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一体なぜ?芸能界を引退するも復帰した韓国女優

芸能界では、人気絶頂にあったのに突然、表舞台から姿を消すケースがよくあります。

しかしその後の展開はいろいろで、完全に去り「伝説」となっている例、引退後に別の世界で新たなキャリアを築いた例、そして「待望の復帰」を成し遂げた例などです。

今回は第三のケース、すなわち韓国芸能界において、一度芸能界を引退した後に、復帰した韓国女優三名についてご紹介します。

ユン・ジョンヒ

最初にご紹介するのは、ミス・コリア出身で、「家門の栄光」など、数多くの作品に出演している女優、ユン・ジョンヒさんです。
1980年12月21日  京畿道安養市生まれの45歳(2025年現在)。

2000年、二十歳の時にミス・コリア京畿で、三位に入賞したことをきっかけに芸能界入りをします。
しかし、5年間無名時代が続き、また所属事務所の社長から暴言を吐かれるなど、精神的にダメージを受けたユン・ジョンヒさんは、事務所を移籍しましたが、高額の違約金を払うなど、かなり苦労をしています。

その後、2005年の「神様、お願い」でヒロインに抜擢され、トラブルメーカーの継母と暮らす薄幸ながらも気丈なメイクアップアーティストを演じブレイク。
ドラマ自体も好評で何度か延長をするなど大ヒットとなり、ユン・ジョンヒさんは、SBS演技大賞でニュースター賞を受賞しました。

また2007年に「幸せな女」でヒロインを演じ、その後は、2008年「ブラッディ・ミッション」で映画にも進出し、同年の「家門の栄光」では、心が優しいダナ役を好演、SBS演技大賞でプロデューサー賞を受賞しています。

ドラマ終了後には、かねてからの夢だった日本留学を実現し、2ヵ月程日本に滞在した後、米国にも留学をしました。そして、2014年の「約束のない恋」のドラマ出演を最後とし、6歳年上の一般男性と交際8か月で結婚式をあげ、話題を集めました。

その後、2017年には第1子、2019年には第2子を出産したといわれましたが、全ての私生活を秘密にし、普通の主婦として生きていくために、芸能界を引退したのではないかと言われておりました。

ところが2021年、彼女の所属事務所は、「ユン・ジョンヒは、『今、別れの途中です』に出演する」と明かし、7年ぶりのテレビドラマ復帰を明らかにしました。
そして演技力はもちろん、視聴率と話題性にも優れていた、ユン・ジョンヒさんの活躍に期待が注がれることとなりました。

また彼女はこの復帰に関して、「演技をやめようと思ったことはない。いつかまた自分の仕事をしたいと思っていた。子供たちを育てるのも大切だが、自分には個人の人生と妻、母親としての役割のバランスをとることが重要だ」と語っています。

ホ・イジェ

続いてご紹介するのは、「韓国映画界最高の新人女優」と称されたシンデレラガール、ホ・イジェさんです。
1987年2月19日  ソウル特別市生まれの38歳(2025年現在)。

2006年公開の映画「ひまわり」で注目され、純粋な演技とキム・テヒさんに似た美貌で話題を集めました。
その後、2007年のドラマ「宮S」や、2008年「シングルパパは熱愛中」に加え、2010年の映画「空を歩く少年」、「19」、2009年「ガールフレンズ」などに出演しています。

2007年には、新人女優賞を受賞するなど「韓国映画界の期待の新星」と呼ばれるようになりましたが、2011年にいわゆる「できちゃった婚」で芸能界から遠ざかり、残念がる声が多くあったそうです。

お相手は、7歳年上の実業家、イ・スンウさんで、結婚当初は財閥2世という噂が出ましたが、実際は普通の家庭で育ち、プロからダンスを教わり、ダンスクラブを設立し活動をしていたようです。

ホ・イジェさんは、夫のイ・スンウさんからのプロポーズに対して、「今、この人と一緒にならないと一生後悔する」と決心して結婚をしたといいます。
また、引退理由は他にもあるようで、自身のYouTubeチャンネルで、過去に経験した共演俳優からの嫌がらせに言及しています。

彼女は「勇気を出して、ある既婚者の俳優の話をするが、本当に悔しかった。結婚して裕福に暮らしているというその俳優が、私を引退に追い込んだ決定的なきっかけだった」と暴露したのです。

しかし、子育てと専業主婦の生活を過ごしていくうちに、女優業を中途半端な形で離れてしまった事への未練が強くなってきます。
そして、2015年に「性格の不一致」で離婚をし、子供の親権は夫が持つことで離婚合意に至りました。

離婚をした2015年には、映画「宇宙のクリスマス」で女優復帰を果たし、その後に出演をした2016年のドラマ「あなたは贈り物」が好評となり、見事に女優として返り咲きました。

コ・ヒョンジョン

最後にご紹介するのは、ミス・コリア出身女優で、全盛期に引退するも10年後にカムバックしたコ・ヒョンジョンさんです。
1971年3月2日 
全羅南道和順郡生まれの54歳(2025年現在)。

1989年に、ミス・コリアの第2位に入賞し、同年「全国は今」のニュースキャスターとしてテレビデビュー。
また1991年に「なつめの木に愛が実るよ」で、ドラマデビューも果たします。
その後も数々のドラマに出演しながら、1995年に韓国ドラマ史上第2位の視聴率を記録した「砂時計」に出演し、一躍スターダムにのし上がりました。

その直後に、新世界グループの財閥3世、チョン・ヨンジンさんと電撃結婚を発表して芸能界を一時引退します。後にコ・ヒョンジョンさんは、出演したトーク番組で当時を振り返り、「22歳から24歳まで、ドラマ「砂時計」の撮影をしていたが、恋愛もしていた。

しかし撮影の仕事が恋愛を邪魔しているように感じ、この仕事を辞めて結婚しようと本気で思っていた」と語っています。

そして、1998年に息子を、2000年に娘を出産し、二度と芸能界にもどってくることはないと思われましたが、2003年に、性格や価値観の不一致を理由に離婚し、芸能界復帰を表明します。

その後2005年には、「春の日」に、34歳でありながら20代前半の役で出演し、完全に芸能界復帰を果たしました。

また2006年には、「浜辺の女」でスクリーンデビューを果たし、2009年に放送されたドラマ「善徳女王」では、主人公のライバルであるミシル役を演じたことから、日本でもその名がよく知られるようになりました。

復帰当時、彼女は「女優として評価されないまま引退したので、はたして復帰できるのかと心配だった。でも、他に私に出来ることがないので、やれることはすべてやった。『砂時計』のキム・ジョンハク監督にも直接謝罪しに行った」と明かしています。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

冒頭で述べましたように、女優が人気絶頂期に突如、表舞台から姿を消すパターンとして、一つには強い意志のもと、「引退宣言」をして完璧に姿を消す、日本でいうと山口百恵さんや安室奈美恵さんのようなタイプがありますね。
これは一つの「美学」を貫くようで格好いいものです。

一方、難病に見舞われたり、交通事故や薬物問題を起こして、本人の志に反して芸能界から去っていった女優もいて、引退を希望していたわけではないため、残念でなりません。

今回ご紹介した三人は、それらとは違うパターンで、結婚を契機に、一時は芸能界を引退するも、結局女優業に未練があり、ファンの待望論にもうまく乗って復活するという、志を貫いた幸せなパターンといえるのではないでしょうか。今後の彼女らの活躍も楽しみですね。

 

 

 

あなたのドラちゃん

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