2019年2月にけやき坂46から改名したアイドル日向坂46。
けやき坂46時代は、欅坂46のアンダーグループ的存在で日の目を浴びなかったものの、改名後は独立してコンサートを開催や音楽番組に出演。メンバー個々でのバラエティ出演、雑誌レギュラーモデル就任など大活躍していますよね。
今回は、そんな今勢いに乗る日向坂46の卒業メンバーの現在をご紹介していきます。
卒業の理由は一体何だったのでしょうか。
まずはじめにご紹介するのは、1期生の柿崎芽実さんです。
柿崎さんは、2016年5月に「けやき坂46オーディション」に合格してアイドルデビューを果たします。
結成当初の最年少メンバーとして注目されました。
柿崎さんは自他ともに認めるぶりっ子で、「初代ぶりっ子王」に輝いたこともあります。
計算されたぶりっ子なのに何故か嫌な感じがしない不思議な魅力を持った柿崎さん、まだ他のメンバーのキャラが表立っていない時期に番組を盛り上げてくれていましたよね。
日向坂46に改名後の1stシングル「キュン」ではフロントメンバーに選ばれ今後の活躍にも期待されていましたが、このシングルの活動をもってグループから卒業、芸能界を引退することが発表されます。
同年8月に愛知吹上ホールで行われた個人握手会が卒業前最後の活動となりました。
「めみい」や「めみたん」の愛称でファンから親しまれ、メンバーからは妹的存在で愛された柿崎さんの早すぎる卒業にショックを受けるファンも多くいました。
惜しまれつつ卒業した柿崎さんですが、卒業を決意した理由は3つあると言われています。
まず1つ目はグループの電撃改名です。
サプライズで発表されたグループの改名。メンバーが泣いて喜ぶ中、柿崎さんは1人浮かない表情を見せます。
発表後、とあるメディアは「グループの改名がずっと夢だったと柿崎が語った」と報じました。
すると、ファン向けのメールで「改名が夢だったのはきょんこ(齋藤京子)で私ではない」とすぐに否定したのです。このことから、「グループの改名に前向きな気持ちでなかったのでは?」と噂されています。
柿崎さんは、けやき坂46時代から欅坂46のエース平手友梨奈さんと仲がよく、「誰よりも高く飛べ!」などの楽曲で一緒にWセンターを務めた長濱ねるさんにとても懐いていました。
初期のグループを引っ張ってきた柿崎さんは、最年少ながら欅坂46との橋渡し的役割も担ってきたのです。
「いつか欅坂46とけやき坂46で両A面シングルを出したい」と目標を語っていた中、改名で喜ぶメンバーを見てどんな気持ちだったのでしょうか。
以前よりメディア出演やイベントなども増え、必死にもがいている姿は少し痛々しく映りました。そしてそれが負担になり、体調も崩しがちになったのではないかと考えられます。
2つ目はストーカー被害です。
2019年5月、日向坂46公式サイトにて「柿崎が一部ファンによる迷惑行為に悩まされており、警察へ通報する措置を取る」と発表し騒然となりました。2018年の6月頃から車両などでの追走、居住エリアでの迷惑行為などに遭っていたようで、ストーカーに追われる日々を過ごしていました。
また、柿崎さんの父親のTwitterが乗っ取られる事件が起きます。犯人は「柿崎芽美」のワードが含まれたツイートばかりにリツイートやDMを送っていたのです。
柿崎さんや家族にとって、恐怖心とストレスは相当なものだったでしょうね。
3つ目は将来について悩んでいたことです。
中学生の頃からアイドル活動をしていく中で、友人や同級生が将来の夢に向かって大学進学など進路を決めていくのを見て「本当に自分はこのままでいいのか」と悩んでいたのです。
これらの理由が重なり卒業に至った柿崎さん。
グループの卒業とともに芸能界を引退した現在は、芸術の道へと進んでいるそうです。
柿崎さんの父は、フラワーアーティストの柿崎順一さんです。
2020年3月、日本経済新聞でのインタビューで「娘は歌手活動をしたあと芸術の世界を志している」と現在の柿崎さんの様子を明かしました。
幼いころから活躍する父の姿を見て、自分も同じ道を志すようになったのかもしれませんね。
これからは芸術家としてスポットライトを浴びてほしいですね。
続いてご紹介するのは、井口眞緒さんです。
井口さんは2016年5月に「けやき坂46合格者」としてファンにお披露目されました。
一緒にカラオケにいっていた友人から「アイドルになってみれば?」と言われた事をきっかけにアイドルを目指した井口さん。すごい行動力ですね。
明るい性格で知られる井口さんは個性的なキャラクターでも有名で、あの明石家さんまさんをもたじたじにさせるほどでした。
最初は緊張していた井口さんでしたが、後半になるといつもの様なマシンガントークモードになり、あのさんまさんに「お前は死ぬ前のうちのばあさんか!ずっとしゃべりやがって」と突っ込まれスタジオは大爆笑に包まれました。
強烈なインパクトを残した井口さんに番組視聴者からは「さすが井口眞緒、けやき坂46の最終兵器」「この子を合格にした運営は凄い、見る目がある」など賞賛する声が多く聞かれました。
日向坂46として新たなアイドル人生をスタートさせ、グループのムードメーカーとして活躍した井口さんでしたが、同年8月に男性とのツーショット写真が流出。9月に活動自粛を発表しました。
その後、発表から約5か月の2020年3月に卒業を発表します。
同年3月に放送された日向坂46の冠番組「日向坂で会いましょう」では、井口さんが務めた人気コーナー「スナック眞緒」のセットでMCオードリーの春日さんから卒業証書を受け取り、号泣する場面も…。これが最後の番組出演となりました。
明るい性格でみんなから愛される存在の井口さんはどうして卒業の道を選んだのでしょうか?
関係者によると、スキャンダルにより活動を自粛していた間にモチベーションが下がってしまい、アイドルとして頑張っていく意欲がなくなってしまったようです。
元々恋愛体質の井口さんには、そばに頼れる男性がいない生活にも耐えられなかったのかもしれません。これからの活躍が期待されていた井口さんなだけに、卒業発表した時、涙を流すファンも多くいたのだとか。
卒業後は就職すると語っていた井口さんは、SNSマーケティングの企業に就職しOLとして働いていました。
自身のyoutubeで会社の先輩たちとゴルフに行った様子をUPし、「こんな美人ばかりが揃う職場が羨ましい」といったコメントが多く寄せられました。
OLとして新たな人生をスタートさせた井口さんでしたが、会社から営業職としての戦力外通告を受けたことをyoutubeで明かし話題になりました。
戦力外通告に至った原因は「取引先とのWEB会議で居眠り、ミーティングに二日酔いで参加」など他にも数多くの問題行動が見られ、今回の結果に至ったそうです。これにはさすがのファンも「それは仕方ない」「自業自得だ」といった井口さんの社会人として非常識な行動に対し、非難の声が相次ぎました。
「まお」「ばうちゃん」の愛称でファンに親しまれ、底抜けに明るい性格でグループ内のムードメーカーとして愛された井口さん。
そんな井口さんは、2022年1月に一般男性と結婚しました。
自身のインスタグラムで「お付き合いの期間は短くスピード結婚でして私自身が1番びっくりしています。お相手は一般男性の方で、私が困っている時に支えてくれるとても頼りになる方です」とファンに報告しました。
また、11月には第一子妊娠の報告がありましたよね。井口さんに似た元気で明るいお子さんが誕生するといいですね。(2022年12月24日に女の子を出産されました!おめでとうございます!)
井口さんは、自身のYouTubeやラジオ、イベント出演など現在も芸能活動をしています。
これからも元気で頑張る井口さんを見られるのを楽しみにしています。
続いてご紹介するのは、渡邉美穂さんです。
渡邉さんは、2017年に行われた「けやき坂46追加オーディション」に合格し2期生として加入しました。
当時、欅坂46のアンダーグループとして活動していたけやき坂46のオーディションでしたが、とても人気が高く応募総数は約15000人に対して合格者はたったの9人、倍率1667倍という狭き門を突破し見事アイドルデビューを果たしました。
2期生はポテンシャルの高いメンバーが多く、オーディションに参加したメンバーの中には、現在乃木坂46で活躍する賀喜遥香さんや櫻坂46の森田ひかるさんなどがいます。そのためファンから2期生は「奇跡の世代」と呼ばれています。
頭の回転が速く、トーク力のある渡邊さん。
先輩である1期生の齋藤京子さんからは「日向坂46にとっては欠かせないメンバー。美穂は日向坂46の象徴」と絶賛され、エースポジションを狙えるメンバーの1人として注目を集めていました。
しかし2022年4月、突如自身のブログで6月発売のシングル「僕なんか」の活動をもってグループを卒業する事を発表しファンを騒然とさせます。2期生としては初の卒業メンバーとなりました。
2022年6月に東京国際フォーラムで「渡邉美穂 卒業セレモニー」が行われ、7月3日に放送された「日向坂で会いましょう」で渡邊さんがMCオードリーの春日さんから卒業証書を受け取り最後の番組出演となりました。
そして7月31日のSHOWROOM配信をもって日向坂46としての活動を終えています。
オリコンのインタビューで卒業後の進路を聞かれると「これからもっと演技のお仕事を頑張りたい」と女優として活動していく意欲を語りました。
現在は、女優や脚本家が多く在籍するQueen-Bに所属しています。
アイドル時代からドラマや舞台に出演して女優業に興味を持ち始めた渡邉さん。
これからの活躍が楽しみですね。
最後にご紹介するのは、宮田愛萌さんです。
宮田さんは2017年8月に行われた「けやき坂46追加メンバーオーディション」に合格し2期生としてメンバー入りを果たしました。
2019年7月に発売された「ドレミソラシド」では、自身初となる2列目のポジションに選ばれ存在感を放ちました。
「まなもん」「もてぃ」の愛称でファンから親しまれている宮田さんはぶりっこキャラとしても有名ですよね。
日向坂46改名前の冠番組「ひらがな推し」で行われた「メンバーが選ぶぶりっ子ランキング」では2位に選ばれるほど。
特に「日向坂で会いましょう」で披露した「大人の色気ひとこと対決」では、破壊力抜群のセクシーさを見せてくれましたよね。
2期生の中では最年長で、同期からお姉さん的存在で頼られていた宮田さん。
ぶりっこキャラを確立し、グループ内での色を出し始めた矢先の2020年11月に体調不良で治療に専念するため活動休止を発表しました。
一時、急激に痩せた姿を見てファンから心配する声が多く聞かれました。
4か月後の、2021年3月に行われた「春の大ユニット祭り“おひさまベスト・プレイリスト2021”」で活動を再開させましたが、2022年9月に日向坂46を卒業しました。卒業を決めた大きな理由は「体調面」だったそうです。
自身のブログでは「アイドルというのは案外ハードなお仕事です。もしかしたらアスリートの方々並みに、体力を必要とする仕事かもしれません。私の体は少し前からついていけなくなり、これ以上メンバーのみんなに迷惑をかけたくないと思い、スタッフさんとお話して卒業を決めました」と綴っています。
常に笑顔でファンやみんなを勇気づける日向坂46のアイドル活動は、私たちが思っている以上にハードな仕事なのかもしれませんね。
宮田さんは日向坂在籍中の2021年3月に國學院大學文学部を卒業しており、司書の資格も取得し話題になりました。卒業後の目標は「図書館司書になってたくさんの人に本を紹介したり、出版社さんで本を作ったり売ったりしてみたい」と本に携わる仕事をしたいと語りました。
現在、何をされているかは明らかになっていませんが、夢である「本」に携わる仕事に就けるといいですよね。
いかがでしたか?
今回は、日向坂46の卒業メンバーの現在と卒業理由についてご紹介しました。
みなさん様々な理由でアイドルを卒業し、次の目標や夢に向かって新たな一歩を踏み出しています。
アイドル時代に学んだたくさんの事をこれからの人生で活かして頑張っていってほしいですね。