テレビをみていると、日本の音楽番組に出演した韓国アーティストが流暢な日本語を話しているのをよく目にします。応援しているアーティストが日本語を話していたら、嬉しくなってしまいますよね。
実は韓国の俳優・女優の中にも、日本語を流暢に話せる方がいるんですよ。今回はネイティブレベルの日本語を話せる韓流スター7人をご紹介します。
韓国の俳優、女優の方は日本での人気もあり、ファンミーティングやドラマなどのプロモーションで日本語を披露してくれることがあります。中には通訳なしで完璧に日本語を話す方もいて驚いてしまいますよね。そんな日本語が堪能な韓流スターとは一体誰なのでしょうか。早速みていきましょう。
1人目にご紹介するのはキム・ジェウクさんです。日本では「コーヒープリンス1号店」への出演で有名になりました。日本語をつぶやくシーンもあったので、記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。
お父さんが新聞記者で、仕事の都合で生後すぐに日本に引っ越し、小学校に入るまで日本で過ごしました。日本で生まれ育ったために、小さい頃は日本語しか話せなかったようです。小学校からは韓国で過ごしていますが、しばらく韓国語が話せず苦労したのだとか。
本当に日本語が上手なので、日韓合同製作の映画など、日本語を話す作品にも多く出演しています。映画「蝶の眠り」で共演した中山美穂さんは、キム・ジェウクさんの日本語を「心地良い日本語」と称賛。今でも流暢な日本語を話せるなんてすごいですよね。
「賢い医師生活」への出演で日本での知名度をあげたキム・ジュハンさんも日本語が堪能な俳優の1人です。「izi」というバンドのドラム担当として芸能界デビューしましたが、現在は俳優として活躍しています。
元々、韓国でバンドをしていましたが、活動拠点を日本に移していたことがあるそうです。その時に日本語を習得しており、2017年に出演した「金子文子と朴烈」では、日本人役を演じています。
この映画では日本語が話せる韓国人を募集していて、日本で活動していたことのあるキム・ジュハンさんが見事役を獲得することができました。あまりに流暢な日本語に、「日本人かと思った」という方も多かったのだとか。
数年日本で過ごしただけとは思えないほど綺麗な発音で話されていました。彼の日本語に注目してぜひ映画も観てくださいね。
3人目にご紹介するのはキム・ソナさんです。最高視聴率50%の大人気ドラマ「私の名前はキム・サムスン」で主人公を演じ、一躍有名になりました。その後もヒット作に出演し続け「ラブコメの女王」と呼ばれる彼女も日本語が上手な韓国女優の1人です。
キム・ソナさんは、韓国で生まれていますが、中学、高校と約6年間、日本で過ごしています。日本に来たときは全く日本語が話せず、毎日辞書を持ち歩いていたのだそう。高校卒業後は、アメリカの大学に入学していますが、今でも日本語がとても堪能です。
2003年のSFアクション映画「イエスタデイ 沈黙の刻印」では、キム・ソナさんが日本語を話すシーンがあります。また日本向けの映画やドラマのプロモーションでは、流暢な日本語でインタビューに答えており、そのスキルの高さがうかがえます。
シム・ウンギョンさんは、松坂桃李さんとW主演の映画「新聞記者」で、2019年日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した女優です。日本の映画で主演女優賞をとるほど日本語が堪能だということですよね。
中学生の頃、是枝裕和監督の「誰も知らない」を観て日本映画に感銘を受けた彼女は、「いつか日本の映画に出演したい」と、日本で活動する準備を行っていました。そのため、日々日本語の勉強を行っており、現在では日本の映画で主演を務められるほどのレベルです。
日本と韓国の行き来をしながら活動方法を模索し、2017年に現在所属している日本の芸能事務所と契約をしています。これからますますの活躍が期待されますね。
茶色い瞳とハーフのような顔立ちが印象的なコ・アラさんも日本語が堪能な女優の1人です。小さいときはアナウンサーを目指していたそうですが、友達のバックダンサーとしてオーディションに参加したところ大賞に選ばれ、芸能事務所に所属することになりました。この時からひときわ魅力的なオーラがあったのでしょう。
そんなコ・アラさんがなぜ日本語が堪能かというと、事務所が海外進出を思ったのか、日本語と英語の勉強をすすめ、1日4時間みっちり語学レッスンを行ったからだそうです。
その結果、すべて日本語で製作された、日本とモンゴル合作映画『蒼き狼~地果て海尽きるまで~』のオーディションに合格、その後も2009年公開の「昴 -スバル-」や、長瀬智也さん主演の「華麗なるスパイ」に出演し、日本語を披露しています。
その日本語は非常になめらかで、日本で暮らしたことがない、というのが信じられないほど。まさに語学の天才と言えますね。
次にご紹介するのは、チェ・ヒソさんです。日本ではあまり知られていませんが、韓国では抜群の知名度を誇る女優です。
ブレイクのきっかけとなった2015年の映画「ドンジュ」で、日本人役を演じた際は「あの人は日本人?」と言われるほど流暢な日本語を披露しました。他の俳優の日本語セリフの指導や台本のチェックなども行ったそうですよ。
チェ・ヒソさんはお父さんの仕事の関係で幼少期を日本で過ごしたため、日本語が話せるようです。中学から高校にかけてはアメリカで過ごしたので英語も堪能で、その他イタリア語や中国語も話せるのだとか。2か国語を話すだけでも大変なのに、5か国語も話せるなんて驚いてしまいますね。
そんなチェ・ヒソさんの名を一躍有名にしたのは、2017年公開の「金子文子と朴烈」です。韓国語が話せる日本人・金子文子を演じ、日韓両国からその演技力に賞賛が贈られました。過去のインタビューで、「日本の映画関係者と仕事をしてみたい」と語っています。これから日本での活躍も期待されますね。
最後にご紹介するのは2018年の「SKYキャッスル」への出演で一躍有名になったオ・ナラさんです。オ・ナラさんも日本語が堪能とされている女優の1人です。
ミュージカル出身の彼女は、2001年に劇団四季の創始者である浅利慶太さんにスカウトされ、劇団四季に入団します。来日した頃は日本語が全く話せなかったそうですが、ミュージカルの稽古を積む中で日本語を習得したようです。
日本ではミュージカル「マンマミーア」に出演しましたが、劇団四季に3年間所属したのち韓国に帰国します。
その後、舞台を中心に活躍していましたが、2008年「マイスウィート・ソウル」への出演で映画デビューを果たします。2010年にはコン・ユさん主演の「あなたの初恋探します」に出演し、そのころからドラマや映画に活躍の場を移していきました。いつかドラマや映画で堪能な日本語を披露してくれるのが楽しみですね。
いかがでしたか?
今回は日本語が堪能な韓国の俳優・女優をご紹介しました。
流暢な日本語を話す裏には、様々な経験や努力があることが分かりましたね。
これからもドラマや映画、インタビューなどで彼らの日本語が披露されるのが楽しみです。
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