韓国の自決率は、OECD加盟国中でも最悪レベルと言われます、例えば2018年のデータでは、10万人あたり、日本の16人に対し、韓国27人といった具合です。
そして、自決が多いのは芸能界も例外ではありません。例えば、去る2025年2月には、「アジョシ」などで天才子役として一世を風靡した、キム・セロンさんの訃報が流れ、世間に衝撃を与えました。
今回は第二弾として、20代で早世した韓国芸能人6人のプロフィールや亡くなった理由についてご紹介します。
最初にご紹介するのは、「PRODUCE 101」の出演で注目を浴び、俳優としても成長が期待されていたイ・ジハンさんです。
1998年 8月3日 ソウル特別市で生まれ、 2022年 10月30日、24歳で他界しました。
2017年、韓国の人気オーディション番組「プロデュース101」シーズン2に出演し、知名度を上げると、2019年には、ウェブドラマ「今日もナムヒョンな1日」で主人公を演じ、俳優としても成長が期待されていました。
そんなイ・ジハンさんは、ソウルの繁華街・梨泰院の路地で、2022年 10月29日夜に発生した事故で、24歳で亡くなりました。
当時梨泰院では、ハロウィーンを前に集まった多数の若者らが折り重なるように倒れ、155人が死亡する事故が発生し、イ・ジハンさんもそれに巻き込まれたのです。
事故当時、新ドラマである「コクドゥの季節」のヒロインの元恋人役に起用され、撮影途中でしたが、所属事務所は「イ・ジハンはみなにやさしく、温かい人で、いつも明るく笑顔で、気持ちよく挨拶してくれた。
この先、彼の姿を見ることができないということが全く信じられない」と伝えています。
続いてご紹介するのは、「ASTRO」のメンバーで、「モンニャンイ」のニックネームで知られたムンビンさんです。1998年1月26日 忠清北道清州市で生まれ、2023年4月19日 ソウル特別市で、25歳で他界しました。
2004年に、子役モデルとしてデビューすると、2006年には、東方神起のミュージックビデオで、幼少期のユンホ役や、2009年のドラマ「花より男子」でソ・イジョンの青年期役で出演しました。
そして2016年、アイドルグループ「ASTRO」としてデビュー、メインダンサーとサブボーカルとして活躍しました。
2019年に、体調不良により一時活動を休止しますが、2020年に活動を再開、俳優としても同年、ウェブドラマ「人魚王子」で主演を務めています。
そんなムンビンさんは、2023年4月19日、ソウル市内の自宅で倒れているところをマネージャーに発見され、その後、死亡が確認されました。
死因については、警察によると「自ら命を絶ったようだ」と発表されています。
一方メディアは、「ムンビンさんが最近コンディションの不調を訴え、ファンに率直な心情を話していた」と伝えました。
その内容は「告白すべきことがあるんですが、実際のところ本当にキツかったです。ファンコンサートの時からちょっとキズが入ったようです。ファンの皆様に申し訳なかったです」というものでした。
三番目にご紹介するのは、2008年から2016年まで「KARA」のメンバーとして活躍し、日本での活動もあるク・ハラさんです。
1991年1月3日 光州直轄市で生まれ、2019年11月24日にソウル特別市で、28歳で他界しました。
2008年、ソンヒさんの脱退を受け、知英さんとともに、「KARA」のメンバーとして活動開始します。
「ミスター」や「プリティーガール」など多数のヒット曲で国内外で愛されました。
その後2018年に、元恋人からリベンジポルノで脅迫されたことを告白。
元恋人は起訴され、訴訟に発展しました。さらに2019年5月に、ソウルで自決未遂騒動を起こします。
また、6月に芸能事務所「プロダクション尾木」に所属して日本でソロ活動をスタート。
「テレ東音楽祭2019」に生出演し仕事復帰すると、KARAの日本デビュー曲「ミスター」を熱唱し、大ブームになった「お尻ダンス」も披露。
9月には日本ソロデビューシングル「Midnight Queen」を配信リリースしていました。
そんな矢先の2019年11月24日午後6時頃、ク・ハラさんは、自宅で家政婦によって遺体で発見されました。
