウ役で一気に知名度を上げました。
その後はスター子役としてドラマ「善徳女王」「太王四神記」などで活躍、2010年の「勉強の神」では主人公を演じ、徐々に子役から大人の俳優へとシフトしていったユ・スンホさん。2011年の高校卒業後は大学に入学するかと思われましたが、ドラマ「会いたい」の出演を最後に、2013年ひっそりと極秘入隊しました。
子役から活躍してきたため可愛い印象だったユ・スンホさんは若くして兵役に行ったことで、子役のイメージから抜け出すことに成功したようです。
除隊後初のドラマ「リメンバー 記憶の彼方へ」ではパク・ミニョンさんと共演し、子役時代とは違った大人の魅力を見せつけました。
現在も精力的に演技の仕事をしているユ・スンホさん。
子役から活躍してきてその芸歴は長いですが、まだ若手と呼ばれる年齢なので、これからの出演作もとても期待できますね。
キム・ミンジョンさんといえば、ぱっちりした目が可愛らしく、子役から活躍してきた人気の女優です。
1990年にドラマ「未亡人」で子役デビューし、その後も「風花は枯れない」「思春期」などのドラマに出演し人気子役としての地位を確立していきました。1991年には子供ながら20本以上のCMに出演していたそうで、その人気っぷりには驚かされますよね。
キム・ミンジョンさんは小さなころから大きな目と可愛らしい顔立ちで人気でしたが、演技力も大人顔負けで、1992年にはKBS演技大賞子役スター賞を受賞しています。
ビジュアル、演技の実力ともにスター級だったようですね。
キム・ミンジョンさんも子役から多くの人に愛されてきたため、大人の女優へとイメージを変化させていくのが大変だったそうです。
そんな中、転機になったのは、20歳のときに出演したドラマ「ライバル」で悪役をつとめたことでした。
悪役を演じることで、今までの子役としての可愛いイメージを払拭し、大人の女優としての魅力を証明することができました。
現在ではすでに芸歴30年以上のベテラン女優となったキム・ミンジョンさん。今でも演技活動を続けられています。これからも様々な役柄で、視聴者を魅了する演技に期待したいですね。
最後の一人はヨ・ジングさんです。今回紹介してきた6人の中では一番若く、彼が子役出身なのは知っている方も多いかもしれませんね。
ヨ・ジングさんが子役デビューしたのは8歳のときで、その作品は映画「サッドムービー」でした。
その後も多くの作品で出演者の幼少期を演じその名が知られていったヨ・ジングさん。2012年には日本でも人気のドラマ「太陽を抱く月」で主演のキム・スヒョンさんの子供時代を演じました。子役ながら迫真の演技と、同じく子役のキム・ユジョンさんとの可愛らしい子役カップルが話題になりましたよね。
その後もドラマ「オレンジマーマレード」「テバク~運命の瞬間~」「ホテルデルーナ~月明かりの恋人~」や、映画「ファイ 悪魔に育てられた少年」「私の心臓を撃て」など多くの作品に出演を重ねています。
途切れることない出演から、その人気ぶりがうかがえますよね。
ヨ・ジングさんは子役時代から活躍してきても決して天狗にならず、演技力を磨き続けたことで子役から大人の俳優へのイメージチェンジがうまくいったようですね。
今では低音ボイスがかっこいいとも言われるほど大人の魅力あふれる俳優になりました。
演じる役柄の幅も広がり、彼のさらなる飛躍が期待されます!
ヨ・ジングさんは兵役を終えていないので、この先いつか訪れる軍隊生活の間は、ファンの方は少しさみしいですね。今はヨ・ジングさんの素敵な演技を目いっぱい楽しみましょう!
子役出身の韓国俳優を6人紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
子役出身から大人の俳優として成功するのは難しいと言われている中、今でも第一線で活躍している方ばかりでした。きっと見ている側には分からないたくさんの努力をされてきたと思います。
これからの活躍を応援していきたいですね!
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