ホームレスや服役者も!意外な経歴を持つ韓国芸能人7選

サムネ 韓流

今でこそドラマや映画で目覚ましい活躍をしている芸能人も、皆が順調な出世街道を歩んできたわけではありません。中には、デビュー前の意外な経歴を持つ人も少なくありません。

そこで今回は、ちょっと変わった経歴を持つ韓国芸能人を7人選んでご紹介します。

ホームレスや服役者も!意外な経歴を持つ韓国芸能人7選

チソン 

チソン1

最初にご紹介するのは、数々のドラマをヒットに導いた立役者で、「演技の神」と呼ばれる人気俳優のチソンさんです。
1977年2月27日 ソウル特別市生まれの48歳(2025年現在)。

チソン2

1999年にドラマ「カイスト」でデビューすると、2001年には「華麗なる時代」で主役に大抜擢。
また2003年「オールイン 運命の愛」に主演イ・ビョンホンさんの親友役で出演し、広く名前が知られるようになりました。

チソン3

除隊後の復帰作となった、2007年のドラマ「ニューハート」がヒット作となり、2015年には、七重人格を演じたドラマ「キルミーヒールミー」で圧倒的な演技を披露し、MBC演技大賞を受賞。
更に2017年の「被告人」でもSBS演技大賞を受賞しました。

チソン4

そんなチソンさんは、実はホームレス経験者という、誰もが驚く経歴の持ち主です。
高校生の時に俳優を志すようになりましたが、当初は父の反対を押し切る形でソウルに上京。
約3ヶ月間、駅や公園で寝泊まりし、テレビ局に忍び込んで、撮影の見学や、台本を読む日々が続いたそうです。

そんな情熱で、デビュー作「カイスト」の制作陣へ自ら直談判をして、見事に役を勝ち取ったことから彼の俳優人生は始まりました。

ホ・ソンテ    

ホ・ソンテ1

続いてご紹介するのは、大手企業での営業経験を持つ異色の俳優ホソンテさんです。
1977年10月20日 釜山広域市生まれの48歳(2025年現在)。

2011年のオーディション番組に参加すると、2012年のイ・ビョンホンさん主演の映画「王になった男」で俳優デビュー。
以降60本余りの短編映画に端役で出演し、経験を積みます。

ホ・ソンテ1

そして2016年に出演した映画「密偵」で、主演のソン・ガンホさんに殴られる演技により人々の注目を浴び、「名脇役」と呼ばれるまでになりました。
また最近では、ドラマ「イカゲーム」で、体重を20kg増量してチャンドクス役を演じ、大きな人気を博しました。

ホ・ソンテ3

そんなホソンテさんは、大手企業LG電子の海外営業部門に勤務していた経歴の持ち主です。
釜山大学を卒業すると、LG電子に入社し、ロシアや東欧でテレビの営業を担当。
当時の流暢なロシア語をSNSで披露したりしています。

しかし営業は適性に合わず病気になり、これまた大手の「大宇造船海洋」に転職。
しかし企画課長昇進直前に、俳優の夢を追って退社。
そしてオーディションに専念するため、仕事を諦め家まで売るという覚悟で臨んだそうです。

チャン・ドンユン

チャン・ドンユン1

三番目にご紹介するのは、コンビニ強盗を捕まえたことがきっかけで芸能界入りしたイケメン俳優のチャン・ドンユンさんです。
1992年7月12日 テグ市生まれの33歳(2025年現在)。

チャン・ドンユン2

2016年のドラマ「ゲーム会社の女性職員ら」でデビューすると、同年、宮部みゆきの作品「ソロモンの偽証」を原作とした韓国版ドラマの主演を飾り、注目を浴びました。

チャン・ドンユン3

そして、2019年に主演を務めたロマンス時代劇「ノクドゥ伝」では、女装姿が美しすぎると話題になり一躍大ブレイクします。

チャン・ドンユン4

そんなチャン・ドンユンさんは、2015年、漢陽大学在学中にコンビニ強盗を捕まえます。
そして検挙に貢献したことから警察表彰を受け、「コンビニ強盗を捕まえた勇敢な大学生」としてニュースに出演。それがネット上で話題となり、所属事務所からスカウトを受けて、俳優デビューを果たしたという逸話の持ち主です。

ユン・ヒョンミン

ユン・ヒョンミン1

四番目にご紹介するのは、元プロ野球選手という肩書きを持つ、体育会系俳優のユン・ヒョンミンさんです。
1985年4月15日 ソウル特別市生まれの40歳(2025年現在)。

ユン・ヒョンミン2

2010年に、ミュージカル「あなたの初恋探します」でデビュー。
まろやかなビジュアルで演じる淡泊なキャラクターで、多くの女性たちの心をつかみ、「ロマンスコメディの職人」と言われました。