現場でハラさんが作成したと見られる、自分の身辺を悲観する内容のメモが発見されたことから、警察は事件性がなく、自決と判断されました。
ク・ハラさんの死は、元恋人とのリベンジポルノ裁判によるストレスも要因といわれましたが、親友のソルリさんの死が引き金になったことも否定できません。
ネット上での悪質な書き込みは、以前から韓国で社会問題となっていますが、ハラさんとソルリさんも悪質な誹謗中傷に苦しめられた被害者と言えるでしょう。
四番目にご紹介するのは、モデル出身で、今後の活躍が期待されていた女優チョン・チェユルさんです。
1996年9月4日生まれ、2023年4月11日、25歳で他界しました。
2016年、モデルのサバイバル番組「devil’s RUNWAY」に出演。
ソウルファッションウィークに参加したり、雑誌や各種広告モデルなどで活躍しました。
またモデルとして活動しながら、女優にも挑戦し、2016年の「悪魔の暴走」でテレビ初出演、2018年の映画「ディープ」では、フリーダイビング講師役で出演しています。さらに2020年のドラマ「ゾンビ探偵」では、巡警ぺ・ユンミ役を務めました。
そんなチョン・チェユルさんですが、2023年4月11日に突然の訃報がありました。
自宅で亡くなっているところを発見されたそうです。
死因などの詳細は不明ですが、死去の前日にもInstagramやブログを更新しており、突然の死にファンや関係者の間には驚きと悲しみが広がりました。
また、新ドラマ「ウエディング・インポッシブル」に出演する予定でしたが、突然の悲報に制作陣と出演陣はショックを受けて、撮影をすぐ中断したといいます。
五番目にご紹介するのは、「TST」のメンバーで、日本での活動もあるヨハンさんです。
1992年4月16日に生まれ、2020年6月16日、28歳で他界しました。
2013年に、ボーイズグループ「NOM」のメンバーとしてデビューしますが、2016年に同グループが解散すると、2017年に「TST」のメンバーとして、二度目のデビューを果たします。
そして「She」、「Paradise」、「WAKE UP」、「Count down」などの楽曲をリリースしました。
「TST」では2018年に、東京と名古屋でコンサートを開催するなど、日本で活動したこともあります。
しかし、メンバーの脱退や兵役の影響もあり、当初7人組で活動していたのが4〜5人での活動に縮小し、最後の活動は2020年1月で、その5カ月後にヨハンさんの悲報が伝えられました。
ヨハンさんは亡くなるわずか3週間前まで、SNSやライブ配信を通じて積極的にファンと交流していたため、突然の訃報はファンに大きな衝撃を与えました。
尚、死因は遺族の意向によって明らかにされてません。
最後にご紹介するのは、「LADIES’CODE」のメンバーで、「ウンビタミン」というニックネームで愛された、コ・ウンビさんです。
1992年11月23日、ソウル特別市に生まれ、2014年9月3日に京畿道水原市で、21歳で他界しました。
2012年に、ガールズグループ「LADIES’CODE」に合流して、約1年の準備を経て、「ラブリーコード」というコンセプトで、2013年に「 Bad Girl」でデビュー。
その後、「Hate You」、「 PRETTY!PRETTY!」、「So Wonderful」などのアルバムを発売し、最近は、「KISS KISS」で精力的に活動していました。
そんな「LADIES’ CODE」のメンバーは、2014年9月3日、TV収録を終えてテグからソウルに帰る途中、水原インターチェンジ付近でガードレールに追突する事故に遭います。
この事故により、ウンビさんがその場で死亡。
リセさんは手術を受けるも事故4日目の7日にやはり死亡。
他のメンバーのソジョンさんは、顔面を骨折して手術を受け、アシュリーさんとジュニさんも入院することになりました。
いかがでしたでしょうか。
今回は、明らかに自決と言えるものは2件で、他は群衆雪崩&交通事故が2件、不明が2件と、死亡原因が様々でした。
つまり、将来の希望があったのにも関わらず、自らの意志に反して他界したケースが多かったのは、いかにも残念無念ですね。