ユン・ヒョンミン3

その後、2014年「恋愛の発見」、2015年「いとしのクム・サウォル」、2019年「ケリョン仙女伝」などのテレビドラマをはじめ、2023年の映画「家門の栄光」まで、多様な作品に出演しています。

ユン・ヒョンミン4

そんなユン・ヒョンミンさんは、プロ野球選手の経歴があります。
全国高校野球大会で大活躍し、ドラフト三位で、2005年ファンファイーグルスに入団。
俊足と強肩の外野手として期待されましたが、プロの道は険しく、1年で移籍。

しかしそこでもスランプに苦しみます。
その時見たミュージカルに心を奪われ、俳優の道へ進むべく、2008年に現役引退を決断しました。
辛かった過去から一発逆転し、現在は俳優としての道を突き進んでいます。

チン・ギジュ

チン・ギジュ1

五番目にご紹介するのは、社会人やスーパーモデル選抜大会での入賞経験がある女優チン・ギジュさんです。
1989年1月26日  ソウル特別市生まれの36歳(2025年現在)。

チン・ギジュ2

2014年にスーパーモデル選抜大会で、オリビア・ローレン賞を受賞し芸能界入りすると、2015年には、チェ・ジウさん主演のドラマ「2度目の二十歳」の大学生役で俳優デビューします。

チン・ギジュ3

27歳で女優デビューという遅咲きながら数々のヒット作に出演し、人気女優として注目を集めていきます。
まず、2018年の「ここに来て抱きしめて」で、ドラマ初主演すると、2018年の「リトル・フォレスト」で、春史大賞映画祭の女性新人賞を獲得。

チン・ギジュ4

更に、2020年「人生最高の贈り物」で、KBS演技大賞の女性優秀演技賞とベストカップル賞を受賞しました。

チン・ギジュ5

そんなチン・ギジュさんは、大学でコンピュータ工学を学び、優秀な成績でサムスンのIT部門に入社します。
しかし、三年間勤務するも、記者になる夢を諦めきれず退職し、インターンとして放送局で働きました。

しかし激務に追われ「やりたいのはこれではない」と、俳優を目指して3ケ月で退職。
その後スーパーモデル選抜大会での入賞を経て、芸能界入りすることになります。

ウヒョン

ウヒョン1

六番目にご紹介するのは、デビューから100作以上の作品に出演する、韓ドラに欠かせないベテラン俳優のウヒョンさんです。
1964年 5月24日 光州広域市生まれの61歳(2025年現在)。

ウヒョン2

2003年、39歳にして映画「大韓民国憲法第1条」でデビューします。
そして2007年の「太王四神記」では、玄武の神器を守る飴商人を、2011年「根の深い木」では武術の師、また2020年「スウィートホーム」では、暴力を振るうDV夫を演じ、個性的な顔立ちで強烈な印象を与えています。

ウヒョン3

そんなウヒョンさんは、学生運動時代に服役した経歴があります。
牧師を目指して延世大学神学科に進学し、アンネサンさんと出会い親友になります。
そして共に民主化運動の激動の時代を生き抜き、2回の投獄を経験しました。

ウヒョン4

抗議集会で先頭に立つ彼の写真が、米国紙の一面を飾ったこともあります。
当時の彼のあだ名は「恐怖の小さい唐辛子」でしたが、小さな体に収まりきらないパワーは今も健在です。

アンネサン

アンネサン1

最後にご紹介するのは、名助演俳優として、必ず名前が挙がる俳優アンネサンさんです。
1964年7月24日 大邱広域市生まれの61歳(2025年現在)。

1994年の短編映画「白色人-WHITE MAN-」で演技活動を開始すると、1997年の長編映画「悪い映画」で俳優デビューします。
その後も数多くのヒット映画や、有名ドラマに多数出演しながら、2011年には「鞭」で映画初主演も果たしました。

アンネサン2

特に時代劇では、2010年の「トキメキ 成均館スキャンダル」や、2012年の「太陽を抱く月」に、2014年の「イニョプの道」など多くの作品に出演しており、いずれも朝鮮王朝時代の王など重要な役を演じているのが目を引きます。

アンネサン3

そんなアンネサンさんは、学生運動時代に、爆破テロ未遂で服役した過去を持ちます。
貧しかった子供時代に教会から支援を受けたことがきっかけで、牧師を目指して延世大学神学科に進学しましたが、当時は軍が独裁体制を敷き、言論の自由が封じられ、民主化運動が活発だった時代でした。

学生運動に参加した彼は爆破テロを決行。
幸い爆弾は不発で、自首した彼は8ヶ月間服役することになりました。
後に過去の過ちを認め反省していると何度も発言しており、奇跡的な偶然の上に、今の俳優人生があります。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

特に、ウヒョンさんとアンネサンさんが同じ大学の親友で、共に学生運動に傾注し、投獄経験があるという共通性にはビックリですね。
しかも今では、二人とも一流のバイプレーヤーです。

こんな知識も頭に入れながら、俳優の演技を見るのも面白いですね。

 

